東金で料理教室、つぶっこ季みちゃんへさんのサイトより
http://tsubukkokimi.hmpg.org/index.php?%E3%81%8A%E8%8C%B6%E3%83%BB%E4%BF%9D%E5%AD%98%E9%A3%9F%E4%BD%9C%E3%82%8A
2018/5/1
池田さんより指摘を受けた内容を貼り付けます。
お願い(みと・あかつかカンファレンス) 
CC 消費者庁表示対策課食品表示対策室; 厚生労働省健康局健康課栄養指導室 
BCC 首相官邸; 日本学術会議; 経済産業省 特許庁 




学術秘書 
池田です。 

記事の修正をお願いいたします。 

修正の際のポイントは、3つあります。 

(1)「ムチン」という言葉を使うこと自体が誤り。 
(「植物」の話をしていて、「ムチン」について語ること自体ナンセンスです。) 

(2)「ムチン」と関連付けて語られてきた、夏バテ解消、スタミナ食材、疲労回復といった健康効果も全く根拠なし。 
(「健康効果」は、ヒトや動物から分泌される「ムチン」本来の働きから想像された話であって、食べてどうこうの話ではありません。) 

(3)「ネバネバの正体は『ムチン』」も誤り。 
(「ムチン」は「糖たんぱく質」といわれますが、「植物の『糖たんぱく質』」はネバネバしていません。) 

「植物の粘性物質をムチンと呼ぶことの根拠や起源」が判明いたしました。 
(「『mucin』と『mucus』の混同」ないし「『mucus』の誤訳」が誤報の原因でした。 
つまり、動植物の粘性物質をムチンと呼ぶ「学説」は存在しません。 
http://acsec.jp/mucin.html 
) 

“フィッシャーの呪い撲滅キャンペーン”へのご理解、ご協力をお願いいたします。 
http://acsec.jp/maffgo.html 

※虎の門外の変: 
家来たちは、子どもを殺した。 
http://toranomon.nokyoko.jp/ 

では。 


この件に関するお問い合わせ先: 
みと・あかつかカンファレンス事務局長 
ラクトース研究班「いもいち2025」班長代理 
有限会社学術秘書 
本店営業部 
池田剛士 


<続きです>
  • 12月の保存食

      放射能をデトックスする食事・アマランサスの栄養
      蓮根と白菜の栄養・柚子の種の化粧水・長老喜(チョロギ)の栄養

  教室の方から珍しい「乳酸菌栽培のあたご梨」をいただきました
画像の説明
  立派すぎて、たくさんの方とお福分けしたいものですね。😊

♪放射能をデトックスするための食事
教室の参加者の方も、福島のことを忘れて、そんなに注意をしないで生活していると話されていますが、福島は未だに何の解決もできないまま、海洋汚染、空気汚染、牧草地汚染など、いつも『内部被ばく』にさらされています。
特に、放射性物質の食物連鎖による濃縮は微量でも危険です。放射線被害は、子どもは大人の10倍、胎児は100倍といわれています。
チェルノブイリが発生してから10日間で放射性物質の放出が終わりましたが、福島は未だ収束されていません。放射性物質は極陰性の性質ですので、食事で体を温め、引き締める食べ物でデトックスして下さい。

  伝統的な日本食が放射性物質から『からだ』を守ります!!

○ 玄米、雑穀、白米、あずき ○自然海塩
○ 発酵食品:味噌、しょう油、番茶、たくあん、梅干し、キムチ、ぬか漬け、納豆、葛粉
よもぎの乳酸菌(植物性乳酸菌と光合性細菌で放射能を浄化し、マクロファージを元気にする。)
○ 海藻;昆布、わかめ、海苔、寒天、ひじき
○ 魚;いわし、さば、かつお、ぶり、さけ
○ 根菜;大根、ごぼう、人参、山芋、蓮根、コンニャク、かぶ、かぼちゃ
○ その他の野菜;キャベツ、レタス、白菜、小松菜、ほうれん草、セロリ、もやし、パセリ
*野菜調理の前にちょっとした放射能対策
①流水で洗う(5〜6割カット)②軸の部分を2㎝切り落とす(5〜6割カット)
③塩・酢洗い(野菜に塩をふってから洗う、酢水に浸してから洗う2〜6割カット)
④ゆでこぼし(少量の湯でさっと茹でてから、冷水に浸す。6〜7割カット)
* その他の料理法
① 米はとぐことで約50%ストロンチウムをカット②マグロも洗うことでセシウム50%
カット③煮魚でセシウム50%カット③漬け物やマリネ、ピクルス(つけ汁は捨てる)
④スパゲッティも煮沸でセシウム70〜80%カット⑤きのこは2%の塩水に数時間浸ける。

