世界の裏側ニュースさんのサイトより
https://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12390134761.html
<転載開始>
「一週間以内」にイギリス国営病院でカンナビスが処方されることに
Doctors to offer cannabis on the NHS ‘within weeks’

7月4日【Times】

あるイギリス政府主席医務官によると、(イギリス国内の病院で)医者が医療用カンナビスがまもなく処方が認められるようになり、数週間以内に法の改正への新しい道を作り出すことになるという。

サリー・デイビス教授は、カンナビスの一部の症状に対して「治療的有用性に対する決定的な証拠」が存在するため、その医療目的の使用に対して「反論することは非常に難しい」としている。

デイビス女史の出した結論は、政府の麻薬に関する相談役が検証し、3週間以内に報告を行うことになっている。

複数の大臣らは医師や研究者、活動家など専門家による証明に従い、目前に迫る変化の兆候を歓迎すると話している。

(略)

【参考】https://www.thetimes.co.uk/article/doctors-to-offer-cannabis-on-the-nhs-within-weeks-tqv0n8fnh



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カンナビスの合法化により崩壊寸前のイギリス国営病院に資金提供が可能に
Legalizing cannabis would pay for the NHS – non-profit report

7月4日【RT】

(概要)
・カンナビスを合法化することで、イギリスに35億ポンド(約3,900億円)の経済効果が生まれる見積もり

・国際的な非営利団体Health Poverty Action代表の発言:
「今週、G7の中でカナダが初めてカンナビスの合法化・法制化について投票を行なわれます(下記参照)。これは麻薬に対する取り組みは失敗であったことを示しており、公衆の健康を守るためのしっかりとした判断に基づいた法制度こそが前に進むべき道だと言えます」

「危機に瀕しているNHSのことを考えると、このような税収源は無視することは難しいといえます。

 

この(カンナビスの合法化という)世界的なシフトに、イギリスも追い付く時がきました。本当にこの流れに置いて行かれるわけにはいきません

・同報告書では、カンナビス合法化から得られる税収を公共福祉に回すことが可能になるとし、特に資金面で危機状態にあるNHS(イギリス国営病院)の巨額な赤字額を埋めることが可能と指摘

・カンナビス合法化によって若者層を中心に消費が増加するという考えも、この研究で否定されている

研究の執筆者のコメント

(カンナビスの使用が)新たに法制化されたアメリカの一部の州で、初期の動向を確認したところ、10代の若者のカンナビス使用は増加していません

合法化の反対者が懸念していたのと反対の結果になっています。

その一方で、カンナビスによる新しい税収は公共サービスの存続にかかわるような資金をもたらすことが期待されています」

医師でもある議員4人に対し超党派委員会(APPG)が医療目的のカンナビス合法化について意見を確認し、その直後に上記報告書が発表された。

これが是認された場合、イギリス国内のカンナビス完全合法化への第一歩となるだろう。

しかしグリーン党および自由民主党はカンナビス市場の法制化に積極的であるのに対し、主要二党の保守党と労働党にはもう一押しが必要な状態である。



【参考】https://www.rt.com/uk/428636-legalizing-cannabis-weed-nhs/

 

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カナダ、娯楽目的の大麻使用を合法化へ

6月20日【BBC Japan】

https://www.bbc.com/japanese/44543666

 

https://www.occnewspaper.com/canada-will-conduct-mandatory-cannabis-pesticide-testing/

 

 

・6月19日、 カナダ議会は全国で娯楽目的の大麻使用を認める法案を可決。

賛成52に対し、反対29

 

・主要7カ国(G7)で娯楽目的の大麻使用が合法化されたのはこれが初めて。

 

・ネットや店舗での購入が可能になる

 

・大麻30g以上の所持、一家族あたり4株以上の栽培は取り締まりの対象に。

 

(その他の詳しい今後の展開や合法化の理由などは上記BBCのリンクからご確認いただけます)

 

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【コメント】

イギリスでの医療目的のカンナビス使用の合法化はまもなく、というところでしたが、ここ数日はテリーザメイ首相の退陣を求める動きがさらに強くなり、不信任決議も目前かという状態ですので、こちらの合法化の動きは少し遅くなるかもしれません。

 

しかし「まっとうな市民」である私の知り合いからも、実際にNHSで試験的に医療用カンナビスを投与された余命宣告を受けていた末期がんの同僚が、血色もよく元気そうな様子で職場に来てみんなが腰を抜かしたという話も聞いています。

またイギリスでも医療目的のカンナビス使用で逮捕された家族などに強い同情や逮捕に対する批判の声も高まっていたりする様子を見ていると、この限定的な合法化も時間の問題だろうと思われる状況になっています。

 

娯楽目的の使用についても、イギリス麻薬取締法での大麻のランク付けが上下してはいるものの、実際には少量の個人使用で逮捕されることはほぼないそうですが、販売目的と思われる量の栽培などは家宅捜査・押収が行われているようでたまにニュースで報道があります。

 

 
<転載終了>