大摩邇(おおまに)

日常の気になる内容を転載させていただきます。 ひふみ、よいむなや、こともちろらね、しきる、ゆゐつわぬ、そをたはくめか、うおえ、にさりへて、のますあせゑほれけ。一二三祝詞(ひふみのりと) カタカムナウタヒ 第5首 ヒフミヨイ マワリテメクル ムナヤコト アウノスヘシレ カタチサキ 第6首 ソラニモロケセ ユエヌオヲ ハエツヰネホン カタカムナ (3回) 第7首 マカタマノ アマノミナカヌシ タカミムスヒ カムミムスヒ ミスマルノタマ (3回)

マスコミに載らない海外記事

ウクライナ - ロシアを傷つけるのは、ウクライナにとって苦痛を意味する

マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-b91037.html
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2024年4月11日
Moon of Alabama

 ウクライナは製油所を攻撃してロシアに損害を与えようとしている。しかし、この攻撃はロシアに望ましい効果をもたらせなかった。しかし、ロシアの反撃は、ウクライナに対するエネルギー遮断攻撃という形で、ウクライナを深刻な危険にさらしている。

 今日も、ロシア連邦はウクライナの電力破壊を継続した(機械翻訳)。

 4月11日夜のロシアの大規模なミサイル攻撃の結果、キーウ地方のトリピリャ火力発電所は完全に破壊された。
...
 ウクラインカ市にあるトリピリア火力発電所は1973年に操業開始し、キーウ地域で最も強力な発電所になった。キーウ、チェルカッスイ、ジトームィル地域への最大の電力供給者でもあった。

 2022年3月22日にハリコフ地域のズミエフスカヤ火力発電所が完全に破壊され、2022年7月25日にロシア軍がドネツク地域のウグレゴルスク火力発電所を占領して以来、セントレネルゴは現在発電の100%を失っている。

 トリピリヤ火力発電所の完全破壊後、ネットワークは、施設には「100%」の物理的保護が装備されているという2023年8月のセントレネルゴ声明を思い出した。

 同時に、ズミエフスカヤ火力発電所の作業の70%が完了したと報告された。この施設も今年3月に砲撃で破壊された。

 ウクライナの別の電力供給会社DTEKも重大な損失を報告した

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岐路に立つトルコ:エルドアン時代は終わったのか?

マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-56b2fb.html
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2024年4月9日
RT

 最近の選挙で、与党は大きな挫折を経験した。トルコ政府の国内政策と世界的な役割は重要な岐路にある

ムラド・サディグザデ

 ムラド・サディグザデは中東研究センター所長、高等経済大学院(モスクワ)客員講師。

 3月31日の地方選挙を受けて、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領は重要な発表を行い、現行法の範囲内で最後の選挙だと宣言した。彼はこう述べた。「私にとって、これは最終的なものだ。これら選挙は、法律によって与えられた権限の範囲内での私にとって最後の選挙だ。今後、私の後に続く兄弟たちへの移行が行われるだろう。」

 これは彼の経歴だけでなく、トルコの社会政治状況の可能性にとっても極めて重要な瞬間となった。

 2003年に始まった、首相、その後大統領としてのエルドアン在任期間は、トルコ国内外の立場に大きな影響を与えた一連の変革政策が特徴だった。しかし、トルコの法律が定めた制限は、エルドアン大統領の退任を要求しており、より広範な変化が進行中であることを示唆しており、おそらくエルドアン時代の終わりを示唆している。

 2023年の大統領選挙はこの雰囲気を強調した。接戦の決選投票でケマル・クルチダロールの47.82%に対して、エルドアンは52.18%の票を獲得して勝利を確実にした。この僅差はエルドアン大統領在任中、未曾有のもので、政治潮流の変化を示唆しており、最近の地方選挙の結果により更に裏付けられた。

 3月31日の市議会選挙は、トルコ内部の社会政治力学における大きな変化を明らかにした。野党人民共和党(CHP)は81自治体中、36自治体で勝利したが、これは前年より大幅な躍進で、変化の潮流が高まっていることを示している。投票率77.3%で、与党の35.4%に対して全国得票率37.7%を記録したこれら選挙は、エルドアン政権発足以来、最も実質的な野党の勝利となった。

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ウクライナ - フェイク・ニュースは勝利の助けにならない

マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-ba32e4.html
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2024年4月6日
Moon of Alabama

