https://ameblo.jp/namachocoponzu/entry-12792905328.html
<転載開始>
こんにちは!生チョコぽん酢です。
今朝からアレな搬送だったので、それを記事にさせてもらいます。
内容としては在宅で寝たきりの患者さんを、ストレッチャーで介護施設に送って欲しいという入所の依頼です。
事前に娘さんからご依頼を頂いたのですが、まぁアレが凄くてまずはその話から。
娘さんは正直、何を言っているのか分からない、そして私が話ことをほぼ理解しない人で、電話応対が困難を極めました。
相当長いやり取りをしたので、細かい部分は端折りますが、まず娘さんから最初にお電話を頂いた時点でのご依頼内容はこうです。
娘「自宅から施設に入れたいです」
私「はい、搬送方法は何になりますか?ストレッチャーですか?車椅子ですか?」
「施設では車椅子で食事をしているから車椅子で大丈夫ですが、移動中は横になれた方が楽かもしれません」
ん?
「はい、施設から自宅に戻ってきて、その後ちゃんとした施設に入ります」
つまり、この時点では娘さんはお父さんの状態が分からないわけです。
「概算はいくらになりますか?」
「概算は1万円程度だと思いますが、本当に車椅子には座れますか?」
「はい、施設では(以下略)」
話が進まないのでひとまず承諾して、次に日時について聞きました。
この時点では日にちも時間も決まっていません。
「いつでも大丈夫です」
いやほんまかいな。
「え?いつでも大丈夫なんですか?」
この後の娘さんの理屈は意味不明だったので端折りますが、念のため
「こちら側で時間などを勝手に決める前に、一応、念のため、施設側に確認して頂いてよろしいですか?」
しかしこの一言では届きません。
半ば説得するような形で施設側に確認してもらいます。
しばらくして電話が来ました。
「3月9日にお願いします」
「はい、お時間は?」
「時間は何時でも構いません」
「え?時間は多分施設側の都合もあるのではないでしょうか?」
「そうなんですか?でも引越し業者が来るのが〇時で、施設側に福祉用具がくるのが〇時だから、でも全部合わせてくれるし(以下略)」
結局施設側には電話してくれていませんでした。
またここで説得のような形で施設側への電話確認を促します。
ちなみにこの娘さんは50~60代くらいの比較的若い女性です。
それで後日電話がきました。
「3月9日の〇時に施設にお願いしたいとのことでした」
あー、やっと確認してくれた
これでやっと引き受けられます。
「では3月9日の9時に自宅にお迎えに行きますね。あと、今お父様は施設にいらっしゃって状態が分からないと思います。もし万が一家に帰ってきて体が起こせないことが分かったら、搬送方法を変えなければいけませんから必ず連絡してください」
こう言って予約を受けました。
そして数日前、娘さんから電話が来ました。
「やっぱり車椅子じゃ無理ですね。体を起こすと痛がっちゃって」
「わかりました、では2名でストレッチャーで搬送しますね」
で、今日。
まず、時間通りに迎えに行ってみると
「ちょっとトイレしたいからポータブルに座ってるんですけど、痛みでひっこんじゃって」
「まだかなり時間がかかりますがお待ちいただけるのでしょうか?」
来てしまった以上は待つ以外選択肢がありませんから「わかりました」と答えましたが、
ポータブルトイレに座ってるってどういうことだ?と相方と顔を見合わせます。
外で待たされること30分弱。
家の中で物音がしたので、玄関をあけてお声がけをしたところ
「今おむつ変えているので!」
とのことで、ん?となりましたが、そろそろ準備が出来そうです。
患者さんはベッドに寝ていました。
見るからに寝たきりの方です。
「ポータブルトイレに座れるんですか?」
「痛がっちゃって無理やりですよ」
で、詳しく話を聞くと背骨がバッキバキに折れている方みたいですね。
ポータブルも無理だよこれ。
とりあえず担架で運び出しストレッチャーへ。
娘さんはマスクをしてないことに気付き、一生懸命に自分の口を両手で押さえています。
家の中から外の送り出しまで、ずっと。
意味分からないからやめて欲しい。
両手にはゴム手袋をしています。
そのゴム手袋、さっきお父さんのおむつ変えるためにつけたやつでしょ・・・。
マジで勘弁して。
しかも、両手で口をふさぎながらも、何故だかやたらと手を出してきます。
手伝いが不要なことくらい見たら分かるじゃないですか。
一緒になってストレッチャーを押そうとするんですよ(第三の手が生えているわけではないですよ)。
きっついぞ。
まぁかなりヤバ目でしたが出発したらこっちものですよ。
無事1時間ほどで入所先の施設に到着しました・・・これで一安心!
