本山よろずや本舗さんのサイトより
http://homepage2.nifty.com/motoyama/index.htm
<転載開始>
私が最初にネットでキング・コーンを検索したとき、「キングコングでは?」出てきて、思わず笑ってしまいました。
キング・コーンとはその名の通り、トウモロコシのことです。ただし単なる食べ物ではなく、その恐ろしさは怪獣のキングコングの比ではないかもしれません。キングコングは想像上の怪物なので、映画や小説の世界にしか登場しませんが、キング・コーンは食物として私たちの身体に中に入ってきて暴れまわるからです。
キング・コーンとは、世界で一番多く作られている遺伝子組み換えトウモロコシの品種です。
人間が直接食べるスイートコーンではなく、主に加工食品の材料となったり家畜(牛など)の飼料となるものです。いまやアメリカ全土の農地は、キング・コーンで埋め尽くされているといいます。
「You are what you eat.」
という英語がありますが、人間の身体は食べた物でできているという意味だそうです。
その意味から言えば、いまやアメリカ人の身体はキング・コーンでできていると言っても過言ではないかもしれません。そして私達日本人にとっても対岸の火事ではなく、キング・コーンを与えられて育ったアメリカ産牛肉を食べることで、間接的に日本人の身体にもキング・コーンが入り込んできています。
もちろんキング・コーンが安全・安心な食べ物と証明されていれば問題ありません。しかし実態は、極めて危険なもののようです。
今回は、『「モンスター食品」が世界を食いつくす!』(船瀬俊介著、イースト・プレス)から、遺伝子組み換え食品の代表ともいえるキング・コーンについて紹介したいと思います。
まず以下の写真をご覧下さい。

この写真は、遺伝子組み換えトウモロコシを与えたマウスにできたがん腫瘍です。
世界でもっとも多く販売されている遺伝子組み換え食品のトウモロコシ(キング・コーン)を200匹の2年間マウスに与えた結果、50~80%ものマウスにこうした腫瘍があらわれたといいます。
http://homepage2.nifty.com/motoyama/index.htm
<転載開始>
私が最初にネットでキング・コーンを検索したとき、「キングコングでは?」出てきて、思わず笑ってしまいました。
キング・コーンとはその名の通り、トウモロコシのことです。ただし単なる食べ物ではなく、その恐ろしさは怪獣のキングコングの比ではないかもしれません。キングコングは想像上の怪物なので、映画や小説の世界にしか登場しませんが、キング・コーンは食物として私たちの身体に中に入ってきて暴れまわるからです。
キング・コーンとは、世界で一番多く作られている遺伝子組み換えトウモロコシの品種です。
人間が直接食べるスイートコーンではなく、主に加工食品の材料となったり家畜(牛など)の飼料となるものです。いまやアメリカ全土の農地は、キング・コーンで埋め尽くされているといいます。
「You are what you eat.」
という英語がありますが、人間の身体は食べた物でできているという意味だそうです。
その意味から言えば、いまやアメリカ人の身体はキング・コーンでできていると言っても過言ではないかもしれません。そして私達日本人にとっても対岸の火事ではなく、キング・コーンを与えられて育ったアメリカ産牛肉を食べることで、間接的に日本人の身体にもキング・コーンが入り込んできています。
もちろんキング・コーンが安全・安心な食べ物と証明されていれば問題ありません。しかし実態は、極めて危険なもののようです。
今回は、『「モンスター食品」が世界を食いつくす!』(船瀬俊介著、イースト・プレス)から、遺伝子組み換え食品の代表ともいえるキング・コーンについて紹介したいと思います。
まず以下の写真をご覧下さい。

この写真は、遺伝子組み換えトウモロコシを与えたマウスにできたがん腫瘍です。
世界でもっとも多く販売されている遺伝子組み換え食品のトウモロコシ(キング・コーン)を200匹の2年間マウスに与えた結果、50~80%ものマウスにこうした腫瘍があらわれたといいます。
・・・<『「モンスター食品」が世界を食いつくす!』、p19~p20から抜粋開始>・・・
