ひかたま(光の魂たち)さんのサイトより
http://shindenforest.blog.jp/archives/71234984.html
<転載開始>
クマさん。
森にすむ神様の化身。

漢字でクマは「熊」と書きます。
これにもいくつかの意味が込められています。
まず「熊」は、能と下の烈火という部首である四つの点 灬で構成されています。
「能」は、
能(よ)く働く様子、優れた働き手を表す形声文字です。
まず
クマは、
知的で能力の高さを物語り、
有能の能に四つ足がついたもの。
そして
四つの点 灬 は、火の元素を示す部首ですので、
クマの森での役割、
活動的で強い生命力を表す火の元素を備えた能力のある生き物
火の精霊の化身
という意味合いも込められています。
熊の脂はよく燃えることも兼ねているのかもしれません。
火の元素、火の精霊は
http://shindenforest.blog.jp/archives/71234984.html
<転載開始>
クマさん。
森にすむ神様の化身。

漢字でクマは「熊」と書きます。
これにもいくつかの意味が込められています。
まず「熊」は、能と下の烈火という部首である四つの点 灬で構成されています。
「能」は、
能(よ)く働く様子、優れた働き手を表す形声文字です。
まず
クマは、
知的で能力の高さを物語り、
有能の能に四つ足がついたもの。
そして
四つの点 灬 は、火の元素を示す部首ですので、
クマの森での役割、
活動的で強い生命力を表す火の元素を備えた能力のある生き物
火の精霊の化身
という意味合いも込められています。
熊の脂はよく燃えることも兼ねているのかもしれません。
火の元素、火の精霊は
愛する力、
創造力、
活力、
物事を遂行する原動力、
生きる力の喜び、明るさの象徴であり、
さらに、
心の力を目覚めさせ、成長・開花・熟成させる力や
直感を引き出す力にも関係しています。
クマは森の生態系にそんな活力をもたらしてくれる存在の象徴でもあるのでしょう。
クマは森の生態系にそんな活力をもたらしてくれる存在の象徴でもあるのでしょう。
(火の元素に関する詳しい説明は
ひかたま:五大元素:火の元素との交流について
をご参照ください)
ということで
言うまでも無く
クマは
とても素晴らしい生き物です。
でも現在
私たちは
クマの領域にまで無断で立ち入り始めています。
そして、
クマとのトラブルも起きています。
青森県では、
すでに導入している秋田県、岩手県に続いて
今月からクマ出没注意報と警報制度を創設し運用を始めました。
注意報は
クマが好むブナの実が「豊作」か「並作」
人的被害が懸念される
出没件数(1カ月間)が過去5年間の平均の1.5倍以上になった
のいずれかに該当すれば発令されます。
死亡事故が起きたり、
出没件数が過去5年間平均の2倍以上になった場合には
警報が発令されます。
クマ出没状況も常にアップデートされています。
青い印が目撃
緑の印が食害
赤い印が人との接触
を示しています。
青森県
クマとの共存共栄を目指すのであれば
クマのことを知っておく必要があります。

クマによる人身被害を防止するためには、
クマの生活域にむやみに立ち入らないこと
クマと出会わないこと、
クマを引き寄せないこと
が最も重要です。
まずクマの生態をよく知ることです。
本州にいるクマは
ツキノワグマです。
ツキノワグマは、九州ではすでに絶滅してしまいました。
そして
中国・四国地方では
絶滅が危惧されています。
クマは
木登り、穴掘り、水泳がどれも得意です。
急斜面でもなんなく上り下りできて、
走るのも早いです。
100mを7秒台で走るとされ
人間が走って逃げても軽く追いつく能力を持っています。
冬には穴ごもりして、
メスは1月に1~3頭の子を産みます。
生まれてすぐの子熊はとても小さく、
体重は300-400g。
穴こもり中に
体重が10倍にもなります。
冬の穴ごもりは場所に寄りますが、
一般に11月中旬から4月下旬まで。
穴から出てくるのは4月中旬~5月上旬頃。
出産したばかりの親子は一番遅くまで穴にとどまり、
山が新緑に包まれる5月下旬頃に穴から出てきます。
穴から出たクマさんたちは、
花や樹木の若芽などを食べます。
また、
雪崩地にも集まって、
前の年に落ちたブナの実やドングリ、雪崩にやられたシカやカモシカの死骸などを食べることもあります。
実や新芽を食べる時に
クマは両手で枝を手繰り寄せて食べ、
食べ終わった枝を自分のおしりに敷くことがあります。
こうして
貯めた枝の敷物は
クマ棚と呼びますが、
そこに座ったり、寝たりすることもあります。
クマとばったり会った時には
クマを追いつめずに、逃げる退路を確保してあげること。
パニックにならないこと。
走って逃げるとクマは興奮して追いかけてくる可能性があるので、
落ち着いてゆっくりと距離をとること。
食べ物ではないものを地面においてクマの気をそらすこと。
特に子グマには絶対に近づかないこと(最も危険)。
万が一
クマに襲われた場合、
ほとんどのクマは人を殺すつもりはなく
威嚇のための攻撃なので
最初の一撃だけで立ち去る例がとても多いようです。
リュックなどでうまく回避することも考えることが大切かもしれません。

