https://indeep.jp/magnetic-field-collapse-is-approaching/
<転載開始>
気づけばいろいろと大変な環境に
最近は、ワクチン禍に目が行きすぎ、他のことをあまり見ていなかったのですが、たとえば最近の以下の記事で書かせていただきましたように、太陽活動が以前の予測とはまるで異なる過激な方向に進んでいることも、読者様に教えていただくまで気づいていませんでした。
過去の個人的な予測にすべて反する「サイクル25の太陽活動の異様な強さ」から見る未来。死と過剰な暴力がどれだけ拡大するかはまだわからないですが…
投稿日:2021年12月21日
この記事の後、太陽黒点は 150近くまで増えたことがデータからわかり、その後減ったと思いましたら、NASA のデータでは、また 128とかになっている上に、
「サイクル25で最大の太陽黒点が発生して地球に向いてきている」
ことも知りました。
太陽:Xフレアを発生させる可能性のある巨大な黒点群が地球に向いてきた (2021/12/27)
この黒点群、スペースウェザーは「 Xクラスの太陽フレアになるエネルギーを持つ磁場がある」ということで、もし爆発した場合、地球に大きな磁気嵐がやってくる可能性が出ています。
そして、これもまた読者の方に教えていただいたのですが、
「地球の磁極がさらに大変なことになっている」
ことを知ったのでした。
地球の「極の混乱した移動」は今後どうなるのか
地球の北極(地名としての北極ではなく、北の磁場の極としての北極)が、非常に早いペースで「移動」していることを知ったのは、10年以上前でした。以下の記事は 2010年の単なる翻訳記事ですが、その頃に知ったのです。
加速するポールシフト: この100年間での極の移動の距離はすでに1100キロに
投稿日:2010年10月09日
この 10年前の記事では「移動距離は 1100キロに」とありますが、後でふれますが、その後の 10年で「さらに数百キロ移動」しています。
以下は、京都大学大学院 の地磁気世界資料解析センターにある資料ページからですが、1900年から 2020年までの 120年で、北の磁極はこんなに移動しています。
過去120年の地球の北の磁極の移動
京都大学 地磁気世界資料解析センター
そして実は「 21世紀に入って移動速度が急激に加速化している」のです。
以下の図は、2019年の科学誌ネイチャーに掲載された図で、数字は年代です。
この年代から、
・1900年から 2000年までの 100年間の移動距離
と
・2000年から 2020年までの 20年間の移動距離
が「ほぼ同じ」であることに気づかれると思われます。
速度と移動距離が、21世紀に入って数倍加速しているのです。
1900年から2020年までの磁場の移動
nature
このネイチャーの論文のタイトルは以下のようなものでした。
地球の磁場が暴走しているが、地質学者たちはその理由を知らない
Earth’s magnetic field is acting up and geologists don’t know why
なお、NOAA (アメリカ海洋大気庁)のニュースリリースによれば、この北の磁極の移動距離は、 2020年の段階で、
「 1831年以来、2250キロメートルに及んでいる」
のだそうです。日本の本州の長さが約 1500キロメートルですので、かなりの距離を移動しているといえます。また、その多くが 21世紀になってからのものです。
重要なのは「磁極が移動している理由」についてですが、まあ、上のネイチャーの論文に「地質学者たちはその理由を知らない」とありますように、実際のところはわからないのですが、先ほどの京都大学の解析センターの資料で、「これかもしれないな」ということにふれられています。
私がこのことを知ったのは、2019年の 12月なんですが、
「そんな事実があったのかよ」
と驚きました。
地球の磁極としての磁場は「南北のふたつではない」のです。
「地球には、磁極と共に《ニセの磁極》がある」
のでした。
つまり「4つある」と。
以下の記事に、京都大学 地磁気世界資料解析センターの資料を載せています。
地球の磁場は「移動する強大な偽の磁極」により乱されていた
投稿日:2019年12月11日
その京都大学の資料に以下の表記がありました。
太字はこちらでしています。
京都大学「地磁気世界資料解析センター」の資料より
現在、 日本付近で磁北が地理的な北よりも西に向いている原因としては、 シベリアに見られる地磁気の異常分布の影響があげられる。
……バイカル湖の北の地域は磁北極からかなり離れているにもかかわらず、 北半球でもっとも地磁気が強くなっており、 あたかも磁極があるかのような「偽磁極」とでもいうべき分布をしている。