マウスの身体の一部が、異様にふくれている。それも一カ所ではない。ゴルフボール大のふくらみは、数カ所にもわたっている。
このふくらみは、巨大化した「ガン腫瘍」である。遺伝子組み換え食品を、2年にわたってマウスに与えた結果、このような腫瘍があらわれたのだ。
このショッキングな報告は、イギリスの老舗大衆紙『デイリー・メール』(2012年9月19日)に掲載された。
同紙によると、実験を行ったのはフランスのカーン大学の研究チーム。マウスに与えたのは、現在、世界でもっとも多く販売されている遺伝子組み換えトウモロコシだという。
研究チームは、この実験結果から、遺伝子組み換え食品は「さまざまな腫瘍や、臓器不全を発生させる」と警鐘を鳴らしている。
イギリスの分子生物学者、ミカエル・アントニオ博士は、この実験結果をこう評価している。「異常な数の腫瘍が早期に発現し、より攻撃的に成長することを示しています」
とりわけ氏が指摘するのは、メスにあらわれた深刻な健康被害である。200匹のうち、50~80%ものマウスに、このような腫瘍があらわれたのだという。氏は、「極端にひどい結果に衝撃を受けました」と、その心情を吐露している。
また、生理学者で、英インペリアル大学教授のムスタファ博士もこう述べる。
「この実験結果は“驚異”でしかありません」
「私たちの身体は、みずからが食べたものでできています。この結果は、食べたものが私たちの遺伝子にまで影響していることを証明しています」
その他、この実験結果は、第三者の科学者たちによって精査され、「実験は適切に行われた」「結果は評価に値する」との結論が、すでに下されている。
フランス政府はこの報告を受けて、さっそく保健衛生当局に調査を要請した。さらに、各省庁の大臣は共同声明を発表、「調査結果によっては、問題となったトウモロコシの欧州への輸入緊急停止を含め、必要な措置をとるようEU(欧州連合)当局に要請する」と述べた。
これまでEUでは、遺伝子組み換え作物について「輸入は許可、栽培は禁止」と決められていた。しかし、この実験結果によって、EU圈内での遺伝子組み換えトウモロコシのとり扱い自体が中止される可能性も出てきた。
・・・<抜粋終了>・・・
このマウスの実験結果は、私たちの生命の安全に直結する重要なものだと言えますが、日本のマスメディアで報道されることはありませんでした。そして驚くべきことに、こうした実験結果にもかかわらず、日本では多くの有識者が遺伝子組み換え作物は安全であると主張しているといいます。評論家の立花隆氏などが、その最右翼だそうです。
・・・<『「モンスター食品」が世界を食いつくす!』、p23~p25から抜粋開始>・・・
日本の“有識者”たちの大多数も、推進勢力の片棒をかついできた。彼らは、「遺伝子組み換え食品に反対する人は、非科学的で感情的である」と、反対派を見下してさえいる。
評論家の立花隆氏などは、その最右翼だ。「遺伝子組み換え食品は安全だ。僕は進んで食べる」と公言していることは、よく知られている。
しかし、この実験結果を見れば一目瞭然である。
遺伝子組み換え食品は、少しも「安全」ではなかったのだ。
そもそも、遺伝子組み換えを不安視する人たちは、決して感情的な理由で反対しているのではなぃ。その根拠は次のとおりだ。
第一に、遺伝子組み換えをする過程で、「未知の毒性物質」が発生する恐れがあるということだ。遺伝子組み換えは、未知の生物をつくり出す。そして未知の生物は、未知の毒物を生成する可能性を秘めている。
事実、すでに人類は悲劇を体験している。かの有名な「トリプトファン事件」だ。
この事件は、1988年末から89年6月にかけて、アメリカで起こった。日本の化学工業メーカー・昭和電工が、遺伝子組み換えによって必須アミノ酸「トリプトファン」を生成、ダイエット食品として販売した。すると、この食品を摂取したアメリカ人から体調不良の訴えが続出。症状は血中の好酸球が異常増殖し、筋肉痛や発疹をともなうというものだった。
結果的に38人が死亡。少なくとも約1500人が健康被害を受ける大慘事となった。
被害者からの訴訟は2000件にも達し、昭和電工は製造物責任を問われ、2000億円もの賠償金を支払うはめになった。
原因は、遺伝子組み換えで変異した微生物が、猛毒タンパク質を生成したことである。まさに、未知の生物が、未知の毒物を生成したというわけだ。
