In Deepさんのサイトより
http://oka-jp.seesaa.net/article/169680954.html

<転載開始>
今回は特別な記事の翻訳ではなく、ちょっとしたことを見つけてしまいましたので、そのご紹介です。

昨日、「アデン湾で観測されている異常な群発地震」という記事をご紹介させていただきました。このニュースは個人的にはあくまでも地質学的な興味(深さ10キロ地震)、あるいは脅威(アフリカ大陸の分断の始まり)としてのものでした。

しかし、昨日になって、Live Marine Map Shows NO Ships Off Somalia/Gulf Of Aden (ソマリア沖のアデン湾に船舶が見当たらないという 米国のBBSでの投稿を見つけました。

商用船などのリアルタイムの運行情報を地図で表す MarineTraffic というサイトがありますが、その本日 11月17日の状況を見ますと、こうなっていました。四角で表される黒い部分が船です。

aden-1.jpg

日本語で周辺地名などを入れましたが、ご覧になっておわかりの通り、「アデン湾周辺に一切の商業船などの船舶活動が見当たらない」ことがわかります。

ちなみに、こちらが世界全体。

w-m.gif

全体では普通に交易が行われています。

アデン湾のあたりは世界でもっとも海上交易の盛んな海域で、商業船がまったく見当たらないというのは、それほど頻繁にあることではないのではないかというような気もします(このあたりはよくわかりません)。

ちなみに、この図には軍艦や空母など軍関係の船舶はあらわされません。


アメリカの CIA 系シンクタンクのストラトフォーの軍関係船舶リアルタイムマップによると、商業船とは逆に、このアデン湾のあたりには米英仏などの軍艦、空母などが結集しているということで、また、一般ニュースの報道ベースでも、アラビア海、ペルシャ湾、ソマリア沖に各国の軍が集結しているという情報が多いです。

下の地図は、Walk in the Spirit さんのところにあったもので、位置関係が上の地図と照らし合わせると、わかりやすいと思います。

NATO.jpg


さらに、現在も続いている群発地震の地図。




いろいろな要素がこの中東の地に圧縮されてきているような感覚を受けます。

もちろん、何も起きないかもしれないですが、世界の何分の1にもあたるであろう大軍隊を展開することに対して、「それには何の意味もない」と考えるのは難しいことで、さらに、「これまでほとんど地震のなかった場所で、M5弱の強い群発地震が延々と続いている」ことも、普通のことだととは言い難い側面はあります。

予言的なものも含めて、参考資料をいくつか掲載しておきます。

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参考資料:

流れの転換の向こう側5 地政学的配置転換とリンゼー・ウィリアムスの最新警告 (ヤスの備忘録 2010年10月25日 )

・以前のインタビューではイラン攻撃は1年から1年半は起こらないといった。しかし、いまイラン攻撃が迫っている。影の権力は中東で紛争が起こることを期待している。イラン攻撃は、4カ月から5カ月以内に起こるだろう。


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来るべき未来の形0巻1号 (ウェブボット 2009年07月29日)

・ 2013年以降になると、アフリカ大陸が2つに分裂する。これはアメリカ大陸が南北に分離する 前兆となる。しかし、今の段階ではこのデータの信頼性は乏しい。もう少し時間が立つとより具体的なデ ータが明らかになると思われる。


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US Dispatched its Fourth Submarine to The Persian Gulf (Hamsayeh.net 2010.11.03)

(概要)中間選挙の最中、米国はペルシャ湾に4隻目となる原子力潜水艦を派遣した。プレスTVによれば、リンカーン、フランスのドゴール、トルーマンの空母3隻と多数の艦船がペルシャ湾とオマーン沖に展開している。主に米国、フランス、英国のもので、戦艦は現在30隻展開している。また、ドイツ製のイスラエル籍の原潜2隻もある。

<転載終了>