……1800年頃からこのような地磁気の異常分布が顕著となり、 日本付近では磁北もこの「偽磁極」に引かれる形で、 地理的な北よりも西を向くようになったようで、 今なお続くこの「偽磁極」の発達が日本付近での偏角の西向きへの変化や、 磁北極のシベリア方向への急速な移動に影響を及ぼしているものと見られる。 (磁石の北と地磁気極と磁極)
京都大学の図ですと、以下のようになっています。
この「ニセの磁極」は、地球の本来の磁極ではないのですが、では何が作り出しているかといいますと、先ほどの京都大学の資料に、
> 地磁気の異常分布の影響
とありますように、「強い地磁気が、地球の本来の磁極の動きを乱している」と考えられるということになります。
地磁気によるニセの磁極が本物の磁極に混乱を与えている。
しかし、そもそも「地磁気の発生要因とは何か?」ということについては、現在の地質学では、
> 地磁気の成因の99%は地球内部にあり、1%は地球外(太陽表面からの荷電粒子等)にある。 (地磁気)
とありますが、その後半の説明部分の、
> 地磁気の発生原因は、今でも完全には解明されていない。(地磁気)
という部分が大きいと思われます。
私自身は、地球の磁気を支配している要因のかなりの部分が太陽によってのものだと思っています。
このことは、別の話となりますが、先ほども書きましたように、「 21世紀に入ってから、地球の磁気の移動距離がさらに大きくなっている」ということと、
「 21世紀の太陽の異常」
がリンクしていることからも思う部分ではあります。
まあ、これは関係のない話となりますけれど、以下は 2012年4月という、やはり 10年くらい前の記事ですが、日本の国立天文台の発表をご紹介していまして、その頃、
「太陽の磁極が4つになった」
のです。
地球でいえば、「北極と南極に加えて、西極と東極ができた」ということです。
奇妙な太陽のポールシフトは太陽系全体に影響を与えるか?: 国立天文台が発表した「4極化する太陽磁場」
In Deep 2012年04月21日
この記事に報道などを載せていますが、下のようになっちゃったんです、太陽が。
2012年4月19日の国立天文台の資料から作成し直した「太陽の変化の予測」
以下は当時の読売新聞の報道です。
太陽磁場、来月に4極化か…300年前は寒冷に
読売新聞 2012.04.20国立天文台などは、5月にも太陽の磁場が反転し、北極と南極にN極(プラス磁場)、赤道付近に二つのS極(マイナス磁場)が出現する「4重極構造」に変化するとの予想を発表した。
同天文台の常田佐久教授らは、太陽観測衛星「ひので」を使い、磁場データを分析。昨年7月以降、北極の磁場がS極からN極に反転し始めたことを確認した。
一方、ほぼ同時に反転するはずの南極はN極のままで変化せず、4重極構造が確実視される状況となった。
なお、この 10年ほど前の報道の、
> 同時に反転するはずの南極はN極のままで変化せず
というところをご記憶していただきたいのです。
理由は、「地球の磁極の変化も同じようになっている」からです。
さらに続けます。
磁極のアンバランスがもたらす未来
地球では、ここまで書きましたような「北の磁極の急速な移動」がこれまで起きていたのですけれど、最近はそういう資料も見ることがなかったのですが、読者様が今年の論文を教えて下さいました。以下の論文です。
国際地磁気参照場 : 第13世代
International Geomagnetic Reference Field: the thirteenth generation
この論文では、「 2025年までの磁極の移動」について予測しているのですけれど、以下は論文にある図のうちのひとつです。日本語をこちらで入れています。
北極と南極の磁極の移動(1900年 - 2025年)
earth-planets-space.springeropen.com
この図だとちょっとわかりにくいと思うのですが、地図で移動の状態を大ざっぱに示しますと、以下のような感じになると思われます。
この論文の予測図では、「そのうち磁場としての北極はロシアの領域になる」ことを示していますが、しかし、「ニセの磁場の動き」次第ではそれもわかりません。
私がこの急速な磁場の移動ことで思いますのは、先ほど「太陽が4極化した」という 2012年の国立天文台の報道をご紹介しましたが、そこには、
> 北極の磁場がS極からN極に反転し始めた
けれど、
> 同時に反転するはずの南極はN極のままで変化せず
とありました。
そして、結果として、
> 4重極構造が確実視される状況となった。
という「 4つの磁極」という極めて不安定で不自然な状態を太陽は経験したわけですが、
「今の地球も同じ」
なんです。