ただ、誤解を恐れずに言えば、この事件は不幸中の幸いともいえる。つまり、生成された毒物が致死性の「猛毒」だったため、急死する被害者があい次ぎ、すぐに毒物を特定することができたからだ。
しかし、これが急性毒ではなく慢性毒だとしたら? その毒は、ジワジワと人体を冒していくだろう。つまり、因果関係の特定はきわめて困難になる。
「トリプトファン事件以外にも、すでに遺伝子組み換え食品の見えない毒物は、人類をむしばんでぃるのではないか?」
これが、遺伝子組み換え食品に反対する人々の共通の懸念であった。
今回のマウスの実験は、2年もの期間をかけて行われた。ところが、2009年に「EU食品安全機関」が行った“安全テスト”は、わずか90日間にすぎなかった。このときは、「従来品種と同等の安全性」と結論づけている。
つまり反対派の不安がまさに的中する形となったのだ。慢性毒が、目に見えない形で、徐々に身体をむしばむ……。恐怖の現実はグロテスクにふくらんだ腫瘍として、ついにマウスの身体にあらわれたのだ。
・・・<抜粋終了>・・・
トリプトファン事件にみられるように、遺伝子組み換え食品によって、変異した微生物が未知の毒物を作り出すという危険性があります。
しかし危険性の因子は単にそれだけではなく、複数考えられるといいます。先の遺伝子組み換えトウモロコシを与えたマウスにがん腫瘍があらわれた件ですが、原因はいくつか考えられます。
以下それらを箇条書きに並べました。
①遺伝子組み換え食品によって生成された未知の微生物が作る毒物
②遺伝子組み換え食品が生成した害虫を殺す成分
③遺伝子組み換え食品が耐性を持つ除草剤(ラウンドアップ)の毒性
④上記の毒物の毒性の相乗作用
キング・コーンはモンサント社の商品ですが、②の遺伝子組み換え食品が生成する害虫を殺す成分は、モンサント社によると、
「殺虫成分は腸で分解され、体外に排泄されるので、人体には無害です」
とのことですが、実際は違うようです。
・・・<『「モンスター食品」が世界を食いつくす!』、p32~p35から抜粋開始>・・・
93%の妊婦から、殺虫毒が検出された!
ここで、先ほどのマウスの実験に戻ろう。キング・コーンを食べつづけたマウスに巨大腫瘍が発生した、その原因はどこにあるのだろうか?
第一に、遺伝子組み換えの過程で、キング・コーンの中に発ガン物質が生成された可能性が考えられる。先ほど紹介した「トリプトファン事件」と同じメカニズムである。
しかし、考えられる犯人像はそれだけにとどまらない。
第二に、害虫を殺す有毒成分(Cry1Abタンパク質)が、マウスの身体にも影響してぃるとぃう可能性がある。
モンサント社は、これまで次のように主張してきた。
「殺虫成分は腸で分解され、体外に排泄されるので、人体には無害です」
ところが、2011年、カナダのシェルブルック大学病院の調査で、キング・コーンの有毒成分が妊娠女性の「93%」から、胎児の「80%」から検出された。妊娠していない女性でも、「69%」の人から有毒成分が検出されている。
つまり、モンサント社の説明は“真っ赤なウソ”だったのだ。現代のアメリカ人は、ほとんど例外なく、遺伝子組み換えトウモロコシの殺虫毒素に汚染されている。その衝撃の事実が証明されたのだ。
「ラウンドアップ」のルーツは、ベトナム戦争の枯れ葉剤
第三には、散布された除草剤「ラウンドアップ」が残留し、発ガンを招いたということも考えられる。除草剤によって汚染された水分を吸収し、キング・コーンは成長しているのだ。当然、コーン自体も有毒除草剤に汚染されている。
第四には、キング・コーンに発生した「毒物」と、「ラウンドアップ」の毒性が相乗作用した可能性も否定できない。つまり、キング・コーンには“二重の危険性”が秘められているというわけだ。
じっさい、実験を指揮したセラリーニ教授も、結果を受けて、次のように警鐘を鳴らしている。
「キング・コーンとラウンドアップが、“内分泌かく乱作用”を引き起こしているかもしれません」
相乗作用によって未知の内分泌かく乱物質(環境ホルモン)が生成され、異常な腫瘍増殖をもたらしたのではないか、という指摘だ。
