In Deepさんのサイトより
http://oka-jp.seesaa.net/article/170122254.html
<転載開始>
(訳者注) これは NASA から発表された NGC 1514 という星についてのニースリリースですが、なぜかリリースされた2枚の写真を見て思ったのは、先月、10年間の調査を終えた海洋生物の生態を解明する国際プロジェクト「海洋生物のセンサス」で発見された新種の生物たちでした。
今回の海洋センサスでは 6000種の新種が発見されていて、その姿や生態に関しては、圧巻の様相を見せるものが多いのですが(一部は海洋センサスの日本語のサイトでも見られます)、特に、微生物やクラゲは今回の星と似たものも多いです。

▲ 今回の NASA 発表の星。

▲ 海洋センサスで発見された新種のひとつ。クシクラゲの一種。
まあしかし・・・海の中の微生物のいる様子そのものが宇宙の光景とそんなに大差ないような気もしますし・・・。人間の体内(細胞)などの拡大写真もそうですが、基本的には何もかも宇宙のコピーのようにも思えたりする昨今であります。

▲ 海のプランクトン。
今回見つかった星と似たような海の生物たちの写真は記事下にいくつか載せておきます。
以下は、 NASA のリリースからです。 NASA の記事ではこの星について、いろいろな理由が書かれていますが、それについては参考程度にお考えになる方がいいかと思います。光や色の発生要因から、ある程度の天体物理的な予測はできても、その先の実際はわからないと思うからです。たとえば、飛躍した話でいえば、太陽くらいの規模で「光るプランクトン」が集まっても同じように光るはずです。
http://oka-jp.seesaa.net/article/170122254.html
<転載開始>
(訳者注) これは NASA から発表された NGC 1514 という星についてのニースリリースですが、なぜかリリースされた2枚の写真を見て思ったのは、先月、10年間の調査を終えた海洋生物の生態を解明する国際プロジェクト「海洋生物のセンサス」で発見された新種の生物たちでした。
今回の海洋センサスでは 6000種の新種が発見されていて、その姿や生態に関しては、圧巻の様相を見せるものが多いのですが(一部は海洋センサスの日本語のサイトでも見られます)、特に、微生物やクラゲは今回の星と似たものも多いです。

▲ 今回の NASA 発表の星。

▲ 海洋センサスで発見された新種のひとつ。クシクラゲの一種。
まあしかし・・・海の中の微生物のいる様子そのものが宇宙の光景とそんなに大差ないような気もしますし・・・。人間の体内(細胞)などの拡大写真もそうですが、基本的には何もかも宇宙のコピーのようにも思えたりする昨今であります。

▲ 海のプランクトン。
今回見つかった星と似たような海の生物たちの写真は記事下にいくつか載せておきます。
以下は、 NASA のリリースからです。 NASA の記事ではこの星について、いろいろな理由が書かれていますが、それについては参考程度にお考えになる方がいいかと思います。光や色の発生要因から、ある程度の天体物理的な予測はできても、その先の実際はわからないと思うからです。たとえば、飛躍した話でいえば、太陽くらいの規模で「光るプランクトン」が集まっても同じように光るはずです。
A Dying Star in a Different Light
NASA 2010.11.17
終末を迎えた星から放たれる異なる光


