In Deepさんのサイトより
http://oka-jp.seesaa.net/article/211773060.html
<転載開始>
懸念は地球に衝突する可能性ではなく、赤道上空の静止衛星に小惑星が衝突する可能性がわずかに存在すること。
(訳者注) NASA が昨日発表した 「2011MD」と名付けられた小惑星は、新しく発見されたもので、 6月27日の午前9時30分頃(日本時間 6月27日 午後11時30分)に地球から 12,000キロメートルのところを通過していくことがわかったとのことです。
非常に近いところを通過するわけですが、ただ、この 2011MD は直径 5 ~20メートル程度のかなり小さな小惑星で、仮に地球に突っ込んでも、大部分は分子レベルで破壊される程度の大きさのようにも思います。
それよりも、この小惑星、地球に衝突する可能性はなくとも、「赤道上空の静止衛星ゾーン」を通過していくので、ものすごい小さな確率ですが、静止衛星等に衝突する可能性がごくごく僅かにあるのだそうです。天文学的に小さな可能性だと思いますが。
そのスペースウェザーの記事をご紹介します。
ついでに、現在、 NASA が発表している「今年、地球の近くを通過することが確定している小惑星一覧」の表も日本語にして載せておきます。冒頭の「2011MD」とか「2011 GA55」とかいったものは、小惑星に付けられた名称です。大体の場合は、「その小惑星が最初に発見された時の年代」がそのまま名前につけられているものです。
また、距離の「 LD 」という単位は「ルナ・ディスタンス」、つまり、月と地球の間の距離を「1」とした単位で、月と地球の間の距離は 384,401キロメートルですので、たとえば、「 1 LD は、地球から約 38万キロメートルのところを小惑星が通過する」ということになります。
下の図で、今年もっとも近くを通過すると見られる27日の 2011MDは「0.05LD」で、12,000キロメートル。次に近くを通過するのは、9月23日に地球にもっとも近づく「小惑星 2007 TD」は 3.8LDとありますので、地球から 1,450万キロメートルのところを通過していくということになるようです。
なお、これらはあくまで NASA が把握している分だけであり、実際には、把握していない小惑星の数のほうが遙かに多いと思われます。それを前提としてですが、NASA が把握している分では、6月27日以降は、特別、地球に大接近する小惑星はありません。
・06月27日 小惑星 2011MD / 距離 0.05LD / サイズ 11メートル
・07月06日 小惑星 2011 GA55 / 距離 64.1LD / サイズ 1キロメートル
・07月10日 小惑星 2011 EZ78 / 距離 37.3LD / サイズ 1.6キロメートル
・07月14日 小惑星 2003 YS117 / 距離 9.3LD / サイズ 1キロメートル
・07月23日 小惑星 2007 DD / 距離 9.3LD / サイズ 31メートル
・08月22日 小惑星 2009 AV / 距離 49.7LD / サイズ 1.1キロメートル
・09月18日 小惑星 2003 QC10 / 距離 50LD / サイズ 1.2キロメートル
・09月19日 小惑星 2004 SV55 / 距離 67.5LD / サイズ 1.2キロメートル
・09月23日 小惑星 2007 TD / 距離 3.8LD / サイズ 58メートル
・10月09日 小惑星 2002 AG29 / 距離 77.1LD / サイズ 1キロメートル
ここからスペースウェザーの記事となります。
ASTEROID FLYBY
NASA スペースウェザー 2011.06.24
小惑星が地球の傍を通過する
新しく発見された小惑星「 2011 MD 」は、米国東部時間の2011年06月27日の月曜日の午前9時30分頃(日本時間 6月27日 午後11時30分)に、地球からわずか、 12,000キロメートルの上空を飛行していくことがわかった。
NASA の専門家の分析では、この小惑星が地球に衝突する可能性はないという。
それでも、今回の今回の小惑星は非常に地球に近く接近し、その軌道は地球を中心として非常に鋭角な軌跡を描くと見られている。

小惑星 2011MD が、もっとも近づく際には、小惑星は南極大陸の海岸近くの南大西洋上を通過する。
この小惑星は、地球から離れる際に、赤道上空の静止衛星の地帯を通っていくと見られる。限りなく可能性はゼロに近いとはいえ、人工衛星、あるいは宇宙ゴミと小惑星が衝突する可能性が僅かながら存在する。
小惑星の光度から見て、この小惑星の大きさは 5メートルから 20メートル程度の小さなものだ。NASA のジェット推進研究所(JPL)によれば、この規模の小惑星がこの距離にまで近づくイベントは、大体6年に一度程度は起きているという。
この小惑星はかなり明るいので、観測できる時間はごくわずかながらも、家庭用の中型望遠鏡でも見ることができるという。