本山よろず屋本舗さんのサイトより
http://homepage2.nifty.com/motoyama/index.htm
<転載開始>
 船瀬俊介氏の本を読んでいると、時々ケン・コバヤシという名が出てきます。
 なんでもアメリカでヒーラーをやっている人で、アメリカのセレブの顧客が多いらしいです。
 私はそれまでケン・コバヤシ氏の名を知らなかったので、ふーん、そんな人がいるんだぐらいの感じでした。
 それで本屋で『これからの医療』(小林健×増川いずみ、船瀬俊介著、ヒカルランド)を見たとき、船瀬氏の名もあるし、たぶん小林健という人がケン・コバヤシさんなんだろうと推測しました。
 早速買って読んでみると、なんと私の好きな臨死体験の話が載っているのです。
 そこで今回は、ケン・コバヤシ氏の臨死体験の話を紹介したいと思います。

 本によるとケン・コバヤシ氏は、NY在住36年、マスターヒーリングミニスター、自然療法医師とあります。アメリカでは、ゴットハンド(神の手)と呼ばれるぐらい有名なヒーラーのようです。
 臨死体験の前に、ケン・コバヤシ氏に関するエピソードを一つ紹介したいと思います。
 ケン・コバヤシ氏がフランスの女性をマッサージしたときの話です。
 マッサージが終わり女性がガウンを着て長いタバコを吸ったそうです。ケン・コバヤシ氏は、その姿を見て映画で観たことがあると思い出しました。
 そこで、「あれっ、もしかしてあなた、カトリーヌ・ドヌーブさんですか」と聞いたそうです。すると「イエス」という答えが返ってきたそうです。
 カトリーヌ・ドヌーブは、以前「ローマの休日」でブレイクしたオードリー・ヘップバーンと人気を二分した世界的な大女優です。
 ケン・コバヤシ氏がカトリーヌ・ドヌーブと気づかずにマッサージしていたという話も面白いですが、さらに面白いのは、カトリーヌ・ドヌーブがマッサージ後にアシスタントに語った次の言葉です。

 This massage is better than sex. 「このマッサージはセックスよりいいわ」

 これでいきなり50人ぐらい患者が来たそうです。

 これから引用する文章は、ケン・コバヤシ氏、増川いずみ氏、船瀬俊介氏の3者の対談形式となっています。
 ケン・コバヤシ氏の臨死体験の前に、小児科医の真弓定夫医師の臨死体験の話と、8年間意識がなく眠っていた人をケン・コバヤシ氏が救ったら殴られたという話を紹介します。

 ・・・<『これからの医療』、p82~p87から抜粋開始>・・・

ケン みんな一度死んだらいいですよ(笑)。本当に楽しいというか、スーッとします。本当に気持ちいいです。保証します。どっちみち死ぬ予定のない人は帰ってくるから大丈夫です。

船瀬 霊界話で有名だった俳優の丹波哲郎さんが言っていたね。僕は丹波哲郎さんの話を近くで聞いたことがあるけど、「死ぬことほど気持ちのいいことはないんだ」と(笑)。死にかけて、緊急救命をやられて生き返った人が、「何で余計なことをしたんだ。あんなに気持ちよかったのに」と医者に食ってかかった(笑)。「あんなに気持ちいいところから何でこの世に引き戻したんだ。コノヤロウ」と怒ったという話があります。

