反戦な家づくりさんのサイトより
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1571.html
<転載開始>
アベノミクスに何本の矢があったのか、もう忘れてしまったけれど、一番太いのは黒田バズーカであり、円を刷りまくったということ。

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(Tyunの株式サバイバル日記さんより)

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(週刊エコノミスト より)

こんだけ円を増やして、安くならないわけがない。いくら恥を知らない安倍や黒田でも、さすがに「知りませんでした」とは言うまい。

これを「為替操作」と呼ぶのか、「意図的に円安にした」と言うのか、言い方の違いはあれど、実質的に同じことだ。
2年前には、安倍自身がこう言って 円安の成果を自慢している。

首相、円安のプラス効果を強調
2014/12/5 日経新聞


「民主党政権時代に戻していいのか。円高で根っこから仕事がなくなる」と訴えた。民主党が過度な円安を誘導したとしてアベノミクス批判を強めていることを念頭に、円安のプラス側面を強調した。
(引用以上)

このときは円安に誘導していると批判されても、「誘導なんてしてません」」とは答えていない。
「円安万歳」と自らの成果として自慢しているのだ。
今さらどう言い訳しようと、アベノミクスが円安誘導であったことは、世界の常識である。

さて昨夜、ここにトランプ砲が炸裂した。

「日本は何年も円安誘導」 トランプ氏が批判
2017/2/1 日経新聞


米国の貿易赤字や企業流出の要因は「他国の資金供給(money supply)と通貨切り下げだ」と指弾した。トランプ氏はさらに中国と日本を名指しして「市場で通貨安誘導を繰り広げている」と批判した。

(引用以上)

相手が中国や韓国だったら「内政干渉だ。円安何が悪い。」とふんぞり返るのだろうが、米国様だとそうはいかない。
そんなことしてません と言い訳にならない言い訳に必死だ。
2月10日の首脳会談では、こってり絞られて、異次元緩和終了のゴングを鳴らされるのだろう。

アベノミクスは、異次元緩和でこしらえたマネーで株価をつり上げて、あたかも経済成長しているかのように見せかけている芝居に過ぎないから、異次元緩和を絞ったとたんにその地金がむき出しになる。
国民の所得が減りつづけているところに、見せ金まで無くなったら、一気に経済が縮小する。

「そんなことになったら、フォードもGMも買えなくなっちゃうぞ」と逆に脅しをかけるくらいの政治家が一人でもいればいいのだけれども、安倍政権にそんなタマはいない。

程度や速度がどのくらいになるかは予測不能だが、いずれにしても、トランプのアメリカファーストがアベノミクスを吹き飛ばすのは間違いない。
これまでアベノミクスをさんざん批判してきた我々は、これをどう評価し、どう対処するのか。トランプ憎さのあまり、アベノミクス擁護に回るのか。トランプ砲に便乗して、ここぞとばかりにアベノミクスを葬るのか。あるいは・・・

このところ、トランプ叩きの勢い余って、これまで批判してきたモノを擁護する人が増えてきた。
オバマはすっかり正義の味方だし、(トランプを批判した)ゴールドマンサックスを「知性」と評価するリベラル評論家まで。

さて、アベノミクスはどうなるか。
私たち自身が試される。

<転載終了>