社会科学者の随想さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1071372956.html
<転載開始>
【「同じ穴の狢」同士が,その後においてたがいに噛みつきはじめ,ケンカをおこなった結果が,大阪地検特捜部による,それも安倍晋三に対する「忖度」をした籠池泰典・詢子夫婦の長期拘留(国策勾留)であった】
【安倍晋三のデタラメ為政の,その意味では被害者となった籠池泰典・詢子夫婦であったが,当初は大いに意気投合していたし,「安倍晋三記念小学校」創設の件では,たいそう盛り上がっていたはずである】
①「籠池被告夫妻を保釈 起訴内容認否は答えず」(『朝日新聞』2018年5月26日朝刊39面「社会」)
国などの補助金を詐取したとして詐欺などの罪で起訴された学校法人森友学園(大阪市)の前理事長籠池泰典被告(65歳)と妻諄子被告(16歳)が〔5月〕25日,大阪拘置所(大阪市都島区)から保釈された。同日夜,夫妻は大阪市内で会見し,昨年7月末の逮捕から約10カ月にわたった勾留について「国策勾留だ」と批判した。
http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1071372956.html
<転載開始>
【「同じ穴の狢」同士が,その後においてたがいに噛みつきはじめ,ケンカをおこなった結果が,大阪地検特捜部による,それも安倍晋三に対する「忖度」をした籠池泰典・詢子夫婦の長期拘留(国策勾留)であった】
【安倍晋三のデタラメ為政の,その意味では被害者となった籠池泰典・詢子夫婦であったが,当初は大いに意気投合していたし,「安倍晋三記念小学校」創設の件では,たいそう盛り上がっていたはずである】
①「籠池被告夫妻を保釈 起訴内容認否は答えず」(『朝日新聞』2018年5月26日朝刊39面「社会」)
国などの補助金を詐取したとして詐欺などの罪で起訴された学校法人森友学園(大阪市)の前理事長籠池泰典被告(65歳)と妻諄子被告(16歳)が〔5月〕25日,大阪拘置所(大阪市都島区)から保釈された。同日夜,夫妻は大阪市内で会見し,昨年7月末の逮捕から約10カ月にわたった勾留について「国策勾留だ」と批判した。
籠池夫妻は国と大阪府・市から計約1億7千万円の補助金を詐取したなどとして逮捕,起訴された。泰典被告は「多大なご心配,ご迷惑をおかけした皆さまに心より深くおわび申し上げます。申しわけありませんでした」と文書を読み上げて謝罪した。
補注)籠池泰典当人のみならず,妻の詢子まで約300日も勾留したのは,詢子が安倍晋三の妻昭恵との携帯電話でのやりとりを公開したりして,世間に対して〈報道側からみて価値のある言動〉を大いに演技した結果に対する報復であったと観ていい。国策勾留だと泰典は批判しているが,妻詢子に対して大阪地検特捜部がおこなった措置はまさしくそのとおりであったというほかない。
籠池泰典のこの女房を拘束せずにそのまま自宅(学園)に残しておくと,勾留された夫の後方支援にためにこのうるさい詢子が残り,活躍する事態を回避したかったと推理する。そのように夫婦を道連れにさせて,拘置所に放りこんだと受けとめておく。この措置は,安倍晋三の顔色をうかがったやり方(「忖度」)であったと解釈されても,不自然さはない。
〔記事に戻る→〕 ただ,勾留されているあいだに発覚した財務省の決裁文書改ざん問題に関する受けとめを繰り返し問われると,「公文書は国民の財産。絶対したらいけない国民への背信」と述べた。
弁護人が今〔5〕月7日,夫妻の保釈請求を出し,大阪地裁が23日に認める決定を出した。大阪地検は決定を不服として準抗告したが,地裁が25日に準抗告を棄却した。保釈保証金は泰典被告が800万円,諄子被告が700万円。
※「虚偽は話してない」 昨〔2017〕年3月の喚問 ※
籠池夫妻はこの日午後8時から大阪市北区の大阪弁護士会館で会見した。約150人の報道陣の前で,泰典被告は冒頭に深々と頭を下げて,「お久しぶりです。10カ月も(拘置所に)入っておりましたので,非常に体力も弱っている」と,時折笑みも浮かべながら話した。
約300日の勾留について「まさに人権蹂躙の状況」などと批判を繰り広げ,「これからいろいろ活躍させていただく。小学校の建設はあきらめていない」と訴えた。「家内はまったくの冤罪(えんざい)」と語りつづける泰典被告の横で,諄子被告が涙にむせぶ一幕もあった。
泰典被告は,補助金詐欺事件については公判を理由にコメントを避けつつも,一連の国有地の取引をめぐる交渉経緯については言葉を選びながら語った。勾留期間中,財務省が決裁文書を書きかえたり交渉記録を廃棄したりするなど,森友学園との国有地の取引の経緯を隠匿したことが明らかになった。
