http://slicer93190.hp.infoseek.co.jp/10-2030.html

太陽(ミロク)が「ノアの大洪水」について説明されています NO30

2).
「問題を隠蔽している連中がそれを公開する方法について論じている項目があった。」 ので、その内容について若干検討してみよう。

ただし、お断りしておくが、この本の構成と内容は、人の興味をあおり本を売り込もうとしている意図がありありと見えているので、科学的な様相と体裁を取っているが信用度が極めて浅いと理解しておくことが必要である。

特に、 「疑似ユダヤ人たちの陰の世界政府」 のメンバ-などを取り上げている場合はである。

しかし、なにも無いところから創作するには、問題があるだろうから、その中から、まっとうそうな所を検討することにする。


2-1.

この会議は 1988年11月3日大西洋上のパシフィック・プリンセス号(P&OLINES社)で実施されたそうである。

参加者が何名かは 会議と言う割には明確でない。

このての書物のいつものパタ-ンであるが、もったいぶって幾名かを写真付きで説明している。

また、この本の品質をうたう為に、参加者にノーベル賞の科学者が居るとはく付けをしている。

もっと問題なのは、著者の自称の経歴から日本を代表するかのようにオブザ-バとして出席しているとうたっていることである。

この辺まで説明されると「眉唾物」の戯れ事とも思えるが、それはそれで、おいておいて、次ぎに進もう。


2-2.

幾らかの出席者が公開されているので、その方たちの説明をしよう。

その前に、この会議のテ-マは「ノアの大洪水の実証」 だそうである。 サブタイトルは 「まず、約4500年前に起きたノアの大洪水の事実を、世の中に知らしめる準備をせねばならないので、全員の意見を聞こうと思うのですが、いかがですか?」 ということで開始されたそうである。

ここでは 「約4500年前に起きたノアの大洪水」 としているが、この本からは 残念ながら、その年代の科学的な説明は無かった。

年代は、さておいて、 「ノアの大洪水」 そのものは事実であると説明していることから、この会議のメンバ-は、事前にそれについて承知していたということになる。

2-3.

ナンシ-・バ-ン博士(女性)オクスフォ-ド大学(イギリス) 地質学者

「世界中の人に真実が知らされない以上、何を説いても反発する声が多く、真実の芽は、もぎ取られてしまいます」

「ですから、私は実証法で真実を伝えるしかないと思います」

「それも理論に基づいた実証法です」

「例えば、アメリカのミシシッピ-州の大炭田は、その炭層の深さが3300フィ-ト(約1000m)もある事実をまず伝えることから始めます」

「その次ぎに、それだけの石炭層を形成するのに、それの十倍もの厚さに木と植物が体積しなければならないことを教えます」

「でも、これは厚さだけで、実際は 体積で考えなければなりませんから、事実は、すさまじい量の木々の屍が必要量となります。」 「これがもし長い年月の内に出来た物なら、炭層の隙間に土砂が流れこみ、地層が出来たていたはずです。 しかし、現実は そうでなく、巨大なひとつの塊になっているのです。」 「それに、この木々の堆積は短時間で形成されねばならないことを伝えます」

以上がナンシ-女史の見解のようです。

彼女の実証の方法については、私も賛同したいと思いますし、現実に私のHPのスタンスは 「ノアの大洪水の原理などの事実を説明をするが、実証が欲しければ各々でやれ!」 と言うことです。

彼女の説明で不足していることと言えば、 「アメリカのミシシッピ-州の大炭田の広がり」 でしょうか・・・。

もし、この大炭田の大きさが300*300キロくらいであったとすると、材料となった樹木の量は 300*300*10km=900000立法kmとなります。 平均樹高さ30mで平均直径1.0m位と仮定すると、


一本の樹木の堆積=30*π*(1.0/2)^2=23.55立法m

くらいとなります。

そうすると、集まった樹木の本数は 


900000立法km*1000000000÷23.55

=38200*100000000

=38200000000000本=382000億本=38兆2千億本

くらいとなります。

当時、どのくらいの間隔で、この位の樹木が繁茂していたかは分かりませんが、南アメリカ(ブラジルなどの)樹木が全て押し流されて北アメリカに押し流されたとしか考えようがないですね。

それと、この大洪水が隕石などと説明する方がいますが、もし、南アメリカ大陸やパナマ地方に落下していたとすると、北アメリカにこれだけの樹木が流れ着くことはありませんし、もし、太平洋や大西洋に落下したのであれば、海ですから樹木が押し流されることもないと推定されることです。



(つづく)