日本や世界や宇宙の動向さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52048499.html
<転載開始>
(レポ市場:レポ取引が行われる市場。金融機関が短期の資金取引を行う場であるオープン市場の一つで、日本では、1996年に創設。)

金融の素人の私にはよく理解できない部分もありますが。。。はっきりしていることは、中央銀行はいくらでもお金を生み出すことができるということです。魔法使いです!

どうやら昨年から言われてきた通り、FRBが密かにレポ市場に巨額の資金を供給したもようです。
金融に関しては素人ですので簡単に以下のサイトの記事の内容をご紹介します。
大まかに言って、昨年11月~12月の約1か月間にFRBはウォール街に計6兆2300憶ドルの資金を供給したということかもしれません。11月から12月の6週間で6兆2300憶ドル(約623兆円)の資金がFRBからウォール街に供給されたもようです。日本のGDPは約550兆円ですから。。。FRBも中国人民銀行も日銀もどこでも中央銀行は無制限に資金を供給していますが、すごいですね、単に数字を入力すれば使えるお金が増えていくのですから。金本位ならそうはなりませんが。。。いくらでも増やせるお金を支配している世界金融資本は魔法の世界にいるのでしょうね。12月13日〜1月14日にFRBはレポ市場に5000億ドルもの資金を供給するそうですからすごいです。年末年始にもせっせと資金を供給していたようです。株価が上がっているのもこのおかげ?

ところで・・・・昨年7月に、トランプ米大統領は、連邦政府の借金の限度を法律で定めた債務上限について、適用を2021年7月末まで停止することで共和、民主両党の幹部と合意したとツイッターで伝えていましたが、これで米国債の償還や利払いができずにデフォルトに陥る事態は回避される見込みとなったとのことです。ということは来年7月までは借り放題ということでしょうか。来年7月になったらどうするのでしょうか。さらに停止を2年間延期するのでしょうか。日本政府も同じようにしますかね。日本政府が大好きな中国政府もやっていますし。

FRBがこのままお金を増やし続けるとどうなるのでしょうか。お金を支配するものは世界を支配するのは当たり前ですね。自由に使えるお金で何でもできますから。これぞ、特権階級!
主要メディアはこのことを報道したくないようです。一方、米イランの対立は盛んに報道しています。これは本筋の問題から民衆の注意をそらすための工作でしょうか。

以下の記事から:
先週木曜日にFRBは米レポ市場に資金供給しました。これをしないと米金融市場は崩壊します。
リーマンショック前にも行われました。
昨年9月にレポ市場のお金がなくなり始めたため、ニューヨークのFRBが急いで資金供給しました。
昨年10月11日に、FRBは毎月600憶ドルの短期米国債を購入する計画を発表し、QE4と同じ資金供給を開始しました。
FRBは過去4か月間でバランスシートを4000憶ドルも拡大しました。これは年率で1兆2千億ドルの拡大です。
1999年にFRBは最悪の事態に備えるためにレポ市場に1200憶ドルの資金を供給しました。

以下のグラフはFRBがレポ市場に供給してきた資金の額を示しています。

現在進行中のFRBによるレポ・ベイルアウトは2007年~2010年にウォール街に行ったベイルアウト(29兆ドル)を超えるのでしょうか。

最近、FRBは密かに12月のFOMC連邦公開市場委員会議事録を公表しました

それによると、最新の対策として、一日に約2150憶ドルの資金をウォール街の商社(複数)に供給することになりました。前回のFRBのFOMC連邦公開市場委員会と12月のFOMCの間はたった29営業日しかありません。つまりこの短い期間にFRBからウォール街の商社(複数)に6兆2300憶ドルもの累積融資が行われたことになります。これを1日で換算すると2150憶ドルになります。
6月までにレポ・ベイルアウトは29兆ドルを超えるでしょう。つまりこのまま行けば6月までに2007年~2010年に供給されたレポ・ベイルアウトへの資金の額を超えることになります。このままレポ・ベイルアウトは続いていくのでしょうか。

