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<続きです>
- 8月の保存食
きゅうり療法・ヤーコン茶と栄養・おおばこの薬効
しそジュース・ニンニク酒の栄誉と作り方
今日の朝(8月8日)朝顔が一輪咲いていました
こんな猛暑でも愛らしく咲いてくれて”ありがとう!!”
♪きゅうり療法
きゅうりの原産地はインド北部〜ヒマラヤ山脈のあたりで、日本にはシルクロードを通って、平安時代にはすでに栽培されていたそうです。
効用は解熱・解毒・炎症を抑える・肌の赤みと乾燥の軽減・むくみの改善
栄養はほかの瓜科の野菜と同様に、ビタミンC・カロテン・カリウムなどを含みます。
ぬか床漬けにすると、カリウムは3倍に増え、乳酸菌もたっぷり摂れます。
きゅうりに含まれアスコルビナーゼ酸酸化酵素はビタミンCを壊す性質があるので、ほかの野菜と食べ合わせる時には、酢を加えるか、加熱して酵素の働きを抑えます。
@痛風、リュウマチ きゅうり汁に人参汁をまぜて飲むと、尿酸の排泄がスムーズになります。
@やけど、あせも、しもやけ きゅうり汁をつけると効果がある。
@二日酔いに、きゅうり水をコップ1杯飲みます。
@むくみや高血圧、心臓病、腎臓病には
人参2本、りんご半分、きゅうり1本の生ジュースを朝食に飲む。
@抜け毛や爪の発育不良には
人参2本、きゅうり1本、ピーマン50㌘の生ジュースを飲む。
♪ヤーコン茶(ヤーコンはキク科の多年生草木です。)
ヤーコンの葉は9月から10月に採集できます。一度採集してからしばら経つとまた葉がでてきます。
葉を酢水で洗い、日なたに4〜5日干すとカラカラになります。葉をもんでパウダーにしてできあがりです。
(湿り気があるときはフライパンで、から煎りしてください)
飲み方;小さじ1杯に水1,5㍑を3分ほど煮だします。
ヤーコン研究会ではヤーコン茶10対ウーロン茶4の混合茶をラットでの試験結果で、
血糖値上昇抑制作用を示す傾向が認められたそうです。血糖値の高い方は一日に1,5㍑の
ヤーコン茶を起床直後、食事前、入浴前後、就寝前を目安に、少しずつゆっくり飲みます。
ヤーコンの栄養
ヤーコンは世界三大長寿(コーカサス・フンザ・ビルカバンバ)の一地域として知られる
ビルカバンバ(エクアドル)周辺地域を発祥とする天然食品です。他の二つの地域を含めた
世界三大長寿の三つの地域に共通することは、豊かな自然環境とともに発酵食品やオリゴ糖を含む(ヤーコンはフラクト・オリゴ糖の王様)腸内環境を整える食生活があげられます。
ヤーコン茶には体内でインシュリンと同様の作用をする物質が含まれているといわれており、膵臓のβ細胞を刺激することなしに血糖値を抑制させることができます。
ヤーコンは生食が糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞の予防効果を高めます
* 利尿作用 *インシュリン効果 *美肌の保持 *血糖値を下げる *抗酸化物質の除去
乾燥前のヤーコン
猛暑で一日で乾燥しました
教室のお茶になります。
♪オオバコの薬効と使用方法