モンサント社が開発した除草剤「ラウンドアップ」の悪名は、はるかベトナム戦争にまでさかのぼる。当時、南ベトナム解放民族戦線(べトコン)のゲリラたちが、アメリカ軍に抵抗するためジャングルに潜んでいた。そのジャングルを枯らしつくすために、爆撃機によって「オレンジ剤」という枯れ葉剤が大量散布された。
散布された枯れ葉剤の総量、なんと約5000万リットル。そこには、超微量でもきわめて有毒な「ダイオキシン」も含まれていた。
1970年代以降、ベトナム人の間で、枯れ葉剤にさらされたことによる流産、奇形、皮ふ疾患、ガンなどが多発している。さらに当時、現地にいたアメリカ兵たちにもガンが多発するなど、多くの健康被害が発生している。
この枯れ葉剤こそ「ラウンドアップ」のルーツである。
多くの人々に被害を与えた悪魔の枯れ葉剤が、ベトナム戦争後、変貌を重ねてモンサント社の主力商品「ラウンドアップ」としてよみがえったのだ。
・・・<抜粋終了>・・・
アメリカ人の寿命は先進国中最低の理由は、遺伝子組み換え食品を摂る食生活が原因の一つというのは十分に考えられます。
このように極めて危険な遺伝子組み換え食品ですが、事はアメリカだけの問題ではなく、危険に晒されているという点では日本もまったく同じです。
現在日本では、政府によって8つの作物(169品種)の遺伝子組み換え作物の流通が承認されているからです。
知らず知らずのうちに私たちは遺伝子組み換え食品を口にしています。
以下は、政府によって認可されている遺伝子組み換え作物の表です。p99から抜粋します。
・大豆 ・・・ 特定の除草剤で枯れない、特定の成分(オレイン酸など)を多く含む→家畜飼料、豆腐、油揚げ、納豆
・ジャガイモ・・・ 害虫に強い、ウイルスに強い
・ナタネ ・・・ 特定の除草剤で枯れない→ナタネ油
・とうもろこし・・ 害虫に強い、特定の除草剤で枯れない→家畜飼料、菓子、フレーク
・わた ・・・ 害虫に強い、特定の除草剤で枯れない→綿実油
・てんさい(砂糖大根) ・・・ 特定の除草剤で枯れない→ビートシュガー
・アルファルファ・ 特定の除草剤で枯れない→家畜飼料、スプラウト
・パパイア ・・・ ウイルス病に強い
なぜ政府は、危険極まりない遺伝子組み換え食品を認可したのでしょうか。
その経緯をみると、鳥肌が立つような実態が浮かび上がります。なんと安全性を確認するための資料は、当のモンサント社から提出されたものだけを使い、さらにそれを意図的に誤訳して認可したというのです。そしてその意図的に誤訳が人々にばれないように、資料は「コピー禁止」「撮影禁止」にしたといいます。
・・・<『「モンスター食品」が世界を食いつくす!』、p98~p102から抜粋開始>・・・
モンサント社の日本進出の手口も、悪質きわまりない。
わが国では、すでに8つの作物(169品種)の遺伝子組み換え作物の流通が承認されている。
それらは厚生省(当時)の食品衛生調査会という諮問機関が“安全性”を確認、そのうえで政府の承認が下された。
ところが、その“安全性”の根拠となる資料は、どこから出たのか? なんと、モンサント社が提出したものなのである。決定的な論理矛盾だ。自社に不利なデータなど出すはずがない。そんなことは赤子でもわかるではないか。
その資料は、日本食品衛生協会という組織によって“開示”されている。ところが、なぜか「コピー禁止」「撮影禁止」なのだ。「手書きで写すことのみ認める」とは、じつに異常きわまりない。
しかし、良識派はあきらめなかった。公衆衛生学博士で健康情報研究センター代表の里見宏氏は、3人の仲間を引き連れて3週間も同協会に通い、資料をすべて書き写した。まさに執念である。
そこで、遺伝子組み換えトウモロコシについて、重大な発見をした。なんと、天然のトウモロコシに比べて、遺伝子組み換えトウモロコシは「8種類のアミノ酸について有意差があった」と英文資料に記述されていたのだ。
つまりこれは、天然トウモロコシと遺伝子組み換えトウモロコシは“成分が異なる”という決定的な証拠だ。この発見によって、業界が主張する「成分が同じだから危険性はない」という論法は、根底から崩壊する。
ところが日本政府は、姑息な不正を行っていた。なんと日本語訳は「有意差はなかった」と記載されていたのだ。これでは原文とは真逆である。
そう、彼らは、英文資料を翻訳するときに、“悪質な”ねつ造を行ったのだ!
