★さんより情報を頂きました。

トカナさんのサイトより
 https://tocana.jp/2020/04/post_151801_entry.html
<転載開始>
画像は「The Conversation」より


 2017年10月下旬から、海外掲示板「4chan」や「8chan」に、政治メッセージを投稿し、一部で絶大な人気を誇るQアノン(Q Anon、Q=Q Clearance、国家の最高機密へのアクセス権限、Anon=Anonymous、匿名の意)。その発言を真に受けて犯罪行為に走る者が続出するなど、その影響力は強大だ。

 そんなQアノンは新型コロナウイルスについても真偽の定かでない情報を発信しており、その公衆衛生上のリスクが懸念されている。「The Conversation」(4月9日付)によると、1月Qアノンは、コロナウイルスに感染しやすいのはアジア人であり、白人は免疫があるという誤情報をインターネットフォーラムの8kun(8chan)、Facebook、Telegram上で拡散したという。この人種差別的な誤情報が完全に誤っていたことは、現在のヨーロッパ、アメリカの状況を見れば一目瞭然だろう。

 さらに、2月から3月の第2週にかけて、Qアノンは当時のトランプ大統領と同じく、ウイルスの脅威を軽視し、デマと断定。新型コロナウイルスの流行は、トランプ氏の大統領再選を阻止するためのディープステートによる陰謀だとしていた。その目的は、パンデミック脅威を喧伝することで、国内政治から目をそらし、トランプ大統領が築き上げた経済的利益を全て取り除くためだったという。

 ところが、WHOがパンデミックを宣言し、米国がヨーロッパからのほとんどの人々に30日間国境を閉鎖すると発表した後、QAnonは突然、パンデミックはディープステートの工作員を逮捕するためのトランプ政権による偽装だったとしたのだ。

画像は「Daily Beast」より

 こうした二転三転する誤情報は全て、トランプ政権に都合の良い解釈を許容しており、トランプ支持層と重なるQアノン信者らの快楽中枢を刺激するものだ。より悪いことに、信者たちが誤情報を増幅させ、さらに拡散していることだろう。

 FBIはかつて、Qアノンらによって広められた陰謀論を 「国内の潜在的なテロの脅威 」と呼んだが、彼らによるインフォデミック(パンデミックをもじった造語。流言飛語、デマ)は今や公衆衛生上の脅威になっている。

 一方、「Daily Beast」(4月7日付)によると、自称Qアノンのオースティン・スタインバートが、精神科クリニックのコンピュータに不正アクセスし、アメリカンフットボールの選手らも含む他の患者の脳スキャンデータをSNS上に公開したことで、先日警察に逮捕されたと報じている。これまでQアノンの正体はトランプ政権の元首席戦略官兼上級顧問スティーブン・バノン氏とも、米ドナルド・トランプ大統領自身とも、NSA(アメリカ国家安全保障局)内のグループとも言われてきたが、実際はスタインバートのような政治的バックグラウンドもステータスもない一般市民なのかもしれないーー。

 

参考:「The Converstion」、「Daily Beast」、ほか

編集部




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