Ghost Riponの屋形(やかた)さんのサイトより
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-12039254015.html
<転載開始>
憲法学者「狂ったことをやる政権は選挙で倒すしかない」
2015年6月15日 田中龍作ジャーナル
http://tanakaryusaku.jp/2015/06/00011388

まさか自民推薦の長谷部教授(右)の口から「政権を倒せ」という言葉が出るとは。安倍政権は憲法学者を とことん 怒らせてしまったようだ。隣は小林名誉教授。=15日、日本外国特派員協会 写真:筆者=

 「ああいう狂ったことをやる政権は今度の選挙で倒すしかない」・・・

 野党のアジテーターが言っているのではない。改憲派の憲法学者が力説しているのである。

 4日、国会の憲法審査会に招致され「集団的自衛権は違憲である」と証言した憲法学者2人が、きょう、日本外国特派員協会で記者会見した。小林節慶大名誉教授と長谷部恭男早大教授だ。長谷部教授は自民党推薦の参考人だった。

 外国特派員協会では日本の記者クラブのように政権に気兼ねした質問は出ない。英ロイター通信の記者が単刀直入に聞いた。

ロイター:どんなに違憲だと言っても(安倍政権は)数をたのんで強行採決するのではないか?

長谷部:次の国政選挙で新しい政府を成立させ、法律(安保法制)を撤回させるべきだ。

小林:弁護団の一員として訴訟の準備をしている。法律ができた瞬間から「平和に生きる権利がある」と謳う憲法の前文と、(非戦を唱える)憲法9条が侵される。



安保国会の「潮目を変えた」憲法学者の会見とあって、会場は内外の記者で満席になった。=15日、日本外国特派員協会 写真:筆者=

田中:今出されている法案は撤回すべきか?

長谷部:撤回すべき。集団的自衛権の行使は違憲である。また他国の軍隊と自衛隊の一体化をもたらす。撤回しないなら選挙で倒すべきだ。

小林:撤回すべきだ。恐ろしいのは憲法違反がまかり通ると北朝鮮みたいになる。キム家と安倍家が一緒になる。自衛隊は米軍の2軍になり、経済的打撃も被る。国が破産する。

ブルームバーグ:安保法制が通らなければ日米関係は悪化するか?

長谷部:悪化するかもしれないが、無理な約束をしたことに原因がある

小林:(日米安保)ガイドラインに法的拘束力はない。(アベとオバマが)勝手に夢(日米で軍を共同展開する)を語り合った。ガイドラインの上に法律があり法律の上に憲法がある。官僚は頭がいいから「やっぱりダメだった」となるだろう。

 小林名誉教授は最後にマスコミの責任に言及した。「弁護士会が1年半くらい(安保法制反対)運動を続けていたが、メディアが死んでいた。高いランクの裁判官、検察官から『おっしゃる通りだ、頑張ってくれ』と電話が来る。それを国民が共有していないのが問題だった。やはりメディアの責任だと思う・・・」。

 2人の教授は「選挙で安倍政権を倒すべき」と繰り返した。だが「寿司友」に象徴されるマスコミが安倍内閣を支えるため、依然として高い人気を誇る。選挙で倒すのは容易ではない。


山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki 6月11日
憲法学者のほとんどが「憲法違反」と指摘する法案が、仮に強行採決で可決されても、憲法第98条は「憲法に反する法律は無効」と定めているので、自衛隊員は「最高司令官の首相が下す憲法違反の命令」を拒絶する権利を持つことになる。1918年のキール軍港での水兵反乱のような事態が起きかねない。

山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki 6月11日
日本国憲法第98条「この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。」憲法学者のほとんどが「憲法違反」と指摘する命令を首相が自衛隊に発しても、裁判で「違憲」との判決が出れば「その効力を有しない」。

山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki 6月11日
首相や官房長官、自民党幹部は形式を取り繕う思考の枠内だけで、憲法違反か否かを判断する資格を「最高裁判所だけ」が独占しているかのように強弁しているが、憲法学者のほとんどが「憲法違反」と指摘する法案を、最高裁判所だけが政治的判断で「合憲」と認めるなら、日本の法治体制は崩壊するだろう。