FRBは4月まではレポ市場をサポートし続けることになっています。たぶん、6月、8月、10月まで続けるのではないでしょうか。
FRBがこのようなやり方を続けるなら、金融危機を救うためにかつてないほど巨額のベイルアウトが必要となってしまいます。それとも、FRBは金融市場を支えている柱を外し自立させるのでしょうか。解決させようとするのでしょうか。

2019年10月11日にFRBは米短期国債を購入すると発表しました。その後、株価が高騰しました。

参考サイト:https://www.investmentwatchblog.com/presently-in-a-staggering-bail-out-of-the-banking-system/(1月13日付けの記事)
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(参考記事)

https://bonafidr.com/2019/12/13/%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%a8%e3%83%bc%e3%82%af%e9%80%a3%e9%8a%80%e3%81%8c%e9%81%8e%e5%8e%bb%e6%9c%80%e5%a4%a75000%e5%84%84%e3%83%89%e3%83%ab%e3%81%a8%e3%81%84%e3%81%86%e8%b6%85%e5%b7%a8/
(転載)

本日12月12日時点の記事です。

ニューヨーク連銀の公開市場取引デスクは、最新の週間「レポ・オペレーションに関する声明(
Statement Regarding Repurchase Operations
)」を発表し、12月13日〜1月14日に行う予定のレポ・オペレーション(レポ市場への資金供給)について方針を発表した。その内容が市場の予測を大幅に上回る5000億ドルという超巨額となっており、市場関係者を驚かせている。

今週火曜、レポ取引の専門家であるCurvature Securitiesのスコット・スカーム氏は、連銀が12月23日(月)のターム (期日)物の資金供給オペレーションとして少なくとも500億ドル(現在の2倍)、そして12月30日(月)のターム・オペレーションとしてさらに少なくとも500億ドルを実施すると発表するだろうと予想していた。

明日(12月12日)発表される連銀のレポ取引市場オペレーションに関して、連銀は12月23日のレポ・オペに最低でも500億ドル、そして12月30日にさらに500億ドルを実施するとする発表を行うと私は見込んでいる。もし連銀が250億ドルかそれ以下のオペレーションの発表を行えば、12月31日〜1月2日の利率はすぐさま急騰するだろう。

そもそもスコット・スカーム氏がこのような連銀による巨額の市場介入を予想したのは、ゾルタン・ポザー氏が今週発表したレポートに起因している。ゾルタン・ポザー氏は、連銀および米財務省でもともと勤務し、現在のレポ取引市場の礎を築いた人物である。2015年にクレディ・スイス銀行へ転職した同氏は、今週、「QE4へのカウントダウン(
Countdown to QE4)」と題するレポートを発表し、9月16日にオーバーナイトのレポ取引市場の利率が10%へと急騰して以来、連銀によって行われてきた金融市場の安定化策は失敗であり、年末に向けて連銀による市場のコントロールが失われる可能性があるという大胆な分析を行っている

本日発表された声明によると、ニューヨーク連銀は、2週間ターム・レポ・オペレーションを週に2回、継続して実施する予定である。つまり年末までに4回のレポ・オペレーションが行われることになる。さらに、ニューヨーク連銀の公開市場取引デスクは、償還期日までの期間がより長いターム・レポ・オペレーションも年末まで実施する予定である。このオペレーションで供給される資金は、スカーム氏が予想した通り、少なくとも500億ドルとなっている

 

しかし連銀による市場介入策はこれだけではない。

 

年末に向けて金融市場の流動性が逓減するのを防ぐため、連銀によるオーバーナイト・レポ・オペレーションはこれまで通り毎日実施され、念のためにその規模も大幅に拡大する予定である。2019年12月31日および2020年1月2日に実施されるオーバーナイト・レポ取引市場に供給される資金は、年末年始におけるオーバーナイト取引市場の流動性に対処するために、少なくとも1500億ドルにまで増額される予定。さらに2019年12月30日には、公開市場取引デスクは、2019年12月31日に決済され2020年1月2日に償還期日を迎える750億ドル分の資金供給を行う予定である

