すべては気づきさんのサイトより
http://sekaitabi.com/trade.html
<転載開始>

私は、出来る限りでの「現システムの離脱」をこのブログで書いてきました。(下部掲載)

けれど、システムから離れるべく自給自足型生活をしても、それでもお金がないと生きていけません。医療費も、教育費も、お金で払われるわけです。

定期的に私のブログはいろんな内容で批判されるんですよね。批判されて然るべき時に批判があるのは健全な証拠ではあるしそれはかまわないのですが。

そんな批判の中で1つあった批判が・・・

「システム離脱を訴えながら、お金を稼ごうという姿勢は欺瞞」的なもの。

残念ながら、「システム離脱」というのは、完全なお金からの離脱にはなり得ません。

自給自足型生活を極めたとして、病気になったとします。

病院は、作物と医療費を交換してはくれません。

子どもがいるとします。

学校も、作物と授業料を交換してはくれません。

そもそも、作物を作るに必要な農具等はお金で買わないとなりません(誰かから貰うでもない限り)。

「お金」は、どれだけ自分で自給的生活をしようとも、絶対に一定額が必要なのです。

絶対的に必要なものを「悪」扱いする必要はまったくないのです。

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役に立ち、喜んでもらった対価

繰り返しになりますが、自分が提供できるもの(人の役に立つこと)とお金を交換すること、すなわち「稼ぐ」ということは悪でもなんでもなければ、全然悪いことではありません。

対価交換するだけの行為です。対価交換に悪も何もありません。人が生きていくにあたり必要な行為です。

悪いのは、権力を振りかざして、または権力と結託して、不当にそれを強奪する存在。はたまた、詐欺行為などを働き不当な金額を強奪する存在。

すなわち、政府権力や詐欺等を働く悪人が悪なのであって、正当な対価を交換する同士や、正当な対価を交換する行為は、悪でもなんでもありません。人の役に立つ行為は善行です。

悪が敷いた(強いた)システムから少しでも離れることが、私の言っている「システムの離脱」です。お金を稼ぐなと言ってるのではありません。お金は生きていく上で誰もが必要なもの。

「お金を使わないようにする」ではなく、「お金は使う。けれど個人店があるなら大手ではなく個人店で使う」、そういうことです。この現代社会においてそれを完全にするのは難しいですから、可能なできる範囲で。

詐欺行為等は言語道断ですが、「人々に喜ばれること・役に立つこと」であれば、どんどん正当に対価を交換する(=お金を稼ぐ)べき。その分、人々の役に立つことが増えます。

まず、「お金を稼ぐことは悪」という価値観から脱しましょう。

「人の役に立って、人に喜んでもらった対価としてお金を稼ぐことは善行」という価値観にシフトすべきです。

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必要とされてるからこそ、お金という形に変える(稼ぐ)ことができる

お金稼ぎを悪とする言動をする人が絶えないのが不思議です。普通に考えればわかる基本的なことですが、「必要としていないものに人はお金を払わない」んです。

必要としてるからこそ、役に立つからこそ、欲しいからこそ、お金を払うんです。

悪徳行為は許されず言語道断ですが、正当な行為をしてお金を稼げているということは、提供しているものが必要とされているからこそ。

必要とされるものが個人レベルでこの世に出てくるのは、とても良いことなのです。
 

お金を稼ぐことを「悪」とした先に、待っているのはブラック的労働

お金を稼ぐことを「悪」としてしまうからこそ、無償労働(サービス残業、高いスキル経験や長年の学習が求められる仕事のボランティア強制化←通訳ガイドなど)を善とするブラック的労働や、安さだけを求めた質の悪いサービスが横行してしまうのです。

ちゃんと役に立った分は、それ相応の対価をきちんと受け取る。

権利意識を持つ。

権利意識を持ち、きちんと対価を受け取ることが正当という価値観が常識であれば、サービス残業なんてものは存在し得なくなります。

また対価が支払われて然るべき労働に、無償を強制することもなくなります。

自発的な意志と自発的な行動からボランティアするならいいのですが、本来仕事であるべき内容をもってボランティアとして『募集』するのは違うと思います。

国は、オリンピックにあたり、通訳ガイドやITプログラマーなどの高等技術が必要な仕事まで、無償労働化させようとしています。

「使う側」にとっては、無償で何も文句言わず引き受けてくれるなんて願ったり叶ったり。

この件の場合は「対価をきちんと受け取る」という権利意識がポイントですが、この件に限らず、消費税増税やTPPやその他すべて、権利意識を持って抵抗の意を示さないからこそ、政府から好き放題に暴政されるのです。
 

対価の交換をもって、民間パワーで変えていく

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言い換えれば、現政府のような不当にお金を強奪する存在に少しでも抵抗・離脱をし、民間で善行の交換という循環をさせていくべきだと思うんですね。

政治ではなく、民間で社会を変えることさえできるんです。私の言う「システム離脱」は、究極ここに行き着きます。

そのために大事なのは、政府という存在に依存しないこと。自分たちの社会は自分たちで(民間で)変えるという意識を持つこと。

人々に必要とされる大きなトレンドにでもなれば、公は手も足も出ないわけです。

スマホの台頭よって人々のライフスタイルさえも激変し、日本発のアニメ・漫画が世界に広がり世界でブームが起こっていますが、スマホやアニメを作ったのは政府ではありません。民間です。民間が社会を変えたのです。

「もう政府には頼れない」ことを自覚し、自分たちで動く人が次々出てきて、民間で作り上げていくシステムに転換できれば、日本という国は民間パワーによって変わっていくことでしょう。

もちろん、多くの人々が国外脱出するような事態が起こることによって、それまで何も意識していなかった残された人々が危機感を持つようになれば(本気でお尻に火がつくことによって)、日本が変わることができる可能性が高まることだろうと思います。

むしろ、そのくらいの大きな事態、ムーブメントが起こらない限り難しいのかもしれません。

原発4機が吹き飛んでも何も変わらないなら、それ以上のインパクトのある大きなことがないと難しいでしょう。

何がともあれ、「政府依存しない自分たちによる行動」が大きな意味を占めることでしょう。

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<転載終了>