2014年1月19日の飯山一郎(バイオテクノロジー専門家)のブログより
最悪事態を想定して対処法を準備する。これが王道      
日本がこのまま暫定基準で食事を取り続けた場合の平均寿命  
ウクライナ保健省がだした数値
2012年 男79 女86  世界一の長寿国ニッポンは
2017年 男63 女72  これからどうなるのでしょうか。
2022年 男48 女55  国破れて山河あり・・・せめて地球上でも
2027年 男40 女43  たぐいまれな自然豊かな美しい日本の山河が  
2032年 男35 女31   健全であれと祈る思いです。、、、、、、季み

  ♪蓮根の栄養
蓮根はスイレン科の多年草の植物で、土の中の奥深い所に埋もれている蓮は大変生命力があります。蓮根の薬効は、心臓の働きを強化し、血圧を調整します。蓮根は穴のある器官に効果があり、肺結核、喀血、ぜんそく、せき止め、鼻血などにも薬効のある優れものです。
特に節のところに薬効(漢方ではコーレン)がありますので、私は捨てずに、乾燥させ、ミキサーで挽いて痰を伴う咳があると、番茶の中に、粉末の蓮根と梅干しを入れて熱々を飲みます。よく効きますよ!!蓮根は切ったら酢水につけなさいといわれますが、これは蓮根をシャキシャキさせるためです。でも、蓮根のネバネバが「ムチン」という糖タンパク質の一種で栄養があります。折角、胃腸を整えたり、タンパク質の消化を助けたりと、滋養強壮にいいムチンを捨てないようにしましょう。
切ったままにしておくと黒くなるアクは「タンニン」です。これも胃腸系にいい栄養ですので、
アクも一緒に料理しましよう。貧血予防になるビタミンB12やビタミンCも豊富です。

  ♪柚子の種の化粧水
柚子を絞った後の種は20度の焼酎で漬け、2週間で化粧水ができます。
小じわ・シミ・そばかすを薄くします。2週間以上漬けたら、ザルの上にビンを逆さにしてボールを置き、汁を濾過します。(2〜3日濾過)原液を肌にスプレーしますが、肌に刺激を感じたら半分に水で薄めて使用します。薄めたら冷蔵庫に保存。
柚子の種のヌルヌルの「ペクチン」は血糖上昇予防やコレステロール値のコントロールをしてくれ、
ビタミンCの相乗効果で血行をよくし、肌の毛細血管の働きも良くしてくれます。

  ♪長老喜(チョロギ)の赤梅酢漬け
長老喜は7%の塩で3日間塩漬けをし、3時間塩抜き(日本椿の葉だと15分位で塩抜きできます)をしてから、赤梅酢とあれば赤カブの汁同量で漬けます。甘味の欲しい方は砂糖を少し入れてください。又、塩抜きしたチョロギを味噌に1週間漬けると味噌漬けができます。
長老喜はボケ防止に効果があります。脳の活性化の薬効が裏付けされており、脳梗塞や痴呆症に効果があることが明らかになっています。古くは打撲に用いられ、長寿の薬とも言われていました。
漢方薬としても使われています。

