東金で料理教室、つぶっこ季みちゃんへさんのサイトより
http://tsubukkokimi.hmpg.org/index.php?%E3%81%8A%E8%8C%B6%E3%83%BB%E4%BF%9D%E5%AD%98%E9%A3%9F%E4%BD%9C%E3%82%8A
<転載開始>

日程について、楽膳教室で学んでいます

  • 9月・・・お茶・保存食・・・つぶっこ楽膳教室

  黒豆としなもんの健康茶・柿酢の作り方・乾燥納豆も作り方
  高血圧と脳いっ血の事後処理

  しその葉を入手できたのが遅くなり、やっとお盆に梅漬けを干しました。
  杉田梅や東金の梅、40キロ近くを一つづつ干していきます。
  暑いけど、この暑さを梅は喜んでくれますので、連れ合いも気合いがはいります!!
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  我が家の愛猫”桜子”も、日なたで作業を見守ってくれています。

  • 8月・・・お茶・保存食・・・つぶっこ楽膳教室

  酵素で体の内側から美しく・そばの栄養・ゴーヤの栄養
  しその実塩漬けとしその栄養

  ♪くだもの酵素で内側から美しく!!
くだものには、たんぱく質・ミネラル・でんぷん・脂肪・糖分などを分解する『食物酵素』が含まれます。また、果糖・ビタミン・ミネラルも豊富で、水分は80%とカロリーが低く、ダイエットにも最適な万能食品です。
果物の食物酵素は、食前30分前か食間に食べると最大限に利用できます。果物の皮には実よりも、栄養と酵素が多くふくまれています。
酵素は、消化をしたり、筋肉を動かしたり、免疫力や自然治癒力を高め、
新陳代謝をうながし、いわば生命活動の主役の働きをします。
人間は酵素が無くなる時には死を迎えます。

果物とハチミツを混ぜた『酵素水』は、さらに効率よく吸収を高め、素早くエネルギーになります。
キーウイなら1個を刻み、ハチミツ小さじ1を混ぜ、20分ほどおくと出来上がります。

キーウイの皮には、果肉の3倍のポリフェノールや、多糖類、ビタミンC,E,クエン酸、食物繊維、葉酸などがふくまれ、キーウイポリフェノールには''ホモシスティンという心臓病を起こす免疫因子の血行濃度を下げる働きもあります。
キーウイの皮に大変な栄養があるので、私はランダムにむいて食べます。
パパイヤ・アボガド・キーウイ・バナナ・マンゴー・レモン・りんご・いちご・ぶどう・メロンを積極的にたべて、身体の内側からもきれいにしたいものです。

  キーウイの酵素水
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  疲れた時に飲むと、体がシャキッとします。  

  ハチミツの栄養
ハチミツは、脳の活性化(ビタミン、ミネラル、亜鉛の効果)
老化防止(各種ビタミンとミネラルで抗酸化作用)
胃腸の調子を調える(便秘や下痢に大さじ3杯を目安に摂取)
せき止めやのどの調子を調える(抗菌作用)
貧血の改善(鉄分と一緒にとると効果あり)
不眠症(ハチミツに含むブドウ糖がトリプトファンの吸収をよくし、セロトニンの分泌を増やす。)
疲労回復を促す。

  ♪そばの栄養
昔の修験者や行者は山中での修行の際、腰に「そば粉」を入れた袋をぶら下げ、水で練って食べたと言われている。
又そば粉を練ったものに梅干をすり入れた丸薬を持ち歩いたとされている。 比叡山延暦寺の荒行「千日回峰行」においては最も過酷な9日間の断食断水不眠の行に入る100日前から五穀断ちが行なわれ、五穀に入らないそばと少しの野菜を食べて荒行に備えたそうである。
(五穀は米、麦、あわ、きび、大豆(小豆、ごま)といわれています。)                                      
*高血圧や糖尿病から守るルチン(中国では韃靼蕎麦茶を「苦蕎麦」として漢方薬に)
そばの成分の筆頭にあげられるのがルチンです。ルチンは、穀類ではそばにしかなく、しかも大量に含まれています。
(特に韃靼蕎麦はふつうの蕎麦の100倍ルチンを含むといわれる)
ルチンは、ビタミンPの一種で、毛細血管を強化し、血圧を降下する働きがあり、心臓病や動脈硬化、高血圧の予防になります。また、膵臓を守り、糖尿病の予防と抑制にも役立ちます。
現在、「ルチン」は、血管補強剤。毛細血管性止血剤として用いられ、高血圧・狭心症・
心悸亢進・動脈硬化症・慢性胃腸出血・糖尿病等の薬の原料として使われています。

*そばポリフェノールでボケ防止
特にそばポリフェノールは、脳の記憶細胞が死滅するのを防ぎ、記憶させる効果が高いのです。

*畑の牛肉と呼ばれるほどの高タンパク
体内で吸収されて必須アミノ酸に変わるタンパク質が、どれくらい含まれているかを測ると、白米が64.小麦粉が44に対して、そば粉のたんぱく価は、92。畑の肉と呼ばれる大豆ですら86です。また、そばには基礎体力を整えるスレオニン、強肝作用のあるメチオニン、美しい肌を保つシスチン、トリプトファンや、リジンも、多く含まれています。

*便秘症、愛飲家にもおすすめ
便秘症の解消にも、そばはおすすめです。 白米の2.5倍もヘミセルロース(食物繊維)が含まれており、 毎日食べれば、効果が現れます。
ビタミンB1は、白米や小麦粉の4~5倍も含まれており、脚気や食欲不振を予防してくれます。
口内炎や口角炎を予防するビタミンB2や老化防止に役立つビタミンE、
少量ですが、脂肪肝や肝硬変やガンを予防する、コリンも注目に値します。

*消化よく、ダイエットにも効果的
そばには、タンパク質や脂肪を分解する各種酵素が多く含まれます。
タンパク質は75%、脂肪は84%、炭水化物は97%まで消化され、理想の消化力をもつ。
  (東北農業研究センター・作物機能開発部 渡辺 満先生 dataより)

  ♪しその実塩漬け(炊き込みごはんにも利用してください)
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  2年たっても腐らないで保存ができます

しその実をこそげとり、丁重に水洗いし、ざるに上げます。ざっと熱湯にくぐらせてから、塩漬けにします。塩としその実は1対1が何度かしてみていいようです。塩でまぶしたしその実を1~2日紙の上におき、紙がしめったら紙を代えて乾燥させてください。
ビンに入れてしっかりとふたをします。常温でも長期保存ができます。
(しその実はカルシウム、ビタミンが豊富です)

  ♪青しそパウダー(赤しそでもいいです。)
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  昨年のしそパウダーです。

青しそは、酢水洗いし、陰干しでよく乾燥させます。両手でよくもみ、
細かい粉にしてビンで保存します。
1日5㌘~10㌘煎じて飲むと健胃、鎮咳、去痰、鎮痛、利尿、魚の中毒に効果がある。
煎茶でうがいすれば口内炎、口臭、咽頭炎に効果あり。切り傷にふりかける。
* しそパウダー大さじ1に150ccの熱湯をいれるとしそ茶に。緑茶をまぜると美味しいです。

  ♪青しその佃煮(青しそ450㌘・しょう油250cc・純米酒100cc)
葉のみ取ります。水洗いして泥やゴミを取り除きます。2回くらい洗い,軽くしぼります。
熱湯(火はつけたまま)に入れ,約2分間置きます。しそを鍋から取り上げ,冷めるまで水にさらします。さらしたしそを固くしぼり,みじん切りにして鍋に入れ、しょう油250cc・酒100ccで味をつけ混ぜ合わせていきます。火で焦げないように混ぜ続けます。調味料がなじみ,しその色が変わりかけた頃
(10分くらい)山椒の実を手でつぶして入れます。さらに焦げないように混ぜ続けます。汁がほとんど無くなりかけた頃チリメン(約35g)を入れます。2~3分後,味見をして調整して下さい。チリチリという水気のとぶ音があまりしなくなったら出来上がりです。鍋底が焦げやすいので注意!(周りは少々焦げますが)
火を止めたらすぐに鍋をコンロから下ろして下さい。ラップに包んで冷凍しておくと一年以上もちます。

  ♪ゴーヤの栄養

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  昨年乾燥したゴーヤです
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  丸ごとですと、苦みもあまりなく戴けます

