気象予報士Kasayanのお天気放談さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/kasayan77/archives/45074078.html
<転載開始>
昨日、野尻湖の山小屋でPCをWindows7からWindows10にアップデートしたのですが・・・
デスクトップのフォルダーをクリックして開こうとしたところ、2番目以降の階層を開こうとするとエクスプローラーがフリーズ。
タスクマネージャーで再度立ち上げても、PCを再起動しても、同じ現象が治らず(プログラムは開きます)・・・・
仕事場のPCは何の問題もなくWindows10にアップデートすることができたのですが・・・・
PCのプロの方・・・このブログをご覧になっておられましたら、文末のメールアドレス又はコメント欄で、対応策をご教示いただけませんでしょうか?
さて、気を取り直して今日も盆休みの天気をお伝えしようと思いますが・・・
今回は明日からの空模様のスタートライン・・・今日の空模様から順番にチェックしていきたいと思います。

今朝の長野市・・・どんよりとした曇り空。
最低気温は22.9℃(05時32分)で、平年より1℃ほど高め。
それでも日射しがないので涼しく感じられます。
そんな今朝の実況ですが・・・

日本海沿岸から東北にかけて帯状の雨雲が停滞しているのが目につきます。
天気図を見ると・・・九州北部から山陰にかかる雨雲は、台風13号崩れの低気圧(この表現、綺麗じゃないですけどイメージに合うんですよね)の本体と前線の雨雲。
南海上の太平洋高気圧西側縁辺から流れ込む暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)によって活発化していて、九州北西岸・・・長崎県を中心に非常に激しい雨を降らせています(非常に危険なレベル)。
一方、北陸から東北にかかる雨雲は、台風14号の北側から流れ込む暖湿気が、日本海の比較的乾燥した空気とぶつかって形成された潜在的な前線帯の雨雲。
強い暖湿気が流れ込む三陸沖で活発化しているようですが、陸上ではそれほど活発化していないようです。
そして・・・オホーツク海に中心を持つ高気圧に覆われた北海道と、台風と台風崩れの低気圧に挟まれ、相対的な高気圧(高圧部)に覆われた東日本付近は、雲が多めながらも日射しがある状態。
ただ、気温が上昇する午後・・・上空の寒気や、地上付近の暖湿気次第で、夕立の発生が心配されます。
ということで・・・今日、これからの空模様・・・
気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきましょう。

まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・太平洋高気圧は九州の南まで弱まり・・・盛夏と晩夏を分ける偏西風の強風帯(水色の矢印)が数本、本州上まで南下してくることがわかります。
そして、それぞれの偏西風の強風帯に沿って、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が・・・・
北日本に、断続的に接近し、通過。
西日本方面にも接近しますが・・・弱まりながら東日本で消えていくことが予想されています。
このため、地上の空模様は・・・下段の図・・・台風14号の北側から暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込み続ける北日本で、上空の気圧の谷が通過するタイミングで降水域が発達したり弱まったり・・・変わりやすい空模様が続くことが予想されています(上空の寒気の影響もありますが、その様子は後でチェック)。
また、西日本では断続的に通過しては消えていく上空の気圧の谷の影響で・・・低気圧の発達や動きは鈍いものの、降水域は夜にかけて活発な状態。
じわじわとその領域を東日本へと進めることが予想されています。
一方、北と西の雨エリアに挟まれた東日本は・・・日中はまずまずの空模様が続くようですが・・・湿った北東風が流れ込みやすい関東甲信南部に局地的な降水域が読み取れます。
続いて、(昨日北海道で川の増水により登山者が一時的に足止めされたようですが)大気の状態を不安定にする上空の寒気の様子・・・そして、猛暑をもたらすとともに、上空に寒気がなくても相対的に大気の状態を不安定にする地上付近の暖気の様子にも目を通しておきましょう。

こちらも上段の図から・・・空模様の骨格と同じ上空約5800mの気温分布ですが・・・北陸以北には、偏西風に乗って-5℃以下の寒気(ほぼ平年並み:秋田-5.6℃)が流れ込み続け・・・
北海道には、平年(札幌-7.4℃)を大きく下回る-10℃以下の寒気の谷の通過が予想されています。
したがって、北海道は今日も大気の状態が不安定。
地上付近には、台風14号からの暖湿気=雨の原料が流れ込んでいますから・・・上空の気圧の谷が通過するタイミングで活発化する雨雲は、雷雲に成長すると思われます。
一方、地上付近(地形の影響を受けにくい上空約1500m)では・・・下段の図・・・日射しと相まって猛暑日をもたらす20℃以上の暖気が弱まる傾向。
今日、猛暑日になるところがあってもごくわずかで・・・ほぼ平年並みの「暑さ」になり・・・地上の気温が上昇することによって相対的に大気の状態が不安定になるところも、かなり限られると思われます。
ただ、暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込めば、水蒸気が雲や雨粒のなるときに生じる熱によって大気の状態は不安定に。
そこで、今日の雨の原料になる暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の流れ込みの様子もチェックしておきましょう。

