mariscoさんのサイトより
http://ameblo.jp/koji-kitano/entry-11711741336.html
<転載開始>
http://ameblo.jp/koji-kitano/entry-11711741336.html
<転載開始>
『この世に不可能はない』
~ The Power of Mu ~
生命体の 無限の力
政木和三
第5章
真実の生き方をせよ
● 経営者は目先の利益を追うな
私は、大阪の商工会議所で開かれた経営者たちを対象にした講演会の中で、『一所懸命』の大切さにふれ、
『あなた方経営者は、売上げを伸ばそうとか利益を上げようということばかり考えているようですが、それではいけません。こんないい商品ができた、これをお得意様に届けることによって、お得意様に幸せを与えるんだ、と思いなさい。それが大事です』
といったような話をしたことがある。
それから三年ほどして再び講演会に招かれたとき、前回の講演を聞かれた経営者たちから、『先生のおっしゃるとおりでした。そのとおりにやったら、お得意様と仲よく和やかにおつき合いができるようになって、予想以上に注文をくださるようになり、お蔭さまで売り上げは二倍にも三倍にもなりました』と、私は感謝された。
~ The Power of Mu ~
生命体の 無限の力
政木和三
第5章
真実の生き方をせよ
● 経営者は目先の利益を追うな
私は、大阪の商工会議所で開かれた経営者たちを対象にした講演会の中で、『一所懸命』の大切さにふれ、
『あなた方経営者は、売上げを伸ばそうとか利益を上げようということばかり考えているようですが、それではいけません。こんないい商品ができた、これをお得意様に届けることによって、お得意様に幸せを与えるんだ、と思いなさい。それが大事です』
といったような話をしたことがある。
それから三年ほどして再び講演会に招かれたとき、前回の講演を聞かれた経営者たちから、『先生のおっしゃるとおりでした。そのとおりにやったら、お得意様と仲よく和やかにおつき合いができるようになって、予想以上に注文をくださるようになり、お蔭さまで売り上げは二倍にも三倍にもなりました』と、私は感謝された。
まさにゴルフの教訓と同じで、目的は収益を上げることであっても、それだけを見つめて追いかけていたのでは、欲望が前面に出て得意先は離れていく。だが、自分のなすべきことだけを確実に実行していれば、得意先に喜んでもらいながら、自社の収益も同時に増加させ、目的も達成することができるようになるのである。
これを寓話的に表現したのが『ウサギとカメ』の話だろう。向こうのお山の麓までどちらが先に駆けつくか、という話だが、つまり目標は向こうのお山である。
ウサギはカメに比べて背が高いから、向こうのお山がよく見える。カメは背が低く、雑草に隠されて向こうのお山が全く見えない。目標が見えるウサギは、目標までの距離と時間を測ることができる。まだ余裕があるから少し休もうという欲望が出て、ウサギは昼寝をした。目標が全く見えないカメは、方向だけを決めて、あとはただひたすらテクテク歩くだけ。一歩一歩、堅実に一所懸命歩くしかない。
競争の結果は、いうまでもない。結局『一所懸命』のほうが勝つのだ、ということを説いた寓話である。
目標を最高のものに置き、一度思えば忘れてしまっても、心の底にはしっかりと残っているものだ。あとは自分がなすべきことだけを確実にこなしていくことが大切である。人間の生き方としては、これが最も大事なことのように思われてくる。
少し話は違うが、経営に行き詰って途方に暮れ、無欲になってどん底から再びはい上がった経営者の話を、私はいくつも知っている。
たとえば、磁気テープなどで有名な3M(スリーエム)という会社などもそうだ。かつて3Mの前身の会社が倒産に追いこまれたとき、経営者はなすすべもなく、無欲になって橋の上から川をぼんやりと眺めていた。と、そのときひらめくものがあった。川底の砂に目がとまったのである。あの砂を紙に敷いて紙やすりをつくろう、というアイデアが浮かんだ。まだ紙やすりのない時代だったから、商品化すると、これはたちまちヒットしたのである。
この経営者は、このアイデアを、その後『一所懸命』に追求した。やがて世間にビニールテープが出回った頃、このテープの上に、今度は砂ではなく、磁気を敷くことを思いついた。これが今日のカセットテープやビデオテープの原点である。この一点を追及することで、3Mは見事に復活を遂げた。この話もまた、無欲になって一所懸命になることの大切さを教えてくれているといえよう。
初版印刷:1997年7月20日
初版発行:1997年8月5日
著者:政木和三
発行人:枻川恵一
発行所:㈱サンマーク出版
発売元:㈱サンマーク
印刷:共同印刷㈱
製本:㈱若林製本工場