ゴーヤは疲れ目や目の乾燥を防ぎ、肌の必要な油分と水分を調整するビタミンA、血行を促し、若返りのビタミンとも言われる抗酸化ビタミンEが豊富な食品です。
天然にはあまり共役リノール酸を多量に含んだ食品がありません。でも共役リノール酸が多く含まれているのが 「ゴーヤの種」なんだそうです。
共役リノール酸はリパーゼ(胃液に含まれる脂肪分解酵素)を活性化させ脂肪の燃焼を促進する働きがあります。
1978年にウィンスコンシン大学のパリザ教授によって発見された天然の脂肪酸です。
ゴーヤのビタミンCは、皮に75㌘、種に160mg、『ワタは240mgもあり美肌に最高』ちなみに、
横浜のインド料理店主は「日本では苦い皮を食べて、甘いワタを捨てる。
インド人びっくりね!!」と話しています。

ゴーヤに含まれるモモルデシンが血糖値を下げたり、コレステロールを下げる効果があると琉球大学・鈴木信名誉教授は話されています。
ゴーヤも捨てるところがないようですね。
カリウムやカルシウムやマグネシウムも豊富で、ビタミンCもレモンの3倍あります。

  • 7月・・・お茶・保存食・・・つぶっこ楽膳教室

  油について・紅しょうが漬け・松葉サイダー
  青唐辛子のしょう油糀漬け・西瓜の栄養・赤しそ酒

  ♪油について
2015年6月12日、米食品医療品局(FDA)は、食用油などに含まれ、肥満や心臓病との関連が指摘される「トランス脂肪酸」を2018年6月までに食品添加物から全廃すると発表しました。デンマークやオランダではすでに発売禁止になっています。日本では未だ表示義務さえない状態です。
トランス脂肪酸は、心筋梗塞、狭心症、がん、免疫機能、認知症、肥満、アレルギー疾患を増加、流産、死産を生じさせる可能性があること、母乳を通じた乳児へのトランス脂肪酸の移行が研究で確認されています。
食品では、パン、菓子、揚げ物、ケーキ、アイスクリーム、マーガリン、ショートニングなどに入っています。出来るだけ、おやつは手作りにし、加工した油は使用しないように気をつけたいものです。
脂質のひとつである「コレステロール」は、細胞膜やホルモン、胆汁酸などの原料になる、
生命活動にかかせない重要な物質です。とり過ぎても不足しても弊害があります。
調理油を選ぶ時は、加熱すると過酸化脂質に変わり有害な物質になる、えごま油やしそ油、
亜麻仁油はサラダやパスタなどのドレッシングやトッピングに向いています。
加熱しても酸化されにくい油は、一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)の、オリーブ油、菜種油、ごま油、綿実油、アーモンド油です。ごま油は、空気や光、熱の影響をうけにくく、風味が長持ちします。酸化しやすい油は、紅花油(リノール酸が多い)、ひまわり油です。
これまでバターなどの飽和脂肪酸は、健康に悪く、リノール酸は健康に良いとされていました。しかし飽和脂肪酸は人の体内でコレステロールをためにくいオレイン酸にかわるのに対し、
リノール酸は最終的にアラキドン酸にかわり,動脈硬化や高血圧の原因になるので、過剰に摂ると問題があることがわかりました。(共立女子大学家政学部教授 井上修二)
2005年、神戸大学循環器病学横山光宏教授が約2万人の高脂血症患者に5年間「EPA」魚の油を投与した調査で、狭心症や心筋梗塞の発生が19%減少したことが確認されました。
イワシやサバなどの青魚に多く含む油の「EPA・DHA」は認知症予防効果も期待されています。

  ♪紅しょうが漬け
材料;しょうが(約600㌘)・自然海塩(120㌘)・赤梅酢2~3カップ
漬け方;①しょうがは洗い、ざるにあげて広げて水気が乾くまで陰干しをします。
 ②ボウルにしょうがを入れ、塩をまぶし、軽く重しをして一週間置きます。
➂塩漬けにした生姜をザルにあげ、半日室内で干します。
④焼酎で消毒した保存ビンにしょうがを入れ、赤梅酢をヒタヒタに加え、空気がふれないように、小石などで重しをして冷蔵庫で保存します。一ヶ月からたべれます。一年は保ちますので楽しんでください。

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  ♪松葉サイダー(血液浄化、胃潰瘍、血管強化、冷え性、低血圧症、老化防止、便秘)

材料:松葉の新芽170㌘~200㌘(7月中の赤松がベストですがなければ黒松や五葉松でも)
   水1,5ℓ(一升ビンは熱湯か焼酎で消毒)・砂糖大根糖200㌘

作り方;①松葉は必ず葉の伸びている方向にしごき、3~4回、酢か塩をいれた水で洗う。
日向に干さず、家の中で陰干しにし(日なた臭くなる)、水気をとる。
②鍋に水1,5ℓと砂糖大根糖200㌘を入れ沸騰させ冷ます。冷めたら消毒したビンに松葉を詰め、砂糖水をいれる。ビンのフタはきちんとしないで、のせるだけにして日当たりの良い所に2~5日置く。(夜は家の中に入れて、フタをきちんと閉めてください。)
松葉についた酵母菌が働いて、ブクブクと泡がではじめたら成功です。直ぐに飲めます。
松葉を入れたままにして、一ヶ月たつと「松葉酒」になります。常温で3年位飲めます。

松葉は栄養満点で、わかっているだけで、24種類のアミノ酸が含まれています。松ヤニの中心成分はテルペン類(不飽和脂肪酸)とビタミンA,C、葉緑素、フラボノイド、ケルセチンなどです。戦国時代の武将は非常食として用い、山中の修行僧は松葉一束(3㌢位の束)のみを食べ、病気もせず、視力、聴力もよくなったという言い伝えもあります。
松葉は、脳梗塞の改善、心臓強化、ボケ防止、神経痛、リュウマチ、歯痛(松葉をかむ)、
貧血、ニコチン排出、育毛、むくみ、かゆみ、打撲、膀胱炎、食欲増進などに効果があるそうです。

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  ♪赤しそ酒(青のしそでもできます)
しその葉と砂糖大根糖     各200㌘  焼酎かホワイトリカー   1500cc
レモンの汁          30cc    しょうが         2片(スライス)
しその葉は洗い、半日乾かす。すべてをビンに入れ、一ヶ月ぐらいで飲めます。

  しその栄養
しそは漢字で「紫蘇」と書くように、ものをよみがえらせる力があるといわれてきました。
しその香りはベリルアルデヒドという成分によりますが、この成分は強い防腐力を備えています。刺身のツマに添えられるのは、食中毒予防のためです。ミネラル、ビタミンB,カルシウム、
鉄分などを豊富に含んでいますが、中でもカロテンが人参やパセリよりも多く、ガンの予防に効果があります。咳止めやかぜの薬とされ、炎症をとるので昔から大切に使われてきました。
血糖値も下げます8しその実の油がアレルギー体質を変える!として注目をあびています

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  *青唐辛子しょう油糀の作り方(薬味や炒め物に最高です)
こい口しょう油350cc  みりん150cc  糀(麦糀や米糀で)300㌘
青唐辛子20本位(きれいに洗い水気をとる)
すべての材料をビンに入れ、よくかき混ぜ冷蔵庫に保存します。
10日目位からいただけます。約半年以上もちます。青唐辛子も食べれます。
作り方;漬けた青唐辛子を刻み、豆腐の上にのせ、青唐辛子しょう油糀を添えて食べる。

  西瓜の皮の栄養
奇跡の美容成分“シトルリン”が皮にあります。シトルリンは、血管を若返らせ、血流を改善する効果があるスーパーアミノ酸です。冷え性やむくみの改善にも役立ちます。抗酸化作用や紫外線から肌を守る効果もあります。
腎臓病や性的機能も高めるそうです。
西瓜の白い皮の部分は勿体ないですから、捨てないでたべましょう。 
西瓜は赤い方に栄養があります。

  白南天の花が咲き始めました
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  南天は”難を転ず”といわれ、縁起の良い木です。
 南天はトイレのそばに植えてある謎?がとけました。南天の葉に解毒作用 があり、腹痛や下痢、嘔吐がやまずにトイレにかけこんだとき、手を伸ば し南天の葉をかんで汁を飲むと、毒物が胃にあれば吐き出し、腸にあれば 下痢して苦痛を解消できる知恵だそうです。
 生魚の下にも南天の葉を敷くのも、南天が家に無い人でも困らないようにとの配慮とか。私は飾りと思っていました。赤飯にも南天の葉が敷かれますが貴重なお祝いものの赤飯が悪くなって、食べても困らないようにとの配慮だそうです。
*果実;鎮咳・解熱・強壮剤(ぜん息・百日咳・疲れ目・酒の中毒に)
*葉;食中毒・下痢・神経痛に  
*幹;脳卒中の予防・中風・リウマチ・疲労性の筋肉痛に
               (崇城大学薬学部・村上光太郎先生より)