住友陽文 ‏@akisumitomo 6月12日
安倍首相はサミットで「法の支配」を説いたそうだが、憲法学者に憲法違反と烙印を押された集団的自衛権の実行を、しかも自国民に十分説明したうえで立法化する前に、米国の議場で米国に約束をするというのは、どういうつもりなのだろうか。首相がやってることは「法の支配」に反していることだけど。



手っ取り早い判断を下せる、憲法裁判所の必要性。(憲法の修正が必要かもしれないが)
ドイツには憲法裁判所がある↓


連邦憲法裁判所
http://www.tatsachen-ueber-deutschland.de/jp/political-system/main-content-04/the-federal-constitutional-court.html
連邦憲法裁判所はドイツの戦後民主主義の特徴をあらわす機関である。連邦憲法裁判所は、民主主義的に則って成立した法律でもこれが違憲であると判断した場合、これを無効にできる権利を基本法によって与えられている。連邦憲法裁判所は申し立てを受けてのみ活動する。申し立てができる機関は連邦大統領、連邦議会、連邦参議院、連邦政府などの連邦機関あるいはその機関の一部である議員や院内会派、そして各州政府である。連邦憲法裁判所は「違憲論争」の際には、基本法で保障されている三権分立の原則および連邦国家を擁護するために活動する。また、議会の少数派でも法規範に対する異議申し立て(「抽象的規範統制」)を連邦憲法裁判所に嘆願できるように、その際は連邦議会議員の3分の1の数を満たせば十分とする。

さらに、国家によって基本的権利が侵害されたと思うなら、国民は誰でも「憲法異議」を申し立てることができると基本法に定められており、毎年何千人もの国民が憲法異議を申し立てている。ただし憲法裁判所は数ある異議申し立ての中から、基本法適用に重要な示唆を与える判決が予想されるものだけを選ぶことができる。ドイツの各裁判所が、ある法律を違憲であると判断した場合、その裁判所は必ず「具体的規範統制の訴え」を憲法裁判所に起こすよう義務づけられている。すべての裁判権に関わる憲法解釈ができるのは唯一連邦憲法裁判所だけなのだ。


日本外国特派員協会(外国人記者クラブ)の映像ありました↓


違憲の安保法制を進める安倍政権は終わらせるべき・長谷部、小林両教授が特派員協会で会見
2015/06/15 に公開
http://www.videonews.com/
違憲の安保法制を進める安倍政権は終わらせるべき
長谷部、小林両教授が特派員協会で会見
プレスクラブ(2015年6月15日)
 安倍政権が進める安全保障政策の変更案について、6月4日の衆院憲法審査会の参考人質­疑で「憲法違反」と発言した長谷部恭男早稲田大教授と小林節慶応大名誉教授が15日、­外国特派員協会で記者会見し、法案への反対を改めて強調した。
 高村正彦副総裁が「憲法を解釈するのは学者ではなく政治家だ」と語ったことについて意­見を求められた長谷部氏は、政府の憲法解釈についてはこれまで内閣法制局に一定の権限­が委ねられていたが、安倍政権が人事権を行使して法制局人事に介入したため、もはや内­閣法制局に任せておけなくなったと指摘
 「今の安保法案は日本の安全をむしろ危うくする。日本の安全を守りたいなら学者の意見­を聞くべきだ」と述べた。
 長谷部氏はまた、政府や与党が1959年の砂川事件の最高裁判決を根拠に集団的自衛権­を合憲と主張していることについて、砂川事件判決は日本の個別的自衛権と米軍の集団的­自衛権が問われたものであり、日本の集団的自衛権とは関係がないとして、「間違った理­解だ」と批判した。
 小林氏は法案が強行採決された場合に備えて、複数の訴訟を準備していることを明らかに­した上で、とは言え、最高裁の判決までは時間がかかるため、これを待たずに次の選挙で­安倍政権を終わらせるべきだと述べた。
 ビデオニュース・ドットコムでは、この会見の模様をノーカットで放送中。

