最初に決められた星座は、黄道十二星座で、おそらく、メソポタミア文明以前から住み着いていた羊飼いによって設定された。
物的な証拠は残っていないが、ヒツジ、ヤギ、ウシといった家畜がすべてこの黄道十二星座に含まれているのが、間接的な証拠とされる。
ただし、羊飼いが設定した星座は12個ではなかった可能性もある。
これらの黄道の星座はメソポタミア文明に取り入れられ、西洋占星術の基礎となった。
メソポタミアの遺跡からは、黄道十二星座を記したものが発見されている。
この星座は古代エジプトを通じて古代ギリシアに伝わり、ギリシア人たちは自分たちの神話体系にこれを取り入れるとともに、自分たちでもさらに新しい星座を設定した。
ギリシア人が設定した星座にはみな神話がついているが、それ以前のメソポタミア文明由来の星座には、神話がついていないか、ついていてもこじつけに近いものが多い。
古代ギリシアでの星座への言及で最も古いものは、紀元前9世紀のホメロスの二大叙事詩『イリアス』『オデュッセイア』で、星座名としてはおおぐま座、オリオン座、うしかい座が登場した。
紀元前4世紀の天文学者エウドクソスは、現代につながる44星座を決定したとされるが、その著書は残っていない。
かわりに紀元前3世紀の小アジア生まれのマケドニアの詩人アラトスがこの44星座を詩にし、これが残っている。
プレアデスとヒュアデスの2星団を星座にしているほかは、ほぼ現行のものが使われていた。
現代につながる49星座の設定者は紀元前2世紀の天文学者ヒッパルコスで、アラトスのものに修正を加え、現在にすべてつながる46星座を決定した。
この後、トレミーの48星座とかみのけ座を合わせた全49星座を決定したという説もあるが、その著書は残っていない。
紀元2世紀、クラウディオス・プトレマイオスがトレミーの48星座を決定した。
プトレマイオスは、かみのけ座を認めなかった。
この48星座を決定した者は、前述したとおりヒッパルコスだという主張もあるが、ひとまず、著書が残っているプトレマイオスの名をとり、今でもこれらの星座はトレミーの48星座と呼ばれ続けている。
これは長く標準となり、16世紀までは付け加えられることも、減らされることもなかった。
16世紀、大航海時代が始まると、プトレマイオスが観測できなかった南天にも星が続々と見つかった。
地動説が唱えられはじめ、プトレマイオスの絶対的な権威は薄らいだ。
ティコ・ブラーエは、プトレマイオス以前に使われていたかみのけ座を復活させた。
1603年、ヨハン・バイエルが南天の星座を記した全天恒星図を作った。
ただし、バイエルは、当時の船乗りが使っていた星座を新しく記載しただけで、特に星座を創作したわけではなかったとも言われる。
この後、天動説が信じられなくなると、プトレマイオスの権威は低下し、さまざまな天文学者が続々と新しい星座を設定した。
ただし、ヨハネス・ヘヴェリウスの7星座とニコラ・ルイ・ド・ラカーユの14星座を除き、ほとんどがその後は生き残れなかった。
この時代に設定された星座は、星が少なく、従って星座も設定されなかった領域に無理やり星座を作ったような例が多い。
また、王侯貴族にちなんで名付けられたものも多かったが、その他の国に認められず、ほとんどが消えていった。
このように、さまざまな理由で星座が乱立し、基準がとれなくなりはじめたので、1928年の国際天文学連合(IAU)第3回総会で現在の88星座が決められ、現在に至っている。
日本語での呼称
88の星座とそのラテン語での正式名は決まったが、日本語での翻訳は特に決定的なものがなく、各天文団体ごとに若干異なる訳名が使われた。
1944年に学術研究会議(現日本学術会議)が訳名を決定するとこれが全国的に使われるようになり、その後、数度改定され、現在に至っている。
また地方によって様々な呼称が存在する(星・星座に関する方言を参照)。

現在採用されていない星座
アルゴ座
アンティノウス座
いんさつしつ(印刷室)座
おうこつ(王杓)座
おおぐも(大雲)座
おんどり座
かんししゃ(監視者)メシエ座
きたばえ(北蝿)座
けいききゅう(軽気球)座
ケルベルス座
子蟹座
こぐも(小雲)座
しぶんぎ(四分儀)座
しょうさんかく(小三角)座
ジョージのこと(琴)座
そくていさく(測定索)座
チグリス座
チャールズのかしのき(樫の木)座
つぐみ座
帝国宝珠座
でんききかい(電気機械)座
となかい座
ねこ座
ハーシェルのぼうえんきょう(望遠鏡)座
ひどけい(日時計)座
ふくろう座
ブランデンブルクのおうこつ(王笏)座
フリードリヒのえいよ(栄誉)座
ポニアトフスキーのおうし(牡牛)座
マエナルスさん(山)座
みみず座
ゆり座
ヨルダン座

