本山よろずや本舗さんのサイトより
http://homepage2.nifty.com/motoyama/index.htm
<転載開始>
 マヤの長期暦が終わるとされる2012年12月21日に、人類の運命にとって重大な出来事が起こると主張する人たちがいます。
 例えばW氏のメルマガでは、私たちの太陽系が属する天の川銀河の中心に超巨大ブラックホールがあり、12月22日あるいは23日にこの地球が太陽系ごと飲み込まれるという説を紹介しています。太陽系がブラックホールに吸い込まれると、ワームホールに入り、別次元の空間に到達するというのです。W氏は、その別次元の空間には高度文明が存在する可能性があり、これこそが地球と人類のアセンションだと信じているようです。
 またW氏からの約1ヶ月前のメルマガでは、その21日に人類が滅亡すると信じる人たちが世界中にいて、どういう行動をしているか紹介しています。一部を抜粋して紹介します。

 ・・・<W氏のメルマガから抜粋開始>・・・

 2012年地球滅亡説をテーマとする著書があるベルギーのパトリック・ジェリルさんは、古代文明マヤの長期暦が終わるとされる今年12月21日に太陽フレアや火山噴火、地震、核のメルトダウンといった天変地異が起きると信じ、これまでに13万ドル(約1080万円)以上を生き延びるための対策に費やしてきたという。

 これまでに蓄えた防災グッズは武器弾薬、浄水剤、防水マッチ、星座観測のための製図台、水運搬用のコンドームなど100品目近くに上る。問題は、世界が壊滅状態に陥る中でどうやってベルギーから比較的安全と考えられる南米へ行くかだという。

 今年3月にパトリックさんを取材したニュースチャンネルCNNは、彼はその時が来たら放射性物質が届かない遠く離れた南米の小さな避難壕に逃れ、約1年間生き延びてほかの生存者とともに社会を再生する計画だと報道した。

 パトリック・ジェリルさんは自著「サバイビング2012」の中で、マヤ暦が終焉する時には大陽のフレアが地球にまで達して地球の磁気シールドを破壊し、その結果地球の自転が逆方向に変わるだろうと予測した。また、パトリックさんによればエジプト文明とマヤ文明の遺跡には、前回の1万2000年前の世界の終わりの災害の記録やアトランチス時代の記録がたくさん残されているという。彼によれば、エジプト文明やマヤ文明は前回世界の終りの災害に直面しそれから生き延びた人たちが作った文明だと考えているのだ、

 また、インターネットで「サバイバル2010」という人気ウェブサイトを運営しているオーストラリアのロバート・バストさんは、自身と妻と3人の子供たちとで生き残るためにこれまで35万ドルあまりを費やしてきた。彼は次のように語った。
「私が生きているうちに壊滅的な出来事が起きる可能性は極めて高い。太陽の活動による送電網の破壊、インフルエンザの 大流行、小惑星の衝突、磁極の移動などがあり得る」と。
 そのためのサバイバル対策として食料と水に5000ドル、調理設備、発電機、バッテリー、浄水器、太陽光発電機などの装備に1万1000ドルを費やした。その他、33万ドルをかけて自宅から車で1時間あまりの高台に土地を買って家を新築し、避難壕も用意した。また、移動の手段としてトヨタのピックアップトラックも1万ドルで手に入れた。

 現在、彼らが心配するような前兆現象が数多く現れ始めているは、紛れも無い事実である。

 特のそれが顕著に現れているのが、インドーオーストリアプレート周辺だ。

 オーストラリア大陸付近の海底が今年8月のほぼ一ヶ月間で、約800メートル以上の海底の隆起が見られた。地殻変動が活発な時期にはなんと1日で3メートルの隆起が見られた。

 その反動のせいかインドプレート周辺では、極端な海面上昇が起こり始めている、インド・ベトナム・インドネシア・フリピンでは、多くの水没する地域が日々拡大していて大問題となっている、

