大摩邇(おおまに)

日常の気になる内容を転載させていただきます。 ひふみ、よいむなや、こともちろらね、しきる、ゆゐつわぬ、そをたはくめか、うおえ、にさりへて、のますあせゑほれけ。一二三祝詞(ひふみのりと) カタカムナウタヒ 第5首 ヒフミヨイ マワリテメクル ムナヤコト アウノスヘシレ カタチサキ 第6首 ソラニモロケセ ユエヌオヲ ハエツヰネホン カタカムナ (3回) 第7首 マカタマノ アマノミナカヌシ タカミムスヒ カムミムスヒ ミスマルノタマ (3回)

場末P科病院の精神科医のblog

カンナビノイドの光と闇 その1

場末P科病院の精神科医のblogさんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/beziehungswahn/archives/26932722.html
<転載開始>
最近、場末であるはずの私が勤務する精神科病院に脱法ハーブの使用で急性精神病状態となり精神科救急を経由して入院した若い患者がいた。自己申告がなされたので、脱法ハーブによる精神症状だと分かったのだが、もし、自己申告もできない程の重度であったならば、おそらく統合失調症と診断されていたことだろう。主治医は救急当直をしていた若手のドクターが担当したのだが、抗精神病薬の1つくらいは投与したくなるような病状ではあったのだが、睡眠導入剤だけで離脱を完了させて短期間で退院していった。彼はさすがである。

しかし、今はこんな場末の病院にまで脱法ハーブの患者が入院してくる時代である。最近は警察官までもが脱法ハーブの使用で辞職している。危険な脱法ハーブが一般市民に広く蔓延してしまっているのではと懸念される。次は私が主治医を担当する番かもしれない。もっと勉強しておかねば(汗;)。

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カンナビノイドの光と闇 その2

場末P科病院の精神科医のblogさんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/beziehungswahn/archives/26935726.html
<転載開始>
(前回の続きである)

カンナビノイドの闇の部分

マリファナはかっては安全で身体依存の形成はなく、あるとしても軽度の精神依存だけであり、しかも有害な物質ではないと考えられてきた。そのため今でも多くの若者が大麻をレクレーションとして利用してもいいと考えている。アメリカのある調査では62%の若者がそのように回答した。そして、アメリカではハイスクールの約40%の生徒(12年生)がマリファナを試しているという調査結果もある。さらに、禁煙社会となり、タバコよりもマリファナの使用が一般的になっているようでもあり、それが若者での大麻の使用増加に結びついている。

今の半数以上の若者がマリファナに関しては安全だと思い試してみても良いと考えているのであった。 

しかし、その後の研究によって、マリファナには様々な有害事象があることが判明した。マリファナの使用者の全てがそうなる訳ではないが、マリファナには以下のような有害作用があることが判明している。

統合失調症を誘発(マリファナ使用者は統合失調症の発病率が高く、しかも発病年齢が早まる。特に思春期の使用は危険である)、
精神疾患を有する者が使用した後の精神疾患の悪化や再発(統合失調症では幻覚や妄想などの陽性症状が悪化する)、
知能の低下をきたす

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カンナビノイドの光と闇 その3

場末P科病院の精神科医のblogさんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/beziehungswahn/archives/26946284.html
<転載開始>
(前回の続きである)

恐怖の合成カンナビノイド

合成カンナビノイドはUNODC(United Nations Office on Drugs and Crime)によれば6種類に分類される。

(1)古典的カンナビノイドClassical cannabinoids 
THC、THCのアナログであるHU‐210, AM‐906, AM‐411,O‐1184など
(2)非古典的カンナビノイドNonclassical cannabinoids
cyclohexylphenolsや3‐arylcyclohexanols骨格を有するもの。CP‐47,497‐C8, CP‐55,940, CP‐55,244など
(3)ハイブリッドカンナビノイドHybrid cannabinoids
1と2が合体したようなもの。AM‐4030など
(4)アミノアルキルインドールAminoalkylindoles(AAIs)を有するもの
JWH‐018、JWH‐073、JWH‐398、JWH‐015,、JWH‐122、JWH‐210、JWH‐081、JWH‐200、WIN‐55,212など
フェニールアセチルインドールphenylacetylindoles骨格を有するもの
JWH‐250、JWH‐251など
ナフチルメチルインドールnaphthylmethylindolesやベンゾイルインドールbenzoylindoles骨格を有するもの
pravadoline、AM‐694、RSC‐4など.
(5)エイコサノイドEicosanoids
アナンダミドAEAから合成されたアナログ。methanandamideなど
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青少年への向精神薬の使用は慎重であらねばならない 青少年への向精神薬の処方の実態とその有害作用 その3 各論 抗うつ薬(SSRI)

場末P科病院の精神科医のblogさんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/beziehungswahn/archives/42745192.html
<転載開始>

child neurolepica-3-15

 (前回の続きである)
 
 児童への向精神薬の過剰処方に関しては、抗精神病薬やADHD薬だけが懸念されるのではない。抗うつ薬に関しても過剰処方されており、その抗うつ薬は青少年では危険なことが分かってきているのである。
 
 これは大人の臨床場面でよく遭遇するような問題でもあり、正しく認識しておく必要があろう。

 抗うつ薬の青少年への使用に関して最も注意しておかねばならないことは、躁転という問題である。青少年では、抗うつ薬によって大人の場合よりも躁転を誘発しやすいという報告がなされているのである。この躁転という問題は青少年では十分に注意しておかねばならない有害事象であろう。
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青少年への向精神薬の使用は慎重であらねばならない 青少年への向精神薬の処方の実態とその有害作用 その2 各論 抗精神病薬、メチルフェニデート

場末P科病院の精神科医のblogさんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/beziehungswahn/archives/42745176.html
<転載開始>

child neurolepica-2-5

(前回の続きである)

 前回のブログでは、青少年への向精神薬が安全性の保障がないにも係らず安易に過剰に処方されている実態と、それによる脳内の永続的な変化が生じることへの懸念について述べた。
 
 この永続的な変化は、へたをすると後戻りできないような変化となり、発病と同じような状態になってしまうのである。

 今回は、各論として、児童が向精神薬に曝露されることの有害事象の生物学的な変化を具体的に報告している論文を紹介したいと思う。
 
 まず、第一に懸念されるのが、ADHDやASD児童への抗精神病薬の使用である。この抗精神病薬は多動や攻撃性や衝動性などをターゲットとして処方されているのであろうが、長期投与をしていると、皮肉にも、逆の結果を招いてしまう恐れがあるので注意せねばならない。

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青少年への向精神薬の使用は慎重であらねばならない 青少年への向精神薬の処方の実態とその有害作用 その1 総論

場末P科病院の精神科医のblogさんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/beziehungswahn/archives/42745148.html
<転載開始>

child neurolepica-1-1

 近年、世界中の国々において、青少年(特に小学生、中学生といった若年層)への向精神薬の使用が急増しており、これでいいのだろうかと懸念する声が上がっている。私もそのうちの一人である。

 この青少年への向精神薬の過剰処方は医師の診断に基づく医療行為の結果なのだから、それでいいのだという意見もあろうが、精神疾患だと診断される数自体が児童で増えている訳であり、それは、過去と現在では有病率が変化している、すなわち、だんだんと精神疾患を有する児童が増加していることを意味する。
 
 しかし、精神疾患の有病率がそんなに急激に変化するのであろうか。もし、児童の人口が急激に増えれば、生育環境が追いつかずにそういった現象も起きなくはないだろうが、先進国で起きている現象なのである。児童の人口が増えているために起きている訳ではないのである。
 
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