 

そしてさらにそれでも資金供給量が十分ではなかった場合のために、ニューヨーク連銀の公開市場取引デスクは、「政策導入に逆行する影響をもたらす可能性がある、金融市場圧力というリスクに対処するために、レポ・オペレーションのタイミングと供給金額は、連邦公開市場委員会による指示との一貫性を保ちつつ、必要に応じて調整するつもりである」と発表している。

連銀が意味していることは、オーバーナイト・レポを1500億ドルまで規模を拡大することに加えて、12月16日〜1月14日までの年末年始をカバーする合計9回のターム・レポを実施する予定であるということであり(そのうちの8回の供給資金合計は350億ドル、最初の供給資金は500億ドル)、この先1ヶ月間で連銀は合計3650億ドルもの資金を市場に投入するということである。

 

以下はニューヨーク連銀が発表したレポ・オペレーションの予定表である:

 

(予定表はサイト内で)

 

つまり、連銀はQE4(第4弾の量的緩和)を行う代わりに、大量の流動資金をレポ取引市場に投入しようとしている。

 

スカーム氏はこのことを次のように総括している:

 

この一言、「圧倒的規模(massive)」に尽きる。もう少し言うなら、一連のレポ・オペレーションとして過去最大だ!連銀はこの先数週間のレポ・オペレーションの予定について発表したが、それは大規模だ

以下は私の計算である:

年末年始にかけて市場では既に250億ドル分のターム・オペレーションが2回予定されており、合計500億ドル。

連銀は年末に少なくとも1500億ドルのオーバーナイト・オペレーションを行うことにコミットしている。

年最終日の前日に750億ドル。

現在から年末までに合計6回のターム・レポ・オペレーションが行われ、合計2250億ドル。
これら全てを合わせた合計は、私の計算では連銀は年末までにレポ取引市場に5000億ドルもの資金を供給することにコミットしている。当然の結果として、年末年始(12月31日〜1月2日)の金利は多少、回復している。昨日の4.25%から、本日は3.80%で取引されている。

しかし連銀による市場への資金供給はこれだけではない。既に拡大実施されているオーバーナイト・レポ・オペレーションとして、約500億ドルの国債購入と、さらに600億ドルの国債購入による流動性の増加も考えると、連銀はこの先わずか30日間で合計5000億ドル弱の資金を市場に投入する予定である

 

このことは、1月14日までに連銀のバランスシートは「一時的な」レポ取引市場において合計3650億ドルも拡大することになり、既に拡大されているオーバーナイト・レポそして600億ドルの毎月にのぼる国債購入と合わせて、1月中旬までに連銀のバランスシートは現在の4.066兆ドルからこれまでで過去最大だった4.5兆ドルを超える予定である



連銀のバランスシートの推移

(グラフの引用元: https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm)

 

ここで疑問となるのは、この巨額の流動資金の投入によって、ポザー氏が予測する「連銀が市場をコントロールできなくなる状況」を十分に避けることができるだろうかということである。この過去最大規模にまで高まった巨額の流動性資金の投入ですら、レポ取引市場の破綻を避けるには十分ではないということはありえるだろうか?その答えはこの先3週間で判明する。

 

* * *

 

ニューヨーク連銀は、市場をさらに安心させるために、この巨額の5000億ドルにのぼる資金供給を発表した数分後、連銀内部の「市場および金融サービスグループ(Markets and Financial Services Groups)」のトップ3名を刷新する発表を行っている。それだけニューヨーク連銀が、年末年始のレポ取引市場が抱える問題を深刻に捉えている表れでもある。

 




<転載終了>