泰典被告は「10カ月間,社会から隔絶され,情報が遮断された状態で過ごしていた。不確かな認識で話したことが独り歩きすると,関係者にご迷惑をおかけする」として具体的なコメントは避けた。
財務省の文書には,泰典被告が近畿財務局との打ち合わせの場で,安倍晋三首相の妻の昭恵氏を現地に案内したことに言及して昭恵氏と並んで写る写真を提示したり,昭恵氏付の女性職員が土地の貸し付けの優遇について問い合わせたりしたことが記録されていた。
会見で,国有地の取引で昭恵氏の影響があったのかどうかを問われた泰典被告は「(昨年3月の)国会の証人喚問ではまったく虚偽を話していない」と主張した。この証人喚問では,小学校開設をめぐって昭恵氏から「100万円の寄付を受けとった」「財務省に多少の動きをかけていただいた」などと証言していた。
② 議 論
1)本ブログ内では,2018年03月21日のつぎの記述がある程度くわしく議論していた。
主題:「森友学園文書問題としての『安倍晋三記念小学校』という記憶,安倍晋三と昭恵,1年前(2017年春)に書かれたアンサイクロペディアの「アッキード事件」描写など」
副題:「安倍晋三と安倍昭恵という夫婦,いままで,日本の政治をガタガタにするまで破壊してきた,この『お坊ちゃまとお嬢ちゃまメオト』の,まったく言語道断である『国家権力私物化として夫婦化』の顛末】
リンク ⇒ http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1070531200.html
だが,問題は日本会議を前提し,媒介とする「森友学園問題として最初の場面」にまで戻って吟味する余地があった。
3)「森友学園国有地売却問題 近畿財務局,『安倍晋三小』2014年認識 昭恵氏名誉校長就任前」(『毎日新聞』2018年5月24日大阪朝刊)
学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる問題で,財務省が〔5月〕23日に公表した交渉記録には,財務省近畿財務局と大阪府のやりとりを記録した文書も含まれていた。学園が新設をめざした小学校の名誉校長に安倍晋三首相の妻昭恵氏が就任する1年以上前の2014年3月,校名が「安倍晋三記念小学校」だったことを財務局が認識していたことを示す文書もあった。
学園理事長だった籠池泰典被告(65歳)によると,籠池被告が昭恵氏に学校建設を伝えたのと同時期。翌4月には,大阪府豊中市の小学校建設用地を訪問し,昭恵氏と写真撮影していたくだりは国会に提出した公文書では削除された。当時から財務局が安倍首相の名前を意識していた可能性がある。
府とのやりとりの記録は2013年9月~2015年12月の計32件。2014年3月4日に財務局職員が府庁を訪ねたさいの記録には,府職員の発言として「安倍晋三記念小学校として本当に進捗できるのか,とりあつかいに苦慮している」とあった。
府職員が「大阪府のスケジュールまで口出しするのは失礼ではないか」と不快感を示すと,財務局側が「無理を承知でお願いしている」と返答したことも記録されていた。小学校の設置が早期に認可されないと,国有地の売却時期に影響が出かねず,開催を急ぐ様子が記されていた。
註記)https://mainichi.jp/articles/20180524/ddn/041/040/019000c
しかし,現在〔2018年5月〕では,安倍晋三(夫婦)の森友学園問題における関与がとうてい否定しがたいところまで,事態が進展してきた。しかし,現状のごとき「1強多弱」の政治情勢のなかで,安倍晋三〔や麻生太郎〕がいつまでも,野党はもちろん国民も完全に舐めきった対応しかしていない。安倍自身が率先して採っている行動の意味は,国民総員を敵にまわしているといった事態であるというよりも,国家全体そのものを崩壊させつつある深刻な状況を表現している。(画面 クリックで 拡大・可 ↓ )
◆ キーワード ◆起訴内容について泰典被告は,公判が始まっていないことを理由に自身の認否に関してはコメントを避けた一方,「(諄子被告は)まったくの冤罪。人権蹂躙の状況だ」と主張した。国会で議論が続いている国有地売却問題などについては,泰典被告は「現在の状況を把握しかねている。具体的なコメントは差し控えたい」とした。
『森友学園をめぐる補助金詐欺事件』 学園前理事長の籠池泰典被告と妻諄子被告は,国や大阪府・市から補助金計約1億7千万円を詐取したとして大阪地検特捜部に逮捕,起訴された。起訴内容は,
