逝きし世の面影さんのサイトより
https://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/c33ee2b011292f89f9d0707f6c549295
自由について語らなかったのは賢い選択でしたね!
現代も過去(ルールが出来てから)にも自由なんて云うのは存在しません。
ホームレスの人も一見自由のようですがルールと云う枠にはめられて完全なる自由ではない。
仮に自由について話していれば、相手に攻撃のチャンスを与えることになります。
<転載開始>
2020年11月3日投開票のアメリカ大統領選の直接対決(10月23日の二回目の最終回)の司会者Kirsten Welkerは生粋の民主党の党員で反トランプの急先鋒だった
 

ベテラン専門記者による日替わりコラムです。火曜日は、大治朋子・前エルサレム特派員が担当します。

討論会「真の勝者」=大治朋子

 先週、米大統領選候補による最後のテレビ討論会が開かれた。

 初回は互いの発言をさえぎる反則ワザが横行したが、今回は、発言者ではない側のマイクを一時的に切るという強制措置も導入され、それなりの政策論争になった。

 とはいえ双方とも勝者と呼べるほどの成果は上げられていない。かわりに「真の勝者」として欧米メディアが一斉に称賛しているのが、司会を務めた米NBCテレビのホワイトハウス担当記者、クリステン・ウェルカー氏(44)。黒人女性が討論会の司会を務めたのは1992年以来、2人目だ。

討論会の司会はさながら「猛獣使い」である。ホワイトハウスを目前にして取っ組み合う2頭の猛獣。それを適宜引き離したり、論点すり替えで逃げ切ろうとする者を執拗(しつよう)に追いかけたり。その最大の使命は有権者の判断に資する情報を最大限、引き出すことだ。

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不可解で恐ろしい。アメリカ独自のワンドロップルール

母親が北欧系白人だったバラク・オバマは「初めての黒人大統領」との宣伝文句は間違い(誇大宣伝)で正しくは白人と黒人のハーフ(混血)だったように、クリステン・ウェルカーの父親は白人なので「女性の司会者」は正しいが「黒人司会者」は明らかな間違い。(★注、アメリカでは歌手のマライヤ・キャリーのように先祖の一人に黒人がいれば自動的に「黒人と見做す」世界的にも珍しいワンドロップルールがある)

ホワイトハウスで民主党オバマ大統領と記念撮影をしていた二回目直接対決「討論会」最終回の司会者Kirsten Welkerとその両親。米NBCテレビのホワイトハウス担当記者、クリステン・ウェルカーの両親は米民主党の大口献金者だったし、もちろん司会者本人も民主党員(反トランプ)。

2対1のハンディ戦でも「五分の戦い」だったバイデンとトランプ最後のテレビ討論会

反トランプの急先鋒ワシントンポストやニューヨークタイムスだけではなく、世論形成に一番影響力があるCNNやNBCテレビなどアメリカの3大ネットワークは全部が民主党支持なのですが、最後の直接対決司会者も民主党員だった四面楚歌状態でもトランプ大統領は堂々と民主党バイデン候補を論破したのですから驚きである。(★注、日本なら常識である「最低限の不偏不党の原則」を大きく逸脱していたハンデ戦で五分の戦いでできるならハンディ無しの本選挙なら圧勝出来る)

米国大統領選:最近の世論調査平均はバイデン50.8%、トランプ43.0差バイデン +7.8で若干ちじまる。しかし、Rasmussen Reports10/21 - 10/25ではバイデン47、トランプ48でトランプリード。この現象は最近では初めて。
 
 

保守派の米最高裁判事を承認 毎日新聞

 米上院(定数100)は26日の本会議で、連邦最高裁判事に保守派のエイミー・コニー・バレット連邦控訴裁(高裁)判事(48)を充てる人事案を与党・共和党の賛成多数で可決した。

