井口博士のサイトより
http://quasimoto.exblog.jp/14935645/
<転載開始>
(つづき)

ヒトラーの言う「ラストバタリオン(最終の部隊)」とはいったい何なのだろうか?

いわゆる、イルミナティー(フリーメーソン)が「第一次、第二次、第三次世界大戦」を引き起して人類を支配したいと考えているのはいまやよく知られたお話である。事実いままさにその途上にある。

ところが、どうやらアドルフ・ヒトラーはそうはさせないぞと何やら黒魔術による仕掛けを行ったらしいというのである。その「仕掛け」の結果として現われるのが、「ラストバタリオン(最終の部隊)」というものらしい。

落合信彦は、この「ラストバタリオン(最終の部隊)」は「UFOの大群」だと考えた。南米に逃げ延びたナチの精鋭部隊が密かに南米チリやアルゼンチンの地下都市でUFO(空飛ぶ円盤)を作り、それに乗ってしかるべき時にユダヤイルミナティーNWOに戦いを挑んで来るというシナリオである。

このUFOの可能性として、ナチが戦前に製作中だった「ナチスのUFO」というものが一番可能性があるというのである。このUFO製作においては、エイリアンかあるいは特別な存在である「あいつ」から教わったとも言われている。ヒトラーの作ったUFO研究の秘密結社は「ツーレ協会」というものだったが、ナチスにイギリスのロスチャイルドが忍び込ませて作ったものが「ヴリル協会」というものであったと言われている。この2つの空飛ぶ円盤研究グループはお互いに秘密でしのぎを削ったと言われている。

はたして落合信彦の説が正しいのだろうか?

一方、「1999年以後」の著者の五島勉は、それは魅力的だが、そういうものではない。「ラストバタリオンとは超人軍団のことだ」と考えたようである。というのは、20世紀の終わりまでに「地球に超人軍団が現われる」と側近たちに何度となく言っていたからだというのである。

■■■第8章:ヒトラーの「超人思想」

ヒトラーは、自然界の復讐である天変地異や人類の愚かな行為による地球汚染や地球破壊などにより、人類の二極化が起こる。そしてその結果として、さらに人類の進化と退化が起こる。持てるものと持たざるものの分かれた結果、前者が「超人(スーパーマン)」になり、後者が「退化した人間=ロボット人間」になると考えたようである。そのための「仕掛け」をヒトラーはすでに作ったというのである。

私は若者たちを育てる。特別な若者たちを選んでユンカー学校へ入れる。彼らは、そこで新しくつくり変えられ、“支配する術”と“どんな敵にも勝つ術”、“死を克服する術”、また“人の心や未来を読む術”を学ぶ。そうすれば、彼らと彼女たち全員ではないが、その中から新しい世界を支配できる超人が現われてくる。そう……今世紀末にはその結果が見られるはずだ。
(山荘でラウシュニングヘ)
それは本当は、私が育てるようなものではない。放っておいても、人間はいずれそうなる。大多数の者は支配される感情の中に沈むが、一部の者は超人に変わっていくのだ。私はそれに手を貸して実現を早めるだけだ。そうでないと、他の民族の中からもそれが現われないとも限らないからな。 
(ミュンヘンのナチス本部で、ハンス・フランクヘ)
前に、“永遠の未成年者の実験場は東方だ”と言ったが、超人類を生むことについても、東方が実験場になるかもしれない。近未来、天変地異が襲うヨーロッパ各国にも、大戦の舞台になる中東にも、米ソやインドにも同じことが起こるかもしれない。
 しかし、なんといってもアーリアだ、われわれゲルマンだ。それが頭ひとつ抜いて超人類を創出する。それが創造されさえすれば、もはや我々に勝てる者はない。
 考えてもみたまえ。世界中の猿が連合して人類に立ち向かってきたとしても、近代兵器を持ったほんの数人の人間に勝てまい。同じことが、これまでの人類と今度現われる超人類の間にも起こるのだ。
(ミュンヘンで、ラウシュニングとフランクヘ)
その証拠を明かそう。じつは私は、すでにその人間を見たことがあるのだ。恐れを知らぬ、目を合わせていられないような、苛烈で新しい人間をね。
(山荘で、ゲッベルスとラウシュニングヘ)
天地創造は終わっていない、特に人間については、終わっていない。人類は今、次の階段を昇り、新しい戸口に立っている。新しい種族が輪郭を示しはじめている。それが超人の種族だ。彼らと彼女たちは出来上がりつつある。完全に自然科学的な突然変異によってだ。
(ゲッベルス、フランク、ヒムラー、ラウシュニングヘ、山荘で)
そして大破局が起こる。近未来に起こる。しかし救いのイエス・キリストなんか来ない。別の救世主が来る。そのとき人類を救うのは人類を超えるもの……彼らと彼女たちが、新しい世界、新しい宗教を創る。
(アルプス山麓のデートで、レニ・リーフェンシュタールヘ)