(1)大阪府豊中市の国有地での小学校建設をめぐって設計業者らと共謀し,2016年2月に工事請負金額を水増しした契約書を提出し,国の補助金計約5644万円をだましとった。
(2)2011~2016度,学園が運営する幼稚園などで,勤務実態のない教員名を申告するなどし,府や市の補助金計約1億2千万円を詐取するなどしたというもの。
補注)籠池泰典当人のみならず,妻の詢子まで約300日も勾留したのは,詢子が安倍晋三の妻昭恵との携帯電話でのやりとりを公開したりして,世間に対して〈報道側からみて価値のある言動〉を大いに演技した結果に対する報復であったと観ていい。国策勾留だと泰典は批判しているが,妻詢子に対して大阪地検特捜部がおこなった措置はまさしくそのとおりであったというほかない。
籠池泰典のこの女房を拘束せずにそのまま自宅(学園)に残しておくと,勾留された夫の後方支援にためにこのうるさい詢子が残り,活躍する事態を回避したかったと推理する。そのように夫婦を道連れにさせて,拘置所に放りこんだと受けとめておく。この措置は,安倍晋三の顔色をうかがったやり方(「忖度」)であったと解釈されても,不自然さはない。
〔記事に戻る→〕 ただ,勾留されているあいだに発覚した財務省の決裁文書改ざん問題に関する受けとめを繰り返し問われると,「公文書は国民の財産。絶対したらいけない国民への背信」と述べた。
弁護人が今〔5〕月7日,夫妻の保釈請求を出し,大阪地裁が23日に認める決定を出した。大阪地検は決定を不服として準抗告したが,地裁が25日に準抗告を棄却した。保釈保証金は泰典被告が800万円,諄子被告が700万円。
※「虚偽は話してない」 昨〔2017〕年3月の喚問 ※
籠池夫妻はこの日午後8時から大阪市北区の大阪弁護士会館で会見した。約150人の報道陣の前で,泰典被告は冒頭に深々と頭を下げて,「お久しぶりです。10カ月も(拘置所に)入っておりましたので,非常に体力も弱っている」と,時折笑みも浮かべながら話した。
約300日の勾留について「まさに人権蹂躙の状況」などと批判を繰り広げ,「これからいろいろ活躍させていただく。小学校の建設はあきらめていない」と訴えた。「家内はまったくの冤罪(えんざい)」と語りつづける泰典被告の横で,諄子被告が涙にむせぶ一幕もあった。
泰典被告は,補助金詐欺事件については公判を理由にコメントを避けつつも,一連の国有地の取引をめぐる交渉経緯については言葉を選びながら語った。勾留期間中,財務省が決裁文書を書きかえたり交渉記録を廃棄したりするなど,森友学園との国有地の取引の経緯を隠匿したことが明らかになった。
泰典被告は「10カ月間,社会から隔絶され,情報が遮断された状態で過ごしていた。不確かな認識で話したことが独り歩きすると,関係者にご迷惑をおかけする」として具体的なコメントは避けた。
財務省の文書には,泰典被告が近畿財務局との打ち合わせの場で,安倍晋三首相の妻の昭恵氏を現地に案内したことに言及して昭恵氏と並んで写る写真を提示したり,昭恵氏付の女性職員が土地の貸し付けの優遇について問い合わせたりしたことが記録されていた。
会見で,国有地の取引で昭恵氏の影響があったのかどうかを問われた泰典被告は「(昨年3月の)国会の証人喚問ではまったく虚偽を話していない」と主張した。この証人喚問では,小学校開設をめぐって昭恵氏から「100万円の寄付を受けとった」「財務省に多少の動きをかけていただいた」などと証言していた。
安倍首相に伝えたいことを尋ねられると,「為政者というものは,しっかり本当のことを正々堂々と伝達するべきじゃないか」と答えた。不当に国有地を値下げして売却したとして,財務省の職員らが背任容疑などで告発され,大阪地検の捜査は続いている。捜査に協力できるかも問われたが,泰典被告は「いまは軽率にお答えできません」と明言を避けた。
出所)https://matome.naver.jp/odai/2148966056153405201/2148976737412257703
補注)年がら年中「疲れをしらないかのように」「ウソをつきまくる安倍晋三という政治家」に向かい,「しっかり本当のことを正々堂々と伝達するべきじゃないか」と問いかけたところで,この首相になにかを期待することは,とうてい無理である。
この点は,いままでの実績がモノをいっているしだいであった。籠池泰典・詢子夫婦が法人経営してきた森友学園に関する安倍晋三の発言は,当初は非常に好意的であった地点から,世間の興味を惹く問題にまで移動していくと,いとも簡単に反転した。それには,悪意を示すごとき発言まで記録されていた。
② 議 論