オオバコ茶の作り方
春から秋まで、全草を抜き取り、よごれをおとす。風通しのいいところに陰干しして、
乾燥したら、ハサミで長さ2㎝ほどにきり、軽く炒ったらできあがり。
オオバコの薬効
*オオバコ茶全草を一日10〜20㌘煎じて服用
鎮咳、健胃、強壮剤。また、全草または種を服用すれば鎮咳、去痰、利尿剤、風邪、
百日咳、喘息、腎炎、膀胱炎、利尿減少、浮腫、尿毒症に効果がある。
オオバコの種の採集方法
採集時期は9月頃、花穂を摘みとり、きれいに洗ってから天日に干すと次々に種が飛び出してくる。2〜3日すると出なくなるので、花補をのぞき、種だけを集める。
オオバコの種を一日3〜10㌘煎じて服用すれば白内障、鳥目、目の充血、視力低下など眼病一般に効果がある。
煎液で眼を洗顔すればトラホームに効果がある。
また、消化不良、下痢、赤痢、便秘、腎臓病、胃腸病、心臓病、肺結核、肋膜炎、蓄膿症、遺精、関節炎、ノイローゼ、神経衰弱などに効果がある。さらに、こしけ、子宮の各種疾患、血の道、冷え性などの婦人病一切に効果がある。
喉の炎症のうがい薬(生根汁または生葉汁)
生根汁または生葉汁でうがいをする。刻んだ根や葉がひたひたに浸かる量の水とともに
ジュースにする。これを布で絞って汁をとる。保存は1日。
胃腸薬、泌尿器の薬(全草)
絞り汁を内服すると腸の働きを整える。また絞り汁に酒、塩入れてわかしてのめば血尿、排尿痛、遺精に効果がある。
膿の吸い出し、切り傷の止血(生葉)
揉んでやわらかくし、腫れ物、縛粒腫に貼ると膿を吸い出す。生葉をそのまま、または塩で揉んで貼ると切り傷の止血、肋膜炎などに効果がある。(食べる薬草事典 村上光太郎著より)
地面に生えている「おおばこ」
うっかり、踏みつけにしてしまうオオバコです
♪しそジュース(赤しそか青しそ)
材料;しそ 400㌘ 水 2000cc
砂糖大根糖か黒砂糖 400㌘(甘さはお好みで)
酢(柿酢)かクエン酸 200cc(酢) クエン酸だけなら25㌘
作り方;①しそはよく洗い、葉をちぎります。②2000ccの水と葉を鍋に入れ、15〜20分煮出し、葉はのぞきます。③砂糖を煮出した鍋にいれ、20分程煮、酢もしくはクエン酸を加え火を止めます。
④ 熱いうちに、消毒したビンにいれ、冷蔵庫で保存します。
しその葉700㌘
葉を取るのが大変でした
葉と霧島の水をいれて煮ます
葉を漉します
漉した汁の中に砂糖大根糖をいれ、20分煮詰めます
消毒したビンに詰めます
5ℓ弱できあがり
しそジュースをいただきます。
♪ニンニク酒の栄養と作り方
ニンニクはアメリカにおけるがん予防効果のトップに取り上げられました。ニンニクの成分のスコルジニン、ゲルマニウム、アリシンなどが、冷え性、アトピー、(ニンニク風呂)、
風邪予防、高血圧、動脈硬化、肝臓病、糖尿病、ぜんそく、気管支炎、強壮作用、
老化防止に役立つ。
ニンニク酒の作り方
ニンニク300〜500㌘、氷砂糖200㌘、焼酎35度1ℓ。1ヶ月は熟成させます。
半年以上熟成すると非常に美味しい。ニンニクの皮には、6種類の抗酸化物質を含む。
ニンニク酒
半年後が楽しみです!!
