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「食べ終わったみかんの皮って、どうしています?」
前回、温州みかんの効果効能についてまとめてみたところ、皮の利用方法についても、あるわあるわ・・・いろいろと出てきたのです。
毎日せっせと美味しく食べては、捨ててしまっていたみかんの皮。
その皮にも素晴らしい利用方法があったんですね~!
今日は、そんなみかんの皮のについて、知って得する情報を【食べる編】と【家事編】にまとめてみました♪
みかんの皮利用【食べる編】
「みかんの皮にすんごく栄養がある。」ってお話、実はけっこう有名になりつつあるんです。あの50歳をこえてるのに30代に見られる、ごぼう茶で有名な南部先生も、みかんは、皮をむかず丸ごと食べておられますよね。
そもそも、みかんの皮には漢方としても、素晴らしい薬効があるとされています。
みかんの皮はまさに漢方薬!

みかんの皮には
- 咳を止める。
- たんやのどの痛みを取り除く。
- 胃炎や胃もたれを緩和してくれる。
みかんの皮をどう処理して、どうやって摂取するとよいのか?それでは順を追って見てみましょう!
食べ終わったみかんの皮で陳皮(ちんぴ)を手作り
美味しく食べ終わったみかんの皮で、漢方の生薬としても有名な陳皮を手作りしておくとなにかと重宝しますよ。陳皮(ちんぴ)の作り方
- 市販のみかんでワックスや農薬が心配なら、食べる前に、重曹やぬるま湯で洗っておきましょう。
(※注意を参照ください) - みかんを美味しくいただいてください。
- 食べ終わったみかんの皮を適度な大きさにちぎって、ザルや干し野菜を作る万能ネットなどに広げます。
- 日蔭の風通しのよいところに置いて、1週間から10日ほど乾燥させます。
- できれば、カラカラ音がするくらい乾燥させるとなおよいです。
- 密封できる容器や瓶などにいれて、湿らさないよう保管しましょう。
完熟した温州みかんの皮を使用してください。
皮の裏についている白い部分にも、大切な成分(ルチン)がありますので、とらないで!
陳皮は、出来るだけ古い物が良いとされています。手作り陳皮は、できたら1年以上乾燥させてみましょう。(急ぐ場合は、とりあえずカラカラになればOKです。
注意!みかんに使用されている農薬やワックスについて(※)
洗えば問題ないとする説や、やはり注意が必要とされる説もあります。手作りする陳皮については、自己責任にてお願いしますね。
洗う場合は、こちらの記事が参考になります。
⇒残留農薬の落とし方!野菜や果物に使える方法5つ!
どうしても気になる場合は、無農薬のみかんが手に入った時に作り置きしましょう。
または、後にご紹介する【家事編】での利用をおすすめします。
ちなみに我が家では、無農薬のみかん

ふるさと21の健康柑橘



↑こちらのみかん農家さんは有機JAS、自然農法、特別栽培でがんばっておられるのでとっても安心ですよ。
さあ!これで温州みかんの皮で手作り陳皮の完成です。
この陳皮を使って、いろいろな悩みに利用してみましょう。
風邪の時「咳・喉の痛み・痰」などに陳皮

