http://matome.naver.jp/odai/2134986417346389301
<転載開始>
■年明け復興増税スタート
東日本大震災の復興費用を捻出する「復興増税」が、年明けからスタートする。1月にはまず、所得税が増税され、年収500万円の4人世帯で年間1600円が上乗せされる。徴税期間が異なる住民税や法人税増税も、順次予定される。平成26年4月には消費税増税が控えており、厚生年金保険料など社会保険料上昇も合わせ、28年には約33万円の負担増になるとの試算もある。
復興増税は、所得税と住民税、法人税が対象。所得税増税は、25年1月1日から25年間にわたり、納税額に2.1%分が上乗せされる。サラリーマンは、1月分の給与から適用される。
■復興予算
東日本大震災からの復興に充てる予算。政府は復興に必要な費用を平成23年度からの5年間で19兆円と試算、財源は復興増税の10.5兆円など。
■復興予算流用問題の本質
財務省をはじめとするシロアリ役人と政治家が「復興のため」と国民に増税を強いながら、巻き上げた税金を被災者のためではなく、庁舎の改修やハコ物公共事業などシロアリの利権拡大に好き放題使っていた「騙し増税」の構造にある。
■悪質な犯罪!? 復興予算19兆円を他に転用
<復興のためと称して大増税して国民から奪い取ったカネを自分たちのために勝手に使っている財務省以下の役人どもは完全な犯罪人。野田政権は初めからこの犯罪に意図的に関与しているという疑惑>
■一体何に使っている?
反捕鯨団体シー・シェパードによる妨害活動対策(23億円)や、道内を含む刑務所の職業訓練拡大(3千万円)
沖縄の国道整備事業(6千万円)、海外の青少年の被災地視察(72億円)、被災地以外も対象の中小企業設備投資補助(2950億円)
・自殺対策に37億円交付 防災対策費にも
復興予算とそのうちの全国防災対策費(全国防災)から、内閣府が全国の自殺対策事業として計67億円を既に交付したり、要求したりしていることが分かった。全国防災は首都直下や南海トラフの地震など切迫する大災害への備えが本来の目的。内閣府自殺対策推進室は「震災による心の被害を未然に防ぐという意味では防災に当たる」と釈明している。
■復興予算の目的は
復興予算とは震災の復旧、復興のために組まれた特別会計(東日本復興特別会計)で、5年間で少なくとも19兆円を投じることになっている。うち、10.5兆円は復興増税(所得税や住民税)で賄うもので、国民も「被災者のためになるなら……」と認めたものだ。
ところが、そんな予算が被災地とはまったく関係ないところで、てんで関係ないものにジャブジャブ使われていたのである。
■なぜ予算が計上された?
復興予算には、全国規模の防災対策事業や産業空洞化を防ぐ立地補助金も含まれている。これが被災地以外の事業に多額の予算が計上された理由の一つだ。
問題は来年度予算にも復興関連として約4兆5千億円が要求されていることだ。このうち1兆円程度は被災地とは直接の関係が薄い事業とされる。徹底した査定に取り組まねばならない。
■詳細関連情報
被災地以外の道路整備や官庁施設、公営住宅の耐震化に使われた「全国防災」名目の予算は4827億円。「多くの納税者の安全に耐震化は必要」とか言って、都内など12カ所の税務署も耐震化されたが、その一方で、被災地は置き去りなのだ。震災で本庁舎の建て替えが必要な自治体は13市町村に及ぶが、ひとつも着工していない。よくもまあ、財務省はテメーの税務署だけを先行させたものだ。
「武器弾薬にも巨額の復興予算が使われていますよ。武器車両等整備費に669億円、航空機整備費に99億円。防衛省は『津波で被災したから』というが、武器より、被災者の生活改善が先でしょう。他にも北海道と埼玉県の刑務所では小型油圧ショベルなんて買っていた。被災地に近いのでガレキ撤去作業のための職業訓練という名目です」(野党関係者)
そんなこんなのデタラメが5000事業もあるのである。
経済産業省が企業の国内での立地や設備投資を支援するために2950億円もの予算をブン捕った「国内立地推進事業」にも驚かされる。一見、被災地の産業復興、雇用改善に役立ちそうに見えるが、補助金対象510件のうち、被災3県の事業はたった30件しかなかった。残りはどこが受け取ったのかというと、トヨタやキヤノン、東芝などの大企業の名前が出てくるのだ。
■復興予算流用 許されない官僚の背信
指摘された省庁は復興との関連を釈明するが、国民はふに落ちないだろう。通常の予算でやりくりすべき事業を、無理な理屈で要求、執行したのならば許されない。
官僚の行き過ぎに歯止めをかけられなかった政府・民主党の責任は重い。同党が掲げた「政治主導」の看板が泣く。使途に問題のある予算は凍結し、被災地の復興事業に緊急度に応じて振り向けるべきだ。
シー・シェパード対策について水産庁は「宮城県の捕鯨基地の復興のためにはクジラの安定確保が欠かせない」と説明する。強引な意義付けではないか。
沖縄の国道は「全国防災対策費を適用した整備で問題ない」(国土交通省)という。
復興基本方針に全国の防災・減災が盛り込まれているが、それを抜け道とすることは認められまい。
同委理事らは「復興予算にふさわしいか疑問だ」と納得していない。
ほかにも防衛省などで被災地以外への予算流用が指摘されている。
