正しい情報を探すブログさんのサイトより
http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11486816349.html
<転載開始>
前々から指摘されていましたが、やはりTPP交渉に後から参加する国には再交渉をする権限は無いようです。報道によるとTPP交渉参加には極秘条件があったとのことで、それによるとTPP交渉に遅れた国には再交渉を認めないとのことです。


☆TPP参加に極秘条件 後発国、再交渉できず
URL http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013030702000237.html

引用:

環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加問題で、二〇一一年十一月に後れて交渉参加を表明したカナダとメキシコが、米国など既に交渉を始めていた九カ国から「交渉を打ち切る権利は九カ国のみにある」「既に現在の参加国間で合意した条文は原則として受け入れ、再交渉は要求できない」などと、極めて不利な追加条件を承諾した上で参加を認められていた。複数の外交関係筋への取材で七日分かった。

 各国は今年中の交渉妥結を目指しており、日本が後れて参加した場合もカナダなどと同様に交渉権を著しく制限されるのは必至だ。

 関係筋によると、カナダ、メキシコ両政府は交渉条件をのんだ念書(レター)を極秘扱いしている。交渉全体を遅らせないために、後から参加する国には不利な条件を要求する内容だ。後から入る国は参加表明した後に、先発の国とレターを取り交わす。

 カナダなどは交渉終結権を手放したことによって、新たなルールづくりの協議で先発九カ国が交渉をまとめようとした際に、拒否権を持てなくなる。

 交渉参加に前向きな安倍晋三首相は、「『聖域なき関税撤廃』が前提ではないことが明確になった」と繰り返しているが、政府はカナダとメキシコが突きつけられた厳しい条件を明らかにしていない。日本がこうした条件をのんで参加した場合、「聖域」の確保が保証されない懸念が生じる。
:引用終了


未だにTPP推進派の方々は「不利な条件があったとしても、交渉の実力次第でどうにでもできる!」などと述べていますが、交渉参加条件には「交渉を認めず」と書かれているのに、彼らは一体どうやって交渉をする気なのでしょうか?
少なくとも私はTPP推進派の方々が「具体的な交渉方法」について話しているところを聞いたことがありません。
☆TPP参加表明前に党内調整"急ピッチ" 自民(13/03/08)


☆TPP推進派と慎重派、交渉参加の是非めぐり論戦 フジテレビ「...(13/02/17)


この極秘条件に関して安倍首相は「TPP交渉に我々はまだ参加していないから、参加国同士のやりとりの情報収集は難しい」などと述べていますが、このようなことを未だに言っているようでは、そもそも交渉参加を中止するべきだと私は思います。


☆TPPの不利条件、外相「日本に提示ない」
URL http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0800M_Y3A300C1EB1000/

引用:
安倍晋三首相は日本政府がカナダ、メキシコ両国に事実関係を問い合わせたかどうかについて、「この場で言うことが今後の情報収集に大きな影響がある」と明言を避けた。「TPP交渉に我々はまだ参加していないから、参加国同士のやりとりの情報収集は難しい」と指摘。「ルールを作る側に立って、中心的な役割を担うことは国益だ」とも語った。

政府関係者によると、交渉に参加している11ヵ国のうち、カナダとメキシコ両国に対し、他の9ヵ国から既に交渉が進んでいる内容は再交渉が難しいとの通告があった、との話が両国政府から日本に伝えられている。
TPP交渉に入るには各国から承認を得なければいけない。
:引用終了


さらに先月の日米首脳会談で「TPP関税撤廃の例外容認を取り付けた!」とマスコミらは騒いでいますが、米国が発表した声明発表を読んでみると、「交渉次第では例外を認めるかもしれない」としか書かれておらず、「撤廃する」とは断言されていません。


☆TPP関税撤廃の例外容認 日米首脳、共同声明
URL http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013022390084214.html

引用:
 【ワシントン共同】安倍晋三首相は22日午後(日本時間23日未明)、オバマ米大統領とホワイトハウスで会談し、貿易自由化を目指す環太平洋連携協定(TPP)交渉について「一方的に全ての関税撤廃をあらかじめ約束することを求められるものではない」ことを確認した。会談後に両政府は共同声明を発表した。安倍政権はコメなどを念頭に関税撤廃の例外が認められることを参加条件としていたことから、日本の交渉入りは大きく加速した。
:引用終了


