https://nofia.net/?p=13722
<転載開始>
スペースウェザーによれば、太陽からの CME(コロナ質量放出)は地球に衝突していないそうで、なぜ地磁気嵐が起きたのかはわからないようです。
最近こういうの多いですよね。今年 3月にも、発生原因不明の強い磁気嵐が発生していました。以下にあります。
(記事)地球が、発生原因不明の「G4」クラスの深刻な地磁気嵐に見舞われている。アメリカでは北緯33度近辺でも赤いオーロラが観測されるという異常
地球の記録 2023年3月25日
予想通りに地磁気嵐が発生
spaceweather.com 2023/09/03
AS PREDICTED, A GEOMAGNETIC STORM
今週末、私たちは、G2クラスの地磁気嵐が起こると予測したが、それが起こった。
しかし、問題は、なぜ起きたのかということだ。事前には、少なくとも 1つの CME が地球の磁場に衝突すると考えられていたが、しかし、太陽風データは CME の影響を示す明確な兆候を示していない。
この地磁気嵐の理由が何であれ、この嵐はコロラド州に至るまで米国にオーロラを引き起こした。
「コロラド州パオニアの北緯38度でオーロラを目撃しました」と写真家のアーロン・ワトソン氏は語る。ミシガン州とダコタ州の複数の場所でもオーロラが観察された。
CME が実際に到着していた可能性はあるが、その影響はすでに地球の周りを吹いている混沌とした太陽風の流れによって隠蔽されていた。
一方で、CME はまだ途中である可能性がある。もしそうなら、CME が 9月3日に到着するとき、地磁気嵐のレベルはカテゴリー G3にまで上昇する可能性がある。
近畿大学の科学者が「太陽系外縁部に未発見の惑星が存在する可能性」を示唆
太陽系に「9番目の惑星がある」可能性については、ずいぶんと以前から示唆されていたことでした。
以下では、カリフォルニア工科大の研究者が 2016年に発表した「海王星の外側に新たな惑星が存在する可能性がある」とした研究をご紹介しています。
(記事)それはニビルかネメシスか…「惑星X」と呼ばれ続けた惑星の存在がカリフォルニア工科大学の研究で実在濃厚に
In Deep 2016年1月21日
シミュレーションで太陽系外縁部に未発見の惑星がある可能性を示唆 世界初、海王星以遠の天体の特性を再現することに成功
近畿大学 ニュースリリース 2023/08/25
近畿大学総合社会学部(大阪府東大阪市)総合社会学科社会・マスメディア系専攻准教授 ソフィア リカフィカ パトリックと、大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台天文シミュレーションプロジェクト(東京都三鷹市)講師 伊藤孝士は、コンピュータシミュレーションを用いて、海王星より遠方のカイパーベルト(※ 太陽系の中で、海王星以遠に存在する小天体が集中している領域)にある天体の特性の再現に世界で初めて成功し、太陽系外縁部に未発見の惑星が存在する可能性を示しました。
また、これらの惑星が、カイパーベルトの形成に重要な役割を果たした可能性も見出しました。本研究成果は、今後、未発見の惑星を観測する際の指標となることが期待されます。
本件に関する論文が、令和5年(2023年)8月25日(金)16:00(日本時間)に、天文学に関する国際学術誌”The Astronomical Journal”にオンライン掲載されました。
https://doi.org/10.3847/1538-3881/aceaf0
【本件のポイント】
●世界で初めて、コンピュータシミュレーションにより、海王星より遠方のカイパーベルト天体の複数の特性を再現
●作成したシミュレーションにより、太陽系外縁部にある未発見の惑星が、カイパーベルトの形成に重要な役割を果たしたことを明らかに
●太陽系外縁部に未発見の惑星が存在する可能性を示唆
以下、こちらからニュースリリースをどうぞ。
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