復興財源は国民の血税だ。所得税が来年1月から25年間、個人住民税は14年6月から10年間それぞれ上乗せされる。
消費税増税論議の一方で、国民が復興増税に同意したのは被災地が早く立ち直るよう願ったからだ。その財源を流用する官僚の神経を疑う。
■復興予算の流用が起こる理由
それは、例えば、特別の目的のために緊急に大型の補正予算を組む必要があるような場合に、過去これと似たようなことが何度も起きているからなのです。だから、今回、こうした出来事に対して驚いている政治家がいたとしたら、大変な認識不足か、それともただ驚いた振りをしているだけなのでしょう。
通常、予算を財政当局に認めてもらうためには大変厳しい査定というプロセスを経る必要があるのは皆さんご承知のことだと思うのです。
また、だからこそ各省庁の人々も主計局にだけは頭を下げる、と。内心どう思っているかは別として、どんなに深夜でも、呼び出しがあれば風呂敷包みの資料をかかえて、すぐさま主計局にはせ参じる訳なのです。
しかし、何度も何度も説明とお願いを繰り返しても、なかなか予算と言うのは認めれないもの。それが普通です。
日本は、東日本大震災という筆舌に尽くしがたい大災害を経験し、そうした地域の復旧、復興が
最優先の課題になったのです。もちろん、だからこそ復興予算として一元管理することになったのでしょう。
しかし、得てしてそういうときには気分ばかりが先走り、地に足のついた議論が疎かにされることがあるのです。
最近、19兆円にも上るとみられる復興予算の流用が国民の批判の的になっています。 復興予算、ご存知ですよね? 大震災が起こり、そして津波が押し寄せ、その結果、東北地方を中心として甚大な被害が発生し、そして、そこから一日でも早く立ち直ることができるようにと認めら
■【復興予算】「流用」を許すな
国の財政支援を受けて福島県が設けた「県民健康管理基金」を財源に充てたが、今年度末の基金残高は約870億円しかない。県民健康管理調査や除染などにも使われるため、医療費無料化の財源は6年で枯渇する見込みだ。
財務省は、未来を担う本県の子どもの健康より、自らの出先機関である税務署の修繕が大事らしい。同省のやり方は、「被災地のために」と増税を受け入れた国民への裏切り行為といえる。怒りを通り越して、あきれ果てる。
流用疑惑は他の復興予算にも広がっている。官僚が自分たちに都合の良いように、ばらまき型の予算に組み替えているとさえ感じる。衆院決算行政監視委員会は復興特別会計の8事業・総額5000億円余りの検証作業を始めた。
野田首相は同日、本県を訪問し、福島第一原発や除染現場、仮置き場などを視察した。復興への国の取り組みは遅い。野田首相が就任会見で語った「福島の再生なくして日本の再生なし」の言葉を今、信じている県民はもう、いまい。首相が今でもそう思っているなら、民主党の金看板の「政治主導」で、被災地に優しい予算を実現しなくてはならない。
■復興予算に手をつけたのも選挙のため?
この詐欺に近い使い方は、迫り来る衆院選挙に向けてのアピールにも見えます。復興予算が使われたところを見ると票集めにという裏があるようにも見える。
このままだと存在すら怪しくなる民主党ですから形振り構わないということかもしれませんが‥
■膨張続ける復興予算 概算要求 3年で22兆円に
復興予算の膨張に歯止めがかからない。政府は二○一一年度からの「五年間で十九兆円」との大枠を示したが、一三年度予算の概算要求を含めると、三年間で二十二兆円に達する見込みだ。しかも、概算要求には不適切使用と指摘される予算が多く含まれる。国民に臨時増税を課しておきながら、復興を名目に予算獲得に走る霞が関の実態が浮かび上がる。
■復興予算には、総額30億円超にのぼる「新聞・テレビへの口止め料」が!!
東日本大震災から3か月後の昨年7月から1か月半、TBSは『夏サカス2011~笑顔の扉~』と題したイベントの一環で、本社のある複合商業施設・赤坂サカスで被災地の農産品を即売、『旬の食べ頃』など自社のテレビ番組とタイアップして被災地の復興を応援する企画を行なった。
実は、そのイベントは農水省の「農産物等消費拡大事業」という復興予算で行なわれ、イベント関連に525万円、番組に2500万円の補助金が流れていた。
TBSは今年2~3月にかけて、BS番組『ニッポン美味しい笑顔紀行~東日本ギョギョうま編~』を5回にわたって放映。萩本欽一、農水省「お魚大使」のさかなクンらが石巻、気仙沼、釜石など被災地の漁港を回っておいしい魚の食べ方を紹介した。
これも農水省の「食べて応援しよう!」事業であり、復興予算から5250万円の制作・放映料が支払われている。税金丸抱えの復興支援番組である。
テレビ局がスポンサーを募り、自前で被災地支援番組を作るなら異論はない。しかし、復興予算の使い方には優先順位があるはずだ。農水省が、「被災地の魚を食べよう」という宣伝番組に復興予算を注ぎ込む一方で、岩手県・大漁協は震災の被害が大きすぎて再建できずに破綻した。それが被災地が切実に必要としている税金の使い方といえるだろうか。