ここでいう「超人」のカテゴリーに入るものは、五島勉の「1999年以後」の1988年代にはまだそれほど知られていなかったかもしれないが、最近では「スピリチュアル系」の話に出て来る「チャネラー」とか、「ヒーラー」とか、「インディゴチルドレン」とか、「クリスタルチルドレン」とかいうものに非常に似ている。

1988年当時の日本で知られたものと言えば、「バシャール」などのチャネラーの類いだったはずである。それ以後、欧米に「インディゴチルドレンやクリスタルチャイルド

など前世が他の惑星で生まれたというような記憶を持つ子供たちや特殊能力を持つ子供たちが登場するようになったわけである。

これはイルミナティー推奨のワクチンの毒に脳をやられた結果の自閉症児の一種なのだろうか? 
あるいは、その次の段階にある子供のことなのだろうか? 
何らかの脳損傷のおかげでこういった特殊な知覚が訪れたのだろうか? 
あるいは、脳に何の問題もなくてもそういう特殊能力を持つのだろうか? 
この辺はまだ定かではないが、これまでにいなかったタイプの子供たちが出て来ていることは間違いないようである。

この彼らの中からヒトラーが予言した「超人」が出て来るのだろうか?

五島勉の「1999年以後」の「ノストラダムスの予言との不気味な符号」というセクションにはこの問題についての面白い記述がある。

「1999年7の月、恐怖の大王が降ってくる」--ノストラダムスは、『諸世紀』10巻72番のピークの詩でこう予言している。これにつながるものとして、今世紀末の大旱魃や大洪水、宇宙兵器による災害、中東大戦の詩がいくつもある。
 そして、「巨大な光の反対のものがすべてを絶滅する」という、超兵器か何かによる人類滅亡をはっきり警告した恐ろしい詩も残している。
 しかし、その一方で、「大きなメシー(救世主)の法が”日の国”で保たれる」ともノストラダムスは書き、”日の国”が人類の破滅を阻止する役割を担うらしいことも暗示した。
 しかも、彼はこれに重ねて『諸世紀』4巻の31番に、「(欧米が衰えるとき、思いがけない場所に)新しい脳を持つ人が現われる」という重大な予知も書き遺していたのだ。
 これは”日の国”がその中から一種の超人を生み出す予言とみて間違いない。
 そこでヒトラーの予言をここに重ねると、今世紀末、日本とドイツに、「新しい脳を持つ人」と「超人バタリオン」が現われて破滅に挑む、ということになってくるわけだ。
 ありがたさと恐怖の背中合わせのような、奇怪な一致である。ノストラダムスは、もともとユダヤ系の大予言者だからだ。エゼキエル、ダニエル、……、イエス、ヨハネとつづいてきたユダヤ系予言者たちのアンカーとして、聖書から1500年後に現われたのがノストラダムスだた。
 そのため、本来なら、最後の中東大戦でのユダヤ・イスラエルの勝利をうたい、そのあとにはユダヤの「神」がおさめる聖なる新世界ができる、と書くのが、ノストラダムスの大きな責任であるはずだ。
 ところが彼は、一度はそうしようかと悩んだすえ、聖書よりもユダヤの血よりも、自分自身の予知力に忠実にしたがい、「”日の国”の新しい脳」が破滅を切り抜ける、と断定したのだ。そこに「1999年ハーケンクロイツの日、超人たちが大戦をおさめる」のヒトラー予言が、ノストラダムスを補う形で加わってきたといえるのだ。

ドイツの超人、おそらく金髪碧眼種の超人か、新しい脳を持つ日本人。そんな新種の人間が誕生しないかぎり人類は生き残ることが出来ない。そういう趣旨のことをノストラダムスもヒトラーも予言したようである。
<転載終了>