先ほどの北極と南極の 2025年までの磁極の移動を見ますと、「北極の磁場の移動距離と南極の磁場の移動距離がまったく異なる」のです。それぞれ赤いラインのほうです。
左が北極、右が南極です。南極のほうの磁極は北極ほど移動していません。
南と北のバランスが取れていないのですよ。
太陽では、北と南の磁極が「同じような状態で反転することがなかった」(太陽の北の磁極だけ移動 / 反転した)ために「 2つの極が 4つとなった」という異常事態に至ったわけですが、今の地球の磁極の移動を見ていると、
「このままでは、おそらく太陽と同じことが起きる」
と思われます。
地球の磁場はすでに乱れているのですけれど、それが今後さらにムチャクチャに乱れることもあり得そうです。北の磁極の移動がさらにスピードアップしてくるようなことがあるとすれば、相当に乱れると思います。
その乱れは「すべての乱れ」につながるとも思います。
気候とか災害とか人体とか。
この「人体」というのは奇妙に思われるかもしれないですが、以前、アメリカのハートマス研究所という研究機関が、
「人類の心臓のリズムが地球規模で同期している」
ということや、それは「太陽と地球の周波数の同期で起きている」ことを発表したことがありました。以下の記事にあります。
太陽と人間と地球の間に存在する永遠のシンクロ : 最近の研究でわかった「すべての人類の心臓のリズムが地球規模で同期している」ことと共に、「太陽と地球と全人類は常に磁場を介して同期している」こと
投稿日:2017年9月12日
あと、地球には「地球独自の周波数(音)」があり、それをシューマン共振というのですけれど、
「過去から永劫に不変だったシューマン共振の周波数が乱れてきた」
ことが観測データで示されていたことがあります。
以下の記事でご紹介しています。
永久に不変と思われた「地球が発するシューマン周波数」が 7.83Hz から 8.5Hz へとアップし、ついに不安定化へ……。そこから思う「良い周波数」と「悪い周波数」の存在
投稿日:2017年8月2日
とにかく、
「 21世紀は地球も太陽も変」
なんです。
そういえば……2019年に、これがどれだけ科学的に裏付けされているものかはわからないですが、ハンガリーのブダペスト工科経済大学の科学者であるジャマル・S・シュレア博士という方が、以下のように論文で述べていたことがあります。
>現在のすべての兆候は、太陽系は、銀河系の最も高い位置にある銀河コア(核)に可能な限り近い位置に近づいていることを示唆しているように見える。この領域は、太陽を囲む最もエネルギーのある領域だ。
>
>そして、この密な領域は、太陽の磁場と太陽系のすべての惑星の磁場を変えているのだ。
>
> ……太陽系全体で変化が起きている。この事実は、追加されるデータによっても示される。たとえば、太陽の磁場の強さの増加は、太陽系内で起こっている劇的な変化の最も明白な証拠の 1つだ。
>
> 米ラザフォードアップルトン国立研究所の調査によると、太陽の磁場は 20世紀だけで 230%増加した。太陽のエネルギーの変化は太陽風を通して外側に放射し、それにより星間空間の電荷を増加させる。(indeep.jp)
つまり、今、地球(というより太陽系全部)が、銀河系の最も中心の「極めてエネルギーが高い位置」に近づいている、と。
その銀河系のエネルギーが、
「太陽系のすべての惑星の磁場を変えている」
と、このハンガリーの科学者は述べていました。
これは一般の宇宙物理学の範囲ではない説ですが、興味のある主張です。
以下の記事で取りあげています。
太陽系は、現在「銀河系の最も中心部に近づいて」おり、地球を含む太陽系は非常に高いエネルギーが支配する宇宙の領域に突入するとハンガリーの科学者が警告
投稿日:2019年9月26日
このハンガリーの科学者の言うことが仮に正しいのなら、今後さらに地球はエネルギーの高い場所に近づき、「磁場に大きな影響を受ける」ということも言えるのかもしれません。
太陽活動が予想と異なる高い活動をこんなに早くから始めているのも関係があるかもしれません。
地球のさまざまな環境異変や災害も関係あるかもしれません。人の病気や感情にも影響があるのかもしれません。
すべてが「かもしれません」としか表現しようがないのですが、しかし、地球の南北磁極の現在のアンバランスな進行が、地球に極端な影響をもたらす可能性があることだけは事実だと思います。
現在の磁場の移動の速度でしたら、数年内に顕著な影響が表面化してくるような気はします。
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<転載終了>
ずいぶん前から、
夕日も南西の方向に沈んでいきます。
genkimaru1
がしました