本山よろず屋本舗さんのサイトより
http://motoyama.world.coocan.jp/
<転載開始>
レプリコンワクチンの話題作『私たちは売りたくない!』(チームK著、方丈社)が、やっと私の手元に届きました。
本の発刊日にアマゾンで注文したのですが、本は届かず、数日後にアマゾンから以下のメールが来ました。
Amazon.co.jpからのお知らせ
ご注文の商品の発送に遅延が発生しました。 配達が遅れている商品をできる限り早くお届けできるよう、最善を尽くします。 ご迷惑をおかけしていることをお詫びいたします。
このようにアマゾンに本を注文して遅延したことが以前にも一度ありました。たつき諒さんの『私が見た未来 完全版』です。この時はたしか、たつき諒さんの偽物騒動が原因だったと記憶しています。
アマゾンは、遅延の理由を説明していません。
その遅延に対し、ネットで、「厚労省が買い占めている」という噂がありました。
たしかに厚労省にとって実に都合の悪い内容が載っています。2021年から始まったmRNA型ワクチン接種において、厚労省が意図的にデータをねつ造して、人々をワクチン接種に誘導していたことが記されています。
買い占めの噂の真偽はわかりませんが、私は本当の可能性があると思いました。でも初版本を買い占めたところで、どうせ増刷されるのですから、厚労省に本の発売を差し止める権限がない以上、この本が世に出ることは避けられません。
結果として、私の手元に2週間後に届きました。
この本の由来をご存じの方は多いと思いますが、一応紹介しておきます。
著者のチームKというのは、レプリコンワクチンの製造で知られる Meiji Seika ファルマ社で働く有志の方々です。Kは、mRNAワクチンを打って突然死したMeiji Seika ファルマ社の社員で、将来を嘱望された26歳の若きエリートであった影山晃大(かげやまこうだい)さんのKです(影山さんは死後、死因が今回のmRNA型ワクチンの接種であったことを国が正式に認めています)。
p7に影山さんに関して以下の記述があります。
彼は幼少の頃からサッカーが大好きで、担当するクリニックのフットサルイベントなどにも積極的に欠かさず参加するような、絵に描いたような健康体で、「元気が売り」のとても明るい、しかもたいへん優秀な営業担当でした。そんな彼が、なぜ突然命を失ってしまったのか。
社内で人望のあった影山さんの死は、周りの社員に大きな精神的ショックを与えます。
そして影山さんの死を無駄にしてはいけないという思いから、影山さんの死の原因となったmRNAワクチン、およびMeiji Seika ファルマ社が積極的に売りだしているレプリコンワクチンの調査を始めます。
こうしてmRNA型ワクチンを世に問う、『私たちは売りたくない!』が発刊されました。
前回の記事「レプリコン対策」で、従来のmRNAワクチンのマウスが使った実験で、残量mRNAの濃度を示しました。
この本では、実際に日本人で試したレプリコンの治験結果が示されていました。
それによると、レプリコンは従来のmRNA型ワクチンよりも抗体価が減らないことがわかったようです。
自己複製するのですから当然ですが、その記事から抜粋して紹介させていただきます。
http://motoyama.world.coocan.jp/
<転載開始>
レプリコンワクチンの話題作『私たちは売りたくない!』(チームK著、方丈社)が、やっと私の手元に届きました。
本の発刊日にアマゾンで注文したのですが、本は届かず、数日後にアマゾンから以下のメールが来ました。
Amazon.co.jpからのお知らせ
ご注文の商品の発送に遅延が発生しました。 配達が遅れている商品をできる限り早くお届けできるよう、最善を尽くします。 ご迷惑をおかけしていることをお詫びいたします。
このようにアマゾンに本を注文して遅延したことが以前にも一度ありました。たつき諒さんの『私が見た未来 完全版』です。この時はたしか、たつき諒さんの偽物騒動が原因だったと記憶しています。
アマゾンは、遅延の理由を説明していません。
その遅延に対し、ネットで、「厚労省が買い占めている」という噂がありました。
たしかに厚労省にとって実に都合の悪い内容が載っています。2021年から始まったmRNA型ワクチン接種において、厚労省が意図的にデータをねつ造して、人々をワクチン接種に誘導していたことが記されています。
買い占めの噂の真偽はわかりませんが、私は本当の可能性があると思いました。でも初版本を買い占めたところで、どうせ増刷されるのですから、厚労省に本の発売を差し止める権限がない以上、この本が世に出ることは避けられません。
結果として、私の手元に2週間後に届きました。
この本の由来をご存じの方は多いと思いますが、一応紹介しておきます。
著者のチームKというのは、レプリコンワクチンの製造で知られる Meiji Seika ファルマ社で働く有志の方々です。Kは、mRNAワクチンを打って突然死したMeiji Seika ファルマ社の社員で、将来を嘱望された26歳の若きエリートであった影山晃大(かげやまこうだい)さんのKです(影山さんは死後、死因が今回のmRNA型ワクチンの接種であったことを国が正式に認めています)。
p7に影山さんに関して以下の記述があります。
彼は幼少の頃からサッカーが大好きで、担当するクリニックのフットサルイベントなどにも積極的に欠かさず参加するような、絵に描いたような健康体で、「元気が売り」のとても明るい、しかもたいへん優秀な営業担当でした。そんな彼が、なぜ突然命を失ってしまったのか。
社内で人望のあった影山さんの死は、周りの社員に大きな精神的ショックを与えます。
そして影山さんの死を無駄にしてはいけないという思いから、影山さんの死の原因となったmRNAワクチン、およびMeiji Seika ファルマ社が積極的に売りだしているレプリコンワクチンの調査を始めます。
こうしてmRNA型ワクチンを世に問う、『私たちは売りたくない!』が発刊されました。
前回の記事「レプリコン対策」で、従来のmRNAワクチンのマウスが使った実験で、残量mRNAの濃度を示しました。
この本では、実際に日本人で試したレプリコンの治験結果が示されていました。
それによると、レプリコンは従来のmRNA型ワクチンよりも抗体価が減らないことがわかったようです。
自己複製するのですから当然ですが、その記事から抜粋して紹介させていただきます。
・・・<『私たちは売りたくない!』、p159~p164から抜粋開始>・・・
複数あるレプリコン治験データの中で最重要視すべき試験とは?