中国の星座

星の集合体
中国では星空を天上世界の官僚機構に見立て、星同士を結ぶ線で構成される形を「星官」と呼んだ。
西洋の星座と違い、1星や2星といった少数の星によって構成されるものも多いことが特徴である。
古来より天文家ごとに星官の名称は異なっていたが、三国時代の陳卓が石氏・甘氏・巫咸三家の星官を統合して283官1464星とし、以後、この体系が沿用された。

天球上の領域
星官は西洋天文学の星座と異なり、それ自体に星空を分割した区画の意味は含まれていない。
天球上をある程度の面積をもった領域に区分した天区には三垣二十八宿の体系が作られた。
個々の天区は天の北極付近、および、黄道沿いにある主要な星官に距星が置かれ、その距星のある星官によって名前がつけられている。
また二十八宿を7宿ごとにまとめた四象があり、東方青龍・北方玄武・西方白虎・南方朱雀に四分された。
なお、三垣二十八宿や四象は星官にもとづいた不均等区分の天球分割法であるが、中国天文学にはこの他に天球を12の区画に均等区分した十二次や十二辰といったものがあった。
十二次・十二辰の領域や境界は二十八宿の度数を座標系として使用することによって表された。

星座の名を使用したフィクション
五人組で戦うなどの集団ヒーロー物作品には、各キャラクター毎に星座の英語名を使用している作品が比較的多く存在する。
以下にその一覧を挙げる。
電撃!! ストラダ5
円盤戦争バンキッド
電撃戦隊チェンジマン
聖闘士星矢
電脳警察サイバーコップ
美少女戦士セーラームーン
メタルファイト ベイブレード

ウィキメディア・コモンズには、星座に関連するカテゴリがあります。
星座の広さ順の一覧
中国の星座(星宿)(英語版) Starry☆Sky 星座をモチーフにしたゲーム

星座一覧
全天星座ガイド
国際天文学連合の公式な星座境界のデータファイル (1875年分点で定義されていることに注意)
Stars and Constellations (英語サイト)
Peoria Astronomical Society - Learning Topics (英語サイト Constellations (英語サイト)

表・話・編・歴現代の88星座
アンドロメダ座 ・ いっかくじゅう座 ・ いて座 ・ いるか座 ・ インディアン座 ・ うお座 ・ うさぎ座 ・ うしかい座 ・ うみへび座・ エリダヌス座 ・ おうし座 ・ おおいぬ座 ・ おおかみ座 ・ おおぐま座 ・ おとめ座 ・ おひつじ座 ・ オリオン座 ・ がか座 ・ カシオペヤ座 ・ かじき座 ・ かに座 ・ かみのけ座 ・ カメレオン座 ・ からす座 ・ かんむり座 ・ きょしちょう座 ・ ぎょしゃ座 ・きりん座 ・ くじゃく座 ・ くじら座 ・ ケフェウス座 ・ ケンタウルス座 ・ けんびきょう座 ・ こいぬ座 ・ こうま座 ・ こぎつね座・ こぐま座 ・ こじし座 ・ コップ座 ・ こと座 ・ コンパス座 ・ さいだん座 ・ さそり座 ・ さんかく座 ・ しし座 ・ じょうぎ座・ たて座 ・ ちょうこくぐ座 ・ ちょうこくしつ座 ・ つる座 ・ テーブルさん座 ・ てんびん座 ・ とかげ座 ・ とけい座 ・ とびうお座 ・ とも座 ・ はえ座 ・ はくちょう座 ・ はちぶんぎ座 ・ はと座 ・ ふうちょう座 ・ ふたご座 ・ ペガスス座 ・ へび座 ・ へびつかい座 ・ ヘルクレス座 ・ ペルセウス座 ・ ほ座 ・ ぼうえんきょう座 ・ ほうおう座 ・ ポンプ座 ・ みずがめ座 ・ みずへび座 ・みなみじゅうじ座 ・ みなみのうお座 ・ みなみのかんむり座 ・ みなみのさんかく座 ・ や座 ・ やぎ座 ・ やまねこ座 ・ らしんばん座 ・ りゅう座 ・ りゅうこつ座 ・ りょうけん座 ・ レチクル座 ・ ろ座 ・ ろくぶんぎ座 ・ わし座