ケン 私は8年も眠ったままだった人を針で治したんです。目が覚めたら、殴られて、「随分痛い鍼を打ったな」と言われました。

船瀬 有名な小児科医の真弓定夫先生と僕は親しいんですが、普通に世間話をしていたら、「実は私はね……」と始まって、「死んだことがあるんですよ」と言うんです。
 旧制中学校のときに柔道の練習をやっていて、相手も必死になって、自分も必死になって、寝技で絞め技をかけられた。首にもろに腕が入って苦しい。柔道は畳をパンパンとたたくと参ったで、そこで勝負が終わる。ところが向こうも中学生だし、参ったが見えないから必死になって絞めてくる。
 そこからパッと気がついたら、自分の絞められている姿が自分の目の下にあった。クレーン撮影みたいに、スーッと自分のぐったりしている姿が遠ざかっていく。要するに目線が上昇しているわけです。体育館は屋根があるから、カメラだったらそこにぶつかるはずです。ところが気がついたら、今度は体育館の屋根がスーッと遠ざかっていく。
 そうしたら、「先生、真弓が。真弓が」。「何?」「何だ!」と先生たちがあちこちから駆けてくるのが見えたりする。どんどんグーグルの地図みたいに上がっていって、パッと気がついたら首を絞められた自分がいる。絞めていたやつは真っ青になって「真弓!!」とほっぺたをたたいたりしている。
 それで僕は真弓先生に言ったんです。
 「それは大変でしたね。えらい苦しかったでしょう」そうしたら「いやいやいや。あんな気持ちのよかったことはその後の人生で一回もない」。
 エーッと思ったけど、丹波哲郎さんが言ったのと同じです。臨死体験というのはものすごく気持ちいいらしい。それがズーッといっちゃうと、本当に天国に行っちゃうんでしょうけどね。

ケン 行っても帰れますよ。

船瀬 帰りなさいと言われたら、また戻るわけでしょう。
 でも、先生が植物状態の人を戻したというのはすごいことですよね。

ケン 結局、脳に酸素がなくなったり、血がいかなくなったりで植物状態になる。でも呼吸は(人工的に入れて)やっているから、死なないんですよ。ブレーンは完全に寝ちゃって、手は動かないし、一切何もできない。8年間、空白のまま輸液だけで生きている人がいました。
 ニュージャージーの人なんですけど、私が、病院で8枚ぐらい書類にサインして鍼をやった。最初は指をもみながらやったんですけど、みんな興味津々で見ているわけです。それでこれからすごいところにも打つから、「彼が恥ずかしがるから、みんな出てください」と言いました。
 ギリギリのところに針を打って、テラヘルツを足の親指と湧泉から入れて、それから丹田に入れて、今度は鍼を耳のところに打ったり。いろいろツボがあるんです。
 本当は舌に打ちたかったけど、それはちょっとまずいかなと思って打たなかったんですけど、いろいろやって、それで45分ぐらい置いた。
 最後に頭の一番てっぺんと、脳下垂体も全部やって、鍼にちょっと静電気を通したんです。本当にわずかな静電気です。そうしたら目がピッピッピッピッピと動いて、パッと開いた。起きたあとは普通に戻ります。ずっと脳が眠っていたから時間はかかりますが、徐々にもとに戻ります。
 手術するときも、目ギリギリに鍼を刺して、電気を通すと、全部見えているんだけど痛みがない。無痛のツボです。切っても痛くない。めったにそういう注文はないですけど、そういうのも私はやるんです。

船瀬 目(ま)のあたりにした病院関係者にとってみれば、びっくり仰天ですね。大パニックでしょう。

ケン もう大変です。大騒動ですよ。私のところに幾つも電話が入りましたけど、一切返事しません。返事をすると大変なことになる。新聞に載ったり、テレビで放映されたり。
 私が自信を持っているのはその場で治すことで、それが一番得意なんです。今ここで誰かが心臓発作を起こして死にそうになったら、パッと治せます。

船瀬 今の医者はそれが一番苦手です笑。論文に書くのは得意だけど。

秘書 まず救急車で運ぶ。

ケン 団体が何かやるときに、何かあったら困るからと私はよく呼ばれていたんです。大事な会合とか、だいたい何か起きる。私はいつも治すんです。昔からそうなんです。子どものころから、何か会があるというとそばにいるんです。そうするとその場で、だいたい心臓発作の人が1人ぐらい出る。それを私が治してあげる。

船瀬 緊急救命もできるし、慢性も治るというのはすごい。現代医学関係者は全てをリセットして先生に学ぶべきですね。

 ・・・<抜粋終了>・・・


 ケン・コバヤシ氏は、7歳のときと20歳のときの2回臨死体験をしたそうです。
 まず7歳のときの臨死体験です。


 ・・・<『これからの医療』、p93~p96から抜粋開始>・・・

船瀬 私が感動した先生の2度の臨死体験をもう一度ぜひ聞かせてください。

ケン まず7歳のときです。新潟の十日町市の山の中にダムがあるんですが、そこが東京の電車を動かす電気をつくっていた。見ると、「きょうは東京、混んでいるな」とかわかるダムだったんです。ダムを1回あけると、魚が川中いっぱいになって、学校が休みになるんです。水の中を魚が流れてくるわけですから、すくい上げるだけでいい。そこで泳いでいて、私は潜るのが好きで、みんなが心配するぐらい出てこない。呼吸をとめてずーっといられる人なんです。だから誰も気にしない。ところが運悪く、そのときは左足が根っこに絡まって、結局23時間、ダムの中にいて、完全に心臓がとまって、ブレーンも死んで……。

船瀬 へェーッ! 23時間、水の底にいたんですか!?