キング・コーンにはアレルギー増加のリスクも
もとの英文資料には、さらに重大な記述があった。
遺伝子組み換えトウモロコシの成分を調べたところ、「ヒスチジンが増加していた」という。
ヒスチジンとはアミノ酸の一種だ。口から入ると体内の酵素で分解される。そして、“ヒスタミン”というアレルゲン(アレルギーの原因物質)に変化する。鼻炎薬など、アレルギーを抑えるクスリに「抗ヒスタミン剤」と書いてあるのを見たことがあるだろう。非常にアレルギー作用の強い物質だ。
遺伝子組み換えトウモロコシの成分に、ヒスチジンが増加している。それは、食べた人のアレルギーリスクが増大することを意味する。これは見すごせない問題だ。
ところが、ここでも厚生省は、日本語訳で「問題ない」と明記している。明らかなねつ造だ。
そう考えると、データのコピー、撮影を禁止した謎も解ける。こうしたねつ造がバレるのを恐れたからだ。
1997年、このねつ造事件は公となり、社会問題となった。ところが、食品衛生調査会の寺田雅昭氏は「栄養学的に問題なし」「誤訳についてはモンサントに注意した」と弁明するのみで、問題にすらしようとしなかった。
このようなずさんな“安全”評価によって、わが国への遺伝子組み換え食品の流通は承認されたのだ。政府は、完全にモンサント社日本進出の手駒に使われたというわけだ。
・・・<抜粋終了>・・・
最後にキング・コーンに関する映画(DVD)を紹介したいと思います。
その名もずばり、
『キング・コーン --- 世界を作る魔法の一粒』(2007年)
です。
これはキング・コーンの危険性を声高に避難した映画ではありません。
大学を卒業したての若者2人(男性)が、アメリカ史上初めて寿命が親より短くなる危機が迫っていることに気づきます。そしてその原因が食事だと気づいて調査を開始します。
若者二人は様々な調査をするだけでなく、実際に1エーカーの農地を借りて、自分たちでキング・コーンを作ることに挑戦します。そうした中で、アメリカの病理とも言うべき食のシステムの全体像を浮かび上がらせるのです。
私は大変興味深く、この映画を観ました。
ちなみにアマゾンでも買えますが、私はGEOオンラインでレンタル(80円プラス送料)しました。
キング・コーンに興味を持たれた方々に、ぜひ観ていただきたいと思います。
(2013年3月31日)
<転載終了>
マウスの身体の一部が、異様にふくれている。それも一カ所ではない。ゴルフボール大のふくらみは、数カ所にもわたっている。
このふくらみは、巨大化した「ガン腫瘍」である。遺伝子組み換え食品を、2年にわたってマウスに与えた結果、このような腫瘍があらわれたのだ。
このショッキングな報告は、イギリスの老舗大衆紙『デイリー・メール』(2012年9月19日)に掲載された。
同紙によると、実験を行ったのはフランスのカーン大学の研究チーム。マウスに与えたのは、現在、世界でもっとも多く販売されている遺伝子組み換えトウモロコシだという。
研究チームは、この実験結果から、遺伝子組み換え食品は「さまざまな腫瘍や、臓器不全を発生させる」と警鐘を鳴らしている。
イギリスの分子生物学者、ミカエル・アントニオ博士は、この実験結果をこう評価している。「異常な数の腫瘍が早期に発現し、より攻撃的に成長することを示しています」
とりわけ氏が指摘するのは、メスにあらわれた深刻な健康被害である。200匹のうち、50~80%ものマウスに、このような腫瘍があらわれたのだという。氏は、「極端にひどい結果に衝撃を受けました」と、その心情を吐露している。
また、生理学者で、英インペリアル大学教授のムスタファ博士もこう述べる。
「この実験結果は“驚異”でしかありません」
「私たちの身体は、みずからが食べたものでできています。この結果は、食べたものが私たちの遺伝子にまで影響していることを証明しています」
その他、この実験結果は、第三者の科学者たちによって精査され、「実験は適切に行われた」「結果は評価に値する」との結論が、すでに下されている。
フランス政府はこの報告を受けて、さっそく保健衛生当局に調査を要請した。さらに、各省庁の大臣は共同声明を発表、「調査結果によっては、問題となったトウモロコシの欧州への輸入緊急停止を含め、必要な措置をとるようEU(欧州連合)当局に要請する」と述べた。
これまでEUでは、遺伝子組み換え作物について「輸入は許可、栽培は禁止」と決められていた。しかし、この実験結果によって、EU圈内での遺伝子組み換えトウモロコシのとり扱い自体が中止される可能性も出てきた。
