続きです。

 火山以外の気候要因

 こうして歴史を振り返ると大噴火は冷害に繋がり、ひいては飢饉を起こす要因となることがわかます。

 しかし火山噴火が必ずしも大飢饉につながるとは限りません。

 富士山の宝永大噴火(1707年)や貞観大噴火(864~866年)では天保や天明ほどの大飢饉は記録されていません。(それなりの飢饉はあったようですが)

 もちろん、気温には噴火以外の要素も大きく関係します。中でも最も大きな要因は太陽活動です。

 実はコロナ騒動と同期するように、太陽活動も2020年から黒点が減少し活動低下期に入っています

(最近、奇しくもコロナ騒動が落ち着くのと一致するかのように久しぶりに大きな黒点が現れた)

 長期予報はむしろ夏の高温を予想しています。

 ラニーニャ現象の影響を強く見ているようです。

 しかし天気予報など明日の天気もまま外れるのはご存知の通り。

 戦争や経済の影響

 流通に関して最大の懸念は戦争です。ウクライナ紛争をきっかけにロシアと敵対してしまった日本は、いつ侵攻を受けてもおかしくない状況です。ウクライナに金やドローンを送るという行為は戦争への参加であり、国際的にロシアへの宣戦布告とみなされます。

 だからインドは自衛隊機の空港使用を拒否しました。

 実は人口的にも経済的にも、反ロシアは少数派なのです。

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 円は独歩安をつづけ1ドル130円を突破。(ロシアルーブルは上昇)

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 ロシアが主な輸出国である肥料は史上最高値を更新し高騰を続けています。

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 こうした状況を考えれば、生産量とともに、輸入できる食糧・飼料作物・肥料などが大きく減少することが懸念されます。

 もはや1993年の『平成の米騒動』の時のように、タイ米を売ってもらっておきながら「口に合わない」などと言っている余裕はないかもしれません。

 人工飢饉

 アメリカでは食糧庫の火災が相次いでいます。また鉄道会社が穀物・肥料の輸送を停止しました。その結果食料価格が高騰。

 先に世界経済フォーラム議長の言葉を挙げたように、これらは全て意図的に行われています。彼らは人工的に飢饉を作り出し、金を儲けるだけでなく、人口を減らそうとしていると考えられます。

 最終的には、核戦争を起こせば「火山の冬」ならぬ「核の冬」によって寒冷化が引き起こされます。(私は地球を1周以上するような衝撃波が観測されたトンガの噴火は核爆発だった可能性も疑っています)

 (そう考えると、地球温暖化など全く問題ではないことがわかります。成層圏に粉塵を撒けばいつでも寒冷化を引き起こすことができるのです。実際にビル・ゲイツが公けに計画しています。)

備えあれば憂いなし

 さて、以上のようなことから、食糧危機が起こされることは十分にあり得ると私は考えます。もちろん起こらないこともあり得ますが、起こると考えて備えることが大切なのです。

 備えとは、たいてい起こるかどうかわからないことのために備えるものです。そして、起こらないようにするために備えるのです。

 車の運転で言えば「かもしれない運転」です。

 道にボールが転がってきたら、その後から子どもが飛び出してくる「かもしれない」と予想してスピードを落とします。

 もし誰も飛び出してこなくても、大きな問題はありません。

 交通事故と同様、食糧危機が起こってからではできることはあまりありません。すでに食糧が不足し、値段が上がり、お金があっても買えなくなってから何とかしようと思っても遅いのです。

 今ならまだ、作付けを増やすこともできます。

 二宮尊徳がやったように米以外の冷害に強い作物を育てておくこともできます。

 いつも余って大量に捨てられている食品の節約を心がけることもできます。

 食糧を長期間貯蔵できる設備を準備することもできます。

 歴史を振り返れば、飢饉が起こった場合数年から10年程度続くこともあり得る。その期間生き抜く食糧を確保する方法が必要なのです。

 起こさないための備え

 天保の大飢饉では、二宮尊徳上杉鷹山などの先見の明のある賢人に指導された地域の人々は、餓死者をほとんど出さず生き抜くことができました

 一方で大塩平八郎の乱が起こった大阪のように、腐敗した商人・役人によって食糧が買い占められ、被害を拡大してしまった地域も少なくありませんでした。

 これからの日本がどちらへ進むかは、私たちの備え方にかかっています。

 食糧危機は、自分だけの食糧を確保すれば済む話ではありません。世間で食糧危機が起これば、治安が悪化し暴動や略奪が起こります。

 前もって、皆が食べていけるように備えておく必要があるのです。

 家族が、友人が、町の人が、国民が、世界の人が、食べていけるように。

 そして皆が備えれば、実際には食糧不足で困ることはなくなります。そうすれば食糧危機が起こるという私の予想は外れることになります。

 それでいいのです。

 以前ご紹介した護身術同様、備えは起こった時のために備えるのではない。起こらないようにすることが、備えの最大の目的なのです。

 どんな暴漢も襲撃に対して完全に備えた人を襲うことはできないように、起こそうとする連中が何をしてきても食糧危機を起こすことができないように備えましょう。


<転載終了>