今日、暖かく湿った空気の供給源になるのは、台風14号北側の東寄りの風と、太平洋高気圧西側縁辺の南西風。
台風14号から北日本に流れ込む暖湿気は次第に弱まるようですが・・・太平洋高気圧西側縁辺から西日本に流れ込む暖湿気の流れは強まることがわかります。
このため、北日本の雨は次第に局地化する一方・・・
西日本では、日本海側に形成される前線付近と、暖湿気が山にぶつかって上昇気流が活発化する太平洋沿岸を中心に、次第に広範囲で雨雲が活発化すると思われます。

これはSSIという大気の安定度の指数。
上空に平年を下回る寒気が流れ込み、台風14号からの暖湿気が流れ込む北海道や東北北部は大気の状態がかなり不安定(オレンジ色)。
太平洋高気圧縁辺から暖湿気が流れ込む西日本西部でも・・・上空に寒気がないにも関わらず、そこそこ大気の状態が不安定(黄色)になることが予想されています。
ということで・・・今日は北と西で大気の状態が不安定。
暖湿気の流れ込みが弱まる北海道は局地的な強い雷雨に・・・
暖湿気の流れ込みが強まる西日本では雨が強まり、局地的に雷を伴って強く降る・・・という空模様がイメージできます。
それでは最後・・・以上のチェックポイントを再確認しながら、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

紫色は下層雲。
北海道は、今日も上空を寒気の谷が通過し、大気の不安定な状態が続きますが・・・暖湿気の流れ込みが弱まるので、活発な降水域は局地的に。
一方、西日本では・・・台風13号崩れの低気圧の動きは遅いものの、前線に対応する風の収束線と活発な降水帯はじわじわと東進。
活発な雨のエリアが、今夜、近畿~東日本に達し、明日朝は関東付近まで進むことがわかります。
広範囲で雨が降りやすく・・・前線に対応する風の収束線が通過するタイミングで、雨が活発化する・・・という空模様になりそうですね。
で・・・東日本の雨の降り出し・・・このアニメでは夕方以降ということになりそうですが・・・

15時のシミュレーションを拡大してみると・・・
海上から暖湿気が流れ込みやすい太平洋側の山沿いや風の収束線付近で、比較的早めに降り出す模様。
これらの地域の方は、夕方以降の雨の心配もしておいたほうがイイかもしれません。
なお、気象庁が発表している短期予報解説資料(プロ用)の資料には・・・

北と西の大雨と、太平洋側の高波が防災関連事項として取り上げられていますからご注意を。
ということで・・・今日の空模様を踏まえて・・・明日13日(木:盆の入り)から16日(日:送り盆)の空模様。




・・・・今日の空模様の続き・・・というイメージで見ていただきたいのですが・・・
今日、対馬海峡付近を通過する低気圧の動きはノロノロで・・・
明後日14日(金)まで影響を与えそう(西から回復しますけど)。
そして、15日(土)は、太平洋沖に(秋雨のはしり?の)前線帯が停滞。
いったん天気は回復して晩夏の臭い?がするようになるものの・・・
16日(日)は、前線が西から北上し、暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の流れ込みによって、広範囲で激しい?雷雨が発生することが予想されています。
もちろん、未来の空模様は、先にいくほど誤差が大きくなりますけど・・・ある程度幅を持って考えても、行楽には最適な空模様とは言い難い天気が続くようですから、海や山のレジャーには十分注意するようにしてください。
また、向こう一週間の暑さ?ですが・・・

最新の週間の気温傾向(平年差)でも、ほぼ平年並みで推移することが予想されています。

というのも、今日の空模様でチェックしたように・・・上空の太平洋高気圧が弱まり、盛夏と晩夏を分ける偏西風の強風帯が南下してくるからですが・・・
すでに異常な猛暑は解消しているはずですけど・・・普通の猛暑?は続きますから、まだまだ熱中症にはご用心を。
そして・・・猛暑を復活させる(かもしれない?)次の台風も・・・

アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue
各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)に予想され続けていますから・・・盆休み明けから来週後半にかけても、台風の動向と、暑さの復活について、コマメにチェックするようにしてください。
府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)
府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/
(マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)
専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
<転載終了>
http://blog.livedoor.jp/kasayan77/archives/45074078.html
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昨日、野尻湖の山小屋でPCをWindows7からWindows10にアップデートしたのですが・・・
デスクトップのフォルダーをクリックして開こうとしたところ、2番目以降の階層を開こうとするとエクスプローラーがフリーズ。
タスクマネージャーで再度立ち上げても、PCを再起動しても、同じ現象が治らず(プログラムは開きます)・・・・
仕事場のPCは何の問題もなくWindows10にアップデートすることができたのですが・・・・
PCのプロの方・・・このブログをご覧になっておられましたら、文末のメールアドレス又はコメント欄で、対応策をご教示いただけませんでしょうか?
さて、気を取り直して今日も盆休みの天気をお伝えしようと思いますが・・・
今回は明日からの空模様のスタートライン・・・今日の空模様から順番にチェックしていきたいと思います。

今朝の長野市・・・どんよりとした曇り空。
最低気温は22.9℃(05時32分)で、平年より1℃ほど高め。
それでも日射しがないので涼しく感じられます。
そんな今朝の実況ですが・・・

日本海沿岸から東北にかけて帯状の雨雲が停滞しているのが目につきます。
天気図を見ると・・・九州北部から山陰にかかる雨雲は、台風13号崩れの低気圧(この表現、綺麗じゃないですけどイメージに合うんですよね)の本体と前線の雨雲。
南海上の太平洋高気圧西側縁辺から流れ込む暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)によって活発化していて、九州北西岸・・・長崎県を中心に非常に激しい雨を降らせています(非常に危険なレベル)。
一方、北陸から東北にかかる雨雲は、台風14号の北側から流れ込む暖湿気が、日本海の比較的乾燥した空気とぶつかって形成された潜在的な前線帯の雨雲。
強い暖湿気が流れ込む三陸沖で活発化しているようですが、陸上ではそれほど活発化していないようです。
そして・・・オホーツク海に中心を持つ高気圧に覆われた北海道と、台風と台風崩れの低気圧に挟まれ、相対的な高気圧(高圧部)に覆われた東日本付近は、雲が多めながらも日射しがある状態。
ただ、気温が上昇する午後・・・上空の寒気や、地上付近の暖湿気次第で、夕立の発生が心配されます。
ということで・・・今日、これからの空模様・・・
気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきましょう。

まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・太平洋高気圧は九州の南まで弱まり・・・盛夏と晩夏を分ける偏西風の強風帯(水色の矢印)が数本、本州上まで南下してくることがわかります。
そして、それぞれの偏西風の強風帯に沿って、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が・・・・
北日本に、断続的に接近し、通過。
西日本方面にも接近しますが・・・弱まりながら東日本で消えていくことが予想されています。
このため、地上の空模様は・・・下段の図・・・台風14号の北側から暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込み続ける北日本で、上空の気圧の谷が通過するタイミングで降水域が発達したり弱まったり・・・変わりやすい空模様が続くことが予想されています(上空の寒気の影響もありますが、その様子は後でチェック)。
また、西日本では断続的に通過しては消えていく上空の気圧の谷の影響で・・・低気圧の発達や動きは鈍いものの、降水域は夜にかけて活発な状態。
じわじわとその領域を東日本へと進めることが予想されています。
一方、北と西の雨エリアに挟まれた東日本は・・・日中はまずまずの空模様が続くようですが・・・湿った北東風が流れ込みやすい関東甲信南部に局地的な降水域が読み取れます。
続いて、(昨日北海道で川の増水により登山者が一時的に足止めされたようですが)大気の状態を不安定にする上空の寒気の様子・・・そして、猛暑をもたらすとともに、上空に寒気がなくても相対的に大気の状態を不安定にする地上付近の暖気の様子にも目を通しておきましょう。

こちらも上段の図から・・・空模様の骨格と同じ上空約5800mの気温分布ですが・・・北陸以北には、偏西風に乗って-5℃以下の寒気(ほぼ平年並み:秋田-5.6℃)が流れ込み続け・・・
北海道には、平年(札幌-7.4℃)を大きく下回る-10℃以下の寒気の谷の通過が予想されています。
したがって、北海道は今日も大気の状態が不安定。
地上付近には、台風14号からの暖湿気=雨の原料が流れ込んでいますから・・・上空の気圧の谷が通過するタイミングで活発化する雨雲は、雷雲に成長すると思われます。
一方、地上付近(地形の影響を受けにくい上空約1500m)では・・・下段の図・・・日射しと相まって猛暑日をもたらす20℃以上の暖気が弱まる傾向。
今日、猛暑日になるところがあってもごくわずかで・・・ほぼ平年並みの「暑さ」になり・・・地上の気温が上昇することによって相対的に大気の状態が不安定になるところも、かなり限られると思われます。
ただ、暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込めば、水蒸気が雲や雨粒のなるときに生じる熱によって大気の状態は不安定に。
そこで、今日の雨の原料になる暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の流れ込みの様子もチェックしておきましょう。