ケン そうです。さすがに子どもたちもびっくりして、それで結局、救われたんですけど。

船瀬 でも完全に心肺停止でしょう。よく助かったなあ……。ふつうなら完全にそこで「死亡」扱いですよ。

増川 それもまたおじいさんが助けてくださったのですか?

ケン おじいちゃんは5歳のときに亡くなっていたので、そのときは父です。跡取り息子だからもう大変ですよ。何百人がお祈りしているんです。父は心臓を起こそうということで、ともかく氷の中に入れた。冷たいのをやると温かくなるんです。風呂から出るときに水をかぶると温かいでしょう。お湯を身体にあびるとすぐ冷える。その原理らしいんですけど、氷の中に入れてお祈りしていたみたいです。
 私は死んだから、天国か地獄に行った。私は地獄だと思ったんです。子どものころは盗むと地獄に行くと言われるでしょう。私が子どものころは、おなかがすくからスイカとかキュウリとかを盗むわけです。だから当然、私は地獄だと思ったら、神様がいて、「地獄というのはないんだよ。人間が戒めのためにおっかないことを言っているだけで、実際はないよ」と。「だからあなたは早く帰りなさい」と言われて、「じゃ、階段はどこですか」と言ったら、「そういうのはない。みんな同じところにいて、ただリズムが違うからあなたたちには私は見えないけど、私は見ているし、全く興味がないから帰りなさい」と言われた。
 そうしたら、お母さんが「ケンちゃんどこにいるの。誕生日なのに帰ってこないと、あなたの好きなすき焼きを食べちゃうわよ」と言うので、「ノー!」と起きた。
 ただ、少しディジー(めまい)でしたね。お母さんに「すき焼き、どうしたの」と間いたら、「そんなこと言ってないわ」と言われた。そういう周波数があるんでしょうね。

増川 それで生き返ったのですか。23時間ダムにいたら、亡くなっているでしょうし、水膨れになっていますよね。

 ・・・<抜粋終了>・・・


 23時間水の底に沈んでいて生き返るというのは、私たちの常識を遥かに超えています。医者はこれをなんと説明するでしょうか。
 ケン・コバヤシ氏の場合は臨死体験が凄いというよりも、絶対生き返らない状況で生き返ったというところが凄いのかもしれません。
 次は20歳のときの臨死体験です。これも絶対に生き返れない状況から生き返ります。


 ・・・<『これからの医療』、p96~p100から抜粋開始>・・・

船瀬 そして、2度目の臨死体験をされますね。

ケン 僕は水が多いんです。20歳のときに、友達が病気でおカネが必要で、みんなでおカネを集めて助けようということになった。そのとき、落下傘で飛ぶと2000円もらえるというのがあったんです。

船瀬 それはアメリカですか。

ケン いや、日本の千葉です。

船瀬 昔、習志野に空挺部隊がありましたね。

ケン 私は日本人じゃないから、兵隊には入ってなかった。飛行機で700メートルかな。飛んで、十何人か乗っていて、次々に飛び降りたんです。
 みんなはそれぞれうまくいって、最後が私だったんです。私は日本人じゃないからインストラクターにズバリと「もし開かなかったらどうするの」と聞いたら、「こっちにもう1つ、予備があるから大丈夫」と言われた。「もしそれも開かなかったらどうするの」と言ったら、「死ねばいいんだよ」。冗談なんでしょうけどね。
 それが開かなかった。「オォワーッ」と、もう100度以上の熱いおしっこをしたのを覚えています。ガーッと燃えるような感じで。