1)本ブログ内では,2018年03月21日のつぎの記述がある程度くわしく議論していた。
主題:「森友学園文書問題としての『安倍晋三記念小学校』という記憶,安倍晋三と昭恵,1年前(2017年春)に書かれたアンサイクロペディアの「アッキード事件」描写など」
副題:「安倍晋三と安倍昭恵という夫婦,いままで,日本の政治をガタガタにするまで破壊してきた,この『お坊ちゃまとお嬢ちゃまメオト』の,まったく言語道断である『国家権力私物化として夫婦化』の顛末】
リンク ⇒ http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1070531200.html
だが,問題は日本会議を前提し,媒介とする「森友学園問題として最初の場面」にまで戻って吟味する余地があった。
籠池泰典(芳生)が2011年に辞めていたのは「日本会議」であって,2015年の時点では「日本会議大阪」との関係があったことが指摘されている 註記)。日本会議が政治思想として抱いている基本の考え方,これが「安倍晋三記念小学校」とか「瑞穂の國記念小學院」の創設によって,実際に途中まで実現されかかっていた。しかし,その後において,籠池泰典被告が補助金詐欺事件として逮捕・勾留され(通常ならばけっして詐欺事件とはならず不正事件だったが),このさい妻詢子も巻きこまれていた。両名は,2017年7月31日から約300日にもおよぶ長期勾留の目に遭わされていた。註記)「日本会議と日本会議大阪との籠池氏の関係をフェイクニュースする〇ヨクw」『事実を整える』2018-03-23,http://www.jijitsu.net/entry/2018/03/23/203000 参照。
2)籠池泰典・詢子夫婦にとってみれば,安倍晋三夫婦との密接な関係構築を介して,しかもこれをテコに使うかたちで,小学校建設に充てられた敷地(国有地)を考えられないほどの格安で入手することができていた。
だが,その後における経緯は「籠池夫婦の長男が語る『父母勾留4ヵ月。いくらなんでも酷すぎる』あんなに安倍さんを応援してきたのに…」と慨嘆させてからも(『週刊現代 プロフィール』2017年12月16日)註記),さらに2018年5月まで長期間,約10ヶ月間にまで延長されてきたのだから,この事実じたい「人権蹂躙」であって,しかも詢子に対する措置は露骨な嫌がらせであり,完全に国家的次元における虐待の行為であった。
註記)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53752 森友学園問題の核心となれば,「安倍晋三記念小学校」という響きは,官僚にとってはさながら水戸黄門の印籠の役割を果たし,これがとても重要な事実であった。外形的には “ペテン総理と私人の嫁” の関与は,決定的な意味をもった。
出所)左から安倍晋三・安倍昭恵・松井一郎・籠池泰典,「嘘つきは誰だ?」へのより適切な答えは,多分,
程度の差はあれ「全員」。
https://twitter.com/search?q=%23%E9%A2%A8%E5%88
%BA%E7%94%BB より。
つまり「国有地売却問題」については近畿財務局も関与させられ,籠池泰典・詢子夫婦の調子(要求)に合わせて,あの「安倍晋三記念」の名称を冠した小学校を新設させようとしていた。この経緯は,2014年時点で安倍晋三自身がしかと認識しはじめる事情であったと推測されている。以上は,昭恵がその名誉校長就任する以前からの経緯であった。
註記)この段落は,「『安倍晋三記念小学校』を2014年3月に財務省が認識・・・なんだ,ハナっから『総理案件』ってことか!」『くろねこの短語』2018年5月25日,http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-7054.html 参照。『くろねこの短語』が挙げていた『毎日新聞』の関連する記事を,つぎに引用しておく。3)「森友学園国有地売却問題 近畿財務局,『安倍晋三小』2014年認識 昭恵氏名誉校長就任前」(『毎日新聞』2018年5月24日大阪朝刊)

付記)画像には「Amazon 広告」へのリンクあり。
学園理事長だった籠池泰典被告(65歳)によると,籠池被告が昭恵氏に学校建設を伝えたのと同時期。翌4月には,大阪府豊中市の小学校建設用地を訪問し,昭恵氏と写真撮影していたくだりは国会に提出した公文書では削除された。当時から財務局が安倍首相の名前を意識していた可能性がある。

また,2015年1月8日付の記録では,財務局職員が,小学校の設置認可を審査する府私立学校審議会を早期に開催するよう執拗に求めていたことも分かった。