ではなく、ここもやばかった。
施設は大通り沿いにあり、併設されている駐車場はかなり狭い、私が入れたら他の車の出入りができなくなります。
なのでひとまず路駐して、車をどこに止めたらいいのか聞いたところ、施設の駐車場に止めてくれと回答があり、指示通り止めました。
患者さんを降ろし、お部屋まで案内しますが、なんだかここのスタッフ、挨拶はしてくれるのですが、雰囲気?が悪い人が多いんですよ。
何だろうこれ。
まぁ一瞬だけの付き合いだし・・・目を合わさないようにしてお部屋に到着。
そしたら付き添っていた娘さんが「ベッドの位置をずらして欲しい」との要望があり、お部屋の模様替えが始まりました。
もちろん私も手伝わされます。
施設の職員主導で行ったのですが、その工程も、トランスも、全てがグダグダで。
右に寄せるのか左に寄せるのかすら、うまくコミュニケーションが取れていません。
皆がそれぞれ、思い思いに動いているだけ。
本当にこれ、大丈夫なんかな。
モヤモヤしながらも無事搬送も終わったし万々歳です。
後は会計して帰るだけ。
早く帰ろう。
と、その時
施設の職員が血相を変えて私に近づいてきました。
さっき私に駐車場に止めろと指示してきたスタッフです。
「これで帰られますか?」
「会計したら出ますがあと5分くらいでしょうか」
「すぐ車を動かしてください」
「え?あはい」
私は首を傾げつつ空のストレッチャーを押しながら車に向かいます。
外に出て見ると、車2台詰まっているんですね。
まず1台目、既に駐車していた車のおばちゃんドライバーがこう言ってきました。
「こっちは訪問ヘルパーで次の訪問先があるんだから早くしてよ」
開口一番すげぇキレてる。
「あ、はい」
とりあえず運転席に行ってエンジンをつけようと、回りこもうとしたら施設の職員に呼び止められてこう言われます
「いやいや後ろに下げてください」
そっちじゃないですこっちです、ばりに言ってくるのですが
「エンジンつけなきゃ動かせませんからエンジンをつけてもいいですか?」
と懇切丁寧に説明してあげるとムスっとした顔になりました。
どういうことだよ;
私が車の運転席に行くと、福祉用具の車が私の正面で、早く動けよばりに呆れた顔で私を睨みつけています。
だから私もさすがにつらくなってきて
「あの、私もここに止めろと指示されたんです」
って一応言ってみたのですが無駄で「は?」みたいな感じでさらに睨まれます。
でもこの福祉用具は私が運んだ患者さんの件できた人なのですね。
このヘルパーも含め、我々って皆がそれぞれの仕事をして業界が回っているわけで、誰が偉いとか優先とか、そういうのじゃないですよ。
譲り合いです。
あー、駐車場パニックは、この日もそうでしたね
(2022年11月9日だと第8波の走り出しの時ですかね?第7波の終わりの時ですかね?)
なぜかアレな人達って、それが分からないんですよ。
たぶんゴミ収集車とか宅急便の人にも文句言ってるんだろうな。
それでまぁ、ぼろくそ文句言われ、睨まれ、施設職員からは謝罪もなく、私だけゴミ扱いされてこの場は収まりました。
まぁいいんですけどね。
分かっていますから。
それに上記の時に比べたら可愛いものです。
後は帰るだけだし、私の地区とは随分離れているから、もう二度と関わり合うこともないし。
とりあえず後はお会計だけです。
領収書を書いて娘さんのいるお部屋まで向かいます。
それで提示したところ「え!?なんでこんなに高いんですか!?」と。
「すみません、概算でお伝えした後から搬送形態が変わっているのと、出発も40分ほど遅れたからです」
「え、でも」
みたいな感じで結構食い下がります。
「出発が遅れたら料金高くなるなんて聞いてなかった」
と、納得しない様子でしたが、一応お金は払ってくれました。
何時間待たせようと料金変わらんと思ってたの?
だから朝あんなにのんびり待たせてたの?
んーー。。。
それで無事帰ってきて気付いたこと。
舌先に口内炎が出来ている。
おわり
<転載終了>