船瀬 要するに、メインパラシュートもバックアップも開かなかった。

ケン 2秒後に次が開かないとダメなんです。

増川 速度が速すぎると開かないですね。2秒か2.5秒ぐらいで開かないともうダメです。

ケン 開かないで、そのまんま海面に落ちて、もうグニャグニャですよ。
 それで、ワンミリオン(100万)を払うから、身体はビニールバッグに入れてあるので、このままこちらで埋葬してもいいですよと言われたらしいんだけど、父はワンミリオンは要らないから、うちの息子の身体が欲しいと言った。
 それでヘリコプターで送ってもらって、うちで首が落ちないようにして同じように氷の中に入れて、このときは2000人ぐらいでお祈りして見守っているわけです。
 天国に再び行ったそのときは20歳だから、いろいろなことを神様に言えました。「神様っていうけど、あなたは女じゃないの?」。髪の毛は長いし、こういう感じだから。こんなのは人には言えないけど、神様が女性のような形をしていた。
 そして、「あなたが7歳で来たときに言ったように、神様というのはビリーブとパワーと愛です。それを一番持っている人が神と言われる。あなたは全然進歩してないね。帰りなさい」と言われました。

船瀬 そのとき見た天国はどういう風景だったんですか。

ケン 最初は真っ暗なんです。だんだん暗いのが見えるという感じになってくるんです。要するに、空間というのはないみたいで、いろんなものが形をつくって見えるようにそのとき感じたんです。見ると、人みたいなのが歩いているんです。シースルーの人間みたいなのが歩いていて、靴も履いてないし、そのまま空を歩いているんです。床みたいなのがあって、歩いていく。家はないし、ケーキ屋さんもないし、車も一切ないです。木みたいなのはあったかもしれないけど、本当に何もないところで、本当に多くの人が歩いている。歩いているというか、浮遊している。

増川 完全に霊界を見たのですね。心の世界。

ケン ともかく全く興味ない。楽しいことが全くない。あまりにも平和すぎて、ピースだけですね。

増川 ピースだけではつまらないので人間界に行きたいのでしょうね。

ケン だから私はおすすめしてない。

増川 やはり喜怒哀楽の刺激がないとおもしろくないですよね。

ケン それで私が見たら、私が寝ているところでみんなが祈っている。私はここにいるよと思うわけです。

船瀬 まさに幽体離脱ですね。自分にはありありと見えるのに、周囲の人たちは気づかない。

ケン お父さんに「ここにいるけど」と言っても、手は透き通っているし、幾らしゃべっても通じない。そういう難しい感じも私はわからないですから、ただ見ているだけなんです。どうにもならない。「どうしようか、どうしようか、どうしようか」と一生懸命言っているんだけど、誰にも聞いてもらえないし、こうやって顔を見ているのに、全然答えてくれない。

船瀬 お葬式のときがそうらしいですね。列席者を霊が見ているそうです。

ケン 全然答えてくれない。全然見えてない。

増川 木内鶴彦さんもそのようなことをおっしゃっていましたね。

ケン 彼とは意見が合っちゃって。同じなんですよ。

増川 木内さんは大量の輸血をされています。

秘書 2人で会ったときは、「僕が死んだときはね」「僕が死んだときはね」と、僕が死んだ話が5回ぐらい出ていました。

船瀬 まさに臨死談義だ! すごい会話だよ。隣で聞いてる人はビックリするね(笑)。

 ・・・<抜粋終了>・・・


 パラシュートが開かなくで海面に落下した場合、普通の人間なら確実に死が待っています。
 海面だと柔らかいと思いがちですが、超高速で落下した場合、コンクリートにぶつかるような衝撃があるそうです。
 ケン・コバヤシ氏の”遺体”を首が落ちないように運んだというのですから、身体は本当にグニャグニャだったと思います。
 やはりケン・コバヤシ氏の臨死体験は、奇跡の生還の凄さというところでしょうか。


 最後に紹介するのは臨死体験ではなく、ケン・コバヤシ氏が自然療法士として多くの人々を救ったために、命を狙われたという話を紹介したいと思います。
 私は、その内容に衝撃を受けました。
 アメリカでは、ここまでやるのかという思いです。


 ・・・<『これからの医療』、p32~p40から抜粋開始>・・・

船瀬 ケン先生は自然療法であまりに多くの人々を治してきて、”ゴッドハンド”(神の手)と呼ばれたくらい。だから狙われた。車を爆破されたりとか、脅しがあったでしょう。