ニンニクの匂いが気になる方は、5分程、蒸して冷ましてから浸けると
匂いがなくなります。
- 7月の保存食
ノロウイルス対策・手洗い洗剤の危険性・青しそ粉
ピーマンで育毛・松葉サイダーの作り方
しそ酒・しその栄養
♪ノロウイルス対策
ノロウイルスは1968年、アメリカのオハイオ州ノーウォーク(Norwalk)という町の小学校で集団発生した急性胃腸炎の患者のふん便から始めに検出されたので、2002年の国際ウイルス学会でノロウイルスとなりました。流行は11月から冬に多いですが、最近は年中流行し、今年は6月も流行りました。日頃から、免疫力をつけ、手洗いを徹底してまずはかからないようにしましょう。ノロウイルスには純正梅肉エキスが予防にも治療にも有効です。
梅肉エキスの薬効
ノロウイルスをはじめ、赤痢菌、腸チフス、コレラ菌、結核菌をわずかな時間で死滅させるほどの効果があります。細菌学者、大高興博士は梅肉エキスの中に赤痢菌、チフス菌、ブドウ状化膿菌をいれたところ、いずれもわずか十数秒で死滅しました。ノロウイルスは赤痢菌、腸チフス菌などと同種です。またそれらの菌よりノロウイルスは弱性なので、かなり効果があると思われます。また日常梅肉エキスを常用することでこれらの菌に対する抵抗力を保ち、血液を理想的な弱アルカリ性に変えていく働きを行います。
もしノロウイルスの症状が表れたら(嘔吐、下痢、発熱)出来るだけ早い段階が効果的です。
梅肉エキスを小さじ半分ほど飲み、30分後に同量を再度飲む、さらに一時間後に同量、その後2時間おきに同量飲むと症状が治ってきます。このような急性な症状のときは、温かいお茶やお湯でなく、そのまま飲むか、お子様などには蜂蜜や黒糖を混ぜ飲みやすくすると、
効果的です。風邪や伝染病、下痢にも出来るだけ早い段階で飲むとより効果的です。
梅肉エキスは、健胃、整腸(腸内の有効な細菌を育て、雑菌を殺す)、便秘や下痢、疲労回復、風邪、発熱、高血圧、低血圧、心臓、肝臓、腎臓、糖尿病等によいといわれています。
”梅おばさん”こと乗松祥子さんの梅肉エキスです
幻の杉田梅で作った絶品で、酸っぱさの中にまろやかな味わいがあります。
♪手洗い洗剤の危険性
インフルエンザやノロウイルス感染予防のひとつが「手洗い」です。手洗い洗剤や、汗ふきペーパーなどにも指定成分に“トリクロサン”とあり、これは殺菌剤や防腐剤の作用があります。
このトリクロサンですが、米ギズモードにも警笛をならす記事がでております。
* 米国食品医薬品局(FDA)が「トリクロサン入りの石けんが普通の石けんより効果的だという証拠はない」と認めた
* 多くの動物実験では、トリクロサンが内分泌に影響を与えることが判明した。魚の精子数が減ったり、マウスの生殖能力が異常に発達したり、甲状腺ホルモンが減ったりしたらしい。
* ヒトの研究でも、体内にトリクロサンが多い子どもほど花粉症にかかりやすい。
* 生活排水から流れでたトリクロサンが海や植物を汚染し、それを人間が食べる悪循環が生まれている。
* 人間の肌に生息する良い菌を殺してしまうので、トリクロサンで殺菌すると逆に感染症にかかりやすくなる。
また、米カリフォルニア大デービス校などのマウスや魚を使った実験でわかったのは、筋肉の活動性を低下させる恐れがあると発表され、マウスでは心臓が送り出す血液が最大で25%減り、握力が18%下がった。ヒメハヤでも遊泳能力が落ちていた。(2012年8月14日記)
栃木の総合病院内科医長さんがインフルエンザ対策のため、手洗い洗剤の実験をされました。キレイキレイは100%腸内細菌の善玉も悪玉も殺し、急激に免疫力が落ちるため、危険と話されていました。手洗いは普通の石けんか、身体に安全なものを選びたいものですね。
♪ピーマンで育毛
ピーマンの綿と種を焼いて、しょう油をつけて毎日食べると黒髪が生えてくる。
また、海藻や黒ごま、しょうがを摂ると効果は加速!!するそうです。加えて、普段の食事に繊維質の多いものやコンニャクを摂る。寝しなから、朝まで、肝臓に里芋湿布をすると更に効果は加速します。高い育毛剤より、台所にあるもので試されてはどうでしょうか。
ピーマンの焼いたの
麦糀で作ったしょう油糀をかけていただきました
♪青しそパウダー(赤しそでもいいです。)
