笹原シュン☆これ今、旬!!さんのサイトより
https://shunsasahara.com/entry/2021/05/03/183103
この話も昔からあるよと言っても・・・

<転載開始>

気象操作の歴史

 人類の力による気象の操作の歴史は意外に古く、天気予報の原理の発見(1913年)よりも早い、1891年にルイ・ガスマンによって考案されています。 

 

人工降雨の原理

 彼が考案したのは人工降雨の方法です。ガスマンは、炭酸を霧状にして、大気中に撒くことで、人工的に雨を降らせることに成功しています。

 

 これはドライアイス(固体の二酸化炭素)の粉末でも代用できます。

 

 大気中に過剰の水分を含んだ大気に、炭酸やドライアイスをまくと、それが核となって、水滴が形成され、雨となって落下するという原理です。

 

 また、日本では、大気中に放電することによって、人工降雨を実現する方法が開発されていました。

 

 

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 これは1921年(大正10年)9月21日の大阪証券日報の記事です。発明家の延原正孝氏が考案した、気球を飛ばして、空中に放電するという方法で、日本において、見事に人工降雨を成功させたことを報じています。

 

 さらに、1927年には、スコットランドの物理学者、チャールズ・ウィルソンが、断熱膨張によって人工雲を作ることに成功しています。

 

 第2次世界大戦直後、ドライアイスの代わりに、氷と結晶構造がよく似た、ヨウ化銀やヨウ化鉛をまくと、より効果的に降雨がもたらされることが発見されます。

 

 これらの手法は、1946年、シェーファーとラングミュアによって、「クラウドシーディング」と呼ばれる手法にまとめられ、翌年特許が取得されます。

 

 クラウドは雲、シーディングは種まきですね。雲ができている、もしくはできかかっているところに、核となるドライアイスやヨウ化銀を投下すると、その周りに水滴が集まり、雨となる、という方法で、人工降雨をもたらす手法です。


 クラウドシーディングは、47年に発生したハリケーンに対してさっそく使用されました。

 

 これはフロリダに上陸直前のハリケーンの上空からドライアイスをまいて、ハリケーンの進路を変えようという試みでした(プロジェクト・シラス)。

 

 これによって確かにハリケーンは進路を変えたのですが、フロリダではなく、ジョージア州に上陸してしまい、大きな被害が出てしまいました。

 

 この時代はまだ、自由自在にハリケーンを操作するという段階までには達していなかったようです。

 

気象兵器の利用とその制限

 そうこうするうちに、人工降雨の研究は進み、軍事利用への道が開けていきました。

 

 ジョン・F・ケネディ大統領は、1961年の国連演説で、気象兵器の平和利用を訴えています。ということは、平和でない利用がこの時点ですでに行われていたわけですね。

 

 ケネディ大統領暗殺後の1963年には、DS の一員であるジョンソン大統領が

「気象を操る者が世界を操る」

と述べています。もう気象兵器を使う気満々ですね。

 

ベトナム戦争における気象兵器の使用

 そして1967年、ついに気象兵器が大規模実戦投入される日がやってきました。

 

  それが、ベトナム戦争における「ポパイ作戦」です。


 1967年5月20日から7月5日にかけて、アメリカは、戦線が膠着していたベトナム戦争において、雨季を長引かせて道をぬかるませ、ベトナム軍の進軍の邪魔をするために、ベトナム上空からヨウ化銀とヨウ化鉛を撒きました。

 

 これによって、雨季を30~45日、長引かせることに成功し、アメリカはある程度の交通分断効果を得ることができました。

 

気象兵器禁止条約

 その後も気象兵器の開発は着々と進められ、日本国内でもたびたび報道されるようになります。

 

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  これは1975年6月20日の読売新聞です。かなり大きな紙面を使って、気象兵器の解説をしていますね。

 

 1977年5月17日には、以前地震兵器のところでも言及した、「環境改変技術敵対的使用禁止条約」が締結されます。

 

 この条約では地震兵器や気象兵器の敵対的使用が禁止されました。

 

 敵対的使用というのは、敵国に対して使用してはいけないということで、自国政府が自国民に対して使用するのは問題ない、というのは、地震兵器と同じです。

 

 かろうじて、人工降雨が平和(?)利用されたといえるのは、2008年の北京オリンピックでしょうか。

 

 北京オリンピックの開会式は、雷雨の予報になっていました。しかし、前日に、中国人民解放軍が、ヨウ化銀を詰めたロケット弾1000発を、開会式会場上空の雨雲に打ち込み、雨を降らせました。

 

 おかげで、開会式当日はきれいな青空が広がりました。

 

 当時の胡錦涛主席は、これに対し、「お天気の予約をしておきました」と述べたということです。

 

 この辺までが、第1世代の気象兵器ですね。ようするに、雨が降りそうなところにドライアイスやヨウ化銀をまいて、雨を降らせるだけです。

 