ケン 何度かありました。テレビなんか絶対に出ちゃダメです。

増川 アメリカの場合は、医薬業界とマフィアは密着していて表裏一体ですから、ヒットマンだらけの世界です。

ケン うちにサイレンサーを持ってやってきた。「あなたのはよすぎる。このままいくと危ないよ」と言われて「どういう意味ですか」と言ったら、銃を出して「こういうことだ」と。「何も悪いことしてないけど」と言ったら、「でもあなたは、人を治しているという悪いことをしている。ちゃんと薬を売って、手術を売るというのがシステムだ」。

増川 要するに、薬や手術を売ってもらえばいいと。

ケン あなたをつぶすのは簡単よ。コカインを持ってきて、”Oh, what is this.”と言えば、誰もが「あの先生はストレスがあるからコカインぐらいやるかも知れない」と思う。それでおしまい。どっちでもいいよと言われた。

船瀬 医療マフィアから狙われたらそういうトラップもあるんだぞということ。

ケン そうです。それもちゃんとしたシニア(上級)のインベスティゲークー(検査官)ですよ。

増川 要するに、落とし穴ですね。

船瀬 どこから来たか? ロックフェラー、ロスチャイルドのビッグファーマー(巨大製薬会社)からですか?

ケン 一応、彼の肩書はFDA(食品医薬品局)(笑)。

増川 国の食品医薬品局がサイレンサーを持ってきた。

ケン あとから女の人が来て、「ドクター・ケン、ドクター・ケン、ドクター・ケン」と言うわけです。「ドクター・ケンと呼ばないで、ケンと呼んでくれ。私はドクターじゃない」と言ったら「ビンゴ!! サンキュー。私は500ドルで雇われた」と言うわけです。

船瀬 「イエス」と言ったら医師法違反で即、逮捕するということか。恐ろしいワナだ…!!

ケン そういうことです。医者なんだけどと、言わないほうがいい。

船瀬 要するにヒーラーであってドクターでないから”I'm not a doctor.”言えばいいけど、ドクター・ケンと呼ばれて「イエス」と言ったらお終い。自分をドクターと言ったから、これはもう医師法違反だと、難クセつけて逮捕する算段だ。隠しテープを持ってきたわけ? こうなると警察までグルだ。ロックフェラー医療独占体制は恐ろしいね。

ケン そうそれで500ドルもらったと。
 もう1つは、「私はブレストキャンサー(乳がん)なんです。やっぱり何といったって大事なのはケモセラピー(化学療法)でしょう。ドクター・ケン」と言う。それで「ノー(ダメ)」と言ったら、ダメなんです。

増川 ひっかけですね。

ケン ノー(ダメ)と言わずに、「あなたはまだ私の患者さんのサインをしてないから、何とも公平に言えないな」と言ったら、また「やはり何といってもケモセラピーでしょう。それでバッバッとやっちゃったほうがいいんじゃない?」と賛同を求めるわけです。私は”Don't say anymore. I'm not pushing you anyway. You decide. You cure yourself.”と言ったら、「ビンゴ。あなたはこれだけ言ってもひっかからない。すごいね」。

船瀬 要するに、全部医療マフィアからのスパイなんだ。

ケン そういうのを送ってきます。最近あったのは、20年前につくった会社のサイトがあるんですが、「あのサイトはちょっとよすぎる」と電話がかかってきたんです。「そんなこと言ったって、20年前につくったんだけど」と言っても「変えなきゃいけない」と言うんです。
 来るかなと思っていたら、やっぱりしばらくしてから調査員が来た。ベッドを見て、「ああ、治療しているんだ」と言うから「ノー。治療じゃないよ。これはコミュニケーションして、早く自分が治るようなことをティーチングしているんだ。だから私はクオリティティーチャー(質の良い教師)だよ」と言ったら、写真を撮って「サンキュードクター・ケン。考えさせてください」と言うわけです。以後、連絡はないです。