 これは、つまりインド洋で赤道を挟んでオーストラリア側が隆起し、インド側が沈下するという地球規模の大地殻変動が起こっているものと考えられる。

 いずれにしてもこれからの1ヶ月で、パニック映画「2012」のような大規模パニックが起こる可能性があると筆者は考えている。

 なぜなら日々世界中での地震の発生が激増し、1万年以上も休眠していた火山すらも活動が激化しているからだ。今年になってからでも70以上もの火山が噴火を始めた。その数も日々増加している。

 「世界滅亡の日」が1か月後に迫っていることから、終末論を信じる熱狂的なニューエイジ信者や観光客がフランス南西部にあるビュガラッシュ山(Pic de Bugarach)に殺到する事態が予想され、地元当局は今月16日、「公共の安全」を理由に山頂に至る山道への立ち入りを禁止しと報じられている。

 2012年12月21日世界滅亡説を信じる人々にとって、数少ない「救いの地」だったといわれ、「世界が終末を迎える」にあたり、ビュガラッシュ山の山頂が開いて異星人の乗った宇宙船が現れ、山頂付近にいる人間を滅亡から救ってくれるのだという噂が広まり今年の夏頃から人々が集まり始めていた。

 筆者が暮らす山梨県と長野県境にある八ヶ岳周辺でもこの夏頃から移住者が激増し、ほとんど賃貸し物件が皆無の状態となっている。かなり影響力を持つ人々たちも都会を捨て、最近移住してきたという話を聞いた。

 ・・・<抜粋終了>・・・

 またここ1~2ヶ月のことですが、私のところにG氏の説に関するメールが数件来ました。G氏は大学教授の大学教授と言われるアカデミーの一員であり、画家でもあり、さらに音楽家の顔を持つ異彩の人物なんだそうです
 そのG氏の説とは、マヤ暦が終わる今月の21日から来年の2月14日の間に、惑星ニビルが地球の軌道上に接近する。惑星ニビルは火星と木星の前にある小惑星帯を通ったさいに、その引力で隕石を引き連れ、それが地球に激突する可能性がある。もしそうなったら地球のどこにいても600メートルクラスの津波が起こるので、標高の高いところに避難した方がよいとのこと。そしてその際に地軸が傾くボールシフトが起こるかもしれないとも言っているそうです。その為G氏は、人々にG氏が住んでいる標高1000メートルの信州に避難してくるように勧めているそうです。そこに住めば、いざとなったときにアンドロメダ系の巨大宇宙船が助けに来てくれるとも言っているそうです。

 私はW氏の説やG氏のこうした話に全く興味がありません。
 興味はないのですが、訪問者の方からG氏の説の信憑性について信頼できる霊能者に聞いてほしいという依頼のメールをもらったりしました。G氏は影響力がある人物のようで、他にも数件G氏に関するメールをもらいました。おかげで私は、興味のないG氏の説を何度も聞かされるはめになり、すっかり内容を憶えてしまいました。

 未来は人々の意図が総合的に反映されて作られるものであり、確定したものではないと私は考えます。それゆえ未来に、絶対にこれが起こるとか、起こらないといった断定をするつもりはありません。もちろんW氏やG氏の予言に関しても、私は正しいとか間違っているとか言うつもりはありません。何を信じるかは個人の自由なのですから、人が何を信じようと私はそれに対してあれこれ言う立場ではありません。
 ただ当HPを訪問される方々は、私がどう考えるかという点に関しては、興味を持たれていると思います。W氏やG氏の説を聞かされれば、もしかしたら21日前後に何か起きるかもしれないと不安に思われた方も多いかもしれません。それゆえW氏やG氏の説に対する私の意見を、ここで述べさせていただきたいと思います。