青しそは、酢水洗いし、陰干しでよく乾燥させます。両手でよくもみ、細かい粉にしてビンで保存します。1日5㌘〜10㌘煎じて飲むと健胃、鎮咳、去痰、鎮痛、利尿、魚の中毒に効果がある。
煎茶でうがいすれば口内炎、口臭、咽頭炎に効果あり。切り傷にふりかける。
* しそパウダー大さじ1に150ccの熱湯をいれるとしそ茶に。緑茶をまぜると美味しいです。
しその葉50本を干してパウダーにしました
この暑さ!1日で乾燥しました。
手でもんでパウダーにしているあいだ、いい香りに包まれて、、、、。
♪しそ酒(赤でも青のしそでもできます)
しその葉と砂糖大根糖 各200㌘ 焼酎かホワイトリカー 1500cc
レモンの汁 30cc しょうが 2片(スライス)
しその葉をもぎます
中々、時間のかかる作業です
♪青しその佃煮(青しそ450㌘・しょう油250cc・純米酒100cc)
葉のみ取ります。水洗いして泥やゴミを取り除きます。2回くらい洗い,軽くしぼります。熱湯(火はつけたまま)に入れ,約2分間置きます。しそを鍋から取り上げ,冷めるまで水にさらします。さらした
しそを固くしぼり,みじん切りにして鍋に入れ、しょう油250cc・酒100ccで味をつけ混ぜ合わせていきます。火で焦げないように混ぜ続けます。調味料がなじみ,しその色が変わりかけた頃(10分くらい)山椒の実を手でつぶして入れます。さらに焦げないように混ぜ続けます。汁がほとんど無くなりかけた頃チリメン(約35g)を入れます。2〜3分後,味見をして調整して下さい。チリチリという水気のとぶ音があまりしなくなったら出来上がりです。鍋底が焦げやすいので注意!(周りは少々焦げますが)
火を止めたらすぐに鍋をコンロから下ろして下さい。ラップに包んで冷凍しておくと一年以上もちます。
しその栄養
しそは漢字で「紫蘇」と書くように、ものをよみがえらせる力があるといわれてきました。
しその香りはベリルアルデヒドという成分によりますが、この成分は強い防腐力を備えています。刺身のツマに添えられるのは、食中毒予防のためです。ミネラル、ビタミンB,カルシウム、
鉄分などを豊富に含んでいますが、中でもカロテンが人参やパセリよりも多く、ガンの予防に効果があります。咳止めやかぜの薬とされ、炎症をとるので昔から大切に使われてきました。
血糖値も下げます。しその実の油がアレルギー体質を変える!として注目をあびています。
♪松葉サイダー''''(血液浄化、胃潰瘍、血管強化、冷え性、低血圧症、老化防止、便秘)
松葉サイダーの作り方
材料:松葉の新芽170㌘〜200㌘(7月中の赤松がベストですがなければ黒松や五葉松でも)
水1,5ℓ(一升ビンは熱湯か焼酎で消毒)・砂糖大根糖200㌘
作り方;①松葉は必ず葉の伸びている方向にしごき、3〜4回、酢か塩をいれた水で洗う。
日向に干さず、家の中で陰干しにし、水分をとる。
②鍋に水1,5ℓと砂糖大根糖200㌘を入れ沸騰させ冷ます。冷めたら消毒したビンに松葉を詰め、砂糖水をいれる。ビンのフタはきちんとしないで、のせるだけにして日当たりの良い所に2〜5日置く。(夜は家の中に入れて、フタをきちんと閉めてください。)
松葉についた酵母菌が働いて、ブクブクと泡がではじめたら成功です。直ぐに飲めます。
松葉を入れたままにして、一ヶ月たつと「松葉酒」になります。常温で3年位飲めます。
(これはもう、お薬のような味ですが、苦みの中に松葉の香りがのこり身体の芯がポカポカと温かくなります。)
今年も六甲山にある連れ合いの学院から採取しました
松葉は家の中で自然乾燥させます
松葉を洗い、乾かしてビンに詰めます
砂糖大根糖を沸騰したお湯に入れて溶かし、冷まし松葉の中に入れます
4〜5日お天気の日を選んで、地べたに置いて発酵させます
松葉の栄養
松葉は栄養満点で、わかっているだけで、24種類のアミノ酸が含まれています。松ヤニの中心成分はテルペン類(不飽和脂肪酸)とビタミンA,C、葉緑素、フラボノイド、ケルセチンなどです。戦国時代の武将は非常食として用いたり、山中の修行僧が、松葉一束のみを食べ、
病気もせず、視力、聴力もよくなったという言い伝えもあります。
松葉は、脳梗塞の改善、心臓強化、ボケ防止、神経痛、リュウマチ、歯痛(松葉をかむ)、貧血、
ニコチン排出、育毛、むくみ、かゆみ、打撲、膀胱炎、食欲増進などに効果があるそうです。