6月
 

  豆板醤の作り方・トマトソースの作り方
  梅干しの栄養・酢漬けらっきょうの漬け方
 
  豆板醤の作り方
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  そら豆20分蒸します
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  マッシャーで皮ごとつぶします
  皮には食物繊維がいっぱいですので、捨てません。
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  塩や糀、赤唐辛子とつぶしたそら豆とを混ぜます
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  混ざったら、湯さましで味噌ぐらいの固さに練ります
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  ビンの中で2ヶ月間、発酵させます
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  ♪空豆で作る豆板醤(豆板醤はそら豆から作るのです)
材料;空豆(サヤをむいたもの)      300㌘
   赤唐辛子              40㌘(あれば3種類の唐辛子を入れて下さい)
   味噌                大さじ3
   糀                 25㌘(糀は100㌘位使用してもOKです)
   自然海塩              50㌘
   湯さまし              適量(味噌の固さになるまで加えます)

作り方;①空豆を20分蒸し、空豆の皮をむき(気にならなければむかない。食物繊維が皮に豊富にあります。)マッシャーですりつぶします。
②塩と赤唐辛子、生糀や乾燥糀、味噌を空豆に混ぜ合わせます。
③20~30度にさました湯さましを、味噌の固さになるまで練り込みます。
④容器にいれ、重しをします。(ビニール袋に小石やビー玉をいれて重しをする)
⑤一ヶ月目、味噌を底からかきまぜます。(返しといい、酵母菌の働きを活性化させるためです。)
⑥土用の(7月21日過ぎ)をこえるまで熟成させます。美味しい豆板醤の出来上がり!!

  手作りトマトソース

 みじん切りのにんにくと赤唐辛子をオリーブ油で香りよく炒めます
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  玉ねぎ、にんじん、セロリはみじん切りに
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  にんにくと野菜を炒めて、やさいが色ついたら
  
  トマトを加え
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  ローリエと煮込みます。

  出来上がりです!!
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  ♪手作りトマトソースの作り方(6人分)
材料;完熟カットトマト1箱/玉ねぎ半分/人参半分/セロリ1/4本/にんにく20㌘/赤唐辛子1本/オリーブ油大さじ4/月敬樹の葉1枚/麦味噌大さじ1/塩小さじ1/こしょう少々

➀玉ねぎ、人参、セロリ、にんにくはみじん切りにします。
➁厚手の鍋にみじん切りのにんにくと種を取った赤唐辛子をオリーブ油で炒め、香りがでたら
①の野菜を入れて炒め、野菜が茶色く色ついてきたら、完熟トマトと月桂樹の葉をいれ、20分煮る。とろみがついたら、麦味噌(米みそ)、塩、こしょうで味を整え、一煮して火をとめます。

  酢漬けらっきょう
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  今年も無農薬のらっきょうが、届きました。
  教室を終えて、梅雨の晴れ間に、茎と根元を切ります。
  5キロのらっきょうですが、今年は小さいので、日が暮れるまでかかりました。

  きれいに洗って、しばらく水に浸します
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  塩をらっきょうにまぶします
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  2週間で随分水が上がってきました
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  ♪酢漬けらっきょう
  酢でつけることで、1年たってもシャキシャキのらっきょうが楽しめます。
  漬けて1週間のらっきょうを、3歳の小さい方がおいしい!!と、、、。
  昨日も、教室の方は、今まで食べたらっきょうで一番だ。と感動されていました。

材料;泥付きらっきょう        2キロ(約2割目減りします)
   塩               200㌘
   赤唐辛子            2本ぐらい
   酢               1カップ
   水               2カップ
作り方;①泥付きらっきょうはきれいに洗い、茎と根元を切り落とす。
②すりばちにいれ、ごしごしとみがくように洗い、薄皮をはがし水気をきります。
③容器の底に塩をふり、らっきょうに塩をまぶしながら入れていきます。
④容器のふちから酢と水をそーと注ぎ、赤唐辛子の種を取り、刻んでいれます。
⑤2倍の重さの重石をのせ、水があがるまでおきます。水がらっきょうにかぶるようになったら、重石を半分にし、10日から14日で食べれるようになります。
完全に漬かるのは一か月。長期保存したいときは汁ごとビンにうつします。
塩漬けらっきょうは一年でもパリッとした歯ざわりが楽しめ、炒め物や料理に重宝します。

  らっきょうの栄養
らっきょうは「畑の薬」といわれ、ミネラル、酵素、ビタミン、アリル化合物などを含み、血液さらさら、整腸、毒下しなど、新陳代謝を助けます。少しずつ食べるとよい保存食です。
心臓病の予防や冷え性、生理痛、最近では、花粉症やアレルギー、じんましんを抑えてくれる「抗アレルギー効果」があることが動物実験でわかったそうです。

  今年の梅仕事
梅が豊作のようです。お隣の梅の木もたわわに実っています。
小梅、杉田梅を合わせて、60キロ位の梅を梅干しと梅ジュースにしました。

  教室の方から40キロ近くいただきました。
  水に一晩浸して、汚れを取ります。
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  少し梅が色つくまで日待ちをします
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  カメからあふれんばかりに、梅を漬けます
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  大きなカメに3つ漬けました。小梅も4キロ以上漬けて
  さすがに、2~3日ぐったりと身体がします。

  梅ジュースを作ります。
  梅ジュースは3種類の砂糖と柿酢、3年醸造酢(酒粕を3年発酵した酢)
 この梅ジュースは爽やかで、真夏の署気払いに最高ですよ😊  
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  昨年仕込んだ梅ジュースの梅を「梅ジャム」にしました
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  酸っぱみと甘味が調和して、ヨーグルトにパンにと大活躍です。
  種は洗って乾燥させ、”天神様!をとり、はつみつ漬けや赤梅酢漬けに。

  ♪梅干しの薬効(薬効については「手作り食品 」東城百合子著から)
「梅干しと友人は古いほどよい」ということわざがあるように、
梅干しは古いほど値打ちがあります。梅干しの殺菌作用・消炎作用・浄血作用・解熱作用など万能常備薬といえます。
動脈硬化、脳溢血、神経痛、リュウマチなどを予防し、血液の酸毒を梅干しは中和、解毒してカルシウムの吸収を助けます。下痢、食あたり、腹痛、つわり、風邪・慢性病には梅干しを食べると良い。虫さされ、やけど、頭痛などには果肉を貼ります。
梅干しを見ただけで唾液がでますが食べればなおさらで、耳下腺のパロチン分泌を促し、これは若返りのホルモンで、内臓筋肉を緊張させ老化を防ぎます。(梅干しは3毒を断つ)
梅の種やびわの種の中の「仁」に特に多い“アミグダリン”は、がんの予防になるといわれています。アミグダリンはすべての雑穀にも含みます。
また、梅のクエン酸は放射性物質であるストロンチウム90と結合する性質があって、体外に排出します。公害物質も排出。
和歌山県立医科大学の宇都宮准教授の研究では、梅干しのポリフェノールが「インフルエンザ予防」効果やヘリコバクターピロル菌の運動能力を抑制する物質が「胃がん予防」を、血糖値上昇や肥満につながる酵素の働きを阻害する成分が梅干しにあり、「糖尿病予防」になります。

  ♪梅干し漬けの作り方
材料;梅(やや黄色になった梅)              10kg 
   自然海塩(長期保存にはミネラルの少ない塩を)    1,75~1,80kg
   35度の焼酎                    少々

作り方;➊梅は8時間以上塩水に漬けます。(大気汚染や放射能が気になる方は焼酎洗いをしてください。コールタールのようなものが付着している)ザルにあげ、梅の軸を竹串で取ります。
➋漬ける容器はプラスチックを避け、壺かホウロウ容器をよく洗い、焼酎をフキンにしみこませ、消毒します。
➌塩を底にぱらぱらといれ、梅を2段くらい並ぶように入れ、一握りの塩を軸のところに塩がしっかり入るように転がします。最後に残りの塩を全体に広げて入れ、塩で空気を遮断します。
➍押しぶたは焼酎で消毒し、その上にサランラップを広げます。(私は竹の皮で広げています)
➎重しは、梅が熟しているときは15キロ、青い梅のときは20キロくらいと加減し、
梅酢が上がってくるのを待ちます。(白梅酢になります)
➏2週間ほど、赤しその出回るのを待ちます。(赤しそを入れると、赤梅酢になります)
○赤じそは梅の10%位 ○自然海塩は赤しその18~20% ○白梅酢は150cc
➐ホウロウかステンレスのボウルに、しその葉を入れ、半量よりやや多めの塩をぱらぱらと
全体にまぶして30分程待ちます。⑧手がしそになじんできたころに両手でやさしくもみます。泡やあくがでてくるのでしっかり糸状になるくらいまでもみ、かたく絞り、汁を捨てます。
2回目の塩は最初より軽くふり、もみほぐすような感じでやわらかくなるまでもみます。
(2回目の汁は一度沸騰させ、しば漬けなどに使います。)
➑白梅酢(150cc)をとりだし、もんだしそにかけ再度しそを絞ります。
梅の白梅酢はひたひた位残し、しそを全体にまんべんなくまざるよう梅の間にさばきいれます。ラップ(シャワーキャプ)をして、できれば屋外に置いて、外気となれるようにします。
➒7月下旬、晴天の日に5日~6日干します。1日目はそのまま干し、2日目からは
3回天地返しをします。赤梅酢もビンごと干し、梅も赤梅酢も夜も取り込みません。
➓表面に小さな粒子状の塩がつき、種の部分まで火が通ったような、つやっぽい香りがして
きたら、消毒したビンに取り入れます。ビンは縁先などの日ざしのある所に置きます。
⓫秋(10月中旬)になって水滴が落ちなくなったら、ラップをはがし、ビンごと10時ごろから3時ごろまで日なたに干します。再びラップをして、翌年の土用干しまで休ませます。