  塩漬け中のちょろぎ
画像の説明

  ♪アマランサスの栄養
アマランサスはヒユ科で紀元前5000年前から南米アンデス南部の山岳地帯アステカ族が栽培していました。インカ帝国時代の重要な主食でした。
日本には江戸時代に観賞用として入ってきました。米国のNASAが21世紀の完全栄養食として注目しています。プチプチとした食感で、少し苦みがあります。つぶっこの中でも最小粒ですがパワーは驚異的で、健康機能は研究途上で未知数といわれていますが、コレステロール低下などの研究報告も多数あります。高タンパク質で必須アミノ酸が多く含まれています。ミネラルも穀類の中では抜群で白米の鉄分は50倍、カルシウムは30倍、亜鉛4倍、食物繊維が15倍、ビタミンEが10倍、リンやカリウムも含有量が多く、つぶっこ(雑穀)の優等生です。チベットでは法要の供物とされています。

  • 11月の保存食

      インフルエンザ予防とお茶のカテキン・柚子こしょうの作り方
      さつまいもとヤーコンの栄養・大根の蜂蜜漬け・栗のしぶ抜き

♪お茶のカテキン(インフルエンザ予防)

画像の説明

これから寒くなるとインフルエンザや風邪が流行る季節となります。古来から日本人が飲んでいる日本茶には、たくさんの効用があることが(論文集「新版 茶の機能」)に書かれています。飯山一郎さんのブログから抜粋させていただきます。
まず、飯山さんのお住まいの鹿児島県志布市は、インフルエンザを予防するために小中学校の生徒に“あらびき茶”を無料でくばり、学校にもお茶でうがいをする設備を設けたとか。

  

茶のカテキンの12の機能
* 抗酸化作用 *抗菌作用 *消臭作用 
*抗ウイルス作用(タミフルの100倍とか)
* 血糖上昇抑制作用 *血圧上昇抑制作用 *コレステロール上昇抑制作用
* 整腸作用 *虫歯予防作用(お茶でうがいをし、食後にお茶を飲む) 
*ダイエット作用 
* 抗アレルギー作用 *がん予防作用 

さらに茶は、骨中のストロンチウムを減少させ
ストロンチウムは消化管での吸収を抑制し、体内の取り込みを防ぐそうです。
茶カテキンとは、「フラボノイド」(植物が作る二次代謝物)や「ポリフェノール」(植物の色素や苦みの成分)の一種で、生命活動を活性化する成分のことだそうです。

茶葉は、日本の茶祖、栄西禅師(ようさいぜんじ1141〜1215禅寺建仁寺開祖)の時代から健康の維持と増進の薬理作用が注目されていたそうですよ。

  ♪柚子こしょうの作り方

最初に作った「柚子こしょう」は名前の通り、柚子とコショウ?と塩で作っちゃいました。
大分が産地ですが大分では「唐辛子」のことを「こしょう」と呼ぶそうな。知らないことは恐ろしいです。作り方は青唐辛子と青い柚子を同量に唐辛子と柚子の1割の塩を混ぜます。
唐辛子は種をとりみじんにします(手袋をしてください。)柚子は皮をむきミジンにします。
フードプロフェッサーがあればさらに細かくします。好みで柚子の絞り汁を入れ、
小瓶で冷凍保存します。
柚子こしょう、さつまいも、菊芋、りんごのペクチン、乾燥納豆などは放射能を身体から排出させる力があるそうです。

画像の説明
  向かって右のビンは包丁で刻みました。左はミキサーで撹拌しました。

  さつまいもの栄養
さつまいものビタミンC(加熱しても残る)はりんごの10倍あり、又ミネラル、食物繊維が豊富に含まれるので、胃腸の働きを強め、消化器官を丈夫にしてくれます。
さつまいもを切ったときに出る白いミルク(ヤラピン)は緩下作用もあります。
最近では、β—カロチン(安納いもに含む)やプロテアーゼ阻害物質が肺癌予防に役立つことが話題になっています。宇宙食にもバランスの良い栄養食として注目されています。

  今年はご近所から芋掘りのおこぼれをたくさんいただきました!!
画像の説明
  紅あずまは掘り立てよりも、1ヶ月ほど干したほうが甘みが増すようです。

  ♪大根のハチミツ漬け(軽い咳に)
これから寒くなり、風邪の季節になりました。軽い咳なら大根のハチミツ漬けをお試し下さい。
作り方;大根½本をスライスし、柚子の皮の千切りと一緒に容器にいれ、酢(柿酢)¼カップとハチミツ大さじ5杯を全体にかけて、一晩冷蔵庫で漬けます。飲む分量はお好みで!

