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千成記

日本が滅亡に近い状態になりつつあるのはどうしてなのか (Darkness of ASIA) でmaomaoさんが紹介してくださったブログの内容が驚愕でした。

目の前に迫った危険に気がつかずに安穏としている日本人は、この内容をしっかり頭にたたき込んで置くべきかも。

もっとも、このブログが言いたいことは、楽観的でも悲観的でも、 ダメな時には、ダメだということなのですが・・・

ただ、 そのことを頭に置いて危機が間近であると思い、万全の準備をしたら、ひょっとしたら助かる可能性が~ ということのようです。

このブログの警鐘は真摯に受け止めるべきかもですね。

前向き思想、楽観主義を捨てなければならない時代が来た

「前向きに考えれば成功する」という口当たりの良いセリフに騙されてはいけない。心からそれが間違いであることを知らなければ、これからは命すら危ない時代になる。

「前向きに考えれば成功する」は一種の底の浅い安物の薄っぺらい宗教もどきだ。お経を唱えれば幸せになれるという効率性の薄い宗教と何ら変わることがない。


前向き思想で皆殺しにされる


日本人が高度成長を迎えて幸せな経済状況になったのは、朝鮮戦争でアメリカが日本を利用することに決めたからである。

日本人の才能云々は後付けの理由だ。また、日本人が前向きだったかどうかも何ら関係がない。

特にこれから世界経済も日本経済も未曾有の激震を迎えようとしているのに、その中であなたひとりだけが「前向き」「ポジティブ」「楽天的」に考えても無駄になる可能性が高い。

ナチスが台頭するドイツで、ユダヤ人ひとりが前向きに考えて何かいいことはあっただろうか。彼らは皆殺しにされた。

ポル・ポト時代が来る前からすでにクメール・ルージュは危ないという世論はあった。華僑や都市住民が前向きに考えて何が良いことがあっただろうか。彼らは皆殺しにされた。

福島原発は問題ない、安全だと前向きに考えて何か良いことはあっただろうか。実は地震翌日にメルトダウンしており、広島原発168発分のセシウム137が吹き飛んでいたと私たちはあとで聞かされた。楽観的に考えていたあなたはそれを知らされずに浴びた。

「前向きに考えれば成功する」というのは、時代が激変してうねっているようなときは、とても危険な考え方である。

「前向きに考えれば成功する」と車が高速で走っている道路を横切って無事でいられると思うだろうか。ものすごい奇跡が起きて轢かれないで済むかもしれないが、そんな偶然は長持ちしない。

それは洗脳である。ただの洗脳ではない。口当たりが良い分だけあって、かなり悪質な洗脳だとも言える。

底抜けの楽天主義のラテン系はどうなのか


何度も書いているのだが、世界中でもっとも成功するのはラテン系だったはずだ。彼らの底抜けの楽天主義は世界に類がない。

ところが、ラテン系の国が大成功して世界のトップに踊り出ているという話は聞いていない。

楽観的だと言えば、最近失笑を浴びているのはギリシャ国民である。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社が実施した「幸福度」に関する欧州の世論調査で、ギリシャ国民は8割が「自分の人生は幸せ」だと答えているのだという。

ギリシャと言えば現在、2年物ギリシャ国債利回りが46%を超えて最高水準に達して国家破綻寸前ではなかったか。いや、もうすでに破綻(デフォルト)している状況だと多くの人々はその金利を見て思っている。

この恐るべき状況で、ギリシャ人はえらく前向きだが、まったく国としては成功していない。国家が破綻すればギリシャ人も未曾有の苦難に突き落とされる。

これからと言えば、ブラジルが発展するのではないかと言われているくらいだが、それは資源と人口を抱えているからであって楽天的だからではない。

あと、アジアでもっともラテン的気質を持っているのはフィリピン人だ。

ではフィリピンはその楽天主義の総体として成功しているのかと言われれば、アジアで下から数えたほうが早いほどの貧困国に落ちぶれてしまっている。

「前向きに考えれば成功する」とは、よくもこんな冗談をぬけぬけと言えたものだ。もうそろそろ詐欺か何かの話で著者を訴えるような話が出てきてもいい頃だと思う。

今までは何も考えなくてもよかった


ラテン系が軒並み貧困国で、ドイツやイギリスのような陰気で皮肉な考え方や見方をする国は先進国だった。

この事実を考えると、楽天的に、前向きに、あくまでもポジティブに考えることは逆に失敗を招くのではないかだろうか。少なくとも盲信すべきものではなさそうだ。

信じれば報われるだとか、努力すれば達成できるとか、良いことだけを考えれば良い結果が返ってくるとか、そういうのはあまりにも安易すぎる。

完全に安っぽい宗教と堕しているし、もし宗教でないのなら単なる思い違いだろう。

高度成長時代では「前向きに考えなくても」、それこそどこかの会社に潜り込んで適当にやってさえすれば食べて行けた。

何の自己啓発もせず、テレビを見てビールを飲んで日曜日は何もせずに寝ている怠惰な人間でさえいつの間にか課長くらいにはなった。

歳を取ったら年功序列で出世までして、しかも会社を辞めたら退職金さえもらえたし、年金まで出た。

本人に何か思慮があったわけではない。単にそういう時代だったのである。そして、今やこれは「過去の話」である。

今の日本人は適当にやっていればリストラされるし、必死で働いても年功序列もなく、退職金もでるかどうか分からず、年金も出ない可能性が高い。財政が破綻するからだ。

団塊の世代は勝ち組ではない。勝ち逃げするには日本人の平均寿命は長くなり過ぎているわけで、恐らく年金が急減もしくは停止するような目に合ってパニックに陥ることになるだろう。

