とある民間救急ドライバーの日常さんのサイトより
https://ameblo.jp/namachocoponzu/entry-12807364797.html
<転載開始>

 



こんにちは!生チョコぽん酢です。

絶賛休暇中ですが、今回の休暇に入るにあたり、疑問に感じている人も少なからずいるはず。

猫ちゃんどうしてるの?」って。

家で動物を飼っている家庭にはそれぞれのやり方があると思います。

例えば

・家族がいる方は家族に旅行の間のお世話を任せてしまう
・動物病院やペットホテルに預けてしまう


一番ベストなのは1つ目の方法ですが、私には同居している家族はおりません。

2つ目はペットホテルですが、一部素晴らしいペットホテルもあるのだと思いますが、ほとんどの場合は上下左右に積まれた小さいゲージに入れられて過ごすことになる場合が多く、犬でもストレスですが、猫ちゃんの場合はさらに神経質です。

特にうちの子はマジでびびりで神経質な上、うちの子からしたら私の家(戸建て)を使用人(私)だけで独占して暮らしていますから、命に係わるほど衰弱してしまうのは容易に想像ができます。

私は庶民ですが我が家は猫だけセレブなのですね。

いいとこの箱入りお嬢様をいきなり貧民街にぶち込むようなものなので論外です(←そろそろ怒られる)。


ですから私の場合は旅行の都度、ペットシッターを雇って旅行の間のお世話をお願いしています。

今回もいつもの担当の方と打ち合わせをしたのですが、そこで驚くことを聞かされたのでした。

聞いた話をそのまま書くだけで裏がとれているわけではありませんので、いつも通り主観だと思って聞いてくださいね。

シッター「ちなみに最近はお薬をあげることは我々ではできません

うちは薬の服用はしていませんので関係のない話だったのですが、一応その理由について聞いてみたのですね。

私「え?最近ですか?何かあったのですか?

シッター「最近動物看護師の仕事が厳格化されまして

要約するとこうです。

多くのペットシッターさんは看護師の資格を持っているわけではありません。

ただの猫好きの優しい人たちで、好きを仕事にしている人ばかり。

しかし・・・最近動物看護師業の仕事内容が厳格化され、ペットにお薬をあげるのは看護師の免許がなければできなくってしまったとのこと。

私「くだらないですね

シッター「おっしゃる通りです

と会話をして少し空気が悪くなりました。



これは人間(特に日本)だとよくあることですよね。

日本はありとあらゆるものを資格化しています。

これ自体は勤勉な国民性ゆえのことで悪いことではないのですが、このように資格だらけになると、住み分けの問題が出てくるのは容易に想像できるかと思います。

いわゆる縄張り争いです。

例えば介護の現場。

医師と看護師と介護士がいて、その資格の難易度によって松竹梅の権限が与えられる感じで、例えば看護師に許されていて介護士にはできないとされる仕事があります。

医療行為と呼ばれているものですが、その医療行為の区切りをめぐって、たまにトラブルが起こります。

考えれば当然のことで医療行為ってどこからどこまでのことなの?って聞かれればよくわかりませんでしょ。

注射をするのは医療行為なのはわかりますよね、でも爪切りは?

原則医療行為ではないですが、一部が医療行為になります。

だから現場ではやらないほうがいいだの、巻き爪じゃなければやっていいだの。

これは一例ですが、新人やベテランが入り乱れる現場では起こりがちな問答です。

それは当然で、新人は資格取り立てで決まり事が頭に入っていて何もかもに慎重だろうし、ベテランは資格を取ったころとは全然内容が変わっているうえ経験を積んできているから、かみ合わない部分がどうしても出てきてしまうのですよ。

そして看護士すら好き勝手医療行為ができるわけではなく、基本的に医師からの指示がなければ勝手に動けないだの、本当にいろいろあります。


これ系は医療行為だけに限らず、例えば介護士が入居者さんの髪の毛を切ったりひげをそるのもNGです。

また看護師なら許されるのか」というとそうではありません、入院患者の髪の毛や髭をそっては基本的にはダメです。

理美容の資格が必要w

そう、これは理美容のテリトリーなのですね。

じゃ現場ではどうしているかといいますと、訪問理美容を呼ぶか、もしくは電動の髭剃りやバリカンなら資格がなくても良いとかなんとか。


まぁヘアースタイルは丸坊主一択ですけどね。

 

あ、これ書いていてふと疑問に思ったのですが、手術の前に看護士が患者の胸毛や陰毛を剃ることがあるのですね。

 

あれは理美容の資格がなくても医療行為ということになるでしょうかね?

 

ややこしい。

年末調整もそうですよ。

年末調整の仕事は社労士にとってかきいれどきの1つですが、厳密には税務なので税理士のテリトリーだったりするから同じ会社で契約している税理士と社労士でひと悶着あったりと。

まぁ人間の世界ってユニークです。


でも話を戻しますが、相手は動物ですよ。

ペットです。

ペットのお世話に資格がいるとかおかしいでしょ。

私からすると、ペットシッターやベビーシッター、もっと言うと介護に資格が必要なことすら疑問です。

子供やペットや老人の面倒みるのに資格が必要という感覚がいまいちわかりません。

やりたいと思える人間なら確実に適性がありますから。

 

専門的なことはやりながら覚えていけばいいのだと思うし、それは有資格者であっても同様だからです。



もちろん最初にも言いましたが、これは勤勉さゆえのことだと思います。

資格があれば専門知識があることがわかるので安心材料になるのもわかります。

でもそうやって何もかも資格資格としてしまえば、何をするにもハードルが上がってしまいますよね。

気軽に「保育の仕事してみようかなぁ」「やっぱり合わなかったから介護の仕事に挑戦してみようかしら」とか簡単に挑戦できなくなるのです。

ペットに薬を飲ますのに資格がいるとか、変ですよね・・・?

 

(あ、飼い主だったらさすがに資格はいりませんよ)

そのうちシッターが餌をあげるのには資格がーとか、ペットを飼うこと自体に資格がーとか、子供産ませることに資格がーとか。

人間だと結婚するのにも資格がーとか、子供つくるのにも資格がーとか、

外に出歩くのにも資格がーとか、空気吸うのにも資格がーとか、ごはん食べるのにも資格がーとか。


あ、ネタで書いてたつもりが割と近未来感が出てきてしまった・・・


おわり


<転載終了>