表・話・編・歴星座の歴史

表・話・編・歴トレミーの48星座
アルゴ座(現在は、ほ座・とも座・らしんばん座・りゅうこつ座の4つに分割されている) ・ アンドロメダ座 ・ いて座 ・ いるか座 ・うお座 ・ うさぎ座 ・ うしかい座 ・ うみへび座 ・ エリダヌス座 ・ おうし座 ・ おおいぬ座 ・ おおかみ座 ・ おおぐま座 ・ おとめ座 ・ おひつじ座 ・ オリオン座 ・ カシオペヤ座 ・ かに座 ・ からす座 ・ かんむり座 ・ ぎょしゃ座 ・ くじら座 ・ ケフェウス座 ・ ケンタウルス座 ・ こいぬ座 ・ こうま座 ・ こぐま座 ・ こと座 ・ コップ座 ・ さいだん座 ・ さそり座 ・ さんかく座 ・ しし座 ・ てんびん座 ・ はくちょう座 ・ ふたご座 ・ ペガスス座 ・ へび座 ・ へびつかい座 ・ ヘルクレス座 ・ ペルセウス座 ・ みずがめ座 ・ みなみのうお座 ・ みなみのかんむり座 ・ や座 ・ やぎ座 ・ りゅう座 ・ わし座

・ バイエル(1603年): ふうちょう座 ・ カメレオン座 ・ かみのけ座 ・ かじき座 ・ つる座 ・ みずへび座 ・ インディアン座 ・ はえ座 ・ くじゃく座 ・ ほうおう座 ・ みなみのさんかく座 ・ きょしちょう座 ・ とびうお座 ・ こぎつね座
・ プランシウスとバルチウス(1624年): きりん座 ・ いっかくじゅう座・ ロワーエ(1679年): はと座 ・ みなみじゅうじ座
・ ヘヴェリウス(1683年): りょうけん座 ・ とかげ座 ・ こじし座 ・ やまねこ座 ・ たて座 ・ ろくぶんぎ座
・ド・ラカーユ(1763年): ポンプ座 ・ ちょうこくぐ座 ・ りゅうこつ座 ・ コンパス座 ・ ろ座 ・ とけい座 ・ テーブルさん座 ・ けんびきょう座 ・ じょうぎ座 ・ はちぶんぎ座 ・ がか座 ・ とも座 ・ らしんばん座 ・ レチクル座 ・ ちょうこくしつ座 ・ ぼうえんきょう座 ・ ほ座

表・話・編・歴採用されなかった星座(アルゴ座を含む)
狐とガチョウ座 ・ アンティノウス座 ・ アルゴ座 ・ アステリオン座(ミノタウロス座) ・ 子蟹座 ・ ケルベルス座 ・ カーラ ・ 監視者メシエ座 ・ 猫座 ・ フリードリヒの栄誉座 ・ 雄鳥座 ・ 軽気球座 ・ ヨルダン座 ・ 測定索座 ・ 電気機械座 ・ マスト座(en:Malus) ・ マエナルス山座 ・ 北蝿座 ・ フクロウ座 ・ 印刷室座 ・ Polophylax ・ ジョージの琴座 ・ 四分儀座 ・ 林檎の枝座(en:Ramus Pomifer) ・ チャールズの樫の木座 ・ ブランデンブルクの王笏座 ・ 王笏と正義の手座 ・ 日時計座 ・ トナカイ座 ・ ポニアトフスキーの牡牛座 ・ ハーシェルの望遠鏡座 ・ 亀座 ・ チグリス座 ・ 小三角座 ・ ツグミ座 ・ ハゲタカ座 ・ 飛翔するハゲワシ座 ・ 帝国宝珠座 ・ 大雲座 ・ 小雲座 ・ ミミズ座 ・ ユリ座

改名された星座
みつばち座→はえ座 ・ フラミンゴ座→つる座 ・ セルペンタリウス座→へびつかい座 ・ すずめばち座→きたばえ座 ・ きんぎょ座→かじき座
この項目「星座」は、地球以外の天体や天文学に関連した書きかけの項目です。
加筆・訂正などをして下さる協力者を求めています(天文学CP/天体PJ)。
「http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E5%BA%A7 」より作成
カテゴリ: 星座 | 天文学に関する記事
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(つづく)