世相を斬る あいば達也さんのサイトより
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/1cd10b7a44779476e309276393906c36
<転載開始>
●NEWS23視聴率激減か? 鎮火後到着した消防車、TBSの声明
正体不明と言っても構わないような「放送法遵守を求める視聴者の会」なる団体が、読売新聞と産経新聞に全面広告を載せたのはいつだったろうか?探すのに苦労した(笑)。昨年の11月14日、15日に産経、読売に全面意見広告を出した。この右巻き跳ねあがり連中の所業には、それ程の興味はない。どう転んでも、日本会議系の連中から資金が出ていることは想定の範囲だ。ただ、それこそ、言論の自由なのだから、彼らが、自分たちの考えを披露するのも勝手だ。ただ、全面広告を使ってまで、個人攻撃をする態度は、節操を欠いているだろう。
先ほど、この団体のリニューアルされたサイトを覗いてみたが、ネトウヨのサポーター募集(ボランティア)に力点が置かれているのがよく理解出来た。スポンサーに抗議の電話ボランティア募集には、目が点。まあ、それも個々人の自由なので、特に異論はない。以下にTBSテレビの2016年4月6日の「放送法遵守を求める視聴者の会」への反論声明と、当時、日刊ゲンダイがこの団体の意見広告に対しての記事があったので、続けて載せておく。この団体が、TBSのスポンサーに対しての圧力を強化すると4月1日に会見で述べた事への声明のようだが、昨年、11月の時点で、強く抗議することがなかったのだから、今さらだろう。
≪ 弊社スポンサーへの圧力を公言した団体の声明について
2016年4月6日株式会社TBSテレビ
弊社は、少数派を含めた多様な意見を紹介し、権力に行き過ぎがないかをチェックするという報道機関の使命を認識し、自律的に公平・公正な番組作りを行っております。放送法に違反しているとはまったく考えておりません。
今般、「放送法遵守を求める視聴者の会」が見解の相違を理由に弊社番組のスポンサーに圧力をかけるなどと公言していることは、表現の自由、ひいては民主主義に対する重大な挑戦であり、看過できない行為であると言わざるを得ません。
弊社は、今後も放送法を尊重し、国民の知る権利に応えるとともに、愛される番組作りに、一層努力を傾けて参ります。≫(TBSテレビ)
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/1cd10b7a44779476e309276393906c36
<転載開始>
●NEWS23視聴率激減か? 鎮火後到着した消防車、TBSの声明
正体不明と言っても構わないような「放送法遵守を求める視聴者の会」なる団体が、読売新聞と産経新聞に全面広告を載せたのはいつだったろうか?探すのに苦労した(笑)。昨年の11月14日、15日に産経、読売に全面意見広告を出した。この右巻き跳ねあがり連中の所業には、それ程の興味はない。どう転んでも、日本会議系の連中から資金が出ていることは想定の範囲だ。ただ、それこそ、言論の自由なのだから、彼らが、自分たちの考えを披露するのも勝手だ。ただ、全面広告を使ってまで、個人攻撃をする態度は、節操を欠いているだろう。
先ほど、この団体のリニューアルされたサイトを覗いてみたが、ネトウヨのサポーター募集(ボランティア)に力点が置かれているのがよく理解出来た。スポンサーに抗議の電話ボランティア募集には、目が点。まあ、それも個々人の自由なので、特に異論はない。以下にTBSテレビの2016年4月6日の「放送法遵守を求める視聴者の会」への反論声明と、当時、日刊ゲンダイがこの団体の意見広告に対しての記事があったので、続けて載せておく。この団体が、TBSのスポンサーに対しての圧力を強化すると4月1日に会見で述べた事への声明のようだが、昨年、11月の時点で、強く抗議することがなかったのだから、今さらだろう。
≪ 弊社スポンサーへの圧力を公言した団体の声明について
2016年4月6日株式会社TBSテレビ
弊社は、少数派を含めた多様な意見を紹介し、権力に行き過ぎがないかをチェックするという報道機関の使命を認識し、自律的に公平・公正な番組作りを行っております。放送法に違反しているとはまったく考えておりません。
今般、「放送法遵守を求める視聴者の会」が見解の相違を理由に弊社番組のスポンサーに圧力をかけるなどと公言していることは、表現の自由、ひいては民主主義に対する重大な挑戦であり、看過できない行為であると言わざるを得ません。
弊社は、今後も放送法を尊重し、国民の知る権利に応えるとともに、愛される番組作りに、一層努力を傾けて参ります。≫(TBSテレビ)
