人間というのは本来神の子なのですが、長い間モノやカネ中心の考え方を続けていると、いつの間にか自分たちを生んだ神を忘れてしまうようになる。そこで人間たちが神から離れすぎたり忘れてしまわないよう、またそのために大しくじりをしないようにとの神のはからいで、神の世界を人類に判らせるために降ろした使いの神の化身が釈尊、イエスなのです。外側は肉体を持った人間だが、中身は神霊体になっている。このように人間の姿に変身させて地上に出さないと、神霊体のままでは人間の目には映らないし、又教えを伝える言葉も人間に通じないからだ、というのです。そして主神や大天津神ご自身が人間に変化するわけにはいかないので、使いの神にさせているというわけです。 神様といってもピンからキリまであるものなので、この大宇宙を支配されるというより。大宇宙そのものであられる唯一絶対の主神を頂点として、宇宙を運営するためにそれぞれの場で活躍される多くの大天津神といわれる神々がおられる。銀河宇宙や太陽系の主催神もいれば、地球を主催される神様、また世界各地の担当神と実に多くの神々がいらっしゃる。地上のそれぞれの地域を守護する神々も活躍しています。宇宙唯一の絶対神が、人間に変化したり、人間の周囲に現れたりすることは、絶対にあり得ないことは誰にでもわかるはずです。あるいは宇宙空間で活躍するような大神霊が、人間に変身するというのも考えられないことなのです。こういうわけで、人類の先達や導きの主として人間に変身してこられるのは、神霊界でも人間に化けやすいお使いに適した神様だということなのです。釈尊やイエスというような聖者は人間になる前は、神霊界でそれぞれ神様だったわけです。人間に変身しやすい程度の大きさの神だったのです。
第七次元(第七都卒天)~第一次元界 神仏の世界のヒエラルキー 日本に残る超太古文献によると、宇宙の創造は神代七代にわたったというように書かれています。その過程はまずはじめに七次元神界が創られ、次に六次元神霊界ができ、ついで五次元、四次元神霊界そして三次元というふうにして、物質界の宇宙が創造されるまで神代七代かかったというのです。一代といっても実は何十億年という時間ですから、宇宙創造には数百億年かかったということになります。点と線の世界が一次元であり、広がりの加わった平面の世界が二次元、そして厚みと幅の加わった立体の世界が世界が三次元世界です。三次元世界までは物質の世界ですが、四次元界から七次元界までが非物質の世界ということになるのです。そこで主神の創造の過程を、七次元世界から辿ってみることにしましょう。 ①七次元神界 七次元界はもっとも霊気の澄んだ神の世界です。この世界のことをカクリミ神界と呼びます。カクリミとは姿をお持ちにならないということで、強烈な意力あるいは魂力だけの神です。この界の神々が一度その意思の波動を発せられば、神霊界から霊幽界・物質界とあらゆるバイブレーション(光子波・素粒子波・電波など)となり、太陽でも地球でもできてしまうのです。また人生や民族歴史の波となります。そういう意力を発動する神々の世界がこの七次元神界で、具体的には時間の神、空間の神、火玉の神、水玉の神など、天地創造の源力となった神々の世界です。
②六次元神霊界 次に六次元神霊界が創られました。この界の神になるとそれぞれ霊質体をお持ちになっており、これをカゴリミ神とお呼びします。カゴリミとは言霊でいうと、カは霞のカ、仮のカで、つまりカスミのように透きとおった霊質体ということ。そしてゴリ(コリ)は固まるという意味で、カゴリミとは物質以前の霊質体が固まった神ということになります。 ③五次元界神霊界 五次元界のことをカガリミ神霊界といいます。カガリミとは光り輝くお姿を持った神ということで、この界の神の霊体は光り輝いているのです。聖書に「神は光りなりき」とありますが、このカガリミ神のお姿からきています。インドでは観音様を光世音とも呼びますし、仏教では大日如来、そして神道では天照大神などとお呼びしています。 ④四次元神霊界 つぎの四次元界はハセリミ・カケリミ神霊界といいます。この世界で活動される神は、流体化して霊界を駆けまわられます。この時、非常な早さで動くため、波を打って流れるように飛んでいかれる。流体化すなわち龍体化されるのです。この神霊界に感応した人が龍体化して活動する神々を見て、そこから龍神という呼び名がでてきたのでしょう。黄金の光の神がこの界に降りられて龍体化すると、これを光龍神と呼ぶのです。この界の神々は幽体(エクトプラズマ)を持っているので、人間に化けることもできます。また人間のほうも肉体が死ねば、霊幽体となってこの界の下層に入ります。この下層界は幽界と呼びます。 このように神々と人間の魂とでは、同じ四次元界でも位置するところがまったく違います。神々は四次元界の上層に位置し、人間の死後は幽界と呼ばれる下層部にいくのがふつうです。四次元界を仏教では第四兜率天と呼んでいますが、釈尊、イエスはその上層部に帰っておられるわけです。
|