☆日米共同声明の全文
URL http://www.twitlonger.com/show/l4f33c

引用:
共同声明

両政府は、日本が環太平洋パートナーシップ(TPP)交渉に参加する場合には、全ての物品が交渉の対象とされること、及び、日本が他の交渉参加国とともに、2011年11月12日にTPP首脳によって表明された「TPPの輪郭(アウトライン)」において示された包括的で高い水準の協定を達成していくことになることを確認する。

日本には一定の農産品、米国には一定の工業製品というように、両国ともに二国間貿易上のセンシティビティが存在することを認識しつつ、両政府は、最終的な結果は交渉の中で決まっていくものであることから、TPP交渉参加に関し、一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではないことを確認する。

両政府は、TPP参加への日本のあり得べき関心についての二国間協議を継続する。これらの協議は進展を見せているが、自動車部門や保険部門に関する残された懸案事項に対処し、その他の非関税措置に対処し、及びTPPの高い水準を満たすことについて作業を完了することを含め、なされるべき更なる作業が残されている。
:引用終了


自民党はTPP参加に対して判断基準となる6項目を公表しています。この6項目には「医療機関経営への営利企業参入や混合診療の全面解禁を許さない」「ISD条項に合意しない」などと書かれており、自民党の支持者たちは「この6項目があるから自民党はTPPにまず参加しない」と言っています。

しかしながら、自民党からTPPに関して判断を任されている安倍首相はこの6項目について「正確には公約ではない」などと述べており、場合によってはこの6項目を無視する可能性を示唆しています。


☆公約か否か TPP国益6項目 首相と党ズレ
URL http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013030302000103.html

引用:
 自民党外交・経済連携調査会は二月下旬、TPP交渉で守るべき国益として(1)米、麦、牛肉、乳製品、砂糖などの重要品目を(関税撤廃からの)除外、再協議の対象に(2)排ガス規制、軽自動車優遇などわが国固有の安全、環境基準を損なわない(3)医療機関経営への営利企業参入や混合診療の全面解禁を許さない-など六項目を決定。首相に申し入れた。

 公約本体には「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、交渉参加に反対する」との一項目しかないが「関税撤廃」の除外対象に農産品を明示し、さらに総合政策集の五項目も具体化して六項目に仕立てた。先に議員約二百四十人からなる「TPP参加の即時撤回を求める会」が決議した内容と全く同じで、党内反対派の意向が反映された。政策集は「本体と同じ公約」というのが反対派の主張だ。

 首相もオバマ米大統領との会談で、六項目すべてに言及するなど反対派に配慮する姿勢は見せた。

 しかし、首相は二月二十八日の衆院予算委員会では、政策集の位置付けに関し「正確には公約ではない。目指すべき政策だ」と表明。六項目を同列視しない考えを強調した。

 各国との交渉入りを前に、細かい制約を受けたくないとの本音がにじむが、党内には品目、分野ごとに足かせをはめておかなければ、見えないところで政府が妥協しかねないとの懸念が根強い。反対派は「六項目は同列」と主張し続け、首相に圧力をかけていく構えだ。
:引用終了


「安倍首相はTPP反対派」などと述べている自民党の支持者を未だにチラホラと見かけますが、いい加減に彼の本性を見抜いてください。

安倍首相は反対の声が強いので遠慮しているだけで、本当は「TPP交渉に参加したい」と思っているのです。以下の動画などを見れば分かりますが、TPP交渉を否定するような言葉を彼は一切述べていない上に、「日本は交渉力があるんですよ」「私は交渉に参加するという道を真剣に考えなければいけないと思う」とTPP交渉に前向きは発言をしています。


☆安倍元首相 TPP参加に賛成



なので、私たちはデモや抗議、電話、FAX、手紙などをフルに使用して、TPP反対であるということを全身で政治家にアピールしなければいけません。
自民党内では西田議員ら強固なTPP反対派が頑張ってくれていますが、彼も「このままでは交渉参加してしまうかもしれない」と述べているように、状況はあまり良くないのです。

TPPに参加してしまうと最終的には日本語の存在すら危ぶまれてしまいます。日本人ならばTPPを他人事のように思わないで、是非とも「TPP反対」をしっかりと述べてほしいと私は思います。


↓TPP反対方法については以下の過去記事などを参考に
☆みんなでTPPを止めよう!交渉参加反対を求める嘆願書!安倍首相、維新の会にTPP協力要請!
URL http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11479823217.html



☆週刊西田一問一答「TPPはこのまま交渉参加してしまうのですか?」


<転載終了>