  ♪梅の甘塩漬け(教室の中山まゆみさんの母上様直伝)
教室でも、酸っぱいのが苦手な方に好評です。

材料;梅            1キロ㌘      (食べごろは、梅干しと同じ
   砂糖           200㌘~300㌘  くらいの時期に食べれます。)
   自然海塩         130㌘
   酢            150cc

作り方;梅は一晩水につける。水気をよくふき、へたを取る。梅と上記の材料すべてを、ビンに入れて梅と同量の重しをする。水が上がってくれば重しをはずす。赤しそをもんでいれても。

  昨年の梅の甘塩漬けです
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  今年も実山椒の佃煮をしました。
  教室を終えて、毎晩しょう油と酒のいい匂いが部屋中に立込めます。
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  トゲに刺され、いたい、痛いといいながら、実を取ります。
  実を取ると、葉を小枝から一枚づつはがして、佃煮にします。贅沢な
  佃煮になりますよ。  
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  実を取ると、小枝を一つ一つはずします。
  手間な作業ですが、あのぴりっと舌に残る快感を楽しめると、、、
  想像しながら、毎年の行事です。

  ♪山椒の実の佃煮と栄養
材料;山椒の実          500㌘
   しょう油          カップ2
   純米酒           カップ½~⅔

*山椒の実は青い未熟なものがベストです。昨年は6月5日に東金で採集しました。今年は、5月の中旬から実が売っています。
毎年、季節が早くなっているような気がします。

作り方;①山椒の実を熱湯で塩少々いれて、30分程ゆでます。
①をフキンで堅くしぼり、水気を取ります。
②鍋に山椒の実をいれて、カップ½のしょう油をいれ、20分炊きます。(下煮)
③下煮した汁をすて、その中に残りのしょう油の⅓程と酒をいれ、弱火でゆっくり煮て仕上げます。(約1時間半位)
煮上がった後も煮汁が残っているぐらいにし、一日そのままつけておくと、実がふっくらします。
(2~3年は冷蔵庫で持ちます。)

  山椒の薬効
日本料理の二大香辛料といわれ、柚子とならび、縄文時代からなじみの深いミカン科の木です。葉・果皮・樹皮には、精油成分・辛み成分が含まれ、
健胃・駆虫・保温に効果があります。

5月
 

  つぶっこ(雑穀)栄養のまとめ・どくだみ茶とどくだみ化粧水
  チアシードの栄養・脳卒中の予防(一度飲むと安心!)

  ♪つぶっこ(雑穀)の栄養まとめ
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つぶっこ(雑穀)は、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが
バランスよく入った完全栄養食です。血液の質の鍵をにぎる唯一中性な穀物で、抗がん作用と免疫力を高める、ビタミン17も含まれ、身体をさびさせないポリフェノールも豊富です。
又、お肉などを食べると、たんぱく質100㌘の消化には、炭水化物が700㌘必要ですが、つぶっこには、たんぱく質1対炭水化物7の割合で含まれていますので、食べたら同時に消化するという優れもので、ダイエットに最高の穀物です!!

  ○もちきびの栄養
もちきびは、ビタミンB群とリン、カリウム、亜鉛、マグネシウム等のミネラルバランスに優れています。もちきびは、もっちりとした食感で卵のような味わがあり、
うるちきび(いなきび)は、ふんわり軽い口当たりが特徴です。
あわ、ひえよりも粒が大きく、雑穀としては利用しやすいです。食物繊維もたっぷりなことから、ダイエット食品としても注目されています。
カリウム、マグネシウムの働きで、塩分の体外排出が促進され、高血圧の予防に効果を発揮し、食物繊維との相乗効果が期待できます。

  ○高きびの栄養

##高きびの食物繊維は白米の20倍、鉄は10倍、亜鉛や必須アミノ酸、ビタミンB群、ビタミンEも豊富です。抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれていますので、美肌効果あり。
ルチンも多く、毛細血管を丈夫にして血液を滑らかにします。
体を温め、脾臓と胃に働いて、消化を助ける。カリウム、繊維が多い。
高きびはもろこしとも呼ばれ、5000年前にサハラ砂漠からインドを経て日本には14世紀に伝わった。表面の赤褐色にポリフェノール色素を含んでいるため、抗酸化作用があります。粒をそのまま炊くと挽肉のような食感があり(肉の穀物)と呼ばれています。

  ○ひえの栄養
ひえはやせた土地で育つことから、その生命力の強さが尊ばれ、昔から身体を丈夫にする穀物としてたべられてきました。昔には母乳がわりに使用され、栄養的には脂質が牛乳とほぼ同じ位多く、鉄分やカルシウム・リン、味覚の正常な発達に必要な亜鉛などのミネラルが多く含まれ、食物繊維も豊富に含み、穀類の中ではアレルギーになりにくいといわれています。
微寒性で、脾と胃に働き、消化を助ける。下痢などの脾と胃の虚弱の改善も。
又、アトピー性皮膚炎の改善、動脈硬化の予防、疲労回復、身体を温める作用があるので、冷え性の人におすすめです。

  ○もちあわの栄養
もちあわは栄養的には鉄分・ビタミンB1に富み、特に鉄分は白米の6倍もの量が含まれています。日本では縄文時代から栽培されている「ひえ」と並ぶ日本最古の穀物です。
もちあわのタンパク質は善玉コレステロ-ルであるHDLコレステロ-ルを増やす働きがあり、更に脂肪代謝改善機能もあると言われています。造血作用や産後の回復を早め、母乳の出を良くします。女性の美肌効果を期待できる「パントテン酸」は雑穀中で一番多く、貧血や味覚障害予防に役立つ微量成分の鉄や亜鉛なども含みます。骨の形成、コレステロールの減少を促す働きのあるケイ酸も含んでいます。ビタミンB群を豊富に含んでいるので、疲労回復、肝機能の強化にも役立ち、食物繊維も豊富なことから便通をよくします。
もちあわは、造血作用があるので、貧血改善にも役たちます。
産後の回復を助け、母乳の出をよくする食べ物として、昔から世界各地で言い伝えられているそうです。

  ○うるちきびの栄養
うるちきびはうるちあわと並んで新石器時代(紀元前8500年頃)にはすでにヨーロッパ・アジア・インド等、ユーラシア大陸全体やエジプトで栽培されていました。栄養的には糖質の代謝に必要なビタミンB1と糖質や脂質の代謝に働くナイアシンを多く含んでいますので、ダイエットに最適です!!
味覚を正常に保つ、亜鉛も多く含みます。
アトピー性皮膚炎の改善・動脈硬化・高血圧予防にもすぐれています。

  ○キヌアの栄養
アメリカ合衆国のNASAが21世紀の地球上生物の主食になるのでは、と発表してから欧米では静かなブームを呼んでいるアカザ科の食用穀物です。
(ペルーを中心としたアンデス高原原産)
キヌアはリジン等の必須アミノ酸がすべて含まれています。
食物繊維は玄米の約11倍、白米の約40倍もあります。
ビタミン、カルシウム、ミネラルも豊富に含まれた完全栄養食です。
ペルー先住民ケチュア族の人々に語り伝えられている効用
♪子どもの成長に非常に良い・・・頭がよくなる 
♪病後の回復が早い 
♪妊婦のお乳の出をよくする・・・このお乳は乳幼児の免疫性を高める
♪皮膚炎症を防ぐ・・アトピー、シミ、そばかすを防止、日焼けを防ぐ  
♪貧血症に効く・・・鉄分が多いので太り過ぎない ♪便秘に驚異的な効果あり