これは
観光客が多い畳平のお花畑に
クマさん親子がお花を食べに来た時のもの。
こんな観光地にもやってくることがあります。
私はクマさんが大好きです。
北海道では、よくヒグマを観察しに山へ入りました。
いまは本州の山々で運よくクマを見ることがあります。
次の写真は
南アルプスで
クマの親子が遊んでいる場所で
お母さんグマが木の皮をむいたところです。
この時には
赤ちゃんグマしか見えませんでしたが、
必ず近くにお母さんグマがいるはずです。
ちなみに
子連れの母グマが最も危険です。

すごい力です。

軽い一撃で
堅い木の皮がむけています。
爪の跡もくっきり。

日本人もアイヌ人も
古くから
クマをとても神聖な動物として尊重してきました。
でも、
「駆除」という名目で
九州では全滅させてしまい、
西日本でも個体数は激減しています。
以前からクマの保護について書くと
たくさんの批判が来ますが、
それでも
私はクマを擁護する立場は変えることはありません。
自然との共栄共存には、
クマを尊重することは必須だと思います。
時間を作れたら
今年は北海道にヒグマに会いに行ってきたいと思います。
こちらも
ひかたま:シアトルの言葉:北海道で巨大ヒグマ射殺
ひかたま:クマとの共生
ひかたま:兵庫県でクマ猟開始
ひかたま:フロリダでクマの大量虐殺開始
ひかたま:フロリダの熊狩り中止!
ひかたま:米国のクーガーとクマの新たな射殺計画
ひかたま:神父さまは熊
ひかたま:クマさんのGPS
ひかたま:無関心と射殺:NJのクマ大量射殺
ひかたま:助けたクマからの抱擁
ひかたま:紅葉の葉の裏表:クマ牧場からの生還
ひかたま:SOS:アルメニアのクマとライオンたち
<転載終了>
ひかたま:五大元素:火の元素との交流について
をご参照ください)
ということで
言うまでも無く
クマは
とても素晴らしい生き物です。
でも現在
私たちは
クマの領域にまで無断で立ち入り始めています。
そして、
クマとのトラブルも起きています。
青森県では、
すでに導入している秋田県、岩手県に続いて
今月からクマ出没注意報と警報制度を創設し運用を始めました。
注意報は
クマが好むブナの実が「豊作」か「並作」
人的被害が懸念される
出没件数(1カ月間)が過去5年間の平均の1.5倍以上になった
のいずれかに該当すれば発令されます。
死亡事故が起きたり、
出没件数が過去5年間平均の2倍以上になった場合には
警報が発令されます。
クマ出没状況も常にアップデートされています。
青い印が目撃
緑の印が食害
赤い印が人との接触
を示しています。