会見での重要な箇所を、書き出しておきましょう↓
安倍ちゃん政権の隠された意図、見抜かれてますね。(露骨すぎてバレバレですが)


25:20~ 日本会議の人々に共通する思いは、第二次世界大戦に負けたことを受け入れがたい。その前の日本に戻したい。(自民の憲法改正案は、)明治憲法と同じ。明治憲法下の世界の軍事五大国に戻ってアメリカと進軍をしたい。(日本会議は、)自民党の中に広く根を張っていて、よく見ると、明治憲法下でエスタブリッシュメントだった人の末裔が多い。make sense(道理にかなっている)でしょ?


https://www.youtube.com/watch?v=rPDc0EB5Fo4


砂川事件の弁護団にも、全否定された模様↓(笑)


砂川事件弁護団 再び声明 合憲主張「国民惑わす強弁」
2015年6月13日 東京新聞朝刊 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015061302000133.html
 他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案について、政府が一九五九年の砂川事件の最高裁判決を根拠に合憲と主張しているのに対し、判決時の弁護団の有志五人が十二日、東京都内で会見し、「裁判の争点は駐留米軍が違憲かに尽きる。判決には集団的自衛権の行使に触れるところはまったくない」とする抗議声明を出した。五人はみな戦争を知る白髪の八十代。「戦争法制だ」「国民を惑わすだけの強弁にすぎない」と批判し、法案撤回を求めた。 (辻渕智之)

 「集団的自衛権について砂川判決から何かを読み取れる目を持った人は眼科病院に行ったらいい」

 会見の冒頭。新井章弁護士(84)は眼鏡を外し、鋭いまなざしを子や孫世代の記者たちに向けた。



関連記事↓
違憲判断の憲法学者、200人超えだそうですね。
合憲判断は、3人の御用トンデモ憲法学者だけだそうです。
(どの分野でも、トンデモ学者は一定数存在する)



安保関連法案は“憲法違反” 憲法学者171人が声明。憲法審査会 全参考人が「安保関連法案は違憲
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-12035011887.html
自衛隊よ、汝警察犬となるなかれ 山崎 拓 元自民党幹事長
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-12034637225.html
小沢共同代表「日本の武装独立」安倍首相を痛烈批判
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-12032344846.html




政界長老4人が集団的自衛権に反対を表明↓
メモがてら載せましょう。
安倍ちゃんの周囲以外は、ほぼ全員が反対のようです(笑)
昨日は、各地でデモが合ったりと、プロパガンダ安倍ちゃん政権が揺らいできたような気がした。








政界長老4人が集団的自衛権に反対を表明
2015/06/13 に公開
http://www.videonews.com/
政界長老4人が集団的自衛権に反対を表明
プレスクラブ(2015年6月12日)
 閣僚を歴任した戦前生まれの政治家4人が6月12日、日本記者クラブで講演し、今国会­で審議されている安保法制に反対の意思を示した。

 会見を行ったのは山崎拓、亀井静香、藤井裕久、武村正義氏の4人。今は政界からは引退­しているものの、いずれも元衆院議員であり、閣僚や党幹部などを歴任してきた面々だ。

 自民党防衛族のドンとして知られた山崎氏は、後方支援は戦闘行為が行われている地域か­ら離れた場所にあると説明されている点について、戦闘行為が移動すれば後方も戦闘に巻­き込まれることは十分にあり得ると指摘し、政府の説明に疑問と呈した。

 4人の中で最年長の82歳となる藤井氏は、安倍首相の祖父である岸信介元首相が、現行­憲法の下では海外派兵は出来ず、憲法改正が必要だと考えていたことを指摘し、首相はこ­の事実を重く受け止めるべきだと主張した。

 ビデオニュース・ドットコムではこの会見の模様をノーカットで放送している。


https://www.youtube.com/watch?v=FjP7y2nG9B0

<転載終了>