増川 ティーチングとはうまいですね。ベッドは治療じゃなくてコミュニケーションのためって、おもしろいですね。

船瀬 先生、あと車に爆発物を仕掛けられて、ドッカンがあったでしょう。

ケン あれはもう死ぬ寸前……。

船瀬 それだけ先生は実力と名前があるから、「ケンはつぶせ!」というのがあるんだね。ドッカンはレンタカーでやられたでしょう。

ケン 随分昔だけど、ロサンジェルスのラジオ番組に出たんです。私が答えるということで、ある男性の相談を受けた。声を聞いて、「あなたは腎臓が調子悪い。プロステートキャンサー(前立腺がん)を治すには、腎臓のバランスをとらなきゃダメだよ」と言ったんです。そうしたらその男性が「オーマイゴッド、ドクター・ケン、実は私には大きな石が腎臓にある」と言っちゃったんです。そうしたらそれからワーッと電話が鳴り出して、7台の電話がパンクしそうになった。司会の女性が困っていましたが、何とか終わって、私は帰ろうと思って借りていたレンタカーのところに行ったんです。ドアをあけようとして、書類を忘れてきたことに気づいて、あけないで戻ってスタジオに入ろうとしたら、車がバーンと爆発した。
 まさか命を狙われるなんて思ってもいなかったので、「ワーッ、車が爆発しちゃった。どうしよう」と言ったら、彼らが「オー…マイ…ゴッド」。それで何人かにとめられて、2~3日そこにいて、こっそり出たんです。夏の気温の高い所なので自然発火か、または意図的か、わかりませんが……。

増川 2~3日もいたんですか。でも、危機一髪で、映画よりすごいですね。事実は小説より奇なり。

ケン あの辺から10年ぐらい、特にがんを治す医師は何人も殺されたんです。

船瀬 アメリカという国は、恐ろしいク二だね。つまりは、巨大マフィアが支配して、逆らう者は始末する……。

増川 多分、ずっとフォーカスされているんでしょうね。よく無事ですね。

ケン それから私は一切出ないから。幸いクリニックが地下だから大丈夫。

増川 そのころ、医薬品会社とか医師業界の邪魔になるものはどんどん消せみたいな指令が出たんでしょうね。

ケン そのころにテレビとかラジオに出ていた有名な先生方は危険な目にあっていたと思います。

増川 自然療法で植物を使って免疫療法をしていたハワイやカルフォルニアの先生方も随分殺されました。

ケン 牢屋に入って20年も出られないとか。

増川 自然の薬草のみで抗がん剤をつくった人も殺されました。

船瀬 どこが自由と民主主義の国だ!? と言いたくなる。

ケン そういうのを知っているから、船瀬先生の本を読んだときに「オーマイゴッド」。

船瀬 僕は、まだ、ちゃんと生きています(笑)。アメリカで『抗ガン剤で殺される』(花伝社)を翻訳して出したら「1週間以内に殺されます!」と会って最初にケン先生に忠告された。

増川 そういえばメキシコのほうでおばあちゃんがつくっていた高山植物からの抗がん剤とか、難病を治療するためアメリカの医師でリトリートや食事療法と薬草治療のヒーリングセンターを始めた医者なども急に消えてしまいました。

ケン うちの近所のインディアンの有名なおばちゃんがつくった処方でがんが治るんですよ。そうしたら捕まえられて、すぐ殺されて、処方箋は全部取られた。

増川 メキシコでもカナダやアメリカのすぐれた医師たちが何人も殺されたようです。

船瀬 アメリカ国内の弾圧を逃れてメキシコにみんな逃げたと言われていますね。

増川 逃げてきて、メキシコで自然薬をつくっていたら殺されたし、ペルーでつくっている人も殺されました。けっこう追っていますね。自分たちはアマゾンでとった薬でどんどん特許を取っているくせに、ペルーのインディアンと一緒に組んでガンの特効薬をつくった人たちも消されました。

船瀬 「メキシコに逃げたらいい」と言われていたんだけどね……。ヒットマンが執拗に追ってくる。まるでマフィア映画だ。

増川 いや、薬効成分のある特殊な薬草や果物がとれる地域にはたくさんの調査部隊が張り込んでいるそうです。

 ・・・<抜粋終了>・・・


 ジョセフ・ティテル氏の2016年の予言に、ケン・コバヤシ氏に関連して、とても気になる箇所があります。

 「ホリスティック医療を実践している医療関係者の殺人が相次ぐ。これは、この種の治療が癌に有効であり、これを好まないエリートが実行する殺人である。(※おそらく医療産業に利害に反するからだろう)」

 ケン・コバヤシ氏はこれまで散々命を狙われてきたわけですが、今年はさらに危険かもしれません。今年から日本でも活動するとのことですが、しばらくアメリカを離れた方が無難かもしれません。


(2016年2月28日)

<転載終了>