復興予算ではほとんどのキー局で大量のテレビCMが放映された。TOKIOのメンバーが野菜を食べる「食べて応援しよう」のスポットCMは昨年夏に首都圏各局で800回、今年春には全国のテレビ局で1200回放映された。農水省がテレビ局に支払ったCM料は首都圏分で総額7860万円、全国分は8700万円だ。ちなみに、このCMに出演したTOKIOは出演料無料のボランティアだった。復興予算をあてにするばかりのメディアは爪の垢でも煎じて飲んだらどうなのか。
復興予算のメディア対策費はローカル局にも流れていた。
被災地のテレビ局、ラジオでは復興予算で支援番組が放映されている。例えばテレビ岩手(日本テレビ系列)では毎週土曜日『手を、つなごう。岩手』という約3分の内閣府提供番組を放映。
番組制作費・放映料は1本80万円で、2年間の総額は4億5200万円。これは生活再建に取り組む被災者を紹介する内容だが、目的は住民支援というよりスポンサー難に苦しむローカル局支援の色合いが強い。
■バラマキ、復興予算無駄遣い~政権を運営する力量に疑問符
民主党政権の3年間の税財政政策をみると、マニフェストの破綻は明白だ。無駄遣いをなくして財源を確保するはずが、バラマキ政策で歳出を膨らませ、自公政権時代に抑制した国債発行は膨張、累積の債務残高は拡大した。復興予算の無駄遣いは政権の足元を揺るがしている。
民主党政権が、予算を水ぶくれさせた事実は否定できない。自公政権時代、一般会計の当初予算額は80兆円台で推移していたが、民主党政権では90兆円台まで拡大した。その結果、当初予算の段階で国債発行額が税収を上回る異常事態が続き、24年度の国債発行額は44・2兆円で、自公政権の21年度から約11兆円も増加した。国と地方の長期債務残高も120兆円増の939兆円で国内総生産(GDP)の約2培に達し、主要国でも最悪水準だ。
野田佳彦首相は「政治生命を懸ける」として、消費税率を27年10月まで2段階で10%に上げる社会保障・税一体改革関連法を成立させた。だが、野田首相も「マニフェストに明記していない。深くおわびしたい」と頭を下げたように、財政を悪化させたツケを国民に回す行為にも映る。
復興予算が被災地以外に「転用」されている問題で、城島光力財務相は18日、25年度予算編成では被災地関連に原則絞り込む考えを示したが、復興予算が厳しさを増す一般会計予算の査定を避ける「抜け道」になっていた事実を認めた格好だ。こうした税財政運営の迷走は、民主党の政権担当能力の欠如を物語っているといえる。
■復興予算21億円が中韓友好促進団体に
東日本大震災の復興予算が、復興とかけ離れた事業に転用されていた問題で、総事業費72億円の青少年国際交流事業が注目されているが、全体の約3割、約21億円が中国と韓国との友好を促進する2団体に支出されていた。
問題の事業は、外務省の「アジア大洋州地域、北米地域との青少年交流」。震災の「風評被害を抑える」という名目で、41の国・地域の高校生や大学生を招き、被災地との交流を行った。
総事業費72億円は、事業を行った外郭団体などに拠出された。中韓関連でいうと、「日中友好会館」に14億6800万円、「日韓学術文化青少年交流共同事業体」に6億3400万円で、計約21億円になる。
日中友好会館の会長は、親中派として知られる民主党の江田五月参院議員で、役員には文科省OBが。日韓学術文化青少年交流共同事業体の日本側代表である「日韓文化交流基金」の内田富夫理事長は外務省OBだ。
この事業をめぐっては、先月9日のNHKスペシャルが「被災地での滞在期間2日間で、残り10日間は国内観光」などと問題点を報道。自民党の平将明衆院議員も「学生ではなく、著名なジャーナリストを呼ぶなど、もっと効果の高いやり方があるはず。(震災を利用して)通常なら通らない予算を押し込んだ」と批判し、今年7月に民主党が行った事業仕分けでも「削減」判定が出た。
国民に復興増税という負担を強いながら、与野党から効果を疑問視される事業を行っていたとすれば大問題。さらに、隣国とはいえ、41の国・地域分の総予算のうち、中韓両国に約3割が集中するのはどうなのか。
■復興費、「仕分け」された独立行政法人にも
東日本大震災の復興予算が被災地の再建以外の目的で使われている問題で、民主党政権の看板施策「事業仕分け」で事業縮小を求められるなどした独立行政法人に復興予算が計上され、一部は被災地の復興と関連が薄い事業に使われていることがわかった。
政府自ら無駄を指摘した法人に、貴重な復興財源を投入したことになり、「予算転用」との批判が強まりそうだ。
無駄なところにまで‥財源だと勘違いにも程がある
愛知県東部などに水道や農業用水を供給している豊川用水。2015年まで17年かけて水路を造り直す工事が続いているが、11~12年度の事業費のうち26億7000万円は復興予算から捻出された。
外務省所管の「国際交流基金」には、11年度補正と12年度予算で3億6000万円が計上された。フランスやポーランドで三陸海岸に伝わるカキ料理などの食文化を紹介するイベントなどを開く。事業仕分けでは、こうした文化や芸術分野の交流事業は文化庁などでも行われているという理由から、事業の見直しを求められていた。同基金は「文化芸術を通じて被災地と海外を結ぶ」などと話している。
言い訳にも無理があるような‥
■復興予算流用問題 責任回避で政治家と官僚が言い訳合戦展開
「ミソもクソも一緒にした議論はやめていただきたい」
