太陽(ミロク)が「ノアの大洪水」について説明されています NO35
本来、 「ノアの大洪水」 を研究・検討するには 「ノアの箱船」 の残骸を探すより、植物の化石化した石炭、動物の化石化した恐竜などの化石を調査することにより正確な結論を得る事が出来るのである。 しかし、聖書に記述された 「ノアの箱船」 の化石化した残骸を調査するほうが、宗教的な意味もあり、特別に取り扱われて、今まで説明してきたような化石化した植物・動物・鉱物の分布などの学術的な検討が無視されてきた。 加えて、考古学者なる連中が、通常の生物の連鎖を検討すれば、 「化石など存在しないはずのものが地球上に何故に存在するのか?」 などの視点からの研究をしないところにある。 実は、このことを無視した化石化した恐竜の骨の調査などは、極めて学術的にはインチキくさいものであるが、恐竜の化石と言うだけで、人気が出るし注目を受けるため、真剣な調査をしないことにある。 勿論、石炭などの樹木の化石は、燃料とするよりはその石炭の年代測定などをして分析をすることこそ優先されなければならないし、これら化石化した樹木の間から場違いな文明人の遺跡・異物などの混入もあるので、 「その時に何が起きたのか」など重要な情報が得られるので、炭坑夫などにも教育を徹底して調査すべきであるが、見事に無視している。 それはさておいて、 「どのようにして、これら先人たちの文明が滅ぼされたのか?」 大洪水の本質的な姿について検討しなければならないが、この本では、話にならないが面白い説を提示しているので、簡単に検討してみる。
|
どうやら、この超大陸が分解する時に一度だけ 「ノアの大洪水」 は、あったのだと主張したいようです。
学者たちの驚きの声、 「それはほんとうかね?」 「いや、それにはきづかなかった」 「なにしろ子供の頃日曜学校で読んだ程度だったからね」 「しかし、それはあまりにも可笑しい、古代ヘブライ人の空想ではなかったのか?」 では次のことはどうです。 その同じ「聖書」に「パンゲア」のことまで記録されているというのは? 「創世記」第一章九節に 「天の下の水は 一ヶ所に集まれ、乾いたところが現れよ」 とある 球体の上で水を一ヶ所に集めるには二つの方法しかない 一つは 巨大な大陸ひとつあれば残りは一つの海となる。 一つは 二つの大陸で挟むように、海を包むように配置する |
ここで、後者は 一つの大陸でないので、捨てると主張したいようである。
これは 「パンゲア」 という立証済みの大陸が存在したということからも 「旧約聖書」 の一つの大陸 “ノアの大洪水” “陸移動説” は、学問的にも全く正しいことになる。 ノアの大洪水は ただの洪水ではなく、おそらくは世界的な大地震も起きたはずなのです。 それと同時にすざましい火山噴火も起こった・・・・!! たしかに今の学問では海底のプレ-トがそんなに早く動くわけがないと決めつけているが、過去も今と同じくゆっくりと動いていたと実証するものは何もないのです。 |
この説の面白い所は 超大陸が分割するときに、凄い速度で現在の配置に移動したというところでしょうか。
超大陸が分割した凄い速度で移動したということはさておいて、この超大陸(現在の陸地)もそうですが、これらが軽い地殻で厚さもいろいと違い凸凹の酷い筏(いかだ)であり、マントル層に浮いていると言うことを無視して考えると論旨がおかしな事になる。
分かりやすく言えば、陸地とは、溶けた溶岩のマントルの重い溶岩に浮いている軽い凝固したマントルと同じ溶岩のなれの果てであるということである。
この浮いている大陸が移動したという説は、もう、100年以前から唱えられていて、移動したという説は、なにも新しいところはない。
注目すべきところは、一つの大陸が超速度で分解して行くと考えていることであるし、それ自体を認めるとしても、 その超速度で分解するための動力源と大洪水の性格との関連の科学的な説明がないと????となってしまうのである。 もう一つは、昔、この100ほど前の地殻移動説を聞いたとき、問題となったのが、その速度であった。
承知してると思うが、浮いている地殻・陸地の厚さは、大変に変化に富んでいて凸凹が酷いのである。
その為に、マントル層に浮いている地殻が鏡で磨いたように平らであれば、容易に滑る・移動することも考えられるが、抵抗が多すぎて、容易に移動出来ないということである。 あすか氏説のような凄い速度で動くことが出来ないということである。
もし、凄い速度で移動するとすると、地殻・陸地はガタガタになってしまうことになるので、最近の断層などの地形が多数みられるはずであるが、そのような調査記録は無いのである。
この所は、昔、私のHPでも説明しているので参照されたらとおもう。
私の結論は、大陸が分割したり凄い速度で移動したりしたのではなくて、その下のマントル層そのものが大陸・マントルに浮いた地殻そのものごと、移動したということになったのである。 そうであればこそ、 ・・・・伝説の 「太陽が上がる位置が移動して、最後には逆の方向から上がるようになった・・・」 というような、大陸の移動現象が地上の人間からも観察できるのである。
蛇足であるが、
「創世記」 第一章九節に 「天の下の水は 一ヶ所に集まれ、乾いたところが現れよ」 とある |
の説明がポイントのようである。
しかし、現在の人類の創世記とは 前回の 「ノアの大洪水」 から始まって現在に至る記述であるから、ノアの大洪水の時は 地球上一面が海水だらけとなっている。
一ヶ所に集まれと言わなくても、「ノアの大洪水」 のシステムが終了すると、その地球一面を覆っていた海水は、低い今の海へ引いていく。
言い換えれば、乾いた陸地が現れてくるのである。
それを、もったいぶって、 「創世記」 第一章九節のような嘘八百を次ぎの人類との地球劇場の天地創造ゲ-ムのスタ-トのお話として記録させたということである。
(つづく)