玄関脇の水鉢に、以前、茂原公園で採集した”ひしの実”の花が咲きました
菱の実は忍者の手裏剣に使われたそうですよ。
菱の実には、胃がん、乳腺がん、子宮頸がんなどの薬効もあるそうです。
ひしの実の花は白いと言われていますが、なぜか黄色です。
ひょっとして、違う花なのかもしれませんね?でも、実は菱形をしていますよ。
- 6月の保存食
山椒の実の佃煮と栄養・酢漬けらっきょう・そら豆で作る豆板醤
梅干し漬け・びわの種の栄養・梅の甘塩漬け・
西瓜の皮のラー油漬け・青唐辛子のしょう油漬け
♪山椒の実の佃煮と栄養
材料;山椒の実 500㌘
しょう油 カップ2
純米酒 カップ½〜⅔
*山椒の実は青い未熟なものがベストです。昨年は6月5日に東金で採集しました。
作り方;①山椒の実を熱湯で塩少々いれて、30分程ゆでます。
①をフキンで堅くしぼり、水気を取ります。
②鍋に山椒の実をいれて、カップ½のしょう油をいれ、20分炊きます。(下煮)
③下煮した汁をすて、その中に残りのしょう油の⅓程と酒をいれ、弱火でゆっくり煮て仕上げます。(約1時間半位)煮上がった後も煮汁が残っているぐらいにし、一日そのままつけておくと、
実がふっくらします。(2〜3年は冷蔵庫で持ちます。)
昨年の秋に採集した山椒の実です
秋に赤い実を採集し、乾燥させると黒くなります。
七味に使用します。
山椒の薬効
日本料理の二大香辛料といわれ、柚子とならび、縄文時代からなじみの深いミカン科の木です。葉・果皮・樹皮には、精油成分・辛み成分が含まれ、健胃・駆虫・保温に効果があります。
八街の方から戴いた山椒の実です。大きくて立派な実は
兵庫県の朝倉山椒かと思いましたが、トゲがあるとのことで、
朝倉山椒ではないようです。
♪酢漬けらっきょう
材料;泥付きらっきょう 2キロ
塩 200㌘
赤唐辛子 2本ぐらい
酢 1カップ
水 2カップ
作り方;①泥付きらっきょうはきれいに洗い、茎と根元を切り落とす。
②すりばちにいれ、ごしごしとみがくように洗い、薄皮をはがし水気をきります。
③容器の底に塩をふり、らっきょうに塩をまぶしながら入れていきます。
④容器のふちから酢と水をそーと注ぎ、赤唐辛子の種を取り、刻んでいれます。
⑤2倍の重さの重石をのせ、水があがるまでおきます。水がらっきょうにかぶるようになったら、重石を半分にし、10日から14日で食べれるようになります。
完全に漬かるのは一か月。長期保存したいときは汁ごとビンにうつします。
塩漬けらっきょうは一年でもパリッとした歯ざわりが楽しめ、炒め物や料理に重宝します。
甘酢漬けやしょう油漬け、ハーブ漬け、梅酢漬けにするには、塩酢漬けらっきょうを日本椿の葉一枚を4つに割って水の中に15〜20分おいて塩を抜き、使用します。
椿の葉がないときは、うすい塩水に酢少々を加えた中に、30〜1時間おく。このとき多少の塩けが残るように注意します。ざるに上げて1〜2時間、陰干しにして使用します。
らっきょうの栄養
らっきょうは「畑の薬」といわれ、ミネラル、酵素、ビタミン、アリル化合物などを含み、
血液さらさら、整腸、毒下しなど、新陳代謝を助けます。少しずつ食べるとよい保存食です。
松之郷のお百姓さんから無農薬のらっきょうを求めました
5キロのらっきょうが、洗うと4キロ弱になってしまいます。
なぜか、今年は大きくて双子のらっきょうがたくさんでした
♪空豆で作る豆板醤(豆板醤はそら豆から作るのです)
材料;空豆(サヤをむいたもの) 300㌘
赤唐辛子 40㌘(あれば3種類の唐辛子を入れて下さい)
味噌 大さじ3
種麹(なければ生糀) 25㌘(糀は100㌘位使用してもOKです)
自然海塩 50㌘
湯さまし 適量(味噌の固さになるまで加えます)
作り方;①空豆を20分蒸し、空豆の皮をむき(気にならなければむかない。食物繊維が皮に豊富にあります。)マッシャーですりつぶします。
②塩と赤唐辛子、種麹(生糀や乾燥糀)、味噌を空豆に混ぜ合わせます。
③20〜30度にさました湯さましを、味噌の固さになるまで練り込みます。
④容器にいれ、重しをします。(ビニール袋に小石やビー玉をいれて重しをする)
⑤一ヶ月目、味噌を底からかきまぜます。(返しといい、酵母菌の働きを活性化させるためです。)
⑥土用の(7月21日過ぎ)をこえるまで熟成させます。
どこにもない、美味しい豆板醤の出来上がり!!