連日国会を騒がせている復興予算流用問題に関して、枝野幸男・経産相が口にした言葉だ。10月18日、参院決算委員会で被災地の補助金が不足していることを自民党から指摘されると、こうまくし立てた。
「地域の(復興)計画が立たないなどさまざまな事情から被災地で予算を執行できていないことと、被災地以外に予算が使われていることは、理由も原因も全然別の話だ」
枝野氏はその後、「ミソもクソも」という表現については「上品でなかった」と撤回したものの、内容そのものは否定していない。
要するに主要閣僚自ら、「復興予算はミソにもクソにも注ぎ込んだ」と開き直ったのだ。その上で枝野氏は、被災地の復興が進んでないのは被災地の問題、と責任転嫁までしてみせた。
このように、いま永田町と霞が関では、流用問題の責任を回避しようと、政治家と官僚の狡猾な「言い訳合戦」が展開されている。
■安住ノート
。復興予算について「19兆円の枠を超えざるをえない」と公言した安住淳・前財務相の名にちなんでこう呼ばれる内部文書は、「8月10日 週刊ポストの記事について」と題し、「事実誤認やミスリーディングと考えられる例」を並べている。
安住ノートは9月になって本誌の後追い特集をしたNHKや毎日新聞についても同様に作成され、官僚を通じて記者クラブや政治家たちにバラ撒かれた。
なぜこのようなものが作成されたのか。本誌発売直後から流用問題を追及している河野太郎・衆院議員(自民党)が解説する。
「週刊ポストの報道を他メディアに後追いさせないように、インチキ記事、インチキ報道だというイメージを付けたかったからですよ。彼らは反論文書を使って、他メディアに印象操作をしていたんです」
効果は覿面(てきめん)だった。流用問題が本格的な騒動になるのは、河野氏ら衆院決算行政監視委員会が取り上げた10月になってからだ。それまで大メディアは、積極的に扱おうとはしなかった。
ジャーナリストで東京新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏はいう。
「記者クラブはふだん財務省主計局からのレクチャー通りに書いているから、彼らの反論には弱い。ただ今回は政府や国会が動いた。記者クラブは『本紙が~』ではなく『政府が~』とか『国会が~』だと安心して書けるのです」
政治家の後ろ盾がなければ官僚攻撃もできないとは、何とも情けない。
■復興予算でシーシェパード対策「石巻市民捕鯨待望」との理屈
復興予算から調査捕鯨に18億円、それを妨害するシーシェパード対策費に5億円が計上されていた事実は、流用問題の象徴とされた。
水産庁国際課は当初、本誌に対して「石巻はかつて捕鯨の町だった。石巻の再活性化のためにも商業捕鯨を再開したい」と説明していた。が、調査捕鯨の母船は広島港から出港しており、石巻とは何の関係もないと記者が指摘すると、「南極に行っている乗組員さんの中には、石巻周辺の人もいる」「石巻出身者にはクジラを捌くのが上手な人が多い」と説明が二転三転。
最後には、「石巻の人たちは捕鯨の再開を待ち望んでいます」と、石巻市民の声を勝手に代弁する有り様だった。
場当たり的にもほどがあるが、その後も役人は、流用を正当化するためのトンデモ方便を展開していた。
問題を追及する平将明・衆院議員(自民党)はいう。
「ポストの報道後、水産庁に説明に来させたら、『石巻には鯨肉の加工業者があり、復興予算をつけてくれたおかげで、店を閉めなくてすんだと喜んでいた』と説明してきた。ところが実際に現地で調べてみると、石巻の加工業者が扱っていたのは近海で捕ったクジラばかりで、南極のものなどなかった。水産庁はウソをついたんです」
■スイスの国際会議に出る5人の旅費に復興予算から557万円
内閣府は来年5月にスイス・ジュネーブで開催される国際会議の旅費に、復興予算から557万円を要求した。防災に関する国際協力を話し合う国連国際防災戦略会議に、防災担当大臣(現職は下地幹郎・衆院議員)以下、計5人で出席する予定で、大臣は145万、官僚はビジネスクラスに乗る秘書官が137万円、エコノミーでも65万円の旅費が支給される。
この出張は、2015年に予定される第3回国連防災世界会議を日本へ招致しようという計画の一環である。内閣府政策統括官の防災担当はこう説明する。
「東日本大震災の教訓を海外と共有するという意味や、諸外国が日本経済への出資を促す意味で、被災地に国際会議を招致したいと考えています。外交上、会議に出て、日本の立場を訴えていくのは最低限必要なこと。招致に有利というよりは、出席するのは招致するための活動の中で最低限必要なものになります」
ちなみに招致活動にはこのほか、来年度だけで、米国(ワシントン)に2人で2泊4日82万円、ニュージーランド(クライストチャーチ)に2人で2泊4日71万円など、計6か国訪問の想定で、官僚の外遊予算が要求されている。
■宇宙開発利用関係予算に復興予算から22億円 内閣府の言い分
「災害時に有効な衛星通信ネットワークの研究開発」に15億4800万円を計上した総務省・宇宙通信政策課に尋ねた。
「これは被災地向けに、衛星通信を受信するための小型衛星局を整備する費用です。衛星自体は、企業や自治体などが持っている既存のもので、予算は被災地に小型衛星地上局を置くための予算です」
――被災地ということですが、何県ですか?