政治の迷走はこれからも続くし、そうしている間に地方から破綻していく。

あまりにも馬鹿げている


そして、日本人が楽観的に、前向きにと言っている間に、苦心惨憺して生きてきた在日韓国人たちは政治の中枢に潜り込み、今や韓国崇拝を日本人に押しつけるほどにもなってきた。

彼らには楽観主義などない。あるのは憎しみと恨みと下克上の精神だ。狼の前で羊でいれば、それはただのエサなのである。

在日韓国人の孫正義氏がやっているソフトバンクは現在の日本でもっとも成功しているベンチャーだが、この企業は日本人の父親をイヌ扱いするコマーシャルを出している。

韓国ではイヌとは侮蔑言葉の対象であり、韓国人はイヌを食べるのではなかったか。

日本人は在日韓国人の会社にイヌ扱いされ、馬鹿にされ、嘲笑され、それを見せられている。ソフトバンクという会社がそれをやっている。いったい何という恥知らずな会社なのだろうか。私たちはこういったサブリミナルを在日韓国人から受けている。

私はこの人は類まれな豪腕を持った経営者だと単純に考えていて、毀誉褒貶があっても、その行動力は今の日本で誰もかなわないものだと思っていたときが長かった。今は裏切られた気持ちになっている。残念だ。

日本人がイヌなら、それは韓国人のエサだということだ。

エサになりたくなければ、まずは「楽観思想」も「前向き哲学」も「ありがとう精神」も全部捨てなければならない。

敵がいないエデンの園のような世界になったら、またその哲学を取り戻せばいいのであって、今はそんなことを言っている悠長な時代ではないのである。

老人は成功体験を持っているが、今は利己主義に陥っている。高度成長の記憶が人生と結びついているので、今の体制を変えたいとは思っておらず、だからこそ日本が停滞していても今のままでいいと思っている。

実力をつけていくアジア各国に対して、相対的に実力を落として行く日本の姿がある。

その中で、「前向きに考えよう」「スピリチュアルだ」とは、あまりにも馬鹿げていて苦笑いすら出てこない。

日本は数年前から瀕死の状況であり、累積債務問題も、円高も、高齢化社会も、少子化問題も何ひとつ解決していない。その上に放射能まで降り注いでいる。

生き残れるのはわずかな人たちだけである。そのわずかな人は、恐らく前向きだった人ではなく、悲観が前提にあって、守りを固めている人だろう。

時代の流れに飲み込まれて同じ運命


前向きに考えたら何事もうまく行くというのはあまりにも滑稽で子供じみている。日本人はいつから幼稚な考えを信じるようになってしまったのだろうか。

15世紀から奴隷として売り飛ばされ続けたアフリカ人は全員前向きではなかったのだろうか。

1945年の広島や長崎の人たちは前向きな人間はひとりもいなかったのか。そして1940年代に虐殺されたユダヤ人は誰も彼もが後ろ向きだったのか。

そんなことはない。前向きな人も後ろ向きな人も合理的な人も宗教的な人もいたはずだ。あらゆる考え方をする人がいたはずだ。

しかし、全員まとめて時代の流れに飲み込まれて同じ運命を辿った。

流れの早い大河に落ちたら誰もが同じ方向に流される。下流へ、下流へと押し流される。

たまたま何かにつかまって流されない人もいるかもしれないが、ほとんどが同じ運命、つまり下流へと押し流されて行くのだから、そこに個人の心の持ちようはあまり問題にならない。関係ないとさえ言える。

前向きに考えたところで、時代の激流のほうが早ければ、恐らく押し流されて助からない。「時代のうねり」を甘く見たものは、それ相応の結果に堕ちて行く。

猜疑心と競争心と独占欲の塊で成功


また、「楽天的に考えないと成功しない」というのは嘘だ。

人間的に優れた人が成功するケースもある。しかし逆に、成功した悲観論者も多いし、人格も性格も欠陥のある人間が社会的地位や大金をつかむケースも多い。

人を蹴落とし、罵り、暴力をふるい、それでのしあがった人間も多い。拝金主義で、策略や謀略をはりめぐらせて成功する人間もいる。

世界ナンバーワンの金持ちの常連だったビル・ゲイツは聖人君子の経営をしていたのだろうか。いや、ビル・ゲイツは猜疑心と競争心と独占欲の塊で顰蹙を買っていたのではなかったか。

「マイクロソフトはいつでもつぶされる」と彼は口癖のように言っていたのである。まったく楽観的ではなかった。

組織の中で生きている人間はそういう事実をよく知っているはずだ。

ビル・ゲイツのようなタイプは悪人かもしれないが、悪人であることはあまり問題になっている様子はない。前向き志向の善人をたたきつぶして這い上がっている。

あらゆるタイプの成功者がいるのであれば、別に自分が楽天的であろうが悲観的であろうが関係ない。だから、無理して前向きになる必要はない。

むしろ全世界がシステム疲労している現在は、何を考えて考えなくても、前向きであっても楽天的であっても、暴力的な大きな時代の波にすべての人間が飲み込まれると考えたほうが「合理的」であると思う。

あちこちの国がソブリン・リスクを起こしたり、崩壊したり、挫折したり、暴力が拡大していったりする。

そんな時代で無防備なまでに楽天的であったり、前向きでいようとするのは、単なる愚か者でしかない。

むしろ、現実を直視し、決して楽観的にならず、まずはサバイバルするための準備をはじめるくらいでちょうどいい。

そういう意味で、「前向き」「ポジティブ」「楽天的」を説くような本は、有害である可能性すらある。

それは今すぐ捨てなければならないものである。