  ○はと麦の栄養
ハト麦はミネラル、ビタミンB群が豊富なうえ、穀物の中でも最も良質のタンパク質や鉄などを多く含くみます。新陳代謝を活発にし、消化器や呼吸器系の機能を正常に保つ働きがある。
老廃物を体から排出してくれるため、解毒やイボ取りに効果とお肌ツルツル効果が期待できます。(イボとりははと麦の粉末とナスの粉末を水と酢で練りぬります。)
また利尿作用があることから、むくみ、かっけ、腎臓や結石にも有効です。
最近では、細胞の異常発育を抑える効果があるとされて、ガンを抑える処方の中に、
はと麦を加えた薬もあるそうです。

  ○アマランサスの栄養
アマランサスはヒユ科で紀元前5000年前から南米アンデス南部の山岳地帯アステカ族が栽培していました。インカ帝国時代の重要な主食で、たんぱく質のリジンを多く含み、カルシウムや鉄などのミネラルと食物繊維も多く含まれ、アメリカのNASAが、
21世紀の栄養食品として注目しています。
プチプチした食感で、少し苦みがあります。乾燥に強く、畑の畝や急斜面などでも育つタフな作物です。
19世紀初めに神の穀物としてインド・ネパールに伝わりました。ヒンズー教で断食明けに食べることが許されている唯一の穀類で、祭りには菓子が作られます。チベットでは法要の供物とされています。日本には江戸時代に観賞用として入ってきました。
(鶏頭の花に似ている)
白米とくらべて食物繊維は15倍・カルシウムは32倍・鉄分は50倍・米に不足してい
るリジンも数倍含まれますので、アミノ酸の吸収は抜群です。
白米に比べ、亜鉛は4倍、食物繊維は15倍、ビタミンEが10倍、リンやカリウムも含有量が多く、つぶっこ(雑穀)の優等生です。
つぶっこの中でも最小粒ですがパワーは驚異的!健康機能は研究途上で未知数といわれていますが、コレステロール低下などの研究報告も多数あります。

  ♪脳卒中の予防(一生に一度飲むだけで、脳卒中で倒れない方法?!とか)
*脳卒中で倒れない飲み物の作り方(一人分)(福岡市の校長会で配布の資料)
1鶏卵・・・一個(白味だけ)
2ふきの葉汁・小さじ3杯(ふきの葉の生を3~4枚切り刻んで搾り潰し、こした汁)
3清酒・・・小さじ3杯 (焼酎は駄目)
4梅漬・・・1個をすりつぶす(土用干しの梅干は駄目)塩漬けにした梅。   
* 注意:製法は必ず番号順(1→4)に入れること。できるだけ一品を入れるごとによくかき混ぜること。

国分市の養護老人ホーム慶昌園で体験しているということで、
国分市および隼人方面で大変評判。
梅の塩漬けの頃、入梅の6月頃には、ふきも梅も手にはいります。
昨年もたくさんの方が飲まれました。
本当かどうかは分かりませんが試してみる値打ちはありそうです。(案外美味しいですよ!)

  今年は、畑までどくだみが占拠?してしまいました。
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  十字架の白い花は、清楚で大好きです。そして花は毎日化粧水に使います。
  教室の方から”八重のどくだみ”をいただきました。
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  こちらは、赤い葉のどくだみです。
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  ♪ドクダミ茶
花一輪咲いたときが一番薬効あり。洗って(放射能対策にうすい塩水に30分ほど浸けて下さい)、陰干し(よく乾燥するまで)にしてお茶にする。
ドクダミ(毒溜め)は毒だしの妙薬。十種類の薬を合わせたほどの効果があるという意味で、生薬名を「十薬」といわれています。
ドクダミは浄血・利尿・殺菌・毛細血管強化・緩下・止血などに役立ち、常用すると
胃腸が丈夫になり、高血圧・動脈硬化・脳溢血の予防や治療に使って有効です。
♡おでき 化膿したおできのできた所にドクダミを火にあぶったものを貼ると、膿を吸い出す。
♡鼻詰まり 風邪で鼻がつまったら生葉を揉んで鼻の頭に差し込むと鼻の通りがよくなる。
♡魚の目 生葉をもんで魚の目にバンソウコウをはりつけ、一日数回変えます。
♡消臭 冷蔵庫、トイレの消臭に。
♡畑の虫よけ マルチに利用できます。虫がドクダミのにおいを嫌がるそうです。

  洗ったどくだみをザルで乾かしてから、束ねて乾燥させてお茶にします。
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  風通しよいところに干して、カラカラに乾燥させるとお茶の出来上がりです。
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 ♪ドクダミの花の焼酎漬け(かゆみ止めや化粧水に)
花は洗い、水気をとってから使用します。1~2日陰干しにしてもいいです。
花だけでなく、全草使用してもいい。
このエキスは、「かゆみ止め」や「化粧水」になる。
35度の焼酎を花の半分までいれエキスを作る。2ヶ月で出来ます。
かゆいところに手やコットンで何度もエキスをぬります。
(不思議とかゆみが治まります)

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  テーブルの上に花をちりばめて、水気をとっています。

  ビンに入れて、焼酎を注ぎます。
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  2ヶ月ほど、常温でそのままにして、漉します。
  漉すと、冷蔵保存して下さい。飲んでも勿論お花の香りが素敵です。

  ♪チアシードの栄養
チアシードはマヤ、アステカなどの先住民が常食していた食材です。
“チア”とはマヤの言葉で“強さ”を表します。
チアシードは、栄養成分の缶詰です。
アステカ族は、水とチアシードで何日も旅をしたそうです。
先住民族には、肥満、糖尿病、高血圧、心臓病はなかったと言われています。
チアシードは、食物繊維40%・脂質32%・たんぱく質20%・ビタミン・ミネラルなど栄養たっぷりで、コレステロール、アレルゲンのグルテンフリーな種です。チアシードの食物繊維は、保水性にすぐれ、摂取すると10倍に膨張し、お腹すっきり、お肌ツヤツヤになり、糖、脂肪、コレステロールの吸収を抑制します。
チアシードは、自然界で恐らく最大のオメガ3・αリノレン酸を含有しています。
オメガ3とオメガ6は、体内の組織機能を調整するプロスタグランディンの原料です。
昔の食生活では、この両者のバランスが1対2前後でうまくいっていましたが、50年前ごろから肉と乳製品、精製された穀物が主体となり、1対4から20ぐらいとなり、これが生活習慣病の原因の一つと言われています。
たんぱく質は、必須アミノ酸すべてを含んでいます。
チアシードはダイエット、集中力向上、抗炎症作用、整腸作用、生活習慣病予防、栄養補給作用があります。オメガ3脂肪酸は、なんとサーモンの8倍もあります。

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  私は毎日、よもぎ乳酸菌ヨーグルトに小さじ1杯いれています。
  ある方は、10倍にふくれて、腹持ちがいいからダイエットに
  期待がもてそう~~と。良いことずくめのチアシードです。
  

  10年ぶりに咲いた君子蘭としだれ桜の競演
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  春の貝といえば、王者は”はまぐり”ですね。
  その、はまぐりを教室の方から戴きました!!
  酒蒸しにし、お出汁を少したらして藻塩で食べました。
  娘は海の香りと、味の深さに只々、おいしい。としか言葉もありませんでした。
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  立派なはまぐりを頂いたのは20何年ぶり位でしょうか😊。

  春はフキや竹の子、桜の花など、保存するのに大忙しです。
  教室の合間をぬって、きゃらぶき、フキの葉の佃煮、八重桜の塩漬けを
  しました。

  竹の子の水煮
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  熱湯をヒタヒタまで入れ、上に塩をパラパラとふり
  軽くフタをして20分不当させます

  鍋はフタをして沸騰させます
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  20分程したら、火を止め、ビンのフタをきっちりと閉め、
  ビンを逆さにして、15分ほど、沸騰させてできあがり。
  常温でも1年保ちますが、私は冷蔵庫で保存します。
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  きゃらぶきをたくさん戴き、夜なべ仕事です
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  合計で、5時間位煮詰めました

  フキの葉の佃煮
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  苦みが何とも美味しく、箸休めに最高です。

  教室の型から八重桜を戴きました。
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  塩漬けにして、桜茶やパン、クッキーに使用します。
  
  塩漬けを2日間。白梅酢、柿酢に浸して2日間。仕上げに塩をまぶして
  桜の塩漬けのできあがり!
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  • 4月の保存食
     