「……全国防災です」
――えっ、さきほど「被災地に置く」といったじゃないですか。
「いや、将来の被災地に置くということです。車で運べる可搬型なので、場所は特に決まっていません。大人2人でどこにでも持って行けます。ですから、大規模災害が起こった場合、すぐに持っていくことができます」
どう考えても苦しすぎる言い訳である。
あ~あ 何だかえげつないお金の流用
■復興予算16日から仕分け
政府は16日から平成25年度予算編成に向け無駄を洗い出す「事業仕分け」を実施する。東日本大震災復興予算の適正化などの観点から事業を厳しく査定し、行政改革に取り組む姿勢をアピールする狙い。
査定対象の中心となる復興関連事業の多くは、既に野党などが問題点を指摘。見直しが決まっても、政府の主体的な取り組みと評価されるとは限らない。
■被災地と関連薄く…復興予算168億円執行停止
東日本大震災の復興予算について、政府は27日、全閣僚が参加する復興推進会議を開き、被災地と関連が薄い35事業168億円の執行停止を決めた。
停止されるのは2011、12年度予算計上分のうち、まだ契約が行われておらず、国庫に残っている11府省の事業。官庁施設の耐震改修事業や自家発電設備導入への補助事業などで、今後、復興との関連が疑わしい事業が新たに判明した場合は、各省は復興相、財務相と協議する。
■復興予算、文科省事業の社団法人が旅費架空請求
文部科学省によると、問題の事業は、被災地の学生向けにインターネット上で教育や就職などの支援を行うもの。事業を実施する社団法人「東京都専修学校各種学校協会」(東京)が今年2月~3月、複数の会合で、参加していない人物の名義でその代理人の旅費を請求するなどしていたという。
同協会は85万円の全額返還と、今年度の事業受託の辞退を決めている。
■ずさん環境省 がれき受け入れないのに14団体に340億円交付
東日本大震災で発生したがれきの広域処理をめぐり、環境省が受け入れ先から除外したにもかかわらず北海道から大阪までの7道府県の市町や環境衛生組合など計14団体に、復興予算の廃棄物処理施設整備費として総額約340億円の交付を決定していたことが21日、共同通信の調べで分かった。
同省が「検討すれば、結果として受け入れなくても交付金の返還は生じない」と異例の通達を出していたことも判明。このうち神奈川県の4団体は交付条件だった「検討」さえしていなかったことも分かり、共同通信の指摘を受けた同省は不適切と判断、神奈川県分の計約160億円の決定を取り消す方針だ。
■『八重の桜』のキャンペーン費用3.4億円 復興予算から拠出
流用問題を大きく報じたNHKで、今年からスタートした大河ドラマ『八重の桜』のキャンペーン費用も、国交省の復興予算(復興調整費3.4億円)から出されていた。
■復興予算 休職中の役人の給料を支払い可能にする工作も
復興増税を決めた2011年の第3次補正の予算総則の修正に秘密があった。総則では、農水省の出先機関である地方農政局の「工事諸費」から職員の人件費や残業代、各種手当を支出できる規定を追加し、北海道開発局の工事諸費には職員の給与・手当に加えて「休職者給与」まで出せる規定を盛り込むなど数々の工作がなされた。
これによって復興予算から、働いていない休職中の役人の給料まで付け回しできるようになっていたのだ。
■復興予算、雇用でも流用 被災地以外に1千億円
東日本大震災の復興予算で2千億円がついた雇用対策事業のうち、約1千億円が被災地以外で使われていることがわかった。被災地以外の38都道府県で雇われた約6万5千人のうち被災者は3%しかおらず、被災者以外が97%を占める。「ウミガメの保護観察」や「ご当地アイドルのイベント」など震災と関係のない仕事ばかりで、大切な雇用でも復興予算のずさんな使われ方が続いている。
この事業は厚生労働省が担当する「震災等緊急雇用対応事業」で、被災者などの雇用を支援するため、2011年度の復興予算で2千億円がついた。臨時や短期間の仕事に就いてもらい、生活を支える目的だ。
このうち915億円は、東北や関東などの被害が大きかった9県が運営する雇用対策基金に配られた。11~12年度に計約6万人が雇われ、その約8割を被災者が占める。
■東日本大震災復興予算の一部、兵庫県が流用
東日本大震災の復興予算が全国の自治体で被災地復興以外の事業に使われている問題で、兵庫県が2011~14年度に国から配分された84億円の一部を、被災者以外の緊急雇用や森林整備事業などに充てていたことがわかった。
県財政課によると、84億円は▽緊急雇用就業機会創出基金▽森林林業緊急整備基金▽自殺対策強化基金▽高校授業料減免等基金の4基金に積み立て、すでに46億円を支出している。
このうち、緊急雇用就業機会創出基金では、11~12年度に37億円を支出。観光動向調査や独身男女の縁結び支援事業などで2698人を雇用したが、被災者は約3%の78人だった。
担当のしごと支援課は「東日本大震災による景気悪化で多くの人の再就職が難しくなった。被災者以外の雇用が問題とは考えていない」としている。
また、森林林業緊急整備基金では11~12年度、県内の森林間伐事業(160ヘクタール、3700万円)やバイオマス関連施設整備(8500万円)などに計3億4200万円を支出した。
県は、こうした森林事業が被災地に直接役立っているかどうかは、把握していないとしている。
井戸敏三知事は17日の記者会見で、国の方針に従って予算を執行しているとの認識を示した上で、「被災地への間接的な効果がある事業もあり、支援につながっていないとは決めつけられない」と述べた。
■1000億円返還要請へ 未執行分を通達
財務省と復興庁は、2011年度第3次補正予算と12年度当初予算で全国の自治体や公益法人に基金として配分した計1兆1570億円が、被災地再生とかけ離れた事業に使われた可能性があるとして実態調査を進めてきた。