  一晩で出来上がり、冷蔵庫で1ヶ月は保ちます
画像の説明
  飲みやすいですので、風邪の予防にもお湯割で普段にお飲みください。

  栗の栄養としぶ抜き
栗にはカリウムが含まれているので高血圧や動脈硬化予防に効果があります。
また、血を作る葉酸も含まれていて、貧血予防や葉酸を多く必要とする妊婦の方にも最適です。食物繊維やビタミンCも含まれ、便秘改善や美容にもいいです。
特に渋皮にはポリフェノールのタンニン・プロアントシアニジンが豊富に含まれていますので渋皮煮にして食べましょう。

  効能
高血圧予防、貧血予防、便秘改善、風邪予防、美容効果、疲労改善、老化防止
漢方の古書によると、「主として気を益し、腸を厚くし、人をして飢えに耐えしむ。生食すれば腰部の不随を治し、筋骨の切れたるを療す」 とあり、薬効としては胃腸を丈夫にして、
足腰を強くするのです。

  栗の葉の効能
* 口内炎に煎じ液でうがいする
口内炎には、栗の葉や渋皮を煎じ、その液でうがいをすると痛みが薄れていきます。葉は落ち葉でもかまいませんが、手っとり早いのは渋皮でしょう。渋皮100gに水600ccを入れ、半量になるまで煎じ、
これでうがいをします。続けて2~3日は行ないます。
* かぶれ、靴ずれにも煎じ液で湿布
漆かぶれ、ぎんなんかぶれ、白髪染めかぶれ、おむつかぶれ、靴ずれなどの接触性皮膚炎ができたときには、葉や渋皮の煎じ液で冷湿布すると、炎症が治まり、かゆみや痛みなども落ち着いてきます。
ガーゼに煎じ液を浸し、かぶれたところにこれをはりつけておきます。乾いたらはり替えます。
 煎じ液の作り方は口内炎のうがい液と同じです。 
栗の保存
粟の鬼皮は熱湯に10分くらいつけてからむくと、楽にうまくむけます。あとは渋皮をもう一度むくことになります。一度に簡単に渋皮までむくには、かるくゆでてから冷凍し、そのあと半解凍状態でむくと、一気に渋皮まできれいにむけます。ただし、生では冷凍しないこと。
秋にとれる栗をお正月に使いたいときには、渋皮をつけたまま半ゆでにして冷凍すると保存できます。
また、甘露煮にして冷凍してもかなり長もちします。

  栗のしぶ抜き
しぶ皮煮の時、しぶ抜きに重曹を使用することが多いですが重曹はせっかくのビタミンCを破壊しますので、大根おろし1カップをゆで水にいれ弱火で20分位煮、ゆで汁をこぼし、再度、大根おろし1カップをゆで水にいれ弱火で10分程煮ることを全部で3回くり返します。

 

  • 10月の保存食

      レモンの栄養と塩レモンの作り方・銀杏の保存法
      玉ねぎの栄養と玉ねぎ味噌の作り方・柿酢の作り方
      梅干ししょう油の作り方

  ♪レモンの栄養
レモンの原産地はインド、ヒマラヤ山脈で、冬が旬です。レモンの酸っぱさの成分は、有機酸の一種「クエン酸」です。クエン酸には、体内の疲労物質を分解し、代謝をスムーズにしてくれます。レモンのビタミンCは半個で一日に必要な量が摂れます。壊血病やシミ、そばかすの対策には強い味方です。豊富なビタミンCは抗酸化物で、老化を遅らせたり、がん化を防ぎます。皮に含まれる食物繊維の「ペクチン」は、血中コレステロールを下げます。レモン汁は人に寄生する回虫を殺し、レモン精油はカビを殺します。(ジーン・カーバー食べるクスリより)