      はす茶の栄養・蒸し生姜の栄養・すぎな茶・
      竹の子酵母エキス・いちごとよもぎで花粉症改善

  ♪はす茶の作り方と栄養
蓮はベトナムの国花です。雄しべを茶葉に香りをつけ蓮茶として飲まれます。雄しべの先の「葯」=『ガオセン』が香りの元になりますが、2000本のハスから、ガオセンは100㌘しかとれない貴重なものです。香りの良いハスは北部の物だけだそうですが、戴いたお茶がまさに北部の最高のお茶とか!!ハス茶は、2~3年熟成された茶葉の上にガオセンをまぶし、ハスの花と葉をかぶせ、24時間塾成させ、乾燥し蒸らしの工程を7~8回繰り返してできるそうです。ベトナムではハス茶は「不眠症の特効薬」として有名です。
アルカロイド、フラボノイド、ビタミンC、ビタミンB12、ミネラル、葉緑素など栄養たっぷりで、美肌やダイエット、肥満防止、むくみ解消、動脈硬化予防、肝機能改善、免疫力アップ、血液正常化作用、殺菌作用、放射能排出などに効果があります。

  ♪蒸し生姜の作り方と栄養
生姜は熱帯アジア原産で、インドでは紀元前300~500年前から保存食や医薬品として使われ,中国では、漢方薬の70%に使用されています。「免疫力アップ」「ダイエット」「体を温める」など効果が強調されますが、摂取方法によっては、逆に体を冷やしてしまうことがあります。生姜の薬効成分は、ジンゲロールとショウガオールです。それぞれ働きが違います。生の生姜は、ほとんどがジンゲロールで、末梢の血液を促進します。免疫力を高めたり、体の表面の血流をよくします。足の先の血行をよくし、発汗を促すので、熱を下げる時にも使用しますので、大量に摂取すると体を冷やすことになります。一方、ショウガオールは、体内の脂肪や脂質の燃焼を促進し体温を上昇させますので、体の内面から温めるには、ショウガオールの方がすぐれています。「加熱したり乾燥することでジンゲロールがショウガオールに変わる」
生を蒸すことでショウガオールは10倍に増え、薬効も強力になります。
漢方でも生の生姜を乾燥したものを「ショウキョウ」蒸してから乾燥したものを「カンキョウ」といって区別し、カンキョウのほうがより高い効果が期待できるとされています。
生姜を蒸すことで、代謝がよくなり、コレステロールを下げ、ダイエットや冷え性、糖尿病、肥満、高脂血症を改善し、ホルモンバランスも調えます。

  蒸し生姜の作り方
ひね生姜を皮ごと1㍉の厚さに繊維に添って切り、30分湯気の上がった蒸し器で蒸す。
蒸したら、生姜が重ならないように、1日、天日で干します。ミキサーで粉にしても。

  まずは、生姜をスライスします
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  生姜を蒸します
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  乾燥しました
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  生と蒸して乾燥したのでは、量が5分の一位になりました。

  蒸した生姜と高菜を干します  
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  生姜の保存方法
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  水を入れたビンの中に、生姜を入れておくと2週間以上は保ちます。
  時々、ビンの中の水を変え、ビンのぬめりを取ります。

  ♪すぎな茶の作り方
すぎなをよく洗い、陰干しにする。カリカリになれば缶やビニール袋、紙袋などで保存します。
すぎな茶は生でも乾燥でもよく、葉をひとつかみ、5~6分急須に入れる。煎じるには5分間煮る。煎じ汁をチビチビ飲むと、がん、肺結核、肺治療、慢性気管支炎、腎臓、膀胱、結石、カリエス、リュウマチ、心臓病、肝臓病に卓効があり。すぎなには3~16%の珪酸を含む。
すぎなの煎じ汁の湿布;かゆい吹き出物・アトピー性皮膚炎などすぎなの煎じ汁で洗って湿布する。でき物や腫瘍には生をすりつぶしてどろどろにして布で包み、患部に貼る。
子宮・痔の出血やむくみにはすぎなの濃い煎じ汁で患部を湿布します。

  すぎなを干します
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  室内で干しますが、気温が低いせいか、中々ぱりっとなりません。

  ♪竹の子酵母エキスの作り方(竹の子3㌔で約1500ccのエキスができます)
竹はリンパの流れをよくしますが、この時期しか作れないものに「竹の子酵母エキス」があります。疲労回復に、肩こり・冷え性の改善に風邪の予防と治療に、果ては乳ガンの症状が軽くなったという方までおられるそうです。是非、作ってみてください。

  竹の子酵母エキスの作り方
丸ごとの竹の子3キロ(大きいと刻む)に黒砂糖の粉、1キロをまぶして漬けること5日間(2日目で天地返しを)。
ブクブク発酵してきたら、ザルでこして、ビンに入れて冷蔵庫で保存してください。漬けた竹の子も食べれます。
ビンに保存するときは⅔位まで入れてください。一杯に詰めると発酵して吹き出てしまいます。
飲むときはエキスを大さじ1杯湯飲みにいれ、水でうすめて毎日飲んでください。
 
  竹の子を適当に割り、皮ごと黒砂糖で漬けこみます
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  黒砂糖を竹の子の上にかけ、1週間ほど発酵させます。
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  5日目にあわがブクブクしてきました。
  ブクブクしてきたら、汁を漉して、ビンに詰め冷蔵庫で保存します。
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  ♪いちごとよもぎで花粉症の改善
北九州工業高等専門学校の川原浩治教授(細胞工学)が、いちごに花粉症などのアレルギー症状を抑える成分が含まれていることをつきとめ、国際特許も出願。
すりつぶしたいちごの成分である、グリセルアルデヒド3-リン酸デヒドロゲナーゼという
酵素が作用していることが判明。一日20粒を一週間以上食べ続けると、アトピー性皮膚炎や鼻炎も改善したそうです。イチゴの品種では「とよのか」が抗体の量が多いそうです。
花粉症にはヨーグルトもいいので、イチゴのすりつぶしと一緒に食べるとより効果的とか。
また、よもぎのみそ汁を1ヶ月間毎日飲み続けると花粉症が楽になると、崇城大学薬学部教授・村上光太郎さんが言われています。骨粗鬆症、アレルギー、アトピーにもいいそうです。
(よもぎの若芽の頂点を3~5枚いれる。これだけで一日のミネラルがまかなえるそうです。)  

  我が家のよもぎも、少し背がのびました。(4月15日撮影)
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  • 3月の保存食
     

  頭痛と不眠・よもぎの薬効・手作りコチジャン

  
  蕗のとうを教室の方から戴き、「蕗のとう佃煮」をつくりました。
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 ”ふきちゃん”って、こどものお顔みたいで大好きです!

  ごま油をひいて、しょう油と黒砂糖を少しいれ落としぶたをして煮ます
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  約1時間煮て完成です。
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 ♪頭痛と不眠『民間療法(農文協)とからだにやさしい自然の手当(吉度日央里)参考」
頭痛持ちの方は、特に低気圧が近づくと痛み、天気予報官よりも当るとか。
*梅干しの貼り薬;梅干しの果肉をこめかみに貼る。塩を額にすりこむ。
*サフラン湯;サフランのめしべを干し、3本指でつまんだ分量をコップ8分目の熱湯で飲む。
*首すじの指圧;疲れて頭痛がするときは、首すじの両側のくぼみを親指で指圧します。
また、熱い湯に足をひたすのも効果あり。
*右と頭頂部、後頭部の痛みは、肉、魚、揚げ物などにより、血液が酸化している状態です。
2カップの3年番茶に大根おろし大さじ山盛り3、おろし生姜少々、しょう油大さじ1½を半量飲む。りんごジュースにレモン汁をいれて飲む。みかんジュースを飲む。
*左の頭痛と前頭部の頭痛;左は肝臓の脂肪代謝不良が原因。前頭部はアルコールや辛いもの、ドレッシングの油の取り過ぎ。一カップの3年番茶に、果肉をつぶした梅干し一個、
生姜汁2~3滴、しょう油小さじ1½~2を飲む。こめかみに梅干しを貼る。
*なかなか寝れないときは、腹式呼吸をすると気分が落ちつき眠れるようになる。
お茶ガラ(干す)や小豆の安眠枕。刻んだタマネギを枕元に置くか、両目の間に置く。
*目がさえたり、カッカして眠れないないのは、動物性食品や塩分の取り過ぎ。
2カップの3年番茶に大根おろし大さじ山盛り3、おろし生姜少々、しょう油大さじ1½を半量飲む。みかんジュースやカモミール、リンデンのハーブティーを飲む。
こんにゃくやところてんをとるようにする。
*クヨクヨ考えこんだり、不安で眠れないのは、甘いものや果物,水分の取り過ぎが原因。
黒ごま塩少量をなめたり、熱い3年番茶カップ半分に黒ごま塩(ゴマ8;塩2)大さじ1を入れて飲む。夜遅くの飲食をさけ、軽くめん類や葛きりにする。