関係者によると、16基金23事業の計1兆1570億円のうち、約1兆142億円が5月末時点で執行済みや契約済みなどで、返還を求めるのが難しい状態だったという。ただ、財務省などは残り1400億円超は対応が可能と判断、このうち約1000億円の返還を求め、残る約400億円については使い道を被災地や被災者に対する事業に限定するよう求める。要請に法的拘束力はないが、問題視された経緯を考慮して自治体側は応じるとみている。
基金を通じた流用を巡っては、厚生労働省の「震災等緊急雇用対応事業」をもとに、山口県がゆるキャラ「ちょるる」を使った観光PRで、11年度に約1400万円を支出して男女20人を雇用。12年度は約2300万円を支出して男女74人を雇用した。山口県によると、延べ94人のうち被災者はゼロだった。
復興予算全体でも、一部が反捕鯨団体対策費などに流用されていたことが昨年発覚。民主党政権時代の昨年11月、各省庁の復興予算事業を見直し、実施されていなかった35事業168億円を被災地と関連性が薄いとして凍結した。だが、基金分は国の管理を離れていたため、凍結対象とはしていなかった。
■電力会社支援に流用 原発停止の負担穴埋め
2011年度3次補正予算に「火力発電運転円滑化対策費補助金」(90億円)と「温排水利用施設整備等対策交付金」(10億円)が計上され、社団法人や自治体が管理する「基金」に移された。主な財源は所得税などの復興増税だ
力発電補助金は、電力会社が原発の代わりに火力発電所を稼働する際、新たな借り入れの利子を補給するもの。社団法人「環境パートナーシップ会議」が管理する基金を通じ、11年5月に国の要請で浜岡原発を停止した中部電力に対して11、12年度で計19億円が支給された。全国の電力会社が使えるが、今のところ中部電力以外には支払われていない。
■復興予算 デタラメ流用1兆円超
復興予算の流用がまた発覚した。今度は電力会社の優遇策に消えていた。28日付の朝日新聞がスッパ抜いたもので、原発停止による負担増の穴埋め策として、約100億円の復興予算を「基金」にプール。電力会社が原発の代わりに火力発電所を稼働させる際、基金が新たな借り入れの利子分を肩代わりしていた。
被災者を救うはずの税金を被災地をズタズタにした電力会社のために流用するとは、デタラメの極み。原発事故の避難住民だけじゃなく、全国の納税者もこれを許していたらダメだ。
復興予算の大半は臨時増税で賄われる。今年1月から25年間もの長い間、所得税に税額の2.1%分が上乗せされ、さらに来年6月から10年間は住民税にも年1000円が加えられる。震災復興のためと称して搾取されたカネを、こんな使い方をされたら腹の虫が治まらない。
だいたい、政府は昨年秋に復興予算を「被災地以外では使わない」と決めたばかりだ。自民党も野党時代には、沖縄の国道整備や反捕鯨団体の対策費などへの流用を批判していた。
政権交代後に安倍政権は「5年で19兆円」という復興予算の枠を取り払って24兆円まで拡大。根本復興相は「厳しく精査を行っている」と語ったが、その後も新たな流用はゾロゾロ。復興予算のうち実に1兆1570億円が天下り法人や自治体が管理する「基金」に配られ、被災地以外で野放図に使われていた。
「特にヒドイのが、被災地以外の38都道府県の基金に渡った『震災等緊急雇用対応事業』です。被災地向けの『緊急雇用』のはずが、雇われた被災者は全体の3%。仕事の中身もゆるキャラやご当地アイドルのPR活動に、ウミガメを数える監視など、復興と無縁のものばかり。こんなインチキ事業に約1085億円の復興予算が使われたのです」(野党関係者)
「なぜ流用がまかり通るのか。実態を明るみに出し、原因を徹底究明するのが納税者への務めです。なのに安倍政権は今も流用実態にフタをし、ロクに調査も指示していません。これでは流用を後押しするようなもの。ただでさえ、基金に税金をプールされると、毎年の決算を免れ、チェックが届きにくい。今後もひそかに流用される恐れは強いのです。ここまでチェックが甘いと、目ざとい連中がかぎつけ、基金に巣くいかねません。過去にも暴力団が基金を資金源として悪用した事件は多数あります」(流用問題を追及するジャーナリストの福場ひとみ氏)
■復興予算、1000億円返還を=自治体基金の流用問題で―政府
東日本大震災の復興予算の一部が地方自治体などの「基金」を通じて被災地以外に流用されていた問題で、政府は2日、被災地との関連が薄い事業に充てられていた予算のうち、未執行分の約1000億円を返還するよう求めた。政府が一度配分した予算の返還を求めるのは極めて異例。
根本匠復興相が同日開かれた復興推進会議で関係閣僚を通じて要請した。同相は閣議後の記者会見で「これからもしっかりと予算の使途厳格化に努めたい」と強調した。ただ、要請に法的拘束力はないため、どれだけ返還されるかは不透明だ。
■進まない復興浮き彫り…12年度の復興費3・4兆円使われず
復興庁は31日、政府が2012年度中に使う予定だった東日本大震災の復興費9兆7402億円のうち、35・2%に当たる3兆4271億円が使われなかったと発表した。11年度には復興費の39・4%に当たる約5兆9000億円が使われておらず、国と地元自治体の調整の遅れや人手・資材不足を背景に、復興が想定通り進まない実態が浮き彫りになった。
事業別では災害復旧の公共事業と除染の費用の60%以上が使われていないことが目立った。使い残した復興費のうち約2兆2000億円は13年度に繰り越し、約1兆2000億円は「不用額」として復興特別会計などに繰り入れ、あらためて復興事業に割り当てる。
根本匠復興相は「復興を加速し、予算執行を円滑に進めるための制度的な後押しが必要」と述べた。
復興庁は12年度の当初予算と補正予算、予備費に、11年度からの繰越額約4兆8000億円を加えた復興費がどれだけ実際に使われたかをまとめた。
