http://slicer93190.hp.infoseek.co.jp/10-2036.html

太陽(ミロク)が「ノアの大洪水」について説明されています NO36


4.

4-1.

この本からは 「ノアの大洪水」の基本原理とその現象についての内容はなかった。

このての本ではいつものことであるから、驚くに当たらない。

残念ながら、我々が必要とするような情報は 何一つもないといえる。

これからはペ-ジ数を稼ぐために、地球空洞説などなど、おきまりの情報をもっともらしく羅列しているだけで、工学的にも科学的にも何一つ検討されていない。

もし、興味のある方たちは 購入されるなりして、見られることをお奨めする。

そして、この本をベ-スにしたノアの大洪水の検討は 終了する。


4-2.

ただ、その中で面白い情報があったので紹介する。

鹿島宇宙センタ-の日置主任とスタッフによる研究成果である。

大陸移動を観測するためにVLIB(超長基線電波干渉法)という技術を使っている。

言い換えれば、宇宙のクェサ-(準星)の電波を地上の2ヶ所のアンテナで捕らえる技術のことだ。

その際の到着時間差を精密測定することで大陸の移動速度が分かる。

それと同時に、別の現象をキャッチした。

動かないはずの同じプレ-ト上の2点間の距離が縮みはじめている。

しかも、その度合いが遠距離になるほど大きくなるが、日置主任とスタッフにより判明した。

この現象から、日置主任は 「デ-タが示すところから、判断する限り地球が収縮しはじめていると考えるのが普通である」


4-3.

ただ、問題はどれだけ地球が収縮しているかの定量的なデ-タがないことである。

もし、具体的なデ-タがあれば、ある程度の情報が推算できるのである。

例えば、その縮率が10^-7(0.000001%)くらいであったとする。

地球の表面の周は 40000000mであるから、4m位縮んだことになる。

そうであれば、4m*40000000mの面積が縮んだことになる。

地層の厚さを第一マントル層の厚さだけを考えても200kmであるから、縮んだ体積は

D200000m*W4m*L40000000=32*10^12立方mとなる。

これを立法kmに直すと32*10^3立方kmとなる。

言い換えれば、32000立方kmの溶岩が、火山などから現れるし、地殻の歪みとなり地震を増加させる原因となると言えるのである。

この論旨の問題は 地球の縮率などのデ-タが、この書物から得られないことである。

ただ、このことを報告しているという、日置主任とまで名前を明らかにしているからには 根拠の無いこととも思われないことである。

どなたか、これらの情報をお持ちであれば知らせていただければと思っている。


4-4.

このことが正しい情報であるとするのなら、次ぎのことに思い当たる。

それは ム-の伝説の大洪水の起きる時の様子の記述である。


「・・・・・森にいた動物たちが狂ったようになり、 地下から巨大な音が鳴り響き、その後、全員がふわっと浮き上がったような感覚に襲われ、その後、海岸の近くにいた人々は 海を見て驚いた・・・・ 海が持ち上がり巨大な壁・津波となって迫ってきた・・・



私のノアの大洪水の原理の説明を承知していれば、 「・・・全員がふわっとうき上がったような感覚に襲わ・・・」 の意味が、400kmの地底のマントル境界層が破断して、地表側が浮き上がったようになる(言い換えれば、縮んでいた地表が伸びる)と説明している。

ここで、 地球は縮んでいると言うようなデ-タがでている ことに思い至るのである。

地球のマントル境界層が破断する前に、何物かのひねり方向の力をうけ各マントル層が歪みを受け縮んでいることを前提とするのである。 分かりやすく言えば、固く締まった瓶の栓を廻して開けようとするとき、瓶の蓋をつかみ圧力を掛けて、回転方向に廻して栓を回転しながら開くことと同じである ということである。

瓶の栓は 回転方向に圧力を受け歪み、最後に栓と瓶の滑り面の抵抗が破断して回転するので、ごくごく僅かであろうが、瓶も栓も縮む。 そして、回転を開始すれば、圧力は いらなくなるので、直径は 膨らむし、栓の表面にいれば、浮いた・外側・上空に動かされたような感覚となる。 「ム-の伝説」の状況の説明が「ノアの大洪水」の発生するときの様子を良く描写していることである。


4-5.

「ノアの大洪水」 の原理を考えるとき、その前に地球が縮まなければならないことは 分かっていたが、現実に地球が縮んでいるのかのデ-タは 無かった。

この本の情報が本物であるかは もっと追求しなければならないが、思いがけないところに記述されていたものである。

まして、日本の研究機関の人物が名前いりで・・・

「諸世紀」における予言では 「ノアの大洪水」の直前に地上は ひび割れ・噴火・地震などなどの天地異変が起こることが予言されている。 それは 4-3.項で試算したように圧縮をうけた地下のマントルが地殻を破壊して・噴火・地震・地割れなどの起こして地表にでてこようとしていることに他ならない。 近い未来に、これらの現象が頻繁に現れるのであろう。

固い瓶の栓を開けるときは 蓋を握って、瞬発的に力を加えて、栓と瓶の境界を破断させる。

であるのなら、現在は 未知の力でマントル層をつかんでいて、「ノアの大洪水」を起こす直前に、瞬発的に(地球時間で1週間くらい)に力を加えて、地下のマントル層の境界層を破断するのではと思われる。

もし、そうであるのなら、「諸世紀」の「ノアの大洪水」の直前の様子の予言と一致するところが多くなるのである。



(終わり)