  ♪塩レモンの作り方
材料:レモン(無農薬がいいです)        適量
   自然海塩                 レモンの重量の15〜20%
   レモン汁                 ひたひたになるまで汁を加える
作り方;①レモンはよく洗い、クシ形か十字(モロッコでは十字)に切り目をいれ、種も使用。熱湯消毒したビンに大さじ1の塩をいれ、切ったレモン一個をビンの中で絞る。一個のレモンを絞ったら、また大さじ1の塩をふり、切ったレモンをいれ絞る。レモンを入れ塩をふるのをくり返し、最後に上からギューと押す。その時レモンが汁でひたひたにならなければ、絞ったレモンを加え、その上に大さじ1の塩をふります。(お好みでベイリーフ、シナモンを入れても)
②冷蔵庫で保存し、毎日1〜2回ビンを振って、塩とレモン汁をなじませます。一週間くり返します。常温暗所で、4週間程保管して完成です。レモンの皮がすごく柔らかくなります。
一週間でも使えますが、エキスが出てくるのは、一ヶ月後です。
塩レモンはモロッコが発祥の地です。煮込み料理やサラダ、パスタ、グリル料理などさまざまな料理に使用できます。蒸かしイモにかけると美味!!炭酸水にも数滴いれるといい香りです。

  ビンは熱湯消毒します。レモンはよく洗い、塩水か酢水に30分浸します。
  塩はごとうの自然海塩です。
画像の説明

  レモンは十文字の切り込みをいれ、塩を切り込みにまぶします。
画像の説明

  最後に塩をのせ、ギュウとレモンを上から押さえながら絞ります。
画像の説明

  ヒタヒタにレモン水をいれ、モロッコではローリエやシナモンも加える
  お家もあるとかで、私も加えてみました。
画像の説明

  冷蔵庫で1週間、毎日かきまぜたら、常温で1ヶ月程熟成させます。
画像の説明
  熟成させなくても、1週間で使用できますが、熟成させると
  塩がまろやかになります。

  ♪玉ねぎと皮の栄養(ケルセチンと硫化アリルは水に溶けやすいので、水に浸さない。)
玉ねぎの外皮に多く含まれているポリフェノールの一種のケルセチンには抗酸化、血糖降下、抗癌、血圧降下作用や毛細血管を丈夫にする働きがあります。
ビタミンB1はごくわずかしか含まれていませんが、硫化アリル(有機硫黄化合物)がビタミンB1と結合して吸収力を高め、新陳代謝を活発にし、疲労回復を癒します。ネギと同様に
発汗、鎮痰作用があり、風邪や不眠症によいです。他に通風、神経刺激、鎮静、去痰、利尿、
消化液分泌促進、緩下作用や中性脂肪 、コレステロールを下げる作用などがあります。
*一番上の皮は無農薬玉ねぎ以外は取り除いて、お使い下さい。
玉ねぎの皮茶は抗酸化作用を強力にし、「若返り」「美肌」「ガン予防」「アレルギーの改善」にすぐれています。皮の部分には可食部分の約30倍のケルセチンが含まれている。

  ♪銀杏の保存と栄養
そろそろ秋も深まると、銀杏が気になりだします、銀杏むき(ホームセンターにあります)で白い固い殻をとり、茶色の薄皮となった銀杏を鍋の熱湯の中にいれ、おたまの丸いほうを鍋の底にあて、ごしごしとしごいて、茶色の薄皮をとります。直ぐに、氷をはったボウルに穴のあいたお玉で銀杏をすくい、冷まします。こうするといつまでも、ひすい色の美しい銀杏が保存できます。布巾で水気をとり、一年以上冷凍保存可能です。
効能;高血圧予防、疲労回復、滋養強壮、夜尿症・頻尿の改善、たん・咳止め、喘息の改善
但し、メチルピリドキシンを含み、大量に食べると中毒をおこします。特に5歳未満の子どもは解毒能力がまだ発達していないので、2〜3粒までにしておきましょう。

 玉ねぎ味噌
   玉ねぎ               半個(ミジン切り)
   味噌                100㌘
   純米酒とみりん           各小さじ2

玉ねぎ味噌をつくります。ミジン切りの玉ねぎの中に、味噌と酒、みりんを加えて混ぜます。
一週間から10日は冷蔵庫で保ちますので、使用するときに、イワシ節やかつお節を混ぜて、野菜や魚、肉の味噌漬け、豆腐や温かいご飯にかけたりして使用して下さい。

