ROCKWAY EXPRESSさんのサイトより
http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/726/
<転載開始>

カイロのイスラエル大使館前でガス供給停止を叫ぶデモ隊

◆4月25日

 エジプトでムバラク政権が倒されてからイスラム主義的政党が議会の過半数を占め、そのためイスラエルとの関係が、以下の記事にあるように悪化しだしている。

 この件では既にこのROCKWAY EXPRESS でも昨年の9月11日号「在エジプト・イスラエル大使が暴動の日に夜逃げ 」で、あるいは3月1日号「エジプト・トルコ対イスラエル:「完全な断絶」」で示してきた。

 20世紀が「ユダヤの世紀」 (4月1日号「ユダヤ時代の終焉」)であったかもしれないが、21世紀は全く異なることは明らかである。ユダヤ・イスラエルの没落であり、サバイバルであり、また審判の時代ともなりうるのだ。このとき、最後の救いの手は、ほかでもなくこの日本国から差し伸べられることが予見される。日本とユダヤの特別な関係のためである。

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●エジプトはイスラエルとの間のガス供給契約をキャンセルhttp://www.guardian.co.uk/world/2012/apr/23/egypt-cancels-israeli-gas-contract?newsfeed=true
【4月24日 Harriet Sherwood】

 エジプトはイスラエルとの間にあった20年間のガス供給契約を破棄したという。不安定性を増大させている両国間の関係が影響していると見られている。 

 両国の高官らは、2005年に署名されイスラエルの天然ガスの40%を賄っていたこの取引の終了の原因は、民間企業同士間での支払い問題にあったという。しかし両国政府はこれが政治問題に発展しないようにと必死になっている。

 この契約はエジプトでは不満が多い。イスラエルの買値が市場価格を下回っていたからだ。ガスをイスラエルに運んでいたシナイ半島のパイプラインは、昨年起きた反乱以来、少なくとも14回は破壊された。このために供給面で大いに支障を来たした。

 エジプトのエガス社のモハメド・シェイブは、取引終了の決定は、「イスラエル側が義務を履行しなかったからだ」と語った。

 イスラエルのアビグドール・リーベルマン外相は、「契約の破棄はよくないサインだ」と語ったが、「ビジネス問題を外交問題にすることは間違いだ」とも言った。

 ユバル・ステイニッツ財務大臣は「外交、経済面で憂慮している。これは両国間の平和協定を縮小させる危険な先例である」と述べた。

 野党のカディマ党党首の シャウル・モファズはイスラエル・ラジオに、この動きは「 平和協定に対する侵犯である」と語った。

 イスラエル高官らは1979年に結ばれた平和協定の将来に不安を感じている。この協定の信頼できる支援者であったホスニ・ムバラクが14ヶ月前政権を追われたからだ。エジプト議会の過半数を占めるムスリム同胞団やその他のイスラム主義政党が両国間の同盟を緩めたり破棄することに賛成だからだ。

 「これはビジネス上の問題だが、政治的には非常に不安定な要素を敷いたことになる」とあるイスラエル高官は語った。「ガスの取引についてはエジプトではずっと不満があった。そしてエジプトのイスラエルとの合弁企業はこのところ非常に不人気である」と語った。

 「我々は政治的な分野に影響が及ばないようにしている。我々は政治的危機を避ける為、ダメージ・コントロールをしている」と、エジプトの高官が語った。

 エジプトからイスラエルへのガスの流れは、パイプラインに対する最後の襲撃以来、この二週間止まったままである。そして、イスラエルは今後数ヶ月間、停電に対する警告を発している。また電気料金は攻撃が始まってから20%上がっている。

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<転載終了>