 私はマヤ暦が終わるとされる21日前後に、ブラックホールに地球が飲み込まれるとか、惑星ニビルが接近するといった話を全く信じていません。理由は極めて単純です。その証拠がないからです。
 巨大なブラックホールが太陽系に近づいているとか、惑星ニビルが地球の軌道に接近しているのが事実であるなら、間違いなく今頃全世界はパニックになっているはずです。NASAのような公的な天体観測を行う機関が、いかに隠そうとしても、太陽を3600年周期で回るような巨大な天体の接近を、世界中の人々から完全に隠せるはずがありません。世界中に民間で天体観測をしている人々がたくさんいます。例えば彗星研究家の木内鶴彦さんのように、専門家ですらみつけられなかった彗星を発見する優秀な民間観測家もいます。そうした人々から、地球軌道に巨大な惑星が接近しているという情報はただの一つも出てきていません。それなのに、誰かが惑星ニビルが来ると言ったからといって、それを信じる人々がいること自体に私は驚きをおぼえます。むしろそうした人々の思考形態に、私は興味があります。

 しかしだからといって私は惑星ニビルの存在を否定しているわけではありません。太陽を3600年周期で回る惑星があるという、古代シュメールの人々の説に興味はあります。そこにアヌンナキ(アヌンナキという言葉は、「天からきたもの」という意味らしいです)という地球外知的生命体がいて、当時地球に生息していた類人猿に遺伝子操作を行い、現在の人類を造ったといいます。一般の人々にとって荒唐無稽に思われるこうした話を、私は充分にありえる話だと捉えています。しかし惑星ニビルが地球軌道に再接近するのは、これから数百年先のことだと聞いています。
 私は今の時期に惑星ニビルが来るといった話を信じる人々は、結局のところ、そうした話が好きなんだと思います。神秘化ゲリーボーネルさんから私は、人間は真実よりも、自分の信じたいものを信じる生き物だと教わりました。今回のニビル騒ぎが治まったとしても、これからもW氏やG氏のようなことを言う人物は、雨後の竹の子のように出てくると思います。そしてそうした話を信じたい人々が、また数多く出てくるだろうと思います。

 少し話題は変わりますが、来年(2013年)にNASAが巨大な太陽フレアが起こる可能性があると言っているそうです。実際今年(2012年)に、大きな太陽フレアが2回起きたそうです。幸いながら、1989年にカナダケベック州で起きたような大停電は発生しませんでした。しかしNASAが警告しているぐらいですから、来年に太陽フレアが起こったら、多少なりとも被害をもたらすかもしれません。
 ただ私は2013年に大きな太陽フレアが起こったとしても、それがマヤ族の予言にあるような人類の禊(みそぎ)の始まりだとは思いません。マヤ族の言い伝えにあるような人類の禊が起こるという話はそうだろうと思いますが、来年ではないと思っています。
 その時期は人類の運命にとって大変重要な情報です。
 私はその時期を知りたいと思い、私のガイドに教えてくれるようにお願いしました。するとガイドからある時期が示されました。しかしその情報をここで公開しようとは思いません。それを書いてしまうと、それを知った人々にネガティブな作用をもたらす危険性が高いと思うからです。情報は、それを知る準備が整った人に与えられるものだと私は考えます。もし訪問者の方々の中で、その情報を知りたいと思われる方がおられましたら、私のようにガイドにお願いすることをお勧めします。もしその情報を受け入れる準備が整った方なら、間違いなくその情報が何らかの形でもたらされるはずです。

 とはいえ私は、私の知った情報を公開しないと言っているわけではありません。
 私は、“伝達する者”としても役割を担って生まれてきたことを理解しています。私が知ったことを、人々に何らかの形で伝える必要があります。来年ではないのですが、それはそれほど遠い先ではありません。もう時間があまりありません。

 ここで私が強調したいことがあります。
 私は人類に対する禊と表現しました。それは滅亡ではありません。私は人類は禊を経た後、すばらしい世界が来ると信じています。ではそうした世界に住むためにはどうすればよいかですが、それは変容(シフト)する以外にありません。巨大な津波が来るから標高の高いところに住むべきだと言う人がいます。私は標高の高いところが低いところより比較的安全だということは認めますが、変容(シフト)しない人に安全な地など、この地球上のどこにも存在しないと思っています。逆に変容した人は、巨大地震が起こっても不思議と災害に合わないという事態が起こると思っています。
 大事なのは、災害が起きるから安全な地に逃げようというのではなく、変容することを意図し、日々を大切に実りあるものとして過ごすことだと思います。


(2012年12月21日)

<転載終了>