今日、暖かく湿った空気の供給源になるのは、台風14号北側の東寄りの風と、太平洋高気圧西側縁辺の南西風。
台風14号から北日本に流れ込む暖湿気は次第に弱まるようですが・・・太平洋高気圧西側縁辺から西日本に流れ込む暖湿気の流れは強まることがわかります。
このため、北日本の雨は次第に局地化する一方・・・
西日本では、日本海側に形成される前線付近と、暖湿気が山にぶつかって上昇気流が活発化する太平洋沿岸を中心に、次第に広範囲で雨雲が活発化すると思われます。

これはSSIという大気の安定度の指数。
上空に平年を下回る寒気が流れ込み、台風14号からの暖湿気が流れ込む北海道や東北北部は大気の状態がかなり不安定(オレンジ色)。
太平洋高気圧縁辺から暖湿気が流れ込む西日本西部でも・・・上空に寒気がないにも関わらず、そこそこ大気の状態が不安定(黄色)になることが予想されています。
ということで・・・今日は北と西で大気の状態が不安定。
暖湿気の流れ込みが弱まる北海道は局地的な強い雷雨に・・・
暖湿気の流れ込みが強まる西日本では雨が強まり、局地的に雷を伴って強く降る・・・という空模様がイメージできます。
それでは最後・・・以上のチェックポイントを再確認しながら、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)
紫色は下層雲。
北海道は、今日も上空を寒気の谷が通過し、大気の不安定な状態が続きますが・・・暖湿気の流れ込みが弱まるので、活発な降水域は局地的に。
一方、西日本では・・・台風13号崩れの低気圧の動きは遅いものの、前線に対応する風の収束線と活発な降水帯はじわじわと東進。
活発な雨のエリアが、今夜、近畿~東日本に達し、明日朝は関東付近まで進むことがわかります。
広範囲で雨が降りやすく・・・前線に対応する風の収束線が通過するタイミングで、雨が活発化する・・・という空模様になりそうですね。
で・・・東日本の雨の降り出し・・・このアニメでは夕方以降ということになりそうですが・・・

15時のシミュレーションを拡大してみると・・・
海上から暖湿気が流れ込みやすい太平洋側の山沿いや風の収束線付近で、比較的早めに降り出す模様。
これらの地域の方は、夕方以降の雨の心配もしておいたほうがイイかもしれません。
なお、気象庁が発表している短期予報解説資料(プロ用)の資料には・・・

北と西の大雨と、太平洋側の高波が防災関連事項として取り上げられていますからご注意を。
ということで・・・今日の空模様を踏まえて・・・明日13日(木:盆の入り)から16日(日:送り盆)の空模様。




・・・・今日の空模様の続き・・・というイメージで見ていただきたいのですが・・・
今日、対馬海峡付近を通過する低気圧の動きはノロノロで・・・
明後日14日(金)まで影響を与えそう(西から回復しますけど)。
そして、15日(土)は、太平洋沖に(秋雨のはしり?の)前線帯が停滞。
いったん天気は回復して晩夏の臭い?がするようになるものの・・・
16日(日)は、前線が西から北上し、暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の流れ込みによって、広範囲で激しい?雷雨が発生することが予想されています。
もちろん、未来の空模様は、先にいくほど誤差が大きくなりますけど・・・ある程度幅を持って考えても、行楽には最適な空模様とは言い難い天気が続くようですから、海や山のレジャーには十分注意するようにしてください。
また、向こう一週間の暑さ?ですが・・・

最新の週間の気温傾向(平年差)でも、ほぼ平年並みで推移することが予想されています。

というのも、今日の空模様でチェックしたように・・・上空の太平洋高気圧が弱まり、盛夏と晩夏を分ける偏西風の強風帯が南下してくるからですが・・・
すでに異常な猛暑は解消しているはずですけど・・・普通の猛暑?は続きますから、まだまだ熱中症にはご用心を。
そして・・・猛暑を復活させる(かもしれない?)次の台風も・・・

アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue
各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)に予想され続けていますから・・・盆休み明けから来週後半にかけても、台風の動向と、暑さの復活について、コマメにチェックするようにしてください。
府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)
府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/
(マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)
専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
(台風の接近で、個別の予想に関するメールを多くいただきますが、ひとつひとつにお答えすることは様々な理由からできませんので、なにとぞご容赦ください。ごめんなさい。また、励ましのメールも数多くいただきます。本当に感謝しておりますが、物理的にすべてのメールに返信できませんので、ブログの内容を充実させることで返信に代えさせていただきたいと思います。有難うございました。)
<転載終了>