道路や堤防復旧、住宅地の集団移転に使う4兆7331億円は43・9%が使われず、中でも災害復旧の公共事業費約1兆4009億円は64・2%が使われなかった。自治体の復興計画とのすりあわせや住民合意の形成に時間がかかっていることや、工事を担う作業員、コンクリートなどの資材が不足している影響が大きいという。
東京電力福島第1原発事故関連の費用も5000億円近くが未執行となっている。中でも除染費は6556億円のうち67・9%が使われなかった。落ち葉や土壌など廃棄物の仮置き場を確保できず、計画策定が遅れたケースが目立っている。
■総額2兆7000億円=復興庁概算要求
復興庁は29日、2014年度予算概算要求案を自民党に示した。総額は前年度比7.2%減の2兆6957億円で、全額、東日本大震災復興特別会計に計上する。来年4月に予定されている消費税率引き上げに伴う被災者の住宅購入支援事業費や、除染で生じた汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設費は金額を明示しておらず、年末の予算編成過程で総額は膨らむ見通しだ。
■流用復興予算、718億円返還の見通しに
東日本大震災の復興予算が全国の自治体などの基金を通じて、被災地の再建と関連が薄い事業に使われていた問題で、未執行だった1017億円のうち、約7割の718億円が返還される見通しとなったことがわかった。
復興庁によると、7月末時点で国庫に返還されたのは565億円で、返還されるメドが立ったのは154億円だった。復興庁は引き続き、予算を配分した農林水産省など5府省を通じ、予算の返還を求めている。
復興予算を巡っては、自治体や公益法人の基金に配分された1兆1570億円について、被災地以外に流用されていた疑いがあるとして、復興庁などが実態を調査。7月時点で未執行だった1428億円のうち、被災地支援に限定して使える412億円を除く1017億円について、自治体や公益法人に返還を求めていた。
■復興基金余剰見込み=40事業で支出1割未満-利用想定下回る・会計検査院
東日本大震災の復興予算の2012年度までの支出状況について会計検査院が調査したところ、地方自治体や公益法人などが国の補助金を受けて設置した90の基金事業のうち、40事業で実際の支出額が基金総額の1割未満だったことが、31日分かった。全く支出がないものも8事業あり、数年後の事業終了時には余剰金が出る見込み。
復興予算の流用問題を受け、政府は23事業に返還を要請し一部が国庫に戻っているが、基金事業全体での詳細な支出状況の調査は初めて。
検査院は、余剰金は返還を要請する必要があると指摘。「復興事業の優先度を適切に考慮すべきだ」などの意見を付け、結果を国会に報告した。
■ 安倍政権 「復興予算」を「原発輸出」に流用
原発再稼働に突き進む安倍政権は24日に決定する来年度予算案で、総額3兆円の「復興特別会計」を計上する見通し。復興予算といえば、被災地復興と全く関係のない事業にカネがバンバン使われていたことが判明している。なんと、「原発輸出」にまで流用していたことが分かった。
「ベトナムと原子力協定を締結した日本側は09~11年度にかけて、ベトナム現地の調査費用として約25億円を日本原電に支出しています。驚くことに、この中で5億円が復興予算から支出されていたのです。ベトナムに原発をつくることがなぜ、被災地の復興になるのか全く分からないし、よりによって原発輸出のために使うなんて、被災者をバカにしているとしか思えません。国側は『原発の輸出で被災地の原発機器メーカーが潤う』と説明していたが、あまりにデタラメ過ぎますよ」(経済ジャーナリスト)
政府が年内にもまとめる中長期的なエネルギー政策では、原発が「重要なベース電源」に位置づけられるという。大半の国民が原発に反対しているにもかかわらず、押し切るつもりだ。復興予算がまた原発関連事業に流用されるのも時間の問題だ。
■大震災復興予算は実質前年並み 補正と合わせ4兆2千億円超
東日本大震災の復興事業に充てる復興特別会計は、平成25年度当初比16・8%減の3兆6464億円となった。復興特別法人税の1年前倒しでの廃止が決まったが、25年度補正予算案の5638億円と合わせて4兆2102億円と25年度当初(4兆3840億円)並みの水準を確保した。
東京電力福島第1原発事故の影響で復興が遅れている福島の再生と、被災地のインフラ整備推進を図る。
津波被害に遭った住宅地を移転させるための造成事業などに使う「復興交付金」は3638億円とした。人手不足や用地取得の遅れで事業が進まず、予算が使われないケースもあるため25年度当初より2280億円減額した。
■「被災地の復興」が「東日本大震災からの復興」で予算を」使いやすくなったか
「流用問題の原因となったのは、震災直後の11年6月24日に公布された『東日本大震災復興基本法』です。菅政権時に作られたのですが、ねじれ国会の中で迅速な成立を目指すため、自民党と公明党の修正案を飲む形で成立しました」(前出・政治部記者)
当時、自民党総裁だった谷垣禎一法務大臣(68)と公明党代表だった山口那津男参院議員(61)との間で決められた復興基本法の第一章第一条は、次のようになった。
「“東日本大震災からの復興”の円滑かつ迅速な推進と“活力ある日本の再生”を図ることを目的とする」
前出・政治部記者が解説する。
「もともとは『被災地の復興』だった部分が『東日本大震災からの復興』に変えられ、復興の対象が東日本全体になりました。また、『活力ある日本の再生』が加えられたことで、名目さえつけば何にでも予算を使用できるようになってしまったのです」
阪神・淡路大震災の経験をもとに、震災の研究・調査・提言を行っている兵庫県震災復興研究センターの事務局長・出口俊一氏はこう語る。
