第18帖 岩戸開く役と岩戸しめる役とあるぞ。 一旦世界は言ふに言はれんことが出来るぞ、 シッカリ身魂みがいて置いて呉れよ、 身魂みがき第一ぞ。 この道開けて来ると、世の中のえらい人が出て来るから、 どんなえらい人でも分らん神の道ざから、 よくこの神示読んで置いて何んな事でも教へてやれよ、 何でも分らんこと無いやうに、 この神示で知らして置くから、 この神示よく読めと申すのぞ。 この道はスメラが道ざ、 すめるみ民の道ぞ。 みそぎせよ、 はらひせよ、 臣民早くせねば間に合はんぞ。 岩戸開くまでに、まだ一苦労あるぞ、 この世はまだまだ悪くなるから、 神も仏もこの世には居らぬのざといふところまで、 とことんまで落ちて行くぞ。 九月に気をつけよ、 九月が大切の時ぞ。 臣民の心の鏡凹んでゐるから、よきことわるく映り、わるきことよく映るぞ。 今の上に立つ人、一つも真の善い事致しては居らん、 これで世が治まると思ふてか、 あまりと申せばあまりぞ。 神は今まで見て見んふりしてゐたが、 これからは厳しくどしどしと神の道に照らして神の世に致すぞ、 その積りでゐて呉れよ。 神の申すこと、ちっともちがはんぞ。 今の世に落ちてゐる臣民、 高い所へ土持ちばかり、それで苦しんでゐるのざ。 早う身魂洗濯せよ、 何事もハッキリと映るぞ。 六月二十六日、ひつくのかみ。 |