≪ 「NEWS23」岸井氏を名指し攻撃…異様な“意見広告”の真の狙い
今月14日付の産経新聞と15日付の読売新聞に掲載された全面意見広告が大きな話題になっている。「私達は、違法な報道を見逃しません」とデカデカ見出しの意見広告は、TBSの報道番組「NEWS23」のメーンキャスター・岸井成格氏を名指しで批判、問題視する中身だったからだ。
全国紙の紙面を買い取って広告を出したのは「放送法遵守を求める視聴者の会」。呼びかけ人には作曲家のすぎやまこういち氏、上智大名誉教授の渡部昇一氏ら“安倍応援団”の面々が並んでいた。
彼らが問題にしているのは岸井氏が安保法案成立直前の9月16日放送で「メディアとして(安保法案の)廃案に向けて声をずっと上げ続けるべきだ」と発言したこと。コメンテーターならともかく、番組メーンキャスターである岸井氏がこう言うのは「政治的に公平であることなどを定める放送法に反する」と主張しているのである。 岸井氏といえば、毎日新聞の特別編集委員。読売も産経も、よくもまあ、ライバル紙の個人攻撃広告を載せたものだが、驚くのは早い。自民党の礒崎陽輔前内閣補佐官は早速、「極めて冷静で妥当な意見です」とツイート。与党との二人三脚ぶりをうかがわせた。安倍政権との“連携プレー”のにおいがプンプンだ。
「安倍政権や、そのお仲間は全局を“安倍サマのテレビ”にしたいのでしょう。安保法案は国民の8割が、なぜ成立を急ぐのかと反対していた。岸井氏の発言は国民の声の代弁です。それなのに、政府に逆らうものはみなダメだと言わんばかり。それもひとりに対して、全面広告を使って、集団で吠えて弾圧しようとしているのは極めて異常なことです。こんな広告を出されて、何も言わなければ、テレビが死んでしまいますよ」(評論家・佐高信氏)
安倍応援団の偏向キャスターは山ほどいるのに、まったくフザケた話である。このタイミングで、こんな意見広告が出てきたのは恐らく、放送倫理・番組向上機構(BPO)の存在があるのだろう。今月6日、BPOの番組検証委員会は自民党がNHKやテレ朝に事情聴取を行ったことを問題視、異例の政権批判を展開した。そうしたら、安倍首相が国会答弁で「(介入は)至極当然だ。まったく問題ない」と切れまくった。自民党内には「BPOを潰せ」という意見がある。 TBSは擁護派である。そうしたさなかでの意見広告は、TBSへの“牽制”にも見える。TBSは当然、大反論しなけりゃおかしいのだが、本紙の取材にこう言った。 「番組にはさまざまな意見がさまざまな形で寄せられており、意見広告もその中のひとつと考えております」(広報部) まるで“他人事”なのである。
TBS局内には「岸井更迭論」もあると聞いた。後任にはライバル紙の編集委員の名も浮上している。
一方、「視聴者の会」の事務局長で文芸評論家の小川榮太郎氏はこう言った。「出稿のお金は基本的に有志の方の寄付です。(掲載紙が産経、読売になったのは)保守系という縁故関係からです。今後、発表紙が広がる可能性はあります。(また、放送法に反するようなことがあれば)何かしらのアクションはすると思います」
安倍首相たちの言論圧力に屈すれば、テレビが“死ぬ日”は遠くない。 ≫(日刊ゲンダイ2015.11.26)
まあ、こう云う流れから、ゲシュタポ姉ちゃん高市早苗の発言「電波停止もある」に繋がるのだが、 ≪「安倍政権や、そのお仲間は全局を“安倍サマのテレビ”にしたいのでしょう。安保法案は国民の8割が、なぜ成立を急ぐのかと反対していた。岸井氏の発言は国民の声の代弁です。それなのに、政府に逆らうものはみなダメだと言わんばかり。それもひとりに対して、全面広告を使って、集団で吠えて弾圧しようとしているのは極めて異常なことです。こんな広告を出されて、何も言わなければ、テレビが死んでしまいますよ」(評論家・佐高信氏)≫と言うように、TBSテレビが何も言わないで、岸井を降板させ、保守的朝日の星浩を引っ張り出したのだから、安倍官邸の軍門に屈し、全面降伏したものと理解していた。
ところが、5カ月近く経って、TBSテレビは「放送法遵守を求める視聴者の会」への反論を掲載した。この正体も定かではない団体に対して、意見広告通りの対応を無言でしたのに、敢えて、反論を載せたことの方が、異様に見えてくる。ヘイトスピーチに近似した、当該の意見広告に、恭順の意志を示しているTBSテレビは、なぜ、反論する意味があったのだろうか?ここが、大変疑問だ。無論、筆者はNEWS23を見ることはなくなったが、そういう視聴者が増えて、のっぴきならなくなって、星浩は権力に屈服しないNEWS23を作っていると言わんばかりに思えてくる。これの検証にも、日刊ゲンダイの記事を引用しておこう。
≪ リニューアル「NEWS23」 星浩キャスターに識者の評価は?
