http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20090104
少し古い話題ですが
<転載開始>
http://wanwanlapper.seesaa.net/article/112102354.html
○他の人のせいにするのは止めましょう
何か大きな失敗が起きたときに、他の人のせいにするのが世の常です。しかし、それでは失敗の本質を見誤り、同じ失敗を未来永劫繰り返す事を保証するに過ぎません。
私は常々なるべく嘘を付かない様にしようと考えています。ブログの内容も「その時点」で「私としては」本当だろうと思うことを書くようにしています。そうすることに価値があると考えるからです。
果てさて、アメリカ経済の破綻は目に見えて明らかになり、アメリカ連邦政府の財政破産、ドル通貨価値の喪失すらもスケジューリングされている昨今です。一方、日本も日銀によるCP(上場企業の約束手形)の直接引き受けを開始するなどの金融緩和策を打ち出しています。広義の通貨流通量の増加は中期的には円価値の低減を招くことになります。しかも、2009年中にはドル建て資産の大幅減価及び実質的な凍結が行われ日本の金融セクターは大打撃を被るでしょう。
イスラエルのオルメルト政権はパレスチナ人自治区ガザへの軍事攻撃を行なっております。今回の戦争はアメリカのネオコン勢力の暴発とも言われています。シオニストを副大統領に据えたオバマ政権は当然の如く何ら発言もせず、自らが大統領に就任した折りには戦後処理そのものも放棄するかもしれません。
ただ、よく考えて欲しいのですが、アメリカにファイナンスしてきたのは日本とサウジアラビアであり、昨今では日本と中国です。中国は外交カードとして米国債売却をちらちかせますが、日本はただひたすらにアメリカの要求を受け入れるのみです。日本がアメリカを財政的に支えるからアメリカは既に弱体化していたイラクへの侵略戦争を行い、金融テクノロジーという詐欺行為で収奪を行なうことができました。財務省が為替介入権を使い外為特会で膨大なドル買いを行なったり、日銀が量的緩和政策を取った時期と小泉純一郎の在任期間がほぼ同一なのは偶然ではないでしょう。その小泉純一郎を選挙で選択したのは日本国民なのです。
「メディアは常に嘘を付く、大衆は圧倒的にバカである」とは長岡鉄男先生の至言ですが、今こそその言葉の重みを噛み締めるべきです。メディアは淘汰されて小泉竹中アメ帝政治の責任を取らされますので、是正の動きが見られますが、大衆のバカさ加減は治っていませんので、今後も悲劇は連綿と続くでしょう。幾つかの症例を挙げてみたいと思います。