へネラルうみもとさんのサイトより
http://generalumimoto.blog108.fc2.com/blog-entry-1820.html
<転載開始>
古いグリッドの弊害は多岐に渡る。
急速に陳腐化する光景を目の前にしても、昨日までそうだったのだから明日もそうなるはず、と、信じて疑わない人。
典型的なのが原発関係者。
信じるというよりはすがりつく思いで生きていることに気づかない。

そんな世の中の数ある弊害の中で最も深刻なのは「人が育たない」こと。

人が育たなければ後継者はもちろん、現状維持要員もいなくなる。
トップがいくら号令を掛けても現場はシラーっと諦めムード。

大企業病とは違うが、よく似た症状。
それもこれも、無から有を生む発想を欠いたマニュアルコンサルタントの言いなりだからか?


物事の仕組みはすでにある土台の上に組み立てるのではなく、何も無いところから組み立てる連続である。
その作用力点となるグリッドを見いだすか、作り出せる人は「育つ人」。

この場合の育てるが今時の教育だと思っている人に救いは無い。
人間が人間に教えられるモノなどさしたる意味は無い。
なぜなら自然循環を次元横断的に理解したとしても、それを言語に置き換える記号は存在しない。

強いて言えば、古代日本語。
全次元を横断的に表現可能である。
だが、今は誰もが読める訳ではなく、特異な才能による翻訳が必要である。

言語(二次元)を駆使してイメージ(四次元)を表現してみせる技術に長けた人は、彼独自のグリッドを見いだすことに成功した人。
これは絵でも造形物でも同じ、マシンや建築も同じである。
三次元の構造物は四次元から降ろしてカタチづくる(あるいは自然エネルギー)で自動的な生成を促す。

人間も同じである。
三次元で人が育つには四次元の作用を降ろさないと不可能。

三次元限定教育は百害あって一利なしである。
典型的な例がカルト。
信者はどんどん劣化する。
だから扱いやすいが、無から有を生む(独自のグリッドを見いだす能力)は驚くほど退化する。

一見勢力のある大手企業(社長が有能でグイグイ引っ張るタイプ)ほど、下が育たないのは、優秀な人材が集まらないのではなく、人材が根腐れをおこすからである。

いくら超有能な社長(遠心力)でも、彼は実質ひとりひとり(求心力)に興味が無い。
オレの言う通りに動け、余計なことはするな。
それが部所部所の指令系統に伝播すれば、末端はシラーっとする。

香辛料でないSBの客扱いを見ると、組織としての脆弱性を感じる。
現場の不手際かどうか知らないが、契約通りにならない。
文句を言うとその分タダにすると・・・。w
そういう問題ではなかろうに。
これでは、いくら斬新なCMを打っても顧客は離れるばかりであろう。

日本の場合、通信に限らず、大企業型組織の縛りは明らかに旧態勢力に忠誠を誓ってナンボ。
裏社会ゴロツキ同盟。
誰にも教えていない新しい携帯メール宛に毎日山ほどサラ金や出会い系や不動産系の勧誘メールが届く。

事業拡張拡張で株価を釣り上げる成長力競争は結構だが、もっと足下を見た方がよい。
当ブログ管理者に言わせれば時代遅れのビジネスモデル?

そんな気詰まりな世界で業績を伸ばし続けるには一定範囲で税金(利権)に預からなければ不可能。
ゼネコンも商社も戦争産業も薬害産業も然り。
皮肉なことに超一流大学出のエリートが入社するのだろうが、自動的にこのような組織の人材は「育たない」のである。
カネに罪は無いが使い方を誤れば自分の首を絞める。
20世紀型暴力資本主義が機能した時代ならまだしも、これからは絶望的。
これも自然の巡りである。

偽総理を奉る東朝鮮独裁国家は、これを国を挙げてやってきた。
かれこれ70年、そしたらどうなった?
「止めどない少子化」である。

可能性の閉塞した地域に未来(子ども)はやって来ない。
生息条件の揃わない毒物だらけの土壌にはぺんぺん草も生えないのと同じ。

旧態の慣習、常識なんてものを後生大事に抱えた結末が限界集落。
家系断絶の果てに地域の消滅。
ある意味、人間から野生動物のテリトリーに大政奉還。
これも自然の巡りである。

それでも、考えの軸を変えられない人は「育たなかった」人である。
辛辣だが事実なのでそう言うしかない。



<転載終了>