クマとの共存共栄を目指すのであれば
クマのことを知っておく必要があります。

クマによる人身被害を防止するためには、



が最も重要です。
まずクマの生態をよく知ることです。
本州にいるクマは
ツキノワグマです。
ツキノワグマは、九州ではすでに絶滅してしまいました。
そして
中国・四国地方では
絶滅が危惧されています。
クマは
木登り、穴掘り、水泳がどれも得意です。
急斜面でもなんなく上り下りできて、
走るのも早いです。
100mを7秒台で走るとされ
人間が走って逃げても軽く追いつく能力を持っています。
冬には穴ごもりして、
メスは1月に1~3頭の子を産みます。
生まれてすぐの子熊はとても小さく、
体重は300-400g。
穴こもり中に
体重が10倍にもなります。
冬の穴ごもりは場所に寄りますが、
一般に11月中旬から4月下旬まで。
穴から出てくるのは4月中旬~5月上旬頃。
出産したばかりの親子は一番遅くまで穴にとどまり、
山が新緑に包まれる5月下旬頃に穴から出てきます。
穴から出たクマさんたちは、
花や樹木の若芽などを食べます。
また、
雪崩地にも集まって、
前の年に落ちたブナの実やドングリ、雪崩にやられたシカやカモシカの死骸などを食べることもあります。
実や新芽を食べる時に
クマは両手で枝を手繰り寄せて食べ、
食べ終わった枝を自分のおしりに敷くことがあります。
こうして
貯めた枝の敷物は
クマ棚と呼びますが、
そこに座ったり、寝たりすることもあります。
体長は1.2m~1.5m、体重は、オスで約80~130kg、メスで50~80kgです。
性格は、優しく穏やかで、好奇心は強い方です。
頭がとてもよく学習能力も高いです。
筋力が発達していて、力は強く
鋭く固い爪は前足に各5本あります。
クマとの遭遇でも、人身被害の多くは、
この強力な爪による裂傷です。
基本的には
クマは好戦的ではないので
人を見つけると逃げます。
しかも
人がクマを見つけるよりも
クマが人を見つける方が早い。
クマが人の住む場所周辺にまで近づいてくる時の傾向として
曇りや雨の日の早朝が多いようです。
クマは夜に人里近くまで下りてきて食べ物を探しますが、
天気のいい日には明るくなりはじめる夜明け前には山奥へと戻っていきます。
でも、
曇りや雨の日には朝になっても薄暗いために、
人が活動しはじめる時間帯まで
食べ物を探してしまうためだと推測されています。
人里までクマが下りてくる場合、
若いクマが多くなります。
力のある年齢を重ねたクマは、食べ物が豊富な山奥のいい場所をよく知っていて
縄張りを作ります。
若いクマは、大きなクマの縄張りを避けて食べ物を探すために、
人の生活圏近くまで下りてしまうことがあるのです。
クマが人里近くまで出てくる時には、
川伝いに下りてくる傾向があります。
川岸には、たくさんの草が茂り、安全に大きな体を隠しながら移動でき、
しかも
木の実なども川岸には豊富に存在するからです。
クマは身を隠しながら移動する習性があります。
川の近くでは、
クマも人も、
川の音に気配がかき消されるために
遭遇直前までお互いを認識できないこともあります。
一人で行動しない。
夜明け前の時間に気をつけること。
雨や曇りの日に気をつけること。
川伝いに歩く時には気をつけること。
クマの出没警報が出されている場所には、絶対に立ち入らないこと。
特に人身事故が起きた地域の山には立ち入らない。
森のドングリなどが不作の年の秋は気をつけること。
森のドングリが大豊作だった翌年の春から初夏は出産が増えるために
親子クマとの遭遇に特に気をつける。
山奥での山菜取りを避けること。
夕暮れや明け方はクマが活発な時間なので注意する。
クマの足跡や糞などを見つけた場合は、その先には進まず引き返す。
生ゴミや残飯を絶対に捨てないこと。
小動物たちが来ても絶対に餌を与えないこと。
クマよけ鈴やクマスプレーを携行すると冷静に対応できるかも。
さらに、性格は、優しく穏やかで、好奇心は強い方です。
頭がとてもよく学習能力も高いです。
筋力が発達していて、力は強く
鋭く固い爪は前足に各5本あります。
クマとの遭遇でも、人身被害の多くは、
この強力な爪による裂傷です。
基本的には
クマは好戦的ではないので
人を見つけると逃げます。
しかも
人がクマを見つけるよりも
クマが人を見つける方が早い。
クマが人の住む場所周辺にまで近づいてくる時の傾向として
曇りや雨の日の早朝が多いようです。
クマは夜に人里近くまで下りてきて食べ物を探しますが、
天気のいい日には明るくなりはじめる夜明け前には山奥へと戻っていきます。
でも、
曇りや雨の日には朝になっても薄暗いために、
人が活動しはじめる時間帯まで
食べ物を探してしまうためだと推測されています。
人里までクマが下りてくる場合、
若いクマが多くなります。
力のある年齢を重ねたクマは、食べ物が豊富な山奥のいい場所をよく知っていて
縄張りを作ります。
若いクマは、大きなクマの縄張りを避けて食べ物を探すために、
人の生活圏近くまで下りてしまうことがあるのです。
クマが人里近くまで出てくる時には、
川伝いに下りてくる傾向があります。
川岸には、たくさんの草が茂り、安全に大きな体を隠しながら移動でき、
しかも
木の実なども川岸には豊富に存在するからです。
クマは身を隠しながら移動する習性があります。
川の近くでは、
クマも人も、
川の音に気配がかき消されるために
遭遇直前までお互いを認識できないこともあります。