府職員が「大阪府のスケジュールまで口出しするのは失礼ではないか」と不快感を示すと,財務局側が「無理を承知でお願いしている」と返答したことも記録されていた。小学校の設置が早期に認可されないと,国有地の売却時期に影響が出かねず,開催を急ぐ様子が記されていた。
註記)https://mainichi.jp/articles/20180524/ddn/041/040/019000c
4)ここまで事実が解明されたところであらためていえば,2017年2月17日に安倍晋三首相が衆院予算委員会で,国有地を格安で買いとった学校法人「森友学園」が設立する私立小学校の認可や国有地払い下げに関して,「私や妻が関係していたということになれば,首相も国会議員も辞める」と述べていたが,いつもの安倍晋三流のウソ発言方式にしたがい判断するに,あえてこのように自分の職位・立場を賭けるのだといったふうに発言していたのは,彼なりの計算があっての態度であった。
出所)http://www.asyura2.com/17/senkyo221/msg/180.html
しかし,現在〔2018年5月〕では,安倍晋三(夫婦)の森友学園問題における関与がとうてい否定しがたいところまで,事態が進展してきた。しかし,現状のごとき「1強多弱」の政治情勢のなかで,安倍晋三〔や麻生太郎〕がいつまでも,野党はもちろん国民も完全に舐めきった対応しかしていない。安倍自身が率先して採っている行動の意味は,国民総員を敵にまわしているといった事態であるというよりも,国家全体そのものを崩壊させつつある深刻な状況を表現している。(画面 クリックで 拡大・可 ↓ )
安倍晋三は要するに,自分の氏名を冠する名称も準備されていた森友学園「小学校」新設に対して,私物化政治からの優遇を面目躍如させる支援を与えてきた。それが “国有地の異常な値引き” であった。この値引きを近畿財務省側に要求した「籠池泰典の強引な駆け引き」の舞台にあっては,「安倍夫婦が背景(バック)についているぞ」という異様なまでの自信力が働いていた。
出所)http://yodokikaku.sakura.ne.jp/?p=15342
結局,安倍晋三も安倍なら籠池泰典も籠池であった。日本会議が政治理念とする「戦後レジームからの脱却」=「戦前回帰」のために,役だつ初等教育機関となるはずだった小学校の創設を企図した森友学園に対して,安倍晋三は,女房まで動員して政治私物化的な協力を全面的に惜しまなかった。それだけのことであった。
だが,権力者がその後において,そのようにして残してきた「自分の違法行為」を,権柄尽くで隠蔽しようとしてきたところ(つまり忖度政治の横行)からは,問題じたいがさらに深刻化させられる顛末が生まれたのである。
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<転載終了>
<転載終了>
齊藤前社長が経営に関わった複数の会社には国から総額100億円近くの
助成金や融資が認められていましたが、事件のあと60億円余りが返還され、(残りの40億円はどうなった?)
国側は起訴された対象以外にも不正がなかったか調査しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180524/k10011450841000.html
◆ 自民激震 逮捕のスパコン社長は アベ友・元TBS記者の山口敬之氏の“スポンサー”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/218973
◆ 前社長・斉藤元章容疑者に“経歴詐称”疑惑 60億円スパコン助成審査の怪しさ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222908
◆ 捜査終結は許されない スパコン詐欺に 燻る 麻生太郎大臣の疑惑
文科省所管の「科学技術振興機構(JST)」が
ペジー社の関連会社「エクサスケーラー」に交付決定した最大60億円もの巨額の無利子融資については、
なぜか触れずじまいだ。
既に52億円が交付された同融資は、開発に失敗しても
9割が返済不要になる仕組みである上、上限の50億円を大幅に上回る異例の融資決定だった。
しかも、公募期間は16年10月12日からたったの2週間。締め切りに間に合ったのは、
エクサ社を含む2社だけだ。JSTは応募条件を緩和していたことまで発覚している。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/223684