・・・<抜粋終了>・・・
このマウスの実験結果は、私たちの生命の安全に直結する重要なものだと言えますが、日本のマスメディアで報道されることはありませんでした。そして驚くべきことに、こうした実験結果にもかかわらず、日本では多くの有識者が遺伝子組み換え作物は安全であると主張しているといいます。評論家の立花隆氏などが、その最右翼だそうです。
・・・<『「モンスター食品」が世界を食いつくす!』、p23~p25から抜粋開始>・・・
日本の“有識者”たちの大多数も、推進勢力の片棒をかついできた。彼らは、「遺伝子組み換え食品に反対する人は、非科学的で感情的である」と、反対派を見下してさえいる。
評論家の立花隆氏などは、その最右翼だ。「遺伝子組み換え食品は安全だ。僕は進んで食べる」と公言していることは、よく知られている。
しかし、この実験結果を見れば一目瞭然である。
遺伝子組み換え食品は、少しも「安全」ではなかったのだ。
そもそも、遺伝子組み換えを不安視する人たちは、決して感情的な理由で反対しているのではなぃ。その根拠は次のとおりだ。
第一に、遺伝子組み換えをする過程で、「未知の毒性物質」が発生する恐れがあるということだ。遺伝子組み換えは、未知の生物をつくり出す。そして未知の生物は、未知の毒物を生成する可能性を秘めている。
事実、すでに人類は悲劇を体験している。かの有名な「トリプトファン事件」だ。
この事件は、1988年末から89年6月にかけて、アメリカで起こった。日本の化学工業メーカー・昭和電工が、遺伝子組み換えによって必須アミノ酸「トリプトファン」を生成、ダイエット食品として販売した。すると、この食品を摂取したアメリカ人から体調不良の訴えが続出。症状は血中の好酸球が異常増殖し、筋肉痛や発疹をともなうというものだった。
結果的に38人が死亡。少なくとも約1500人が健康被害を受ける大慘事となった。
被害者からの訴訟は2000件にも達し、昭和電工は製造物責任を問われ、2000億円もの賠償金を支払うはめになった。
原因は、遺伝子組み換えで変異した微生物が、猛毒タンパク質を生成したことである。まさに、未知の生物が、未知の毒物を生成したというわけだ。
ただ、誤解を恐れずに言えば、この事件は不幸中の幸いともいえる。つまり、生成された毒物が致死性の「猛毒」だったため、急死する被害者があい次ぎ、すぐに毒物を特定することができたからだ。
しかし、これが急性毒ではなく慢性毒だとしたら? その毒は、ジワジワと人体を冒していくだろう。つまり、因果関係の特定はきわめて困難になる。
「トリプトファン事件以外にも、すでに遺伝子組み換え食品の見えない毒物は、人類をむしばんでぃるのではないか?」
これが、遺伝子組み換え食品に反対する人々の共通の懸念であった。
今回のマウスの実験は、2年もの期間をかけて行われた。ところが、2009年に「EU食品安全機関」が行った“安全テスト”は、わずか90日間にすぎなかった。このときは、「従来品種と同等の安全性」と結論づけている。
つまり反対派の不安がまさに的中する形となったのだ。慢性毒が、目に見えない形で、徐々に身体をむしばむ……。恐怖の現実はグロテスクにふくらんだ腫瘍として、ついにマウスの身体にあらわれたのだ。
・・・<抜粋終了>・・・
トリプトファン事件にみられるように、遺伝子組み換え食品によって、変異した微生物が未知の毒物を作り出すという危険性があります。
しかし危険性の因子は単にそれだけではなく、複数考えられるといいます。先の遺伝子組み換えトウモロコシを与えたマウスにがん腫瘍があらわれた件ですが、原因はいくつか考えられます。
以下それらを箇条書きに並べました。
①遺伝子組み換え食品によって生成された未知の微生物が作る毒物
②遺伝子組み換え食品が生成した害虫を殺す成分
③遺伝子組み換え食品が耐性を持つ除草剤(ラウンドアップ)の毒性
④上記の毒物の毒性の相乗作用
キング・コーンはモンサント社の商品ですが、②の遺伝子組み換え食品が生成する害虫を殺す成分は、モンサント社によると、
「殺虫成分は腸で分解され、体外に排泄されるので、人体には無害です」
とのことですが、実際は違うようです。
・・・<『「モンスター食品」が世界を食いつくす!』、p32~p35から抜粋開始>・・・
93%の妊婦から、殺虫毒が検出された!
ここで、先ほどのマウスの実験に戻ろう。キング・コーンを食べつづけたマウスに巨大腫瘍が発生した、その原因はどこにあるのだろうか?