リベラル派のギンズバーグ最高裁判事の死去に伴う空席を補充するもの。定数9の最高裁は保守派が6人、リベラル派が3人となり、保守派の比重が増すことになった。医療保険制度や人工妊娠中絶を巡る判断に影響が出るとの見方が出ている。  48歳での就任は史上最年少。最高裁判事は終身制で長期間にわたり在任する見通しだ。  トランプ大統領が指名し、就任した最高裁判事は3人目。与党・共和党は11月3日の大統領選・連邦議会選への弾みとしたい考えだ。野党・民主党は、大統領選直前の承認に反発していた。  バレット氏は敬虔(けいけん)なカトリック教徒で、カトリック系のノートルダム大法科大学院を修了。保守派の故スカリア最高裁判事の調査官を経て、同法科大学院で教授を務めた。【ワシントン古本陽荘】

最高裁長官を含め15名全員が極右国粋主義の安倍首相が任命しているのに。何も言わない

アメリカ最高裁の保守系が6人で、野党民主党指名のリベラル系裁判官が3人もいるのですから(あくまで日本の最高裁の裁判官に比べてですが)素晴らしいというか、何ともうらやましい限りである。

末期のがんで87歳で現職のアメリカ最高裁の裁判官として死んだリベラル派のギンズバーグ最高裁判事ですが、もしも、本当に裁判官の党派性が大問題だと思って居たなら、当然4年前の自分が83歳だった(がんが進行中で闘病中だった)オバマ政権当時に辞任して若いリベラル派裁判官に席を譲っている。そもそも80歳台(しかも死病に取りつかれていて)でアメリカ最高裁の裁判官の椅子にしがみついていること自体が異様である。

挙国一致でダンマリを決め込む日本のメディア

飛行機事故の原因追及にはフライトデータレコーダーを使う。クルマも同じ。軽自動車を除くエアバッグ付きのクルマにはEDR(イベント・データ・レコーダー)が付いている。
最もシンプルなEDRでも、エアバッグ展開する直前の車速や前後G、左右のG、アクセル開度、ブレーキ踏んでいるかが分かる。


EDRの解析は専用の診断機やソフトを用いて行うが、警察であればすぐにでもデータの解析ができる環境は整っている

日本の技術官僚で計測の専門家なのに、プリウスに限らず日本のエアーバック装着車には航空機のように自動的に事故時の記録が残るEDR(イベント・データ・レコーダー)があることを知らなかった(ブレーキを踏んだが効かなかったと無罪を主張する)80歳台の東京池袋暴走事故の「上級市民」と同じで、根本的に判断が狂っているのである。(★注、87歳の耄碌した老人にアメリカで9人しかない大事な役職最高裁の裁判官を任せる方が無茶苦茶。根本的な勘違いなのである)

 
只今、最高裁判事として承認されたエイミー・コニー・バレット氏は「憲法修正第1条に定められた国民の自由とは何か?」と尋ねられて答えられなかった人です。国民の自由に興味がないことがよくわかります。
 
町山智浩のアメリカの今を知るTV In Association With CNN·
【あめしる緊急動画第5弾】トランプ大統領から最高裁判事指名を受けたバレット氏の公聴会。全米で最も話題になったのが、ある質問に彼女が答えられなかったこと。法律家としての常識であるその質問とは??そしてそれが答えれない事が何を意味するのか?? #BS朝日 #あめしる
 
裁判官(法律家)に政治的決断(党派性)を求める米民主党やリベラルメディアの怪
 
最高裁判事として承認されたエイミー・コニー・バレットは議会公聴会に一切のメモを持ち込まず、アメリカ憲法と法律に従うと繰り返したことを米民主党などリベラルメディアが総攻撃するが???何とも不思議な構図である。
 
町山智浩など民主党やベラルメディアや知識人は「既存の法律だけでは守れない」場合があると主張しているのですから面妖な。たとえ最高裁とはいえ裁判官個人が憲法や立法府の決めた「法律」を無視して、自分勝手に独自の判断をしたら絶対にダメ。
たしかに「既存の法律だけでは守れない」場合があるが、それは裁判官ではなくて大統領とか議員など政治家に要求するべきである。完璧に話のすり替えで、民主主義の基本原則の三権分立を無視しているのですから恐ろしい。(★注、法律家の代表である最高裁裁判官が法律を無視したのでは世の中は終わりである)
 
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政治用語の基礎知識 右翼、左翼、保守の違いとは、 2016年12月11日 | 政治

