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＜転載開始＞
ホットな話題と言えば、ヒアリ。
何を隠そう、ヒアリはフィリピンルソン島にもいる。
女王アリの標本 by wikipedia
もともとは南北アメリカ、特にアマゾン辺りに生息するアリらしい。
特徴的なのは多雨地帯のため、巣穴が水没しそうになると筏を浮かべて逃走する。
この筏はフィリピンで何度も見ている。
by wikipedia
ヒアリ以外にも同じように水没危機から逃れる種類がいるのかもしれないが・・・。
フィリピンルソン島中部。
何しろアリの天国。
いったい何種類いるのか見当もつかない。
チリ（唐辛子類）の種まき。
これは苗を取るためなので、ある程度土を細かくしてその上に撒く。
さっと土を被せて作業終わり。
１５分ほどその場を離れ戻ってみると、白っぽい小さな物体が隊列をつくって移動している。
まさかと思って近づいて見ると、アリが撒いたばかりの種を運搬中・・・。w
そんな訳でしょっちゅうアリに噛まれる。
ジモチーは露程も気にしない。
もちろん、チクッと痛みが走るが、少し赤くなってすぐに消える。
ただ、痛みが普通じゃない種類が何種類かいる。
いちばん恐怖なのがいちばん小さい赤いアリ。
これはヒアリではない。
噛む時に何か分泌するらしく、初めて噛まれると酷く腫れる人もいる。
以前のNGOの昆虫博士はアリ対策として複数の塗り薬を用意、噛み跡の晴れ具合や色で塗り分けていた。
やはり、体調１ミリほどの赤いアリがいちばん手強いらしい。
ヒアリの働きアリ by wikipedia
当ブログ管理者は徐々に虫さされに慣れていく。
塗りぐすりはもちろん防虫剤もつかわない。
アリ以外にも刺す昆虫は色々いるが、蚊など一部の腫にはタバコの火を近づける。
皮下にいる痒みの元を焼き殺す。
これがいちばん手っ取り早い。
しかし、何度か経験した嚢胞状の小さなイボは随分と長い間尾を引く。
一向に腫は引かず、時々痒みがぶり返す。
どうやら、これがヒアリ（あるいはごく近い種類）らしい。
この腫は無菌嚢胞で、内部に病原体はいないらしいが、皮下組織が腫れたままなかなか元に戻らない。
一度腫れると少なくとも3ヶ月、完全に元通りになるには半年かかる。
ヒアリは非常に毒性が強く、最悪の場合アナフィラキシーショックを引き起こすとのことだが、いつも何かに噛まれていると、イチイチ気にしていられない。
それよりは、家屋に浸入される方が恐ろしい。
何しろ、数で圧倒して来る。
ちょっとしたコンクリートの裂け目から進入路ができ、一度侵入コースが確定すると滅多なことでは諦めない。
まるで時勢が変わって、不都合が次々表出しても、決まった公共事業を止めない官僚組織の如く。
もちろん、エサになるようなものは残さない。
それなのに、翌日はさらに動員数を増してやって来る。
畑でも同じだが、アリを退治する特効薬はない。
木酢液やニーム抽出液も無力。
化学合成殺虫剤も無力だが、こんなモノを使えば周辺が皆殺しになってしまうので使えない。
こんなとき、ジモチーは石鹸水で大量の泡をつくる。
それをアリの行列めがけて絨毯爆撃。
面倒でも隊列の端から端までしっかりと振りかける。
しばらく放置。
もちろん、半数以上は逃げ出している。
翌日もアリの大群は、少しコースを変えてやってくる。
同じように石けん泡で攻撃。
石鹸水なので、そのまま掃除になるので便利である。
アリは群れる。
もし、アリが極めて個人主義で、それぞれが好き勝手に行動するとなると、人類は紀元前に死に絶えていただろうと思う。
あれだけの種類、群れ、大群が一糸乱れず行動してくれるお陰で、一網打尽とはいかないが、甚大な被害を未然に防ぐことは可能。
考えてみればアリ型迷惑社会は、群れで行動するが故に些かマヌケである。
いまどき、大将の号令一過、無数の兵隊が判で押したようなワンパターン攻撃をして戦争に勝てる道理が無い。
神出鬼没の無人攻撃機やゲリラ戦が主流なのは当然。
さらに言えば電磁パルス系やレイザー、レイルガン。
ミサイルなんて時代遅れもいいところ・・・。
それでも、軍国主義の基本構造はアリ型迷惑社会。
勲章をぶら下げた大将をトップに代わり映えのしないピラミッド構造。
我が国の支配構造は、未だにアリ社会。
働きアリは永遠に働きアリ。
女王アリは子どもを産む機械。
だが、アリ社会の再分配は公平。
ジミンムーニーカルトの再配分は超不公平。
その差歴然。
アリ以下確定のお歴々が国の中枢にいるのだが、彼らは分類上シロアリである。
シロアリは見つけ次第潰すしかない。
石鹸水も効かないのである。
なぜなら、彼らはゴキブリの仲間。
屋台骨を喰い散らかし、土台から腐らせるのがお仕事・・・。w
・・・
Mind of the Earth Batangas
【NGO : マインドオブデァース・バタンガス】
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