  昨年の冷凍した銀杏です
画像の説明

  
  ♪柿酢の作り方
柿は渋柿でも甘柿でもいいですが、どちらかといえば渋柿のほうがいいようです。私はどちらも混ぜます。柿はよく熟したほうが早く発酵します。固い柿はしばらく日なたに置いて熟成させるか、細かく刻んでやってください。柿は皮に酵母がついていますので洗わないほうがいいですが‘(原発事故からは洗ってください)、落ちて土などが付いているときも軽く洗って、
皮はむかないで、ヘタだけ包丁でとり、保存びんにいれます。
よく水を入れるのですかとお尋ねがありますが、水は一滴も入れず、柿の水分が発酵して柿酢になります。置く場所は陽の当たる縁側や窓側に置き、一日一回ヘラでかき混ぜます。
毎日かき混ぜることで、発酵も早くなり、安定した柿酢ができます。何日か、かき混ぜるのを忘れて、白い膜ができてもこれは産膜酵母(酵母菌)ですので、一緒にかき混ぜてください。約2~4ヶ月でできますが、長ければ長いほど良い柿酢ができます。私は半年ぐらいかき混ぜ、ザルの上にフキンを敷き濾し(上からよく押さえて絞りきります。)絞ったら、ビンに口一杯までヒタヒタに入れ(空気に触れる部分を出来るだけ無くします)暗いところに保管しています。保管は冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。ただし、いつも使われる柿酢は冷蔵庫に入れます。
使い方;漬け物・酢の物・寿司めし・ドレッシングなどにやさしい酢です。
    柿酢は体質改善に薄めて毎日愛飲されるのもお勧めです。
柿酢の効用 ・ 体内の余分な塩分を排泄して血圧の改善に ・ 筋肉の動きの改善に。
      ・糖尿病の体質改善に ・あらゆる病気の自然治癒力を高め、体質改善に

  昨年の柿酢です
画像の説明

  ♪梅干ししょう油の作り方
6月に作った梅干しが、そろそろ出来上がる季節です。しょう油に梅干しを適当に入れて作ります。刺身・めんつゆ・冷や奴・ポン酢・ドレッシング・野菜漬け・煮魚・焼きネギ・パスタ・きんぴら・梅の果肉ときゅうりなどの和え物にと応用範囲の多い「梅干ししょう油漬け」です。

画像の説明
  オリーブ漬けのイワシなどの薬味にもいけましたよ。

 

 

  • 9月の保存食

      おかあさんは・・・やすめの食生活・菊酒
      茗荷の薬効・乾燥納豆の作り方・しその実漬け

  キクイモの花が咲き始めました
画像の説明
  11月に、収穫できます。

♪おかぁさんは・・やすめの食生活(真弓定夫著子どもの病気は食べて治す)
子どもたちが大好きで、しかも簡単に噛まずに食べられるメニューが、生活習慣病の危険性を高め、あごが一代で30%も小さくなり、歯並びが悪くなる子が増えています。
神奈川歯科大学教授の齋藤滋さんの実験では、弥生時代のそしゃく回数は3960回、現代食は620回だったそうです。いかに噛まなくなったか、噛まないと消化吸収ができず、血となり肉とならないのです。「人は食べもので生きるのではない、消化されたもので生きるのだ」とは、「椿姫」の原作者で「料理大辞典」を書いた、アレクサンドル・デュマの言葉です。

オ(オムレツ)・カ(カレーライス)・ア(アイスクリーム)・サン(サンドイッチ)・
ハ(ハンバーグ)・ヤ(ヤキメシ、ヤキソバ)・ス(スパゲッティ)・メ(メダマヤキ)

オカァサンハヤスメから、金沢大学医学部名誉教授の吉村裕之さんが推奨しておられる「まごはやさしい」の伝統的な日本食(世界遺産に和食がなりましたね)に換えることで、世界一の長寿国を維持できます。