  3年番茶
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 ♪よもぎの薬効とよもぎの茶・よもぎ枕
よもぎはモグサの名で親しまれ、また「医草」と呼んで、邪気をはらい、食べたり飲んだりすると寿命がのびるといわれてきました。4月から7月のよもぎの葉や根を乾燥してお茶にします。よもぎに含まれているコリンは脂肪肝、高血圧の予防にいいといわれます。また、焼酎に漬けて貧血、胃の不調に。煎じて風邪、食あたりに。婦人病には生の葉をもんで湿布したり、傷の止血にもききます。よもぎは糖尿に効くといわれます。単独で飲んでもいいし、ドクダミやはと麦などとまぜても。骨粗鬆症、アレルギー、アトピーはよもぎのみそ汁(よもぎの若芽の頂点を3~5ついれる。これだけで一日のミネラルがまかなえる)花粉症も一ヶ月間、よもぎのみそ汁を飲むとラクになるそうです。(崇城大学薬学部教授・村上光太郎)

  

干し方 生葉の全草をよく洗い水気を切り、1日目はカンカンのひなたで、2日目からは陰干しして、カラカラになるまで干します。

よもぎ茶の作り方;一リットルのお湯に乾燥した葉10~15㌘を入れ、弱火で10数分煎じてつくります。この煎じ汁はお茶や湿布に用いることができます。

よもぎの薬効;
ミネラル・ビタミンも豊富で、整腸作用が大きく、便秘にも効き、組織臓器の機能を正常に保ち、公害物質や老廃物がたまらないよう流してくれ、血液を浄化するという大役をはたしてくれます。冷え性・不妊症や目・胃腸・肝臓の弱い方に。
糖尿病・腎臓病・むくみ・結石・胆のう炎・リュウマチ・神経痛・うるしかぶれ・痰切りなどに薬効があり、特に利尿作用が強いので、腎臓病・膀胱炎・浮腫によくつかわれます。

よもぎ枕;よもぎを10キロ採集し、茎はとりのぞきます。カラカラに乾燥させ袋にいれます。
一度作ると2年間はもち、時々、日光に干してください。痛みをとり、解毒作用がある。

画像の説明
  私愛用のよもぎ枕です。2年使用していますが、まだいい香りがしています。

 ♪コチジャンの作り方(3カップ分)
材料;みそ          250㌘
   砂糖大根糖      85㌘
   粉唐辛子       85㌘(あれば、粗い、中くらい、細かい赤唐辛子をまぜる)
   自然海塩       大さじ1
   酢          小さじ1
   純米酒        小さじ1

作り方;①鍋に水1と1/2カップとみそ・砂糖大根糖をいれます。
    ②さらに粉赤唐辛子も加え、中火にかけます。
    ③泡立て器でたまのないように、よくかき混ぜて、溶かし、煮立てます。
    ④煮立つたら、さらに5~6分こがさないようにたえずかき混ぜながら煮立て
    火をとめます。 
    ⑤塩を加えてよくかき混ぜ、人肌程度に冷まします。
    ⑥冷めたら、酢と酒を加えます。
密閉式でない容器にいれ、常温で保存します。ビンごと冷凍保存もおすすめです。
(夏場は発酵しますので冷蔵庫に入れてください)

  右側は2013年に作ったコチジャンです。味がなじんでいます。
画像の説明
 

  3月上旬に、9月に仕込んだ柿酢を濃しました。
画像の説明
  ナベの上にザルを置き、ザルにフキンを敷いて漉します。
  上にビンなどで重しをします。3~4日経つとだいたい絞れます。

  今年は柿が不作で、4ℓしかできませんでした。
画像の説明
  柿酢はまろやかで、ドレッシングや、寿司酢、漬け物に。
  そのまま飲んでも、美味しいですよ!!
    

  • 2月の保存食
     

  エリンゲの栄養・やけどの手当
  冷え性の食事

  ♪エリンゲの栄養
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食物繊維が豊富に含まれ、腸内を掃除し、コレステロール値を下げてくれます。
カリウムもスイカ、ネーブルなどの果物より多く、体内のナトリウムを排出するため高血圧の
解消に役立ちます。また、きのこ全般に多く含まれるビタミンB2は、ガン発生にかかわる
活性酸素の働きを抑えるといわれています。
ナイアシンも豊富で、血の巡りをよくし、冷え性の改善に効果があります。

  ♪やけどの手当
アロエ;皮をむいて中身の透きとおった部分を患部に当て、その上から包帯をする。
きゅうり;きゅうりをすって、きゅうり水を作り、脱脂綿につけ患部に当てる。
じゃがいも;じゃがいもをすり、患部にたっぷりつける。熱もとれ痛みもうすらぐ。
渋柿とりんご;どちらもすりおろして、患部にぬり包帯をする。
はちみつやごま油;軽いやけどにはすぐ、はちみつやごま油をぬる。
塩水;やけどをしたら、ただちに患部を塩水につけると、皮がむけたりせず、きれいに治る。       (民間療法 農文協から)

  ♪冷え性の原因と食事
教室でも冷え性の方が多いですね。私も7~8年前は低体温で、お風呂から上がっても体が冷たかったですが、今は36,6度位の体温になりました。でも、体調が悪いと体温が下がります。冷え性の改善方法は、半身浴や重ね着、部屋を暖めるなどの「一時的方法」と「根本の原因」を改善する方法があります。冷え性の7つの原因をご紹介します。(Zigenから)

1)温めすぎると、体は冷える
寒いと感じることで、体はぶるぶる震えて、体の熱を生みだします。これは人間が本来もっている、熱を生む力です。外側から温め続けると、熱を生む力が低下します。たまには寒い外へ。
2)体の歪みが血の巡りを悪くする
体中の熱は、髪の毛の1/14の細さの毛細血管を使って、運んでいます。体が歪んでいると、血の巡りが悪くなります。寝返りをたくさんして、7時間以上の睡眠で、体を休ませる。
3)温かい料理ばかりだと、ドロドロ血液になる可能性がある(旬の生野菜を食べる)
「冷やさない」という視点からは加熱料理も魅力ですが、「サラサラ血液」の視点からいうと、
生野菜をとることも大切です。炒めたり、ゆでたりすることで、本来の野菜の栄養が壊され、調味料や油が血液に入り、ドロドロ血液になります。生野菜を常温にして、よく噛んで口中で温めてから、体内に入れるとたくさんの栄養と水分が含まれ、サラサラ血液になる。
4)一日3食が体を冷やしている
ご飯を食べると、食べ物を消化するために、内蔵を中心に血液が集合します。体の末端の血液が少なくなることで、手足は冷えやすくなります。江戸時代までは「昼・夕」2食でした。
「時間がきたから食べる」をやめて、「お腹がすいたら食べる」という本能的感覚を取り戻しましょう。朝食は、消化の良い果物に変えて、エネルギーだけ効率よくとる。
5)現代人に多い、浅い呼吸が血流を悪くしている
落ちこんだり、気を張ったりの生活は、体に力が入り、呼吸も浅くなります。呼吸が浅いと
冷え性の原因になります。深呼吸すると、血管が縮まったり、広がったりして、手足の先まで血が巡ります。特に鼻から呼吸することで、肺で空気を暖めてから、体内を巡ります。
6)運動しないと手足の毛細血管が減っていく
運動すると、勢いのよくなった血液が刺激になり、毛細血管がさらに枝分かれして増えます。
激しい運動ではなく、日常のなかでゆっくり呼吸をしながら体を動かすと、体を温め、毛細血管が増えて、冷え性を改善します。
7)何気ないストレスが、血管を縮め、慢性的な冷えを作っている
ストレスを感じると、自己防衛反応が働き、体がギューッと硬くなり、血管もギューッと縮まり、体は冷えやすくなります。日記に気持ちや情報を書き写して、ストレスを解放しましょう。

食事は冬が旬の食べ物で、特に根っこが体を温めます。南の食材より、北の食材が温まる。
ねぎ、しょうが、とうがらし、胡椒、にんにく、山椒、しょう油、味噌、酒、豆板醤、自然塩、わさび、フェンネル、シナモン(ケイヒアルゲヒドの成分が末梢血管を拡張)、八角、紅茶、葛、赤ワイン、ココナッツミルク、らっきょう、プルーン、小豆、黒大豆、
マトン(カルニチンが豊富で代謝を高める)

 

  • 1月の保存食
     

  菊いもの栄養・びわの葉療法
 「かぜかな」と思ったらの民間療法

♪菊いもの栄養(菊いもは北米原産のキク科の植物です)
16世紀初頭、アメリカ軍が北に進出し、その寒さに打撃をうけ、兵士たちは次々倒れ勢力を弱めていきました。ところがそのあたりに住むトピナンブ族は元気に生活していました。
後で調べると、かれらは菊いもを常食していたそうです。