 しかしこの方法だと、現地で飛行機の編隊が飛行するので、やっているのがすぐばれますし、そもそも雲や水蒸気が少ない場所では、効果がないことも多いです。

 

HAARPの登場

 だったら、雲自体を人工的に作ればいいじゃん、ということで登場したのが「HAARP」です。

 

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  この写真はアラスカ州ランゲル・セントアライアス国立公園内にある、世界最初の「HAARP(高周波活性オーロラ調査プログラム)」です。

 

 HAARPは、その名の通り、名目上はオーロラ観測などの成層圏調査レーダーとされています。

 

 しかし実際には、大出力のマイクロ波発生装置です。ようするに巨大な電子レンジですね。

 

 電子レンジは水分子と共振するマイクロ波を発生させ、水分子を加熱させることで調理を行います。

 

 これと同じ原理で、HAARPは、大出力のマイクロ波を発生させ、電離層や人工衛星で反射させて地面や海面に照射し、それを温めるのです。

 

 温まった地面や海面では、上昇気流が発生し、水蒸気を上空に上がって雲を作ります。そしてその下の地面もしくは海面に雨を降らせることができるのです。

 

 アラスカのHAARPは、2005年に特許が取得され、運用が開始されました。

特許の項目は、「気象管理(米国20060201547 A1)」特許取得者はアメリカの SolarEn社とSolarSpace社です。

 

 特許に添付された図面は以下のようなものです。

 

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 カリブ海に衛星で反射したHAARPからのマイクロ波を照射して、海面を温め、ハリケーンを発生させます。

 

 その後、ハリケーンの進路に向けて、マイクロ波を照射し続けると、そこに上昇気流が発生し、気圧が低下、ハリケーンが吸い寄せられて、首尾よくフロリダに上陸するというわけです。

 

日本におけるHAARP

 すでに述べたように、気象兵器は自国に使う分には禁止の対象になっていません。

 

 というわけで、原則として、その国の政府が自国を攻撃するために用いられます。

 

 ハリケーンは、アラスカのHAARPが作っていますが、日本を襲う台風はどうやっているのでしょうか。

 

 じつは、世界最大のHAARP は、日本が所有しています。

 

 それが、滋賀県甲賀市信楽町にある、京都大学生存圏研究所の「MUレーダー」です。

 

 

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 もちろん名目上は成層圏観測レーダーということになっていますが、主な仕事は太平洋に大出力マイクロ波を照射することによって、台風を作ることです。

 

 そしてできた台風の進路調整は、日本各地の気象庁の観測所にある気象観測レーダー、という名の、マイクロ波発生装置によって行われています。

 

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 これは千葉県柏市の気象大学校にある、気象観測レーダーです。 マイクロ波の放出はかなりの電力を消費するので、柏周辺は、台風が来るたびに停電が起こります。

 

 これらの施設による台風の発生と進路の誘導については、後の記事で詳しく述べさせていただきます。

 

 ここまでが第2世代の気象兵器です。

 

そしてケムトレイルへ・・・

 HAARP による気象操作は、ハリケーンや台風などの大規模なものには向いているのですが、地上にピンポイントで豪雨を降らせるなどの細かい調整が苦手でした。

 

 原因は、空気がマイクロ波を透過してしまうことにあります。大電力を投じて地上にマイクロ波を照射しても、空気を透過して地面を温めてから空気を熱して上昇気流が・・・なんてやっていると、時間がかかるし、精度が落ちるし、何より電力の無駄です。

 

 何とかならないかと考えた末、空気中にマイクロ波を吸収する物質をまいたらどうか、ということになりました。

 

 実験の末、酸化アルミニウムや、硫化バリウムがマイクロ波を吸収しやすいことが分かりました。それなら、これらの粉末とヨウ化銀の粉末の混合物をあらかじめ飛行機で空から撒いておけばいいということになりました。

 

 これらを撒いておいたところに、HAARP のマイクロ波を照射すれば、空気中の酸化アルミニウムや硫化バリウムがマイクロ波を吸収し、地面に到達する前に直接大気を温めて、上昇気流を作ることができます。

 

 上昇気流ができて雲になれば、ヨウ化銀の核の下で水滴となり、すぐさま降雨が始まります。

 

 これが第3世代の気象兵器です。この空気中にまかれた粒子とHAARP を組み合わせることで、狙った地域にすばやく、最小の電力で、激しい雨を降らせることができるようになったわけです。

 

 DS は、さらに考えました。どうせ飛行機から粉末をまくんだったら、ついでにその中に毒物を入れておけばいいじゃないか、と。

 

 こうして完成したのが「ケムトレイル」です。

 

 DS は、普段から航空機で、各地にケムトレイルをまくことで、どこでも自在に雨を降らし、混入された毒物で作物に害を与え、人体にも危害を加えることができることになったのです。

 

 まさにDS にとっては、一石三鳥の名案です。

 

 このケムトレイルについては、次記事でもう少し詳しく述べたいと思います。



<転載終了>