みかんの皮で作った陳皮は、風邪の諸症状を緩和してくれます。
陳皮は痰を溶かす働きや、咳をとめる効果もあるといわれます。また、消化を助け、カラダを中から温めてくれます。
煎じて飲む方法
- 『陳皮(ちんぴ)の作り方』で出来上がった陳皮と、生姜のすりおろしをそれぞれ6g用意します。
- 1に水500ccを加えたら、半分の量になるまで煎じていきます。
- 2に少しはちみつを加えて飲みます。
- この量を3回に分けて飲みましょう。
粉にして飲む方法
- 『陳皮(ちんぴ)の作り方』で乾燥したみかんの皮をミルやミキサーを使い粉状にします。(ミキサーがない場合は、すりこぎとすり鉢で粉にします)
- 急須に陳皮の粉末を小さじ1(約3g)杯を入れて、熱湯を約300cc注ぎます。
- 4、5分蒸らしてカップに注ぎましょう。
- 出がらしとなった陳皮は、そのまま食べられます。(カップに直接陳皮粉末を溶かし、蒸らしたらそのまま丸ごと飲んでもJOKです)
- 好みでハチミツやプルーンなどの甘みを加えても美味しく頂くことができます。
陳皮の粉末は、それだけで飲んでも良いのですが、野菜ジュースやスープ、豆乳などに混ぜて飲んでもよいです。
これらの方法で、陳皮を摂取してみると、咳、のどの痛みが楽になり、熱も下がってくるでしょう。
胃の調子が悪いときにも陳皮
胃もたれや、胃炎、胃弱など、胃の調子がいまひとつな時も、みかんの皮は重宝します。- 農薬の心配のないみかんの皮を小さく切って、フライパンで少し炒ります。(もしくは『陳皮(ちんぴ)の作り方』で作った陳皮を利用してもOKです)
- すり鉢&すりこ木か、ミルなどで粉末にします。
- カップに、できた粉末約4~5gとはちみつを少し入れ、お湯をそそぎ飲みます。
- 胃が温められ、症状が和らぎます。
胃の弱い方は、陳皮を粉末にして常備しておくと便利ですね。
実は陳皮って飲むだけでなく、お風呂に入れるという利用法も!
冷え性にみかんの皮風呂
みかんの皮をお風呂に入れて入浴すると、本当にカラダをポッカポカに温めてくれるんです。その結果、血行がよくなり、冷え性、リューマチ、神経痛、肩こり、腰痛、疲労回復、風邪予防など、たくさんの効果が期待できます。
- 皮をよく洗い、食べ終わったみかんの皮を用意します。
- 5~6個分のみかんの皮を布袋に入れ、お風呂に浸します。
- みかんの皮の精油成分がお風呂に溶け出して、毛細血管を広げてくれます。
- またビタミンCによる美肌効果リモネンによるリラックス作用も、期待出来ます。
もちろん、完成している陳皮を利用してもOK!
その場合は、陳皮30gほどを布袋に入れ、1Lのお水と一緒にお鍋で15~20分ほど煮出し、袋ごとお風呂へ入れます。
注意!みかん風呂に入った後、紫外線(日光)を浴びないでください。
お風呂の残り湯を洗濯に再利用することは、控えてください。
翌日に同じみかんの皮を使わず、新しいものに変えてください。
いやいや、私は風邪ひとつひかず元気元気!家族もみんな元気よ~!
という場合は、みかんの皮を家事に活用して、エコライフを楽しみましょう。
みかんの皮利用【家事編】
みかんの皮って、そのオイル成分でお掃除や臭いとりにとっても向いてるんです。そういえば、オレンジパワー的な洗剤も売っていますよね!みかんの皮を家事で利用するなら、こちらの3つをぜひお試しください^^
- みかんの皮で食器洗い
- 魚の臭みをとる
- みかんの皮で拭き掃除
では1つずつみていきましょう。
みかんの皮で食器洗い

みかんの皮があれば、食器を洗う際に洗剤を使わなくてもきれいになります。
- 食器の汚れを皮の白い部分でふき取ります。
- もう一度、表の皮のほうでこすります。
- あとはお湯で洗い流します。
- 油料理で汚れたお皿も、これでOK!
魚の臭みをとる
お鍋などに魚の臭みがついて、洗ってもなかなか取れないときは、みかんの皮と水を入れ、そのまま煮立たせます。皮の成分に含まれる精油のおかげで、気になる臭いが消えてくれます。
みかんの皮で拭き掃除
みかんの皮を乾燥させたものを無水エタノールに浸します。2~3日でエキスがでるので、油汚れの酷い、換気扇やガスコンロをお掃除すると、みるみる落ちます!
みかんの香りに癒されながら、楽しく油汚れを落とすことができますよ♪
それでは最後に、今回の内容を振り返っておきましょう。
最後に・・・
- みかんの皮利用【食べる編】
- みかんの皮で陳皮(ちんぴ)を手作りして活用しよう
- 風邪の時の「咳・喉の痛み・痰」などに
- 胃の調子が悪いときに
- 冷え性にみかんの皮風呂
- みかんの皮利用【家事編】
- みかんの皮で食器洗い
- 魚の臭みをとる
- みかんの皮で拭き掃除
みかんの皮って、ほんとにすごいパワー持ってますね~!
今まで捨てちゃってて、ごめんなさい。。。
で、我が家も今シーズンから、せっせとためて乾燥しています^^
ただし、柑橘系には光毒性物質が含まれているので、みかん風呂に入った後や、みかんの皮を使ってお掃除をする際には、念のため紫外線に当たらないようご注意くださいね。
あなたもぜひ、みかんの皮を利用してこの冬の風邪対策にしてみてはいかがですか?
あ!そうそう!大掃除にもかなり大活躍しますよ!
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