第一に、遺伝子組み換えの過程で、キング・コーンの中に発ガン物質が生成された可能性が考えられる。先ほど紹介した「トリプトファン事件」と同じメカニズムである。
しかし、考えられる犯人像はそれだけにとどまらない。
第二に、害虫を殺す有毒成分(Cry1Abタンパク質)が、マウスの身体にも影響してぃるとぃう可能性がある。
モンサント社は、これまで次のように主張してきた。
「殺虫成分は腸で分解され、体外に排泄されるので、人体には無害です」
ところが、2011年、カナダのシェルブルック大学病院の調査で、キング・コーンの有毒成分が妊娠女性の「93%」から、胎児の「80%」から検出された。妊娠していない女性でも、「69%」の人から有毒成分が検出されている。
つまり、モンサント社の説明は“真っ赤なウソ”だったのだ。現代のアメリカ人は、ほとんど例外なく、遺伝子組み換えトウモロコシの殺虫毒素に汚染されている。その衝撃の事実が証明されたのだ。
「ラウンドアップ」のルーツは、ベトナム戦争の枯れ葉剤
第三には、散布された除草剤「ラウンドアップ」が残留し、発ガンを招いたということも考えられる。除草剤によって汚染された水分を吸収し、キング・コーンは成長しているのだ。当然、コーン自体も有毒除草剤に汚染されている。
第四には、キング・コーンに発生した「毒物」と、「ラウンドアップ」の毒性が相乗作用した可能性も否定できない。つまり、キング・コーンには“二重の危険性”が秘められているというわけだ。
じっさい、実験を指揮したセラリーニ教授も、結果を受けて、次のように警鐘を鳴らしている。
「キング・コーンとラウンドアップが、“内分泌かく乱作用”を引き起こしているかもしれません」
相乗作用によって未知の内分泌かく乱物質(環境ホルモン)が生成され、異常な腫瘍増殖をもたらしたのではないか、という指摘だ。
モンサント社が開発した除草剤「ラウンドアップ」の悪名は、はるかベトナム戦争にまでさかのぼる。当時、南ベトナム解放民族戦線(べトコン)のゲリラたちが、アメリカ軍に抵抗するためジャングルに潜んでいた。そのジャングルを枯らしつくすために、爆撃機によって「オレンジ剤」という枯れ葉剤が大量散布された。
散布された枯れ葉剤の総量、なんと約5000万リットル。そこには、超微量でもきわめて有毒な「ダイオキシン」も含まれていた。
1970年代以降、ベトナム人の間で、枯れ葉剤にさらされたことによる流産、奇形、皮ふ疾患、ガンなどが多発している。さらに当時、現地にいたアメリカ兵たちにもガンが多発するなど、多くの健康被害が発生している。
この枯れ葉剤こそ「ラウンドアップ」のルーツである。
多くの人々に被害を与えた悪魔の枯れ葉剤が、ベトナム戦争後、変貌を重ねてモンサント社の主力商品「ラウンドアップ」としてよみがえったのだ。
・・・<抜粋終了>・・・
アメリカ人の寿命は先進国中最低の理由は、遺伝子組み換え食品を摂る食生活が原因の一つというのは十分に考えられます。
このように極めて危険な遺伝子組み換え食品ですが、事はアメリカだけの問題ではなく、危険に晒されているという点では日本もまったく同じです。
現在日本では、政府によって8つの作物(169品種)の遺伝子組み換え作物の流通が承認されているからです。
知らず知らずのうちに私たちは遺伝子組み換え食品を口にしています。
以下は、政府によって認可されている遺伝子組み換え作物の表です。p99から抜粋します。
・大豆 ・・・ 特定の除草剤で枯れない、特定の成分(オレイン酸など)を多く含む→家畜飼料、豆腐、油揚げ、納豆
・ジャガイモ・・・ 害虫に強い、ウイルスに強い
・ナタネ ・・・ 特定の除草剤で枯れない→ナタネ油
・とうもろこし・・ 害虫に強い、特定の除草剤で枯れない→家畜飼料、菓子、フレーク
・わた ・・・ 害虫に強い、特定の除草剤で枯れない→綿実油
・てんさい(砂糖大根) ・・・ 特定の除草剤で枯れない→ビートシュガー
・アルファルファ・ 特定の除草剤で枯れない→家畜飼料、スプラウト
・パパイア ・・・ ウイルス病に強い
なぜ政府は、危険極まりない遺伝子組み換え食品を認可したのでしょうか。
その経緯をみると、鳥肌が立つような実態が浮かび上がります。なんと安全性を確認するための資料は、当のモンサント社から提出されたものだけを使い、さらにそれを意図的に誤訳して認可したというのです。そしてその意図的に誤訳が人々にばれないように、資料は「コピー禁止」「撮影禁止」にしたといいます。
