井口博士のサイトより
http://quasimoto.exblog.jp/23528843/
<転載開始>
みなさん、こんにちは。

20世紀の大発明は、19世紀の
ジュール・ヴェルヌ

のSFに出て来る大発明の実現化であった、といっても過言ではない。

電話、ヘリコプター、潜水艦、飛行機、テレビ、ロケット、などなど。

空想科学小説

とは、ジュール・ヴェルヌが作り上げた部門だったのである。


それに刺激された子供たちは数知れず、20世紀には次々とジュール・ヴェルヌのアイデアが進歩する科学技術によって実現されたのである。

そうして1980年代後半。

スチーヴン・スピルバーグ監督
が、
バック・トゥ・ザ・フューチャー
を生み出した。

三部作の第三部には、ドクことブラウン博士の2人の子供が登場。その名前が、ジュールとヴェルヌだった。


そして何よりもこの作品の全般で光ったキーテクノロジーが、
ホーバーボード

だった。

なんとどうやらついにこのホーバーボードが実現したらしい。

もちろん、高温超伝導物質を使っての技術だ。以下のものである。
海外の反応「ついにこの時が来たか・・・」レクサスが磁気浮上ホバーボードの全貌を公開

 バック・トゥ・ザ・フューチャー2の描く未来の中でも最も象徴的なアイテムの一つである「ホバーボード」。作中では未来の世界――2015年には世間一般で広く普及する道具として描かれていたこともあって実現化しようと現実でも様々な方々が力を注いでおり、トヨタの高級車ブランド「レクサス」も先日そこに参入したことで話題になりましたが、今回はその本編の映像が公開されています。

 レクサスが製作するホバーボードは現代の技術を使って再現というコンセプトであり、浮上には磁気浮上技術を採用。液体窒素で-197℃にまで冷却された超伝導体を入れた容器「Cryostat」を2つボードに搭載することによって、永久磁石を埋め込んだトラックの上を浮遊した状態で滑走することが出来るのです。

 第一弾動画ではその導入という感じでしたが、今回は実際に人が乗り浮かぶ様子が収録。磁気浮上の路面摩擦ゼロということもあって従来のスケートボードとはかなり感覚が違うものとなっているようでレクサスがテストボーダーとして雇ったロス・マクゴーラン氏も苦戦したようですが、徐々に乗りこなし最後には爽快な走りを見せてくれています。

The Lexus Hoverboard: It's here


The Lexus Hoverboard: The Story


もちろん、永久磁石の磁性体をまぶした地面の上を液体窒素(-80℃)で冷やした高温超伝導物質でできたホーバーボードで浮き上がる。

電源や燃料の代わりに「液体窒素」が必要である。

高温超伝導物質が液体窒素で冷やされると超伝導状態になって反磁性を示す。これにより、磁場と反発して宙に浮く。

まあ、原理はよく知られたものだが、これをバック・トゥー・ザ・フューチャーのように実現しようというのが西洋人魂の良い所である。

磁性体のレールを道路に埋め込めば、あとは、その上をホーバーボードで通勤通学できる。燃料は液体窒素のみ。

そんな新たなる交通手段もできそうですナ。

21世紀の大発明は、20世紀のスピルバーグ作品。

なんかそんな感じになって来つつありますナア。

いやはや、新世界の始まりですナ。

将来のオリンピック種目になるかもナ。

<転載終了>