http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-042e.html
ホームセンターに行くとラウンドアップは特等席に山積みされています。
<転載開始>
2011年6月25日 (土)
パーシー・シュマイザー対モンサント: 農民の権利と種子の未来を守るカナダ農民の戦いの物語
2010年9月17日
今週、ボンに、バイオテクノロジーの巨人、モンサント社と長年闘った、カナダ農民パーシー・シュマイザーを含む、約80人のライト・ライブリフッド賞受賞者が集まった。 モンサント社の種子が、シュマイザーの土地に吹き飛ばされると、モンサントは、彼らの作物を違法に栽培したかどで彼を非難し、訴訟を起こした。最終的に、彼の案件は、カナダ最高裁判所に持ち込まれた。農民の権利と種子の未来を守るために闘ったことで、1997年にライト・ライブリフッド賞を受けた。 [以下は、書き起こし]
注:デモクラシー・ナウ!での番組の時間、26分。これの書き起こしゆえ、大変な長さ。お時間のないかたは、日本語字幕つき放送をどうぞ。ただし、何度も申しあげるが、字幕では、スペースの関係で、情報のおそらく半分以上漏れてしまう。
以下は、お暇な方へのインチキ翻訳。きちんとした翻訳をご希望の方は、是非、デモクラシー・ナウ!にご寄付を。「良い情報がただで入手できる」世界、ありえない。デモクラシー・ナウには会員制度もある。先程、「読みづらい」という書き込みをいただいた。座布団十枚に値する御意見ゆえ公開した。無名様、当然、デモクラシー・ナウ!に多額のご寄付されているものと確信する。あるいは、ご自分で良い翻訳を作成いただければ素晴らしい。アドレスをご連絡頂けしだい公開させていただく。質の良い情報入手、いずれか以外には不可能だろうと、まずい翻訳をこりずに公開しているメタボ男は確信している。
いずれかの裏付けがない同様コメント、今後非公開とさせていただく。非力ゆえ、読みやすくはできないので、あしからず。
ついでと書いては大変失礼にあたるが、不適切な表現を指摘してくださる方もおられる。お礼もせず、頬かむりして、早速訂正させていただいている。今後も宜しくご指導頂きたい。
ゲスト:
カナダ農民、パーシー・シュマイザー氏
エミー・グッドマン: ライト・ライブリフッド賞三十周年の催しが行われているドイツのボンから放送しています。ライト・ライブリフッド賞は、1980年に設立され、第二のノーベル賞としても広く知られています。今週ボンでの集会には、長年、バイオテクノロジー企業のモンサントと闘ってきたカナダ農民パーシー・シュマイザー氏を含め、約80人のライト・ライブリフッド賞受賞者が集いました。1997年、シュマイザ氏ーとルイザ夫人は、生物の多様性と農民の権利を守った勇気に対し、ライト・ライブリフッド賞を受けました。昨日ボンでパーシー・シュマイザーさんとお話しましたが、まずはベルトラム・フェアハークのドキュメンタリー映画「パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう」をご覧ください。
ナレーター: 他国籍企業モンサントが生産している農薬ラウンドアップは、世界で最も広範に販売されている散布剤です。モンサントが、ラウンドアップ耐性キャノーラを作ったのです。つまり、農薬のラウンドアップは、例外なしに、あらゆる植物を枯らせるのです。モンサント社の遺伝子組み替えキャノーラだけが生き残ります。
パーシー・シュマイザー: それがさほど本格的テストもされないまま、導入されたのです。当時、90年代中期に導入された頃は、政府さえ、どのような効用があるか、収穫高が増し、使う農薬が減り、より栄養価が高いといった企業の言い分。政府すら企業の言い分に乗せられていたのだろうと思います。
ナレーター: 1996年、化学製品の巨大企業モンサントは、同社のキャノーラ種類、農薬のラウンドアップに耐性のある種類をカナダに導入しました。シュマイザー氏の地域で、三人の農民がモンサントの新しいGMOキャノーラを栽培することに同意しました。収穫時期の激しい嵐のおかげで、刈り取ったばかりのGMOキャノーラが、パーシー・シュマイザーの畑に入り込みました。彼の収穫はモンサントの種子で汚染されて、50年間にわたる彼の品種改良の努力が損なわれたのです。
パーシー・シュマイザー: 私の種子が、他家受粉で、または、直接、たまたま入り込んできた物質である種子、私の畑にいれたくなかった種子によって、駄目にされたのは、まるで時限爆弾のようなショックでした。そのために50年も働いてきたものを失ってしまうということは、なんともうんざりで、受け入れがたいことでした。
ナレーター: 彼自身が栽培していた品種の汚染と破滅は、パーシー・シュマイザーにとって決定的な打撃でした。ところが、それだけでなく、モンサントは、犠牲者の彼を被告にしたのです。
エミー・グッドマン: ドキュメンタリー映画、「パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう」の抜粋でした。
パーシー・シュマイザーさんには、昨日、ここボンでお会いし、巨大バイオテクノロジー企業モンサント社との英雄的な戦いについて、お話しいただきました。同社は世界最大のバイオテクノロジー企業の一つです。
パーシー・シュマイザー: 1998年に始まりました、モンサントが、妻と私に対する特許侵害訴訟なるものを起こし、彼らが遺伝子を変えたGMO、カナダではキャノーラと呼ぶものを、私たちが栽培していると非難したのです。それが発端でした。GMOは、北米には、1996年に導入されていますから、導入から二年後のことです。
エミー・グッドマン: GMOとは何か、ご説明ください。
パーシー・シュマイザー: 遺伝子組み換え生物です。この場合、具体的には、他の生命体の遺伝子を取り出し、キャノーラに組み込んで、モンサントの除草剤ラウンドアップに耐えるようにしたのです。
エミー・グッドマン: キャノーラとは何か、説明してください。
パーシー・シュマイザー:こちらではキャノーラと呼び、世界の大半の地域では、ナタネと呼でいます。キャノーラは油性作物で、主として食用油の製造に使われます。また、圧搾した後の油粕は、家畜の牛にも豚にも、良い餌になります。
エミー・グッドマン: それが一体なぜ、あなたの土地に行き着くことになったのか、お話しください。