保守の正しい定義

社会科学的に判断すれば、『保守』とは現在に依拠し、現在を守る勢力のことで、土台からの根本的な造り替えは警戒するが、漸進的な改良を最善と考えている穏健思想で、少しずつ着実に前に向かって動いて行くところに特徴がある。
基本的に『保守』とは、今までの古き良き権威や伝統を『守り』『保つ』政治姿勢であり現状に多少の不満はあっても、生活や体制に基本的に満足している。(不平不満は右翼や左翼に比べて圧倒的に小さい)
『今』にまったく不満で社会の根本的な改革を主張しているのが『右翼』や『左翼』で、現状に『満足出来ない』だけなら同じだが、両者は時間軸が違っている。
左翼はまだ見ぬ未来に自分の理想を期待し、右翼は『失われた理想の過去に立脚して現在に異議を申し立てる』思想や勢力のこと。
思考形態なら右翼は情緒的・主観的に判断し、左翼は理論的・客観的に判断しようとする。

右翼左翼の裏定義

政治的な戦略や主義主張ではなくて、その戦術的スタンスで右と左を分類すると、『左』とは社会を上(強者)と下(弱者)とに真っ二つに分けて、自分を下(弱者)側に味方して上(強者)に抵抗していると思い込む。
『右』の手法も矢張りまったく同じで、社会を真っ二つに分ける。
違うのはその分け方だけ。
右翼は、世の中を内と外に分け自分を『内』に分類し、それ以外の全てを『外』(内に敵対する危険な存在)と認定する。
結果的に左は『上』(権威や権力を持った強者)を攻撃するので必然的に連敗する。
右は自分が『外』だと思ったものは社会的な弱者でも見境無く攻撃するので良識ある大人に嫌われる。
典型的な弱者である落ちこぼれのニートやフリーター(ネットウョ)が、『弱者の味方』と自分で思っている『左』を攻撃するなどの不思議な現象は社会を『上下』か『内外』かの、『分け方の違い』での衝突と考えれば分かりやすい。
(抜粋)

アメリカの「保守」と敵対する「リベラル」って何?

アメリカの「リベラル」を革新勢力に、アメリカの「保守」を右翼勢力として捉えて「左右の対立」と描いているのが日本のマスコミとか有識者の基本姿勢なのですが実に疑問だ。そもそも社会科学的に判断すれば、『保守』とは現在に依拠し、現在を守る勢力のことで、土台からの根本的な造り替えは警戒するが、漸進的な改良を最善と考えている穏健思想である。
基本的に『保守』とは、今までの古き良き権威や伝統を『守り』『保つ』政治姿勢なので、いわゆる「右翼」とは全く無関係だった。(★注、日本の「右翼」が自分たちを正しく「右翼」とは名乗らず「保守だ」と自称するのは中身がヤクザである事実を隠す姑息な目的だった。対照的に自分たちを「左翼である」と思いたがっている勢力が「左翼」)

アメリカの保守とリベラルの争いの一つが同性婚の是非なのですが、男女だから結婚できるのであり、そもそも同棲と同性婚を混同するリベラル方が大混乱の元。根本的な勘違いなのである。

氷河期の真っ最中に地球温暖化を叫ぶ不真面目なリベラルの嘘八百

そして、リベラル(liberal)は、「自由主義」を意味 する英語なのですから「保守」と同じで(社会学的な分類の)右翼左翼とは無関係。あえて分類すれば政治勢力ではなくて無制限な資本主義万能論的な(一時は世界を席巻し猛威をふるった)悪魔の碾き臼「新自由主義」に一番近いでしょう。

リベラルの一番成功した標語が環境保護「人為的CO2地球温暖化」なのですが、これは30年ほど前に原発メーカーを救済する目的で始まった馬鹿馬鹿しい詐欺話程度。基本的に無駄に穴を掘って、意味なく穴を埋めてもケインズ政策で仕事が出来て金が社会に回れば成功だとのケインズ政策である。(★注、石炭石油など化石燃料が出来た白亜紀など恐竜が地球を闊歩していた6600年前の世界は今より温暖で炭酸ガス濃度も6倍以上もあった動植物にとって住みやすい環境だったのである。しかし、現在の地球は全ての生命が依拠する植物にとって寒すぎるし唯一の食べ物のCO2も少ない厳しい環境だった)


<転載終了>