「流用は官僚たちによって行われたのですが、彼らに罪の意識はなく、平然と『この法律に従って業務を行っているだけだ』と言いのけます。民主・自民・公明の3党合意で成立したので、責任はこの3党にあると言えるでしょう」
■復興予算、1054億円返還へ
東日本大震災の復興予算の一部が地方自治体などの「基金」を通じて被災地と関連が薄い事業に流用されていた問題で、財務省は23日、未執行分のうち1054億円が3月末までに国に返還される見通しだと発表した。
■復興予算で全国に2432kmの林道建設震災被災地の割合は1割
安倍首相は就任直後の13年1月の復興推進会議で「使途の厳格化」を指示。自公政権はそれ以降、「流用はない」と説明してきたが、大嘘だった。霞が関の「復興埋蔵金」ともいうべき隠しガネが残されていた。
被災地から遠く離れた大分県。震災後に急ピッチで整備されたのが山間を走る林道(森林作業道、林業専用道)だ。木材を伐倒、運搬する林業専用機械やトラックが通る道で、県の林務管理課によれば2012年度に約23億円が注ぎ込まれ、「日田市を中心に221kmを整備した」という。今年度も約24億円が投入されている。すべて復興予算だ。
大分だけではない。「津波で多くの住宅が流され、復興には木材が足りない」という理由で全国になんと2432kmもの林道が建設された。
霞が関は復興予算の一部を役所の天下り先の公益法人や自治体が管理する「基金」に補助金として配分し、プールさせた。総額は約2兆8000億円。これが復興埋蔵金だ。このカネは安倍首相の流用禁止令の後も「タニシ駆除」「ゆるキャラPR」といった復興と無関係の事業に使われた。冒頭の林道も「森林整備加速化・林業再生基金」にプールされた資金が使われた。
復興庁は昨年7月になってようやく基金の流用を認め、残っているカネを国庫に返還する方針を決めた。流用計画があった基金のカネは約1兆1600億円(16基金、23事業)にのぼっていた。
ところが、シロアリはなおも抵抗しているのである。会計検査院の調査では、基金の執行率は12年度末の時点で28.7%(被災地に使われたものも含む)にすぎない。流用基金の1兆1600億円のうち約7割の8000億円程度が返還される計算になる。ところが、復興庁の発表によれば返還見込み額はたったの1017億円である。なぜそんなに少ないのか。
いざ返還を求められるとシロアリ官僚はそれまでチビチビ使っていたカネを猛スピードで消化していった。実際に使ったのではない。使ったように見せかけたのである。
カラクリはこうだ。復興庁は2013年5月末時点で「執行済み及び執行済みと認められるもの」については返還しなくてよいとした。大分に林道を造った基金を例に取ると、1399億円のうち12年度末に執行されていたのは364億円(執行率約26%)にすぎないが、「県議会で承認された2013年度予算は『執行済みと認められるもの』なので、それを合わせると943億円になる」(林野庁森林整備部計画課)というロジックで“執行率”を67%に急伸させたのである。本当の復興は遅々として進まないのに、こういう時だけ役人は行動が素早い。
この基金で全国に造られた林道2432kmのうち「被災地は263km」(同前)というから9割近くが被災地以外の林道だ。冒頭の大分県が221kmでトップ。
その大分の製材がどこに出荷されたかを県に問うと「聞き取り調査した複数の製材所では9万9280立方メートルのうち3580立方メートルを被災地に出荷した」(林務管理課)とする。被災地向けの出荷はわずか4%弱である。
■被災自治体に2570億円 震災復興交付税3月分
総務省は18日、東日本大震災の被災自治体を財政支援する震災復興特別交付税の3月分として、2570億円を19日に配ることを決めた。昨年9月分と合わせた2013年度の総額は5071億円。24年度と比べると34%減となった。
津波で被害を受けた住宅の再建支援(1047億円)や、復興関連の事務費用支援(1060億円)など24年度だけの措置が終わり、総額が大きく減った。
震災復興特別交付税は、実際に事業に使われたお金をまかなう仕組み。25年度分には約1兆3千億円の予算を確保していたが、復興事業の遅れもあり約8千億円を26年度に繰り越す。
■復興予算でニューハーフショー
今年に入り徐々に下火になってきたかと思われていた震災犯罪だが、2月4日に業務上横領容疑で逮捕されたNPO法人「大雪りばぁねっと。」元代表理事・岡田栄悟容疑者(35)を主犯とする復興予算の私的流用事件は、総額7億9000万円にも及ぶ巨額の詐欺事件として注目を集めそうだ。
「岡田容疑者は、被災者の雇用対策として支給された復興予算で、メルセデス・ベンツ社のトラックや1000万円以上する特注の救難艇、水上バイクなどを配備、さらに施設内でニューハーフショーを開くなど、まさに公私混同もはなはだしい」(社会部記者)
岡田容疑者の罪状は岩手県山田町からの業務委託料3000万円の不正流用のみだが、事件の闇は深いと社会部記者は指摘する。
「同団体は当初、救援物資の管理業務も行っていたのですが、大型テレビや冷蔵庫、防寒着などを岩手県内の業者に横流し、数千万円の利益を得ていた疑いも。また町議会の中に岡田容疑者をシンパする議員がいたとの警察への通報もある。昨年春頃には容疑者の幼なじみで団体の幹部だった人物が北海道遠軽町の自宅で散弾銃を口にくわえて謎の自殺を図っています。司法がどこまで真相に迫れるか、注目が集まっています」
<転載終了>
文字数制限で全文載せられませんでした。
関東大震災も
奴らの仕業と考えるとモルガン銀行が大儲けしたそうだ、
ネット共有で日本人が知らなかったことがバレバレにを
頭隠して尻丸出しを分からないパカものはさっさとお仕舞いにナってほしい!日本人血税は日本人に!当たりまえがされていない。おかしいな!