ま・豆(豆腐・納豆・ゆば・味噌・しょう油など)高たんぱく質、ビタミン、食物繊維が豊富
ご・ごま(植物性たんぱく質、脂質、カルシウム、ミネラルが豊富)中国では「食べる丸薬」
はゎ・わかめなどの海草類(ミネラル、たんぱく質、ビタミン、食物繊維が豊富「不老長寿薬」
や・野菜(ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で低カロリー、持久力、集中力がつく)
さ・魚(たんぱく質DHA,魚油EPA、鉄分がたっぷり)脳の働きや血管の損傷を守る。
し・椎茸などのきのこ類(ビタミンや食物繊維が豊富)血液の粘度を下げ、抗がん作用がある。
い・いも類(炭水化物、糖質やビタミンC、食物繊維が豊富)腸をきれいにし、滋養強壮作用。

真弓先生の外来では、子どもの食べものを『オカァサンヤスメ』から『まごはやさしい』に換えることにより、アレルギー疾患・小児成人病(生活習慣病)・心のかたよりなどの治療に予期以上の効果を挙げておられるそうです。

♪乾燥納豆の作り方(小泉武夫教授毎日新聞社主催の講演より)
まず納豆10パック(1kg)とシソの葉10枚を用意します。シソの葉は天日 で何日か干して手でよくもむと粉になります。それと納豆をボールに入れて、片栗粉小さじ2杯と塩小さじ3杯を入れてまぶします。それをそのまま天日で乾燥さてください。扇風機をあてるともっと早く乾燥します。乾燥納豆はとてもおいしいし、冷蔵庫にいれなくても何ヶ月も腐りません。

  乾燥納豆の栄養
納豆菌はO-157に強く、納豆菌のもつアンギオテンシン交換阻害酵素が血圧を下げる効果があり高血圧によいそうです。またナットウキナーゼという酵素には血栓を溶かす作用もあります。柚子こしょう・さつまいも・菊芋・りんごの皮のペクチン・乾燥納豆は放射能を身体から出す。小泉教授は毎日納豆を2箱食べ、ジュラルミン製の胃袋!!と自称されています。

♪菊酒(菊の花は中国原産で、2000年以上前から薬用にされています)
死んでもアルコールはやめない、でも肝臓は治したいという人のために。
黄菊の花弁を、酒に満たした壷にいれ、梅干しを加えて密封して置く。一ヶ月もすると飲める。
毎日、少量を飲むとかなり効く。菊酒の一種で。別名「阿房宮」。視力強化にもいいそうです。

  菊酒
画像の説明
  一ヶ月後が楽しみ・楽しみ!!

  茗荷の薬効
茗荷は日本原産のハーブで、大変薬効があります。
1. 精油成分(アルファピネン)が、大脳皮質を軽く刺激して、ぼーっ!とした頭をシャキッ!とさせる作用があります。
2. 熱を冷まし、解毒効果があるので夏バテに効果があります。
独特の芳香と風味があるので、薬味などにすると食欲増進になります。
3. ホルモンのバランスを整える効果があるので、生理不順、更年期障害、
生理痛や女性の冷え性、冷えからくる腰痛、腹痛にも有効です。
4. 発汗、呼吸、血液循環などの機能を促す作用があるので、腰痛、肩こり、リウマチ、神経痛にも効果があります。患部にそのままはったり、葉っぱ・茎を細かく刻み、お風呂に入れると、血行が良くなり、肩こり・冷房病・冷え性・婦人病に効果があると言われています。

♪穂しその味噌漬け(安部エミ おばあさんの漬け物から) 
材料;少し実の入った穂            50本
   練りみそ                30〜50㌘
作り方;味噌に好みで生姜、赤唐辛子、柚子こしょう等を加える。練り味噌を水か酒で少しやわらかくして、あらった穂しそにからませ、皿等で重石をして、10〜20分くらいおいて味噌を落ちつかせる。これをパット等に並べて、日に当てて乾かす。しっとり乾いた頃が食べ頃です。20本くらいずつラップに包んで、冷蔵庫の下に入れておく。一年間は香りよい。

  穂しそを教室の方からいただきました
画像の説明 

<続きます>