マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/05/post-097875.html
<転載開始>

 彼らの立場はあまりに酷く弁護の余地がなく、一部の人々が動揺した感情を抱き、その感情の方が、明白な虐殺を止めることよりも重要だと考えている場合、彼らに残されているものは、くどくどおしゃべりすることだけだ。

ケイトリン・ジョンストン
2024年5月4日

 この記事の朗読を聞く (ティム・フォーリーによる朗読) 。

 「イスラエル人、アメリカの大学キャンパスでのガザ抗議行動に悲しみと反抗の声」と題する記事をガーディアン紙が掲載し、副題を「反戦デモ参加者に、エルサレムの人々はほとんど同情を示しておらず、イスラエル憎悪を非難する人もいる」としている。

 それはまさにその通りだ。地球の裏側の他国での抗議活動について一部のイスラエル人が感じている感情に関するニュース報道だ。ガーディアン紙のジェイソン・バークは、エルサレムの劇場前で何人か無作為な人々に感情を尋ね、この奇妙で意味のないものを重要なニュースとして報じたのだ。

 「これほど多くの人がイスラエルを憎んでいるとは知らなかった」とある警備員が言ったという。

 「そのような感情は、攻撃で約1,200人(ほとんどが民間人)が殺害され、250人が人質となったハマスによるイスラエル南部への奇襲攻撃によって引き起こされ、戦争勃発から7か月後、そのような感情はイスラエルの大多数のユダヤ人に広まっているようだ。」とバークは書いている。


 「今週ガーディアン紙がインタビューしたユダヤ系イスラエル人は、海外での怒りの原因は、誤った情報や無知や国連などの国際機関からの歴史的敵意や、世界的『二重基準』や、根強い反ユダヤ主義のせいだとしている」とバークは報じた。

 皆様が漫然とテレビを見ているだけなら、自国が実行している明白な虐殺に対する外国での抗議活動について一部のイスラエル人が感じる感情を大手報道機関が報じるのは奇妙に思えるかもしれない。結局、これはニュース記事ではない。一部の人々の感情に関する記事はニュースではなく、ジャーナリズムでもない。

 しかし、それこそが、まさに過去7か月、帝国メディアで見られたものであり、事実ではなく感情へのひっきりなしの執着だ。反虐殺抗議活動に対して、イスラエル人は動揺した感情を抱いている。欧米のユダヤ人は大学キャンパスのデモ参加者に対し動揺した感情を抱いている。バイデンはネタニヤフに対し感情を害している。昨年10月、突然帝国メディアは、イスラエルとガザに関する現地の事実報道にさほど関心を持たなくなり、代わりに一部の人々がそれをどう感じているかの報道に非常に興味を持ち始めた。

 欧米の記者や専門家や政治家や当局者は、このことについて話すのをやめられないのだ。イスラエル人や欧米のユダヤ人の感情は、パレスチナ人や他の集団の感情より重要視されているだけでなく、パレスチナ人の命より重要視されている。アイビーリーグ大学のキャンパスで「脅威」を感じるふりをしている一部シオニストの師弟が、人口密度の高いラファ市で毎日起きている虐殺よりも多く報道されることになるだろう。

 この行為の好例として、親パレスチナ活動家に「目を刺された」と偽ったシオニスト活動家に対する、甘やかし、冷やかしメディア報道が殺到したことに関するマット・オルファレアの最新映像をご覧願いたい。

 イスラエルは人々の感情を最重要事項として欧米政治メディアが扱う唯一の話題だ。

 皆様がストレスを抱えて請求書支払いや子供たちの住処を守るのに苦労しているシングルマザーなら、連中は皆様の気持ちなど気にしない。

 皆様が医療費のせいで極貧やホームレスに陥っているアメリカ人なら、連中は皆様の気持ちなど気にも留めない。

  皆様が家族全員が暮らしている集合住宅を丸ごと爆撃されたパレスチナ人なら、連中は確実に皆様の気持ちを全く気にかけない。

 しかし、皆様が反虐殺反対デモ参加者との遭遇に伴う認知的不協和を好まない欧米シオニストであるにせよ、あるいは皆様が地球の裏側の国の虐殺反対デモに腹を立てているイスラエル人であるにせよ、連中は皆様の感情に実に大きな関心を持っている。

 これはもちろん、欧米諸国のイスラエルに対する無条件支持を事実によっては擁護できないためで、それで、代わりに、言説を支配するため、ひっきりなしの感情の錯誤への訴えに焦点を当てる必要があるのだ。彼らの立場は余りに酷く弁護の余地がなく、一部の人々が動揺した感情を抱いて、明白な虐殺を止めることより、その感情の方が重要だと考える場合、彼らに残されたものは、くどくどおしゃべりするだけだ。

 プロパガンダ屋や帝国管理者連中は、事実を味方にしておらず、道徳心を味方にしていないため、同情や思いやりを使って心の琴線に触れて人を操ろうとする。我々の心にある最も健全な衝動に連中は訴え、我々をだまし、これまで世界が見た中で最も邪悪な行為を支持させようとしているのだ。

 当然これは、なんとも、うんざりなことだ。繰り返すが、それこそ変人連中が残したものだ。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/05/04/israels-defenders-talk-so-much-about-feelings-because-they-cant-talk-about-facts/

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 Scott Ritter

Ask the Inspector Ep.158 2:01:34

 耕助のブログ マイケル・ハドソン記事“Have You No Sense of Decency?”翻訳

No. 2145 あなたに良識はないのか?

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

米国が5年以内に内戦に陥る可能性があると答えた有権者は41%。保守系世論調査機関「ラスムセン社」ら発表。米国では政治や社会の分断が先鋭化し、両極化した人々がお互いを非難し合う。半年後に控える11月の大統領選を受けて、互いへの不満が爆発するのではないかの危惧(毎日)


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