4月改編で各局が大幅にリニューアルを図る夜の報道番組の中で先陣を切ったTBS系「NEWS23」。ここ数年、ライバルのテレビ朝日系「報道ステーショ ン」が視聴率10%台で堅調に推移する中、5%に満たず苦戦を強いられてきたが、注目の初回(3月28日)は5・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)。
だが、初回から“独自スクープ”とぶち上げたものの「知る人は少ないであろうフィリピンで起きた2つの殺人事件の行方」を報じる内容に興味を覚える視聴者は少なかったようで、29日、30日、31日は4.3~4.7%と早くも下落傾向に。4月1日の金曜日は5.9%と持ち直して初週の幕を閉じたが、 TBSが誇る看板報道番組の“新装開店”にしては、ご祝儀視聴の少ないトホホな船出となった。
新体制の目玉は安倍政権による圧力降板説が囁かれたアンカー岸井成格氏(71)の後任、元朝日新聞社・特別編集委員の星浩キャスター(60)。しかし、 「署名記事を読んで察するに彼は朝日の中でもコンサバティブな考えの持ち主。初回冒頭に強大な政治権力を監視してチェックすると宣言していたが、その姿勢を感じる場面はほぼ見当たらず。当たり障りのないスタートもこんなもんだろうなというのが正直な感想です」(ジャーナリストの小田桐誠氏)。
その日一番のニュースを厳選し、星氏が直筆でひと言を添えて解説する新企画「考えるキッカケ」もスタート。しかし、安保関連法案施行日となった29日の放送では、テロとあからさまには戦争できない日本は世界の「庶務課長」になれというビミョーな提言……。 「星さんは論調、見た目、雰囲気ともに小物感が漂う。報ステのコメンテーターとして出演していたのだから、テレビに対する免疫があるはずなのにカメラワークが分からず、終始目線がウロウロ。そんな素人らしさが新鮮と受け入れられるキャラではないだけに見苦しいです」と、コラムニストの桧山珠美氏は手厳しい。
宣伝不足もたたった。新番組=4月スタートというイメージが強い中で、新聞や電車の中吊り広告を出したぐらいでは今どきの視聴者の気を引くのは難しい。 「くしくも、リニューアル直前にキャスターに就任予定だった小林悠アナが逃げていってしまった番組。そもそも顧客が少ないのだから、TBSはそれを逆手にとって宣伝するぐらい攻めてもよかったのでは」(桧山氏=前出)。
そんな辛辣な意見が飛び交う中で株を上げたのは、スポーツ担当の宇内梨沙アナ(24)だ。元ミス慶応の入社2年目の期待の新人だが、「入社前からBSやラジオ番組に出演し場数を踏んできただけに安定感がある。スポーツコーナーの尺がやたら長いのも納得です」(桧山氏)。ネットでは早くも“おっぱいちゃん”のあだ名がつくほどたわわな推定Eカップを強調した衣装は、制作陣のスケベな思惑が透けて見えるのだった。
今月24日には北海道5区と京都3区のダブル補選が行われる。「一強多弱で繰り広げられる選挙をどう報じるのか。夏の参院選に向けて注意深く見てみたいところ」(小田桐氏=前出)。
星氏率いる新「23」の真価が問われるのはこれからだが、初めの1週間は“赤点”デビューか。 ≫(日刊ゲンダイ)
つまり、船出からコケているということだ。ニュートラルからリベラル層が逃げ出すニュース番組なんてものに、存在理由はない。小田切と云う人が「一強多弱で繰り広げられる選挙をどう報じるのか。夏の参院選に向けて注意深く見てみたいところ」とコメントしているが、京都補選は自民党は欠席だし、北海道5区補選は、安倍弱状態なのだから、どう伝えるかも糞もなさそうだ。筆者としてみれば、したり顔で、小沢一郎潰しに奔走した、朝日新聞の星浩の印象と、安倍と寿司を一緒に食べる以外、何もない奴だ。TBSが半ちょろけな言い訳しても、チャンネルを合わせることはない。
<転載終了>
今月14日付の産経新聞と15日付の読売新聞に掲載された全面意見広告が大きな話題になっている。「私達は、違法な報道を見逃しません」とデカデカ見出しの意見広告は、TBSの報道番組「NEWS23」のメーンキャスター・岸井成格氏を名指しで批判、問題視する中身だったからだ。