©Kazumi Masaki. 1997
ISBN4-7631-9192-6 C0030
政木和三先生とのご縁の始まりは、昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)、その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました超強力 神経波磁力線発生器(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリングと、すべての御販売は㈲政木研究所、㈱ケントにて)の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。
以前に紹介させて頂きました政木先生の御著書『未来への発想法』の約一年後にご発刊なされました御晩年の作品『この世に不可能はない』を、政木先生からのお教えである『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』との仰せを引き続き継承するため、これから毎日少しずつではありますが紹介させて頂きますので、皆様には再度、暫しのお付き合いの程、何卒、宜しくお願い申し上げます。
深謝
m(__)m
<転載終了>
これを寓話的に表現したのが『ウサギとカメ』の話だろう。向こうのお山の麓までどちらが先に駆けつくか、という話だが、つまり目標は向こうのお山である。
ウサギはカメに比べて背が高いから、向こうのお山がよく見える。カメは背が低く、雑草に隠されて向こうのお山が全く見えない。目標が見えるウサギは、目標までの距離と時間を測ることができる。まだ余裕があるから少し休もうという欲望が出て、ウサギは昼寝をした。目標が全く見えないカメは、方向だけを決めて、あとはただひたすらテクテク歩くだけ。一歩一歩、堅実に一所懸命歩くしかない。
競争の結果は、いうまでもない。結局『一所懸命』のほうが勝つのだ、ということを説いた寓話である。
目標を最高のものに置き、一度思えば忘れてしまっても、心の底にはしっかりと残っているものだ。あとは自分がなすべきことだけを確実にこなしていくことが大切である。人間の生き方としては、これが最も大事なことのように思われてくる。
少し話は違うが、経営に行き詰って途方に暮れ、無欲になってどん底から再びはい上がった経営者の話を、私はいくつも知っている。
たとえば、磁気テープなどで有名な3M(スリーエム)という会社などもそうだ。かつて3Mの前身の会社が倒産に追いこまれたとき、経営者はなすすべもなく、無欲になって橋の上から川をぼんやりと眺めていた。と、そのときひらめくものがあった。川底の砂に目がとまったのである。あの砂を紙に敷いて紙やすりをつくろう、というアイデアが浮かんだ。まだ紙やすりのない時代だったから、商品化すると、これはたちまちヒットしたのである。
この経営者は、このアイデアを、その後『一所懸命』に追求した。やがて世間にビニールテープが出回った頃、このテープの上に、今度は砂ではなく、磁気を敷くことを思いついた。これが今日のカセットテープやビデオテープの原点である。この一点を追及することで、3Mは見事に復活を遂げた。この話もまた、無欲になって一所懸命になることの大切さを教えてくれているといえよう。
初版印刷:1997年7月20日
初版発行:1997年8月5日
著者:政木和三
発行人:枻川恵一
発行所:㈱サンマーク出版
発売元:㈱サンマーク
印刷:共同印刷㈱
製本:㈱若林製本工場
©Kazumi Masaki. 1997
ISBN4-7631-9192-6 C0030
政木和三先生とのご縁の始まりは、昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)、その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました超強力 神経波磁力線発生器(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリングと、すべての御販売は㈲政木研究所、㈱ケントにて)の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。
以前に紹介させて頂きました政木先生の御著書『未来への発想法』の約一年後にご発刊なされました御晩年の作品『この世に不可能はない』を、政木先生からのお教えである『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』との仰せを引き続き継承するため、これから毎日少しずつではありますが紹介させて頂きますので、皆様には再度、暫しのお付き合いの程、何卒、宜しくお願い申し上げます。
深謝
m(__)m
<転載終了>