るいネットさんのサイトより
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=225586
<転載開始>
>これらのゲームの特性は、「おもしろく遊べるよう」「飽きないよう」「ルールは考えなくてもいいよう」に設計されているという点です。よって、遊ぶ側にはおもしろくする、飽きないように工夫する、みんなでやり方を考えるといったような主体的な働きかけは一切必要がない(ひたすら受動的)。それが企画力(すなわちルールやフレームを考える事)や集中力(飽きずに続ける)の欠如に繋がっているのではないでしょうか。(168298

 確かに、そのあたりは実感するとこであります。そして調べてみると、TVゲームは脳の前頭前野の発達に大きな阻害を与えているようです。

以下、「講演会 明るい明日を考える集い:『TVゲームが壊す 子どもの脳』早崎知幸 社団法人北里研究所・医師」(リンク)より引用。

----以下引用----
■脳の構造
 人間の脳は、一番中心の所から後頭部にかけて生命維持に関係する脳幹があります。この上に旧皮質に含まれる大脳辺縁系があります。ここは感情をコントロールする所、つまり好きとか嫌いとかといったことに関連したところです。最後に一番上にあるのが大脳新皮質です。大体この三つに分けられるのです。

■人間を他の動物と隔てる前頭葉の働き
 この新皮質と呼ばれている所が、人間がいろんなものごとを考えたりすることに関わってくるのです。その中でも前頭葉の前頭前野という所が脳のなかの指令塔的な働きをします。人間が他の動物と違う事が出来ると言う事を考えれば分かりやすいと思いますが、創造性とか、想像力、判断力。それからいわゆる理性、思考力といった働きを司っているのです。

 例えば動物は将来の目標とか、自己実現をするといった事は考えれらない。今辛いか、楽しいかと言う事しか考えられないのです。人間であれば今大変でも将来自分はこういった人間になろう、だから今はつらくても勉強するのだと言った事を考える事が出来る。これが前頭前野の働きなのです。つまり一番人間らしい脳ということが出来るのです。

 あとは感情の抑制ですね。ですからここの働きが無くなってしまうと感情のコントロールが出来なくなってしまうのです。

■TVゲームが前頭前野に与える影響
 この人間として一番大切な前頭前野が実はテレビゲームによって非常に影響を受けているということが最近の研究で分かってきました。

 日本大学の森昭雄先生に依りますと、最初はパソコンをしている人達の脳波を計ったと言う所から始まります。脳の研究をしていく時に脳波を測りますが、簡単な脳波計を作るという研究開発の目的で前頭前野つまりオデコの辺りですが、ここに脳波計を当てて脳波を調べていくうちに、本来働いているはずの脳が働いてない人達がいる事に気づいた訳です。そして結局ゲーム脳というものがありそうだというところに行き着いたということを森先生が言われております。

■仮想世界での脳の働き
 ゲーム脳の話をする前に現実世界での脳の話をまずいたします。例えばキャッチボールをする時、まず目から入った情報というのは、視床というところを通って視覚野に入ります。それからそれがどういう形であるとか、色であるとかいうことを判断する部位に情報が行く訳です。さらにボールが来ると言った場合に空間的にどの辺を飛んでいるのか、スピードはどれ位かなどの情報とともに前頭葉に行きます。ボールが来て、「あっ、これは捕れるから捕ろう」、或いは「早すぎるから逃げよう」と前頭葉で判断して、そこから運動野というところに情報が行く。そして運動野から脊髄を通して手に情報がいって、飛んで来たボールを捕るということになる訳です。

 一方ゲームをした場合の情報は、途中までは一緒です。ところがテレビゲームの場合、視覚情報が前頭葉を通さずにいきなり運動野に情報が行く。前頭葉で判断する機能を使わなくなってしまうのです。入った情報が運動野に只反射として伝わるだけなのです。

 さらにゲームだけではなくてこれはテレビジョンを漫然と見ているだけでも同じような状況になると言われています。後は携帯電話、実は携帯電話からのメールは文章のやり取りをしているから頭を働かせているように考えられがちですが、そうではなくてどうも反射的な記号として脳は処理しているようです。だから実際脳波を測ってみると携帯電話でメールを始めるとβ波が下がるのですね。パソコンをやっても最初はいいのですが、続けていると前頭葉の活動は低下するようです。
----引用終了----

テレビゲームの弊害
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=228475
テレビゲームによる影響がどれぐらいゲームをしていない子との差が生じているのかのデータがありましたので、紹介します。

テレビゲームの問題性は、ある程度想像できるものですが、ここまでの開きがあるとは正直驚きでした。


緑進便り「テレビゲームの弊害」リンクより引用します。

以下引用です。

テレビゲームの弊害

(前略)
今月号は、「テレビゲームの弊害」について実に驚くデータを基にお話を進めていきます。このデータは東京、大阪や少年事件が起こった県の中学生とその保護者を対象に行った調査結果に基づくものです。(調査対象4762人 有効回答数3555人)ここではゲーム依存症に陥っているとみてよい「1日4時間以上ゲームをする子(以下ゲーム漬けの子)」と「あまりしない子」の比較結果が次のようになっています。

1)「ゲーム漬けの子」は「あまりしない子」に比べて、「現実の生活よりゲームやネットの方が大切である」と答えた子が5倍以上、「うまくいくか不安で、行動する前にあきらめてしまう」が3.5倍以上に達している。

2)「人付き合いが苦手である」では約4倍の差

3)「人は敵か味方かのどちらかだと思う」では2.5倍。「少しでもダメなところがあると、全部ダメなところがあるように思ってしまう」が約2倍。

4)「小さな動物をいじめたり、傷つけたことがある」は「ゲーム漬けの子」が3倍強になっている。

5)「イライラしやすく、かっとなると暴言や暴力になってしまう(いわゆるキレる)」は何と5倍以上。

6)「小学校に上がるまでに、何かの事情でかまってあげられなかった時期がありましたか」という保護者への問いに対し、「あった」という回答が、「1日3時間以上ゲームやネットをする子」の保護者では、「あまりしない子」の保護者より3倍強に上っている。

 毎日ゲームをやることで、どれだけの弊害がでるかという点については、短絡的に「ゲーム=悪」というよりは、ゲームをやることに時間をとられ、家庭でのコミュニケーションの時間がなくなることで様々な弊害が出ていると考えることもできます。しかし、毎日4時間以上、3時間以上やらないし会話もしっかりしているから、うちの子は大丈夫という発想も危険でしょう。ゲームは年々、刺激を増し、興味をひきつけるように作られていっております。今は4時間かもしれませんが、ゲームが進化するにつれて、1時間で別の弊害がでる可能性もあります。

 本当に楽しいことはテレビゲームをすることで得られるものではなく、自然と親しみ、人々と楽しい会話をすることで得られるものであると考えます。その結果、正しい人間性が育まれていくのです。具体的な行動としては、いきなり「全くゲームをやるな」ということは難しいでしょうから、まずはゲームをやる時間を区切り、次に家庭でのコミュニケーションの時間を徐々に増やしていくことでしょう。(後略)

以上引用終わり。

<転載終了>