全国紙の紙面を買い取って広告を出したのは「放送法遵守を求める視聴者の会」。呼びかけ人には作曲家のすぎやまこういち氏、上智大名誉教授の渡部昇一氏ら“安倍応援団”の面々が並んでいた。
彼らが問題にしているのは岸井氏が安保法案成立直前の9月16日放送で「メディアとして(安保法案の)廃案に向けて声をずっと上げ続けるべきだ」と発言したこと。コメンテーターならともかく、番組メーンキャスターである岸井氏がこう言うのは「政治的に公平であることなどを定める放送法に反する」と主張しているのである。 岸井氏といえば、毎日新聞の特別編集委員。読売も産経も、よくもまあ、ライバル紙の個人攻撃広告を載せたものだが、驚くのは早い。自民党の礒崎陽輔前内閣補佐官は早速、「極めて冷静で妥当な意見です」とツイート。与党との二人三脚ぶりをうかがわせた。安倍政権との“連携プレー”のにおいがプンプンだ。
「安倍政権や、そのお仲間は全局を“安倍サマのテレビ”にしたいのでしょう。安保法案は国民の8割が、なぜ成立を急ぐのかと反対していた。岸井氏の発言は国民の声の代弁です。それなのに、政府に逆らうものはみなダメだと言わんばかり。それもひとりに対して、全面広告を使って、集団で吠えて弾圧しようとしているのは極めて異常なことです。こんな広告を出されて、何も言わなければ、テレビが死んでしまいますよ」(評論家・佐高信氏)
安倍応援団の偏向キャスターは山ほどいるのに、まったくフザケた話である。このタイミングで、こんな意見広告が出てきたのは恐らく、放送倫理・番組向上機構(BPO)の存在があるのだろう。今月6日、BPOの番組検証委員会は自民党がNHKやテレ朝に事情聴取を行ったことを問題視、異例の政権批判を展開した。そうしたら、安倍首相が国会答弁で「(介入は)至極当然だ。まったく問題ない」と切れまくった。自民党内には「BPOを潰せ」という意見がある。 TBSは擁護派である。そうしたさなかでの意見広告は、TBSへの“牽制”にも見える。TBSは当然、大反論しなけりゃおかしいのだが、本紙の取材にこう言った。 「番組にはさまざまな意見がさまざまな形で寄せられており、意見広告もその中のひとつと考えております」(広報部) まるで“他人事”なのである。
TBS局内には「岸井更迭論」もあると聞いた。後任にはライバル紙の編集委員の名も浮上している。
一方、「視聴者の会」の事務局長で文芸評論家の小川榮太郎氏はこう言った。「出稿のお金は基本的に有志の方の寄付です。(掲載紙が産経、読売になったのは)保守系という縁故関係からです。今後、発表紙が広がる可能性はあります。(また、放送法に反するようなことがあれば)何かしらのアクションはすると思います」
安倍首相たちの言論圧力に屈すれば、テレビが“死ぬ日”は遠くない。 ≫(日刊ゲンダイ2015.11.26)
まあ、こう云う流れから、ゲシュタポ姉ちゃん高市早苗の発言「電波停止もある」に繋がるのだが、 ≪「安倍政権や、そのお仲間は全局を“安倍サマのテレビ”にしたいのでしょう。安保法案は国民の8割が、なぜ成立を急ぐのかと反対していた。岸井氏の発言は国民の声の代弁です。それなのに、政府に逆らうものはみなダメだと言わんばかり。それもひとりに対して、全面広告を使って、集団で吠えて弾圧しようとしているのは極めて異常なことです。こんな広告を出されて、何も言わなければ、テレビが死んでしまいますよ」(評論家・佐高信氏)≫と言うように、TBSテレビが何も言わないで、岸井を降板させ、保守的朝日の星浩を引っ張り出したのだから、安倍官邸の軍門に屈し、全面降伏したものと理解していた。
ところが、5カ月近く経って、TBSテレビは「放送法遵守を求める視聴者の会」への反論を掲載した。この正体も定かではない団体に対して、意見広告通りの対応を無言でしたのに、敢えて、反論を載せたことの方が、異様に見えてくる。ヘイトスピーチに近似した、当該の意見広告に、恭順の意志を示しているTBSテレビは、なぜ、反論する意味があったのだろうか?ここが、大変疑問だ。無論、筆者はNEWS23を見ることはなくなったが、そういう視聴者が増えて、のっぴきならなくなって、星浩は権力に屈服しないNEWS23を作っていると言わんばかりに思えてくる。これの検証にも、日刊ゲンダイの記事を引用しておこう。
≪ リニューアル「NEWS23」 星浩キャスターに識者の評価は?