 ウクライナでの戦争に関する自国報道から欧米メディアが、ほとんど学んでいないのは面白いと私は思う。

 二年来、神秘的な「キーウの幽霊」が片っ端からロシア軍機を撃墜したとされている。幽霊は偽物と判明した。ウクライナ空軍は、これほど成功を収めたことはなかった。

 二年経った今も同じだ。ウクライナ政府が何かを主張すると、欧米メディアは、あたかもそれが実際に起きたかのごとく報道する。

 そういう主張が暴かれると、遅かれ早かれ、主張は見出しから消えることが多い。

 昨日、こんなメディア報道の波があった。

 ロシアは攻撃を認めたが、重大な被害は否定した。

Rybar Force @rybar_force - 2024年4月5日 9:58 UTC

 夜、ウクライナ軍はロシア領内に無人機を発射した。

🔻主な標的はロストフ州のモロゾフスク飛行場で、そこにウクライナ軍はドローンを44機送った。正確な種類は不明で、残骸を分析した上で決定される。しかし、これらは敵がここ数週間利用しているのと同じ無人機の可能性が高い。

 このうち、26機はパーンツィリ-S1防空ミサイルシステムに、18機はライフル分隊に迎撃された。ネット上に出回っている動画を見ると、ドローンが極端に低い高度で飛行し、ステルス性を高めていたことが明らかになった。

 インフラに大きな被害はなかった。破片は数棟の建物を直撃した。更に、変電所も被害を受け、一時停電が発生した。
...
❗️防空班の迅速な対応のおかげで、攻撃による深刻な影響は回避された。航空機6機が破壊されたとされるウクライナ情報源の主張は的プロパガンダによる偽物だ。

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NATO諸国の傭兵、ベルゴロドを攻撃

マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-dd7264.html
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ルーカス・レイロス
2024年4月8日
Strategic Culture Foundation

 最近ベルゴロド戦線を訪れた際、BRICSジャーナリスト協会はウクライナ攻撃に関する現地情報を収集し、国境でロシア民間人を殺害するためキーウが欧米傭兵を利用していることを発見した。

❗️Telegram Twitter , と VK でご参加願いたい。

お問い合わせ:info@strategic-culture.su

X (旧Twitter)Telegramでルーカスをフォローできる。

 ウクライナ紛争に対するNATO直接介入の可能性に関するニュースや分析を世界中の新聞が掲載している。フランス大統領エマニュエル・マクロンによる最近の脅迫により、ロシア連邦と欧米諸国間の戦争の可能性への懸念が高まり、現在世界的緊張が更に高まっている。しかし実際既にロシアと戦っている欧米軍については、ほとんど語られていない。

 ウクライナにおける外国人傭兵の存在は新しいことではない。特別軍事作戦の最初の数カ月以来、欧米傭兵がウクライナに深く関与していると従軍記者らは報告している。欧米メディアは明らかにこれら事実を無視しており、ロシア報道機関に対する検閲と強制措置を通じて、世論がこれら事実を知るのを阻止している。しかし現在では平和なロシアの都市を攻撃するためにキーウにより傭兵が利用されている明らかな兆候が見られるため、ウクライナにおけるそのような外国人の存在は更に深刻な兆候があるようだ。

 ここ数カ月、ロシアの都市ベルゴロドやクルスクがウクライナによる大規模侵攻の標的となっている。ミサイルやドローンによる攻撃や地上侵攻失敗が頻繁に発生し、地元住民に恐怖をもたらしている。これらの都市にはロシア軍が駐留していないため、紛争に戦略的意味はない。攻撃はショッピングセンターや集合住宅、教会、学校など民間施設のみを標的としている。ウクライナの目的は明らかに民間人殺害で、同時に政権が依然ロシア奥深くの目標を攻撃する能力があることを世界に示そうとして人目をひくPR活動だ。

 実際、ベルゴロド住民によると、こうした作戦には外国人傭兵が頻繁に参加しているという。最近、ベルゴロドにおけるロシア国防軍と侵略者との戦闘を映した映像がインターネットで出回り始めた。侵略を試みる中、ロシア人によってアメリカ国民が殺害されたのが、このメディアでは見られる。それ以上に、アメリカ人傭兵が侵入集団を率いていたと考えられている。多くの欧米読者にとってこれは驚きだが、欧米傭兵がロシア都市に入ったのはこれが初めてではない。

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カート・キャンベルの日本・モンゴル訪問:アメリカ外交政策にとって何を意味するのか

マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-22707c.html
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2024年4月4日
ウラジミール・テレホフ
New Eastern Outlook