死につつある2つの星は NGC 1514 として知られるもので、瀕死の恒星か、あるいは、惑星状星雲か、の2つの見方が示されている。
上の写真は地上の可視光線望遠鏡から撮影したもので、下の写真は、NASA の広域赤外線探査衛星 WISE(Wide-field Infrared Survey Explorer)が、赤外線望遠鏡で捉えたものだ。
この光の物体は、実は一対の2つの星から成っている。ひとつのほうの星は、私たちの太陽よりも重くて熱い死にかけようとしている巨大な星で、もうひとつは、白色矮星と呼ばれる、巨大な星が縮んで圧縮された高密度の天体だ。
巨大な恒星は年をとるにつれて、その外層に大きな泡のような形で光を発散する。白色矮星からのジェット物質がその光の泡に激突していると考えられる。広域赤外線探査衛星 WISE(写真下)の写真で、輪の形のオレンジの色で現れている部分が、中空の光の壁に白色矮星のジェット物質が衝突した部分だと考えられる。
広域赤外線探査衛星 WISEの写真で輝いて発色している理由は、泡の輪の中で塵などの物質が熱せられることによるものだ。
同じ写真では、そのオレンジの輪の中に、貝殻のような形をした緑の光の部分も見える。他のでは、緑よりも青に近く見える画像もある。
この緑部分に関しては、この画像では微かに写っているだけだ。
ちなみに、広域赤外線探査衛星 WISE の画像では以下の色で示される( WISE は4つの赤外線帯の波長で観測している)。
3.4 ミクロン - 青
4.6 ミクロン - シアン(明るい青、いわゆる水色)
12 ミクロン - 緑
22 ミクロン - 赤
この NGC 1514 は、地球から 800光年の距離で、牡牛座に位置する。
--
(訳者注) 上の広域赤外線探査衛星 WISE の「ミクロンと役割」ですが、記事では、画像の色についてのみ記されていますが、 WISE は、赤外線帯の4つの波長で超高感度の観測を行っていて、こちらによると、それぞれの検出のミッションはこうなっているようです。バンド1から4までです。
バンド1 - 3.4 ミクロン - 恒星や銀河を広く検出
バンド2 - 4.6 ミクロン - 褐色矮星等の内部の熱源による熱放射を検出
バンド3 - 12 ミクロン - 小惑星からの熱放射を検出
バンド4 - 22 ミクロン - 星形成領域の塵を検出
--
参考資料:海洋センサスで見つかった新種の生物と星との類似
ほとんどが名前がつけられていないので、写真だけご紹介します。
すべて微生物です。



<転載終了>
NASA 2010.11.17
終末を迎えた星から放たれる異なる光


死につつある2つの星は NGC 1514 として知られるもので、瀕死の恒星か、あるいは、惑星状星雲か、の2つの見方が示されている。
上の写真は地上の可視光線望遠鏡から撮影したもので、下の写真は、NASA の広域赤外線探査衛星 WISE(Wide-field Infrared Survey Explorer)が、赤外線望遠鏡で捉えたものだ。
この光の物体は、実は一対の2つの星から成っている。ひとつのほうの星は、私たちの太陽よりも重くて熱い死にかけようとしている巨大な星で、もうひとつは、白色矮星と呼ばれる、巨大な星が縮んで圧縮された高密度の天体だ。
巨大な恒星は年をとるにつれて、その外層に大きな泡のような形で光を発散する。白色矮星からのジェット物質がその光の泡に激突していると考えられる。広域赤外線探査衛星 WISE(写真下)の写真で、輪の形のオレンジの色で現れている部分が、中空の光の壁に白色矮星のジェット物質が衝突した部分だと考えられる。
広域赤外線探査衛星 WISEの写真で輝いて発色している理由は、泡の輪の中で塵などの物質が熱せられることによるものだ。
同じ写真では、そのオレンジの輪の中に、貝殻のような形をした緑の光の部分も見える。他のでは、緑よりも青に近く見える画像もある。
この緑部分に関しては、この画像では微かに写っているだけだ。
ちなみに、広域赤外線探査衛星 WISE の画像では以下の色で示される( WISE は4つの赤外線帯の波長で観測している)。
3.4 ミクロン - 青
4.6 ミクロン - シアン(明るい青、いわゆる水色)
12 ミクロン - 緑
22 ミクロン - 赤
この NGC 1514 は、地球から 800光年の距離で、牡牛座に位置する。
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(訳者注) 上の広域赤外線探査衛星 WISE の「ミクロンと役割」ですが、記事では、画像の色についてのみ記されていますが、 WISE は、赤外線帯の4つの波長で超高感度の観測を行っていて、こちらによると、それぞれの検出のミッションはこうなっているようです。バンド1から4までです。
バンド1 - 3.4 ミクロン - 恒星や銀河を広く検出
バンド2 - 4.6 ミクロン - 褐色矮星等の内部の熱源による熱放射を検出
バンド3 - 12 ミクロン - 小惑星からの熱放射を検出
バンド4 - 22 ミクロン - 星形成領域の塵を検出
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参考資料:海洋センサスで見つかった新種の生物と星との類似
ほとんどが名前がつけられていないので、写真だけご紹介します。
すべて微生物です。



<転載終了>