重しをして2ヶ月間発酵させます
♪梅干し漬けの薬効(薬効については「手作り食品 」東城百合子著から)
「梅干しと友人は古いほどよい」ということわざがあるように、梅干しは古いほど値打ちがあります。梅干しの殺菌作用・消炎作用・浄血作用・解熱作用など万能常備薬といえます。
動脈硬化、脳溢血、神経痛、リュウマチなどを予防し、血液の酸毒を梅干しは中和、解毒してカルシウムの吸収を助けます。下痢、食あたり、腹痛、つわり、風邪・慢性病に食べ、
虫さされ、やけど、頭痛などには果肉を貼ります。
梅干しを見ただけで唾液がでますが食べればなおさらで、耳下腺の有用なパロチン分泌を促し、これは若返りのホルモンで内臓筋肉を緊張させ老化を防ぎます。(梅干しは3毒を断つ)
アメリカでは梅の薬効成分アミグダリン(レートリル)の抽出に成功し、重症のガン患者が治っている事で世界的なセンセーションをまき起こしています。アミグダリンは梅の種や
びわの種の中の「仁」に特に多いので捨てないで食べてください。すべての雑穀にも含む。
また、梅のクエン酸は放射性物質であるストロンチウム90と結合する性質があって、体外に排出します。更には、他の公害物質も排出することがわかっています。
♪梅干し漬けの作り方
材料;梅(やや黄色になった梅) 10kg
自然海塩(長期保存にはミネラルの少ない塩を) 1,75〜1,80kg
35度の焼酎 少々
作り方;①梅は8時間以上塩水に漬けます。(大気汚染や放射能が気になる方は焼酎洗いをしてください。コールタールのようなものが付着している)ザルにあげ、梅の軸を竹串で取ります。
②漬ける容器はプラスチックを避け、壺かホウロウ容器をよく洗い、焼酎をフキンにしみこませ、消毒します。
③塩を底にぱらぱらといれ、梅を2段くらい並ぶように入れ、一握りの塩を軸のところに塩がしっかり入るように転がします。最後に残りの塩を全体に広げて入れ、塩で空気を遮断します。
④押しぶたは焼酎で消毒し、その上にサランラップを広げます。(私は竹の皮で広げています)
⑤重しは、梅が熟しているときは15キロ、青い梅のときは20キロくらいと加減し、
梅酢が上がってくるのを待ちます。(白梅酢になります)
⑥2週間ほど、赤しその出回るのを待ちます。(赤しそを入れると、赤梅酢になります)
○赤じそは梅の10%位 ○自然海塩は赤しその18〜20% ○白梅酢は150cc
⑦ホウロウかステンレスのボウルに、しその葉を入れ、半量よりやや多めの塩をぱらぱらと
全体にまぶして30分程待ちます。⑧手がしそになじんできたころに両手でやさしくもみます。泡やあくがでてくるのでしっかり糸状になるくらいまでもみ、かたく絞り、汁を捨てます。
2回目の塩は最初より軽くふり、もみほぐすような感じでやわらかくなるまでもみます。
(2回目の汁は一度沸騰させ、しば漬けなどに使います。)
⑨白梅酢をとりだし、もんだしそにかけ再度しそを絞ります。
梅の白梅酢はひたひた位残し、しそを全体にまんべんなくまざるよう梅の間にさばきいれます。ラップをして、できれば屋外に置いて、外気となれるようにします。
⑩7月下旬、晴天の日に5日〜6日干します。1日目はそのまま干し、2日目からは
3回天地返しをします。赤梅酢もビンごと干し、梅も赤梅酢も夜も取り込みません。