 辞任したビクトリア・ヌーランドの後任として今年2月に就任したばかりのカート・キャンベル米国務副長官が3月19日から23日まで日本とモンゴルを訪問した。これに関し、予備的ながら、いくつか基本的観察をしてみよう。

 第一に、キャンベル本来の専門(これまでの外交活動と研究機関での両方)を考慮すると、この非常に重要な職位に彼が任命された事実そのものが、ワシントン外交政策の根本的転換傾向の体系的現れだと自信を持って言える。外交政策におけるインド太平洋地域の優先だ。これは所属政党に関係なく、次期アメリカ政権も踏襲する傾向だ。

 第二に、この傾向は不可逆的になりつつある。最初の兆候は、既に1990年代に見られ、リチャード・アーミテージやロバート・ゼーリックなどの象徴的人物も同じ立場にあった。しかし新興世界大国の中国に対する政策に関し、二人の意見は反対だった。後者がこの立場で登場する事実は、1990年代後半、American Political Scienceによって既に予想されていた。

 R・ゼーリックは中国政府と建設的関係を築く見通しは可能と信じており、明らかに彼の見解は(G.キッシンジャーとZ.ブレジンスキーが主張した)G2構想の基礎となったようで、すぐにG2構想が登場し、「アメリカ・中華人民共和国」連携の枠組みの中で支配層が世界支配活動をすると想定されていた。しかし、この概念の実現に失敗し、その後の政治的混乱(アフガニスタンや中東全般や、ヨーロッパやウクライナの混乱)により、前述の傾向を組織する過程は10年遅れた。

 第三に(そして上記の結果として)、ヨーロッパ情勢全般、特にウクライナ紛争がアメリカ外交政策の優先事項上、二の次になっている。これに関連して、ヌーランドを国務副長官の職から解任したことには、明らかにいくつか「個人的」動機があったが、それらが二次的役割を果たしたことに注意する必要がある。繰り返しになるが、重要なのは、この職務に、今やインド太平洋地域問題専門家が就くべきことだ。

 第四に、彼が(任命後)初外遊で、あらゆる点で全く異なるアジアの二国を訪問した事実自体、アメリカ外交政策の優先順位の根本的変化という過程に完全に合致している。繰り返すが、動機は、ほぼ完全に「中国要因」だ。

 第五に、この「要素」は、必ずしも妥協のない敵対的立場からのみ評価されるわけではない。「管理された競争」の概念、つまり、R. アーミテージとR. ゼーリックの手法の一種の共生は今日も使われている。この概念は、様々な種類やレベル(最高レベルを含む)の米中接触の維持を前提としている。

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「アメリカ空母」としてのイスラエルを巡る議論

マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-571b2f.html
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Diana Johnstone
2024年3月6日
Consortium News

 たとえイスラエルのアパルトヘイトが終わっても、石油と貿易は依然中東から欧米へと流れるとジーン・ブリクモントとダイアナ・ジョンストンは書いている。

 ジャン・ブリクモン & ダイアナ・ジョンストン コンソーシアム・ニュース特別記事

 なぜアメリカはイスラエルを全面的に支援するのか?

 その答えは、一掃されるべきシオニスト国家の擁護者と、イスラエルに対する過激な批判者双方が共有する通説だ。

 通説では、イスラエルはアメリカの主要戦略資産で、中東におけるアメリカの権益にとって極めて重要な、アメリカ不沈空母のようなものだと言われている。

 この通説を共有する人々の主張は、石油の豊富な中東にアメリカが経済的、戦略的権益を持っていることを示し(これは誰も否定しない)、アメリカ(そしてもちろんイスラエル)政治家連中の主張を引用することだ。イスラエルは唯一ではないにせよ、この地域最良のアメリカ同盟国だというものだ。

 例えば、アメリカのジョー・バイデン大統領は、イスラエルが存在しなかったら、アメリカはイスラエルを発明すべきだとまで言った。

 しかし、彼らの分析で全く欠如している重要な証拠は、イスラエルが実際この地域でアメリカの利益に貢献しているということの、ごくわずかな例だ。

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トルコ地方選挙、空爆:トルコや地域や、より広汎な世界への影響?

マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-d7b144.html
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2024年4月5日
Seth Ferris
New Eastern Outlook

 最近のトルコ地方選挙後、パラダイムシフト状態のトルコについて、それが何を意味するのか、もし何かあるとすれば、それに関する新鮮な思考を私は必要としていた。トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアンが選挙での敗北以上の、いわゆる「進歩的」欧米の勝利を意味する未曾有の敗北を喫したのは今や明らかだ。このニュースはトルコの国内政治と外交政策両方に大変革をもたらすものになるかもしれない。

 これは本当の声明だろうか、イエスなのかノーなのか、もしイエスならどの程度か?

 この出来事は、NATOや欧米にとって良いことなのか、悪いことなのか、多くの人が疑問に思っているだろう。この地域で起きていることで全てを予測するのは時期尚早だ。

 さて、今回の地方選挙での主要野党は与党政権が対抗すべき勢力だ。イスタンブール市長のエクレム・イマモグルは、同国最大の都市に対する支配を拡大し、大統領の最大の対抗馬としての地位を確保した。

 これは確実に多くの側面がある話だ、それは国内政治と関係がある。

 エクレム・イマモグルはこう述べた。「我々には長い道のりがあり、我々はわくわくしている。我々は若い。我々は正義に飢え、民主主義に全幅の信頼を寄せるトルコの若者だ。そして、我々は決してあきらめない!」

 新たに再選されたイスタンブール市長エクレム・イマモグルがトルコ大統領タイイップ・エルドアン統治に対する主要挑戦者として浮上したのは氷山の一角に過ぎない。

 イマモグルは若く、野心家で、53歳で、既にエルドアンのAK党と論戦を交わしていると説明されている。彼は市長選挙で勝利しただけでなく、彼の支持者や他野党が少なくとも6つのトルコの主要都市と首都アンカラを制した。だから、この勝利、いやエルドアンのAK党敗北は、国家レベルでの、ほとんど変革を委任するレベルの世論の大変化だ。

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もはや機甲化と言えないウクライナ軍

マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-cb6ff0.html
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2024年4月4日
Moon of Alabama

 これはかなり悲しい話だ。

 ロシア連邦大統領演説- Kremlin.ru、2022年2月24日

 この作戦の目的は、8年間にわたりキーウ政権による屈辱と大量虐殺にさらされてきた人々を保護することだ。この目的を達成するため、我々はウクライナの非武装化と非ナチス化を図るとともに、ロシア連邦国民に対するものを含む、民間人に対する数多くの血なまぐさい犯罪を行った者たちを裁判にかけることを目指す。

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 第153機甲化旅団の公式導入-Military Land、2023年12月27日

 第150部隊からの別の旅団が正式に登場する。

 2023年10月17日、我々は2024年の反攻に備えて新たに5つのウクライナ機甲化旅団の創設につい手我々は報じた。第151機甲化旅団は10月30日に正式に発表され、第154機甲化旅団は11月1日に正式に発表された。

 本日、第153機甲化旅団が公布された。この部隊は「征服されざる力」記章と紋章を受け取った。

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 ロシア国防大臣セルゲイ・ショイグ陸軍大将が軍指導部と電話会議を開催(機械翻訳) - 国防省、2024年4月2日

 1月以来、8万人以上の軍人、1,200台以上の戦車やその他の装甲戦闘車両を含む様々な兵器1万4,000台をウクライナ軍は失った

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ウクライナにおけるアメリカ兵器の運命は、この先考えている中国との戦争に一時停止をもたらすだろうか?

マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-b218f7.html
<転載開始>

2024年3月12日
Brian Berletic
New Eastern Outlook

 ここ数カ月、ウクライナ軍に供与されたアメリカの先進兵器システムは、戦場でロシア軍に追い詰められ、破壊されている。米軍のM142高機動ロケット砲システム(HIMARS)被弾映像が初めて確認されたこと、M1エイブラムス主力戦車数両が破壊されたこと、更にブラッドレー歩兵戦闘車数両が失われたことなどをニューズウィーク誌が報じた

 CNNによると、昨年、ロシア軍のミサイル攻撃でアメリカ製パトリオット防空砲台が損傷したことをアメリカ国防総省は認めた。今年、フォーブス記事で、ロシアの短距離イスカンデル弾道ミサイルが、少なくとも二基のパトリオット・ミサイル発射装置を破壊したことが認められている。

 これらの進展は、M1エイブラムスがウクライナに送られたことに関してビジネス・インサイダーが主張した通り、ロシアのソビエト時代の装備はアメリカ兵器に「かなわない」という自慢を含め、兵器システムの優位性に関する数十年にわたるアメリカの主張を終わらせるものだ。