菊いもの糖質にはデンプンは含まれず、イヌリンという多糖体により構成されています。
イヌリンは玉ねぎ、ニラ、ごぼう、あざみなどの菊科に多くふくまれますが、菊いもがいまのところ世界一とされています。種々の健康機能性を備え、今注目されている野菜です。
イヌリンは、腸内でフラクトオリゴ糖に変わり、ビフィズス菌等の善玉菌のエネルギーになります。腸内がきれいになると、消化吸収が良くなり、血液や血管も浄化され、細胞が活性化されます。
また、イヌリンは脂肪を包み込む性質があり、余分な脂肪の吸収も防げます。

菊芋は現代病と言われる糖尿病・アトピー・がん等にも効果があると言われています。
カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、ナトリウム等のミネラルを含み、β—カロチン、ビタミンB1,B2,C、サイアミン、リボフラビン、ナイアシン、ビオチン、アスコルビン酸などのビタミンやイヌリン、プロティナーゼ、インベルターゼ、ホスホリラーゼ、
フォノラーゼなどの酵素、必須アミノ酸もほとんど含まれてます。

♪ビワの葉療法 東城百合子著(薬草の自然療法より)
ビワの葉は古くから卓越した薬効のある木として知られており、
「ビワの木が庭に植えられていると、その家には病人が絶えない」などといわれたのは、
病人やその家族がビワの葉を求めて、あつこちからやってきたからだといわれています。
ビワの実を食べたり、ビワの葉をエキスにしたりお茶にしたり、種を焼酎に漬けたりします。

  ビワの葉エキスとビワの葉茶の作り方
1年以上たった濃い緑色で肉厚なビワの葉を採集し、タワシで両面をよく洗って水気がきれるまで乾かした後、2~3㎝幅に刻みます。ビワの葉エキスの場合は35度の焼酎1,8㍑に
ビワの葉120㌘程度を漬け込み、密閉して冷暗所に冬場なら4ヶ月、夏場なら3ヶ月置きます。途中、時々上下をいれかえてください。コーヒー色になったら葉を取り出します。
種も同様にして漬けてください。種は半年漬けます。

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  ビワの葉エキスの使用法
○病弱の人や慢性障害のある人は、毎日盃一杯ほどを飲むか、水またはビワ茶で適当に割って飲むと良いでしょう。

○風邪には、マスクに染み込ませて掛けます。すると、不思議に咳が収まります。
喉の痛みにも効果があります。

○マスクに染み込ませて掛ける方法は、花粉症にも効果があります。
○口内炎や歯槽膿漏、歯肉が弱い、喉が痛いなどの症状には、少し口に含んでおいてから飲みこむのが効果的です。
うがい薬として用いても構いません。

アルコールが強すぎる場合には、適宜水で薄めて使用します。

○切り傷、やけど、皮膚炎、にきびには、1日何回か患部に塗るとかゆみや痛みが収まります。
○同様に、虫刺されに塗るとかゆみ止めになるばかりか、腫れも収まります。

○水虫にも効果があります。

○肩こり、腰痛、打撲などには、ビワの葉エキスをガーゼに染み込ませて患部に当て、
ラップを被せた上からテーピングします。


○ビワの葉エキスの湿布は、内臓の痛みや各種慢性病にも効果を上げています。
この場合は、上述の湿布の上からホットパックや使い捨てカイロなどで温めて「温湿布」にすると良いでしょう。私はビワの葉エキスを塗ってから、お灸で温めていますが良い感じです。
びわの葉茶
ビワの葉茶は、胃腸病、暑気あたり、せき止め、タン切り、喘息などに良い。
びわの葉を刻んで、3~5分煎じてお茶がわりに飲みます。びわの葉は数回煎じて使用できます。また、風邪で熱をだしたり、のどを痛めたりしたときには、びわの葉のお茶に塩をいれて
うがいをするとよい。単純な目のただれ、炎症にも、これでむし洗いするとよくなります。
(ガーゼをいれ、割り箸でつまんでむすようにして洗う)

  ビワの葉エキス
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  2013年に作りました

♪「かぜかな」と思ったらこの療法(農文協編 民間療法誰にでもできる)
かぜ退治の特効療法;背中がぞくぞくと寒けを感じるときは、血行が悪くなっているからです。
熱めの風呂にはいり、ゆっくりと時間をかけて石けんとタオルで全身をマッサージします。
これは全身の血行をよくします。体が十分温まったら、冷や酒をコップ一杯飲みます。つぎに、
熱いうどん(そば、ラーメンでも)に七味唐辛子をたっぷり入れて食べます。あとは寝るだけ。

梅茶;梅干しを焼いてお茶の中に数個入れて飲むと、汗がでてかぜが治ります。

さくら茶;梅酢に八重桜の花を2~4ヶ月漬ける。しそ色のついた花を2~3個湯で飲む。

卵酒;血行をよくし、体が温まり、発汗作用がある。コップ1杯の酒を煮立て、溶いた卵を入れ、かきまぜて飲みます。飲みにくい時は、砂糖やみかんの汁、生姜、刻んだネギを加えます。

ニンニクのかぜ薬;生ニンニク100㌘(すりおろす)、蜂蜜小さじ10杯、黒砂糖50㌘
材料をビンにいれて保存し、1回につき半さじを服用する。1日2回服用。

のどが痛いときは、ニンニクの皮を取りのぞいて焼き、ニンニクをすりおろします。
みそと焼いたニンニクを混ぜてもう一度焼く。これを熱い湯に注いで、夜寝る時に飲む。

ニンニクのみそ汁;すりおろしたニンニク少量とみそを茶碗に入れ、熱い湯で寝る前に飲む。

ニンニク入り大根汁;くしゃみや鼻水の時、大根汁を煮立て、ニンニクを一かけおろして飲む

ニンニクの焼酎漬け;中ビンに7分目まで焼酎を注ぎ、ニンニク2個をバラして、一片の頭とお尻を切り加えます。砂糖大根糖と蜂蜜を各大さじ3杯いれ、6ヶ月置きます。服用する時は、小さなコップに水を注ぎ、ニンニクの焼酎漬けを数滴浮かして飲む。続けてのむと体が丈夫に。

ニンニクの蜂蜜煮;かぜや低血圧によい。ニンニクは皮を取り、蒸し器にフキンを敷き、3分間フタをして蒸したら、2分間フタを取って蒸す。鍋に蒸したニンニクと蜂蜜を入れて、少し煮てできあがり。ニンニク1キロに蜂蜜450㌘です。

生姜湯;生姜をすり、熱いお湯で飲むと体が温まる。足の土踏まずに胡椒をぬって寝てもいい。

生姜と南天の煎じ汁;南天の実10粒と生姜一かけらに黒砂糖を袋に入れ、10分ほど煎じる。
生姜のくず湯;熱湯でくず粉を溶いて、そこに生姜の絞り汁を落とし、蜂蜜と砂糖で甘みをつけ、熱いうちに飲む。ブランデーや日本酒、子どもには乳酸飲料を加えても。体がポカポカに。
生姜の大根おろし湯;生姜と大根をすりおろして混ぜ、熱湯を注いで、寝しなに飲む。

  庭の白南天の実
画像の説明
  12月にはたくさんの実をつけていましたが、もうほとんど鳥さんに
  食べられました

鼻かぜにネギ;ネギの白いところを一㌢角に切り、鼻のつけねにはる。
それとコンニャクを温めて鼻のつけねに当てて温める。(赤ちゃんの場合は絆創膏ではる)

ネギみそ;みそと生ネギを刻んだものを汁わんに入れ、熱湯を注いでよくかき混ぜて飲む。

大根あめ;ビンに、5㍉の輪切りにした大根に水あめをぬります。これを15㌢位かさねて、
数10分ぐらいおくと、どろっとした液が流れます。これをなめます。

椎茸酒;35度の焼酎に生椎茸を入れ、4日間位で新しいのと取りかえる。それを4~5回くりかえす。かぜには絶対の効き目があり、飲みやすいそうです。クズの椎茸でいいそうです。
干し椎茸の場合は、そのまま10日程浸して引き上げ、煮物や佃煮にします。

  干し椎茸酒
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ビワの葉の黒焼き;厚手の鍋にビワの葉をいれ、弱火で3時間ほど黒焼きにし、冷えたらすり鉢で粉にしてビンで保存。かぜをひいたら、小さじ半分を一日3回服用します。

画像の説明
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きんかんの砂糖煮;きんかん50個位に2割増しの水で煮る。実が煮えたら、砂糖を加え、
実がすきとおるようになったらできあがり。汁を飲み、実はお茶受けに。

松葉の煎じ汁;赤土で育ちの悪い松葉を、濃いくらい煎じつめる。いちばん風邪に効くそうな。

<続きます>