・・・<『「モンスター食品」が世界を食いつくす!』、p98~p102から抜粋開始>・・・
モンサント社の日本進出の手口も、悪質きわまりない。
わが国では、すでに8つの作物(169品種)の遺伝子組み換え作物の流通が承認されている。
それらは厚生省(当時)の食品衛生調査会という諮問機関が“安全性”を確認、そのうえで政府の承認が下された。
ところが、その“安全性”の根拠となる資料は、どこから出たのか? なんと、モンサント社が提出したものなのである。決定的な論理矛盾だ。自社に不利なデータなど出すはずがない。そんなことは赤子でもわかるではないか。
その資料は、日本食品衛生協会という組織によって“開示”されている。ところが、なぜか「コピー禁止」「撮影禁止」なのだ。「手書きで写すことのみ認める」とは、じつに異常きわまりない。
しかし、良識派はあきらめなかった。公衆衛生学博士で健康情報研究センター代表の里見宏氏は、3人の仲間を引き連れて3週間も同協会に通い、資料をすべて書き写した。まさに執念である。
そこで、遺伝子組み換えトウモロコシについて、重大な発見をした。なんと、天然のトウモロコシに比べて、遺伝子組み換えトウモロコシは「8種類のアミノ酸について有意差があった」と英文資料に記述されていたのだ。
つまりこれは、天然トウモロコシと遺伝子組み換えトウモロコシは“成分が異なる”という決定的な証拠だ。この発見によって、業界が主張する「成分が同じだから危険性はない」という論法は、根底から崩壊する。
ところが日本政府は、姑息な不正を行っていた。なんと日本語訳は「有意差はなかった」と記載されていたのだ。これでは原文とは真逆である。
そう、彼らは、英文資料を翻訳するときに、“悪質な”ねつ造を行ったのだ!
キング・コーンにはアレルギー増加のリスクも
もとの英文資料には、さらに重大な記述があった。
遺伝子組み換えトウモロコシの成分を調べたところ、「ヒスチジンが増加していた」という。
ヒスチジンとはアミノ酸の一種だ。口から入ると体内の酵素で分解される。そして、“ヒスタミン”というアレルゲン(アレルギーの原因物質)に変化する。鼻炎薬など、アレルギーを抑えるクスリに「抗ヒスタミン剤」と書いてあるのを見たことがあるだろう。非常にアレルギー作用の強い物質だ。
遺伝子組み換えトウモロコシの成分に、ヒスチジンが増加している。それは、食べた人のアレルギーリスクが増大することを意味する。これは見すごせない問題だ。
ところが、ここでも厚生省は、日本語訳で「問題ない」と明記している。明らかなねつ造だ。
そう考えると、データのコピー、撮影を禁止した謎も解ける。こうしたねつ造がバレるのを恐れたからだ。
1997年、このねつ造事件は公となり、社会問題となった。ところが、食品衛生調査会の寺田雅昭氏は「栄養学的に問題なし」「誤訳についてはモンサントに注意した」と弁明するのみで、問題にすらしようとしなかった。
このようなずさんな“安全”評価によって、わが国への遺伝子組み換え食品の流通は承認されたのだ。政府は、完全にモンサント社日本進出の手駒に使われたというわけだ。
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最後にキング・コーンに関する映画(DVD)を紹介したいと思います。
その名もずばり、
『キング・コーン --- 世界を作る魔法の一粒』(2007年)
です。
これはキング・コーンの危険性を声高に避難した映画ではありません。
大学を卒業したての若者2人(男性)が、アメリカ史上初めて寿命が親より短くなる危機が迫っていることに気づきます。そしてその原因が食事だと気づいて調査を開始します。
若者二人は様々な調査をするだけでなく、実際に1エーカーの農地を借りて、自分たちでキング・コーンを作ることに挑戦します。そうした中で、アメリカの病理とも言うべき食のシステムの全体像を浮かび上がらせるのです。
私は大変興味深く、この映画を観ました。
ちなみにアマゾンでも買えますが、私はGEOオンラインでレンタル(80円プラス送料)しました。
キング・コーンに興味を持たれた方々に、ぜひ観ていただきたいと思います。
(2013年3月31日)
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