 アメリカの軍事覇権神話を打ち破る

 1991年の湾岸戦争と、2003年のアメリカ主導のイラク侵略におけるアメリカ軍事技術の性能の不完全な分析に基づいて、アメリカ軍事技術は優れているという神話を、欧米マスコミの他の多くの記事と同様、ビジネス・インサイダー記事は繰り返した。どちらの場合も、当時既に時代遅れになっていたソ連時代の装備を使う、訓練不足のイラク軍に対し、アメリカは、最高の軍隊と装備で戦ったのだ。

 両紛争での戦闘の一方的な結果は、ソ連とロシア連邦の軍事技術に対する、アメリカの優位性の証拠として引用された。それはまた、中国の軍事力に対する軍事的優位の前提としても機能している。このような一方的な戦闘は、ウクライナの戦場にアメリカ兵器が到着する前に、欧米専門家が想像したもので、ウクライナにおける、これらシステムの性能の低さにもかかわらず、アメリカと中国間であり得る紛争でも、そのような一方的な戦闘が依然想定されている。

 しかし、1991年から現在までの近代戦の進化を注意深く研究している専門家にとって、欧米の軍事技術と非国家武装組織の軍事技術との格差は縮まりつつあった。2006年のイスラエルによるレバノン南部侵攻の際、ロシアの近代的対戦車兵器を使用して、ヒズボラはイスラエル軍に多大な損害を与えたとハアレツは報じた。ヒズボラの軍事力強化により、目標のリタニ川に到達するかなり前で、イスラエルのメルカバ主力戦車と支援部隊の進軍を阻止できた。

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サウジアラビアはイスラエルとの関係正常化に向かっているのか?

マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-1b276a.html
<転載開始>

2024年3月31日
Abbas Hashemite
New Eastern Outlook

 最近の声明で、サウジアラビア王国とイスラエルの国交正常化交渉で「良い進展」があったとアメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は述べた。この声明は、ブリンケン国務長官がカイロを訪問し、その後、サウジアラビアを訪問した際に発表された。更に「両国にとってだけでなく、地域全体にとっても歴史的機会となる合意に達せられると信じている」と述べた。時期は明らかにしなかったが、2024年のアメリカ大統領選挙前に大きな突破口が開かれると予想されている。

 イスラエルとサウジアラビアの関係正常化の噂は、アブラハム合意以来、広まっている。しかし世界中のイスラム教徒の強い圧力により、王国は性急な動きを控えていた。サウジアラビアは、イスラエルと秘密の関係にあると非難されることが多い。2017年、ワシントン近東政策研究所の湾岸・エネルギー政策プログラム責任者サイモン・ヘンダーソンは、両国の秘密関係を公然の秘密と呼んだ。

 アメリカが支援する交渉は、サウジアラビア政府とイスラエルの間で既に始まっていたが、ガザでのイスラエル大量虐殺は、この過程を妨害した。中東地域におけるイランの急激な影響力は、イスラエルと湾岸諸国間協力の背後にある主要な推進力だ。双方ともイランを共通の敵とみなしている。イランが支援する代理人は、中東におけるイスラエルとサウジアラビアの利益を等しく侵害している。イランとサウジアラビアの権力闘争は、地域を破壊した。両陣営の対立は、リビアやイエメンやシリアやイラクに大混乱をもたらした。両陣営は、宗派間の断層を利用して、この地域で影響力を得ている。サウジアラビアは、イランが支援するイエメンのシーア派過激派組織フーシ派と長年戦ってきた。

 一方、イスラエルはイランを自国の主権に対する最大の地域的脅威とみなしている。イランはハマスとヒズボラの主要支援国だ。この二つの組織は、長年にわたりイスラエル軍と戦ってきた。イランの核開発は、イスラエルと湾岸諸国の利益を更に危険にさらしている。サウジアラビアは、アメリカによるサウジアラビアへの武器販売制限の緩和とともに、独自核開発への支援を含むアメリカとの防衛協定を模索している。現在のイスラエル・ハマス戦争におけるハマス支援により、地域およびイスラム世界におけるイランの影響力拡大は、王国にとっての脅威を増大させ、後者の行動から発せられる明白な切迫感を引き起こしている。イスラエル国防軍によるガザ地区の無辜の民間人虐殺に対するサウジアラビアの反対がなくなったことは、イスラエルと関係を確立するサウジアラビア当局の意欲と、独立したパレスチナ国家の樹立要求を放棄する用意があることを示している。

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