⑪表面に小さな粒子状の塩がつき、種の部分まで火が通ったような、つやっぽい香りがして
きたら、消毒したビンに取り入れます。ビンは縁先などの日ざしのある所に置きます。
⑫秋(10月中旬)になって水滴が落ちなくなったら、ラップをはがし、ビンごと10時ごろから3時ごろまで日なたに干します。再びラップをして、翌年の土用干しまで休ませます。
♪びわの種の栄養(アミグダリンという成分がびわの葉の100倍も含まれていると言われています。)
(雑穀、アンズ、アーモンド、竹の子、玄米、アズキ、ゴマ、ソバなどにもアミグダリンが含まれる)
レートリル療法(アミグダリン療法ともいう)1日一粒を予防に。治療も2粒までに。
*びわの種は傷みやすいので、直ぐに天日に干して下さい。
①びわの種の焼酎漬け
35度の焼酎1800mlに、びわの種700〜1kgいれます。
半年ほどでエキスがでてきますが、1年以上熟成させると効果があるようです。
♡胃のもたれ・口内炎・歯痛・歯茎の腫れ・歯槽膿漏等
2〜3倍に薄めて口に含み、お口くちゅくちゅします。最後に飲み込んでOK。
♡のどの痛み・せき等
2〜3倍に薄めて、ちびりちびり飲む。お酒に強い人はストレートでもOK。
♡内臓の痛みや炎症等
2〜3倍に薄めて、ちびりちびり飲む。お酒に強い人はストレートでもOK。
♡水虫・切傷・やけど等
原液ではかぶれることがありますので2〜3倍に薄めてガーゼに浸し湿布します。
♡他慢性疾患
外からの手当(患部に直接びわの葉を塗る)と中からの手当(飲む)で多くの方々が実行しておられるようです。
②炒りびわの種(一日1個食べるとガンの予防に。
米国の生化学者「アーネスト・クレブス」)
種を乾燥させたら、フライパンで焦げ目がつくまで炒り、冷凍保存します。
(参考資料:薬草の自然療法 東城百合子先生著 他)
♪梅の甘塩漬け(教室の中山まゆみさんの母上様直伝)
材料;梅 1キロ㌘ (食べごろは、梅干しと同じ
砂糖 200㌘~300㌘ くらいの時期に食べれます。)
自然海塩 130㌘
酢 150cc
作り方;梅は一晩水につける。水気をよくふき、へたを取る。梅と上記の材料すべてを、ビンに入れて梅と同量の重しをする。水が上がってくれば重しをはずす。赤しそをもんでいれても。
酢を入れて
砂糖と塩を上にのせます
梅干しと同じくらい、そのまま置いておきます。
赤しそがでたら、もんで加えてやります。酢と砂糖が入り、汁もおいしいですよ。
熟成中の梅の甘梅酢漬けです
♪西瓜の皮のラー油甘酢漬け
材料;西瓜の皮の白い部分 適量(拍子木に切る) 自然海塩 少々(西瓜もみ用)
ラー油 5〜6滴(辛さはお好みに) 甘酢(酢と砂糖) 西瓜が漬かるくらい
作り方;①西瓜の青い皮は包丁でこそげとり、白い部分を拍子木に切り塩でもむ。
②水気を絞ってラー油と甘酢のなかに漬けます。奇跡の美容成分“シトルリン”が皮にあります。
西瓜の皮、おいしいですよ!!
♪青唐辛子のしょう油漬け
青唐辛子を水で洗い、ザルに上げよく乾かします(水気をよく取って下さい。)ビンに青唐辛子としょう油を入れて出来上がり。薬味に炒めものに。しょう油はチャーハンに最高
冷蔵庫で保存して下さい。一年以上保ちます。
<続きます>