4月改編で各局が大幅にリニューアルを図る夜の報道番組の中で先陣を切ったTBS系「NEWS23」。ここ数年、ライバルのテレビ朝日系「報道ステーショ ン」が視聴率10%台で堅調に推移する中、5%に満たず苦戦を強いられてきたが、注目の初回(3月28日)は5・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)。
だが、初回から“独自スクープ”とぶち上げたものの「知る人は少ないであろうフィリピンで起きた2つの殺人事件の行方」を報じる内容に興味を覚える視聴者は少なかったようで、29日、30日、31日は4.3~4.7%と早くも下落傾向に。4月1日の金曜日は5.9%と持ち直して初週の幕を閉じたが、 TBSが誇る看板報道番組の“新装開店”にしては、ご祝儀視聴の少ないトホホな船出となった。
新体制の目玉は安倍政権による圧力降板説が囁かれたアンカー岸井成格氏(71)の後任、元朝日新聞社・特別編集委員の星浩キャスター(60)。しかし、 「署名記事を読んで察するに彼は朝日の中でもコンサバティブな考えの持ち主。初回冒頭に強大な政治権力を監視してチェックすると宣言していたが、その姿勢を感じる場面はほぼ見当たらず。当たり障りのないスタートもこんなもんだろうなというのが正直な感想です」(ジャーナリストの小田桐誠氏)。
その日一番のニュースを厳選し、星氏が直筆でひと言を添えて解説する新企画「考えるキッカケ」もスタート。しかし、安保関連法案施行日となった29日の放送では、テロとあからさまには戦争できない日本は世界の「庶務課長」になれというビミョーな提言……。 「星さんは論調、見た目、雰囲気ともに小物感が漂う。報ステのコメンテーターとして出演していたのだから、テレビに対する免疫があるはずなのにカメラワークが分からず、終始目線がウロウロ。そんな素人らしさが新鮮と受け入れられるキャラではないだけに見苦しいです」と、コラムニストの桧山珠美氏は手厳しい。
宣伝不足もたたった。新番組=4月スタートというイメージが強い中で、新聞や電車の中吊り広告を出したぐらいでは今どきの視聴者の気を引くのは難しい。 「くしくも、リニューアル直前にキャスターに就任予定だった小林悠アナが逃げていってしまった番組。そもそも顧客が少ないのだから、TBSはそれを逆手にとって宣伝するぐらい攻めてもよかったのでは」(桧山氏=前出)。
そんな辛辣な意見が飛び交う中で株を上げたのは、スポーツ担当の宇内梨沙アナ(24)だ。元ミス慶応の入社2年目の期待の新人だが、「入社前からBSやラジオ番組に出演し場数を踏んできただけに安定感がある。スポーツコーナーの尺がやたら長いのも納得です」(桧山氏)。ネットでは早くも“おっぱいちゃん”のあだ名がつくほどたわわな推定Eカップを強調した衣装は、制作陣のスケベな思惑が透けて見えるのだった。
今月24日には北海道5区と京都3区のダブル補選が行われる。「一強多弱で繰り広げられる選挙をどう報じるのか。夏の参院選に向けて注意深く見てみたいところ」(小田桐氏=前出)。
星氏率いる新「23」の真価が問われるのはこれからだが、初めの1週間は“赤点”デビューか。 ≫(日刊ゲンダイ)
つまり、船出からコケているということだ。ニュートラルからリベラル層が逃げ出すニュース番組なんてものに、存在理由はない。小田切と云う人が「一強多弱で繰り広げられる選挙をどう報じるのか。夏の参院選に向けて注意深く見てみたいところ」とコメントしているが、京都補選は自民党は欠席だし、北海道5区補選は、安倍弱状態なのだから、どう伝えるかも糞もなさそうだ。筆者としてみれば、したり顔で、小沢一郎潰しに奔走した、朝日新聞の星浩の印象と、安倍と寿司を一緒に食べる以外、何もない奴だ。TBSが半ちょろけな言い訳しても、チャンネルを合わせることはない。
<転載終了>