eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy)さんのサイトより
https://ameblo.jp/ymhkobayasis/entry-12853654643.html
<転載開始>

 

「マイナンバー」と(命や健康に直結する)「保険証番号」を一つで管理する方向性なのは、G7の国々の中で日本だけのようです。
「マイナンバーカード+保険証」一体化はG7で日本だけ なぜ独自路線?各国の現状と比べてみた:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

 

 

■何も考えずに暴走しているとしか思えないデジタル庁

デジタル庁によれば、マイナ保険証以外12月2日からこれまでの健康保険証は使用できなくするらしいのですが、医療機関に受診の際、マイナ保険証が上手く登録できていなくて、窓口で10割負担させられたという例がこれまでに800例以上もあると指摘されています。

 

 

マイナンバー保険証を普及させて、いずれ、デジタル処方箋に移行させる方針もあるそうですが、これだと病歴や投薬歴という極めてプライベートな個人情報が第三者に漏洩するリスクはこれまでの比ではなく、高まります。

海外では「マイナンバー制度」はどのようになっているのか。

 

■ドイツは分野ごとのセパレートモデルを採用

ドイツでは、行政事務の効率化を図るため、1970年代に連邦住民登録法案において個人識別番号の導入が提議されたが、国民の反発も高く、連邦憲法裁判所が統一的な個人識別番号は違憲との判決を下したのだそうです。

 

ドイツでは、ナチスの独裁政権の歴史から、共通番号を使ったデータ照合は違憲とされたという経緯だったようです。

 

その後は、分野ごとに異なる番号を使用するセパレートモデルと呼ばれる方式を導入しているそうです。

 

また、社会保障の中でも分野ごとにIDが設けられており、医療分野においては医療被保険者番号が用いられているのだとか。

 

「デジタル」信仰のあまり「デジタルマイナンバー情報」に全ての個人情報を一括で登録管理されるということは、これまでの様な「リスクの分散」という概念からは真逆に逆行しており、全ての情報が漏洩した時の大混乱は計り知れません。

 

例えば、災害で大規模停電になったときなど、どうなるのでしょうか。

 

電子情報が読み取れずあらゆる業務が膠着し、命にかかわる事態なども同時に大規模に発生するリスクが今以上にむしろ高まります。

 

地方などでは「マイナンバー保険証」の読み取り機はおろか、レセコンと一体型の電子カルテをまだ導入していない小さな医療機関もありますから、そうした個人の医療機関などはこのままだと今年の11月までで閉院するほかなくなりますね・・果たしてどうなるのでしょうか。


<転載終了>