親子クマとの遭遇に特に気をつける。






クマとばったり会った時には



落ち着いてゆっくりと距離をとること。


万が一
クマに襲われた場合、
ほとんどのクマは人を殺すつもりはなく
威嚇のための攻撃なので
最初の一撃だけで立ち去る例がとても多いようです。
リュックなどでうまく回避することも考えることが大切かもしれません。

これは
観光客が多い畳平のお花畑に
クマさん親子がお花を食べに来た時のもの。
こんな観光地にもやってくることがあります。
私はクマさんが大好きです。
北海道では、よくヒグマを観察しに山へ入りました。
いまは本州の山々で運よくクマを見ることがあります。
次の写真は
南アルプスで
クマの親子が遊んでいる場所で
お母さんグマが木の皮をむいたところです。
この時には
赤ちゃんグマしか見えませんでしたが、
必ず近くにお母さんグマがいるはずです。
ちなみに
子連れの母グマが最も危険です。

すごい力です。

軽い一撃で
堅い木の皮がむけています。
爪の跡もくっきり。

日本人もアイヌ人も
古くから
クマをとても神聖な動物として尊重してきました。
でも、
「駆除」という名目で
九州では全滅させてしまい、
西日本でも個体数は激減しています。
以前からクマの保護について書くと
たくさんの批判が来ますが、
それでも
私はクマを擁護する立場は変えることはありません。
自然との共栄共存には、
クマを尊重することは必須だと思います。
時間を作れたら
今年は北海道にヒグマに会いに行ってきたいと思います。
こちらも
ひかたま:シアトルの言葉:北海道で巨大ヒグマ射殺
ひかたま:クマとの共生
ひかたま:兵庫県でクマ猟開始
ひかたま:フロリダでクマの大量虐殺開始
ひかたま:フロリダの熊狩り中止!
ひかたま:米国のクーガーとクマの新たな射殺計画
ひかたま:神父さまは熊
ひかたま:クマさんのGPS
ひかたま:無関心と射殺:NJのクマ大量射殺
ひかたま:助けたクマからの抱擁
ひかたま:紅葉の葉の裏表:クマ牧場からの生還
ひかたま:SOS:アルメニアのクマとライオンたち
<転載終了>
彼らの営みを蝕んでいるのは人です。特にブナなど雑木林の伐採は致命的です。
長野・新潟県境にある鍋倉山ブナ林。バブル期に大手企業と第三セクターによる大規模リゾート開発計画が持ち上がり、古来から山の恵みを受けて暮らしてきた地元の方々が反対。信州大学と信濃毎日新聞による入山調査が行われました。深い山に分け入ったところで、二本のブナの巨木を発見。推定樹齢300年。それぞれ森太郎、森姫と名付けられました。美しく荘厳な立ち姿は人を魅了し、バブル絶頂期のさなか、わが国最初の、市民による自然保護運動が実を結びました。
連れとともに私も挑みましたが、道などなく、沢と崖の難所に敢えなく断念。またいつか来いよ、と森太郎の笑い声を聴いたようで、忘れられない想い出です。
対照的な経緯を辿ったのは白神山地です。やはり観光地開発を目論み道を通そうとする政界行政と地元の方々との対立の末、観光資源としての旨みを狙う世界遺産登録が成された途端、行政はそれまで保護を訴えてきた地元民の入山立ち入りを禁じて追い出してしまった。山の恵みは奪われ、周辺は却って伐採が進んだのです。
ブナ林が残るのは日本とニュージーランドだけ。雨のなか根元に耳を寄せると、ドクンドクンと脈打つように水を吸い上げる音が聴こえるそうです。すばらしい保水力です。立ち込める豊かな水蒸気は、穏やかな気象をもたらす役割も担います。そしてブナの実は冬眠を迎えるクマさんの大切な糧です。
奥深い山には道を通さず、尾根伝いに秘境を残し、途切れてしまっているところに植林、彼らの移動を確保するのが最善策です。山崩れ防止にもなると思います。