レプリコンワクチンの臨床試験(人を対象とした試験)の結果を見ていきましょう。
このワクチンは、ベトナムで1万6000人あまりを対象に臨床試験を行っていますが、対象者は「初回免疫(それまでコロナワクチン接種歴のない人)」でしたので、国民の8割が2回接種しており、3回目も67%、人口にして約8670万人が接種しており、未接種の人は今後も接種しない可能性が極めて高い日本の実情とはかけ離れています。ACRT-154(注1)という日本人による臨床試験に注目していきましょう。
ACRT-154試験では、「すでに3回コロナワクチンを打った人」「日本人」を対象としており、4回目接種をファイザー社のコロナワクチンと Meiji Seika ファルマ社のレプリコンワクチンで比較した試験です。今後、日本で追加接種する実情に沿った試験なので、この試験が最も重要であると言えます。
レプリコンワクチン最大の「アピールポイント」は何?
「抗体価」に注目して、ACRT-154試験の結果を見ていきましょう。左のグラフが起源株(武漢株)で、右のグラフがオミクロン株で実施したものになります。
下の折れ線がファイザー社のコロナワクチンで抗体が下がっているのに対し、上の太い折れ線がレプリコンワクチンになります。抗体価がより長い期間、維持できていることが読み取れます。ファイザー社やモデルナ社のコロナワクチンは、抗体価がすぐに下がってしまう点が弱点と言われてきましたが、レプリコンワクチンは、その弱点を補えるというわけです。
つまり、抗体価が下がらない分、より長期間の有効性が期待できるというわけです。この点が、レプリコンワクチンの一番の売りになります。
(参照:https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pressrelease/2024/detail/pdf/240205_01.pdf)
すでに1章でも述べたとおり、2024年10月以降、コロナワクチンが65歳以上の高齢者、あるいは60歳以上の基礎疾患のある方に定期接種化されることが決定しました。
これは、「インフルエンザワクチンと同じようにコロナワクチンも年に1回打ちましょう」という流れが、国の戦略として確定していることを意味します。
その戦略を実現するため、既存の、数カ月で抗体価が下がってしまう既存のコロナワクチンよりも、抗体価が長く維持できるはずのレプリコンワクチンのほうが「年に1度のコロナワクチン接種」に適切なのではないか、というロジックなのです。
既存コロナワクチンの“効果”と“持続性”を再検証する
ところが、レプリコンワクチンの添付文書には以下のような記載があります。
効能または効果に関連する注意
本剤の予防効果の持続期間は確立していない。
実は、2021年に日本に登場したファイザー社のコロナワクチン「コミナティ」の添付文書にも、実は全く同じ記載がありました。
しかし、皆さんも覚えでおいででしょうが、発売当時からメディアや専門家から流れてくる情報は、
「発症予防効果は95%で、これまでのワクチンとは桁違いの効果が見込まれる」
「感染予防効果もあり、多くの国民が2回打つことで集団免疫ができ、コロナ前の生活に戻れる」
といった高い効果ばかりが謳われていました。ところが、実際はどうだったでしょう?
ワクチンを接種しても多くの国民が感染し、集団免疫どころか、「ブレークスルー感染」という言葉も普及し、ウィルスの変異が起きたので、という名目で、3回、4回、5回、気づけば「毎年接種しましょう」という流れになっているのが現実です。
一部のウィルス学者やワクチン専門家による、「コロナのようなRNAウィルスは、変異が大きいので、ワクチンで感染予防をしようという発想は間違い」という発言はメディアから意図的に無視され、どこかの自治体の首長のように、「打って打って、打ちまくれ」というキャンペーン一色に塗りつぶされたのです。
その結果、日本社会で何が起こったでしょう?
コロナの流行の波が収まり、コロナによる死者数が減り、国全体の死亡数も減ったのでしょうか。現実は莫逆であり、今なおコロナの流行は収まらず、コロナによる死亡者数も増え続け、国全体の死者数も2022年、2023年、そしで2024年の今なお激増し続けています。本来はこのような状況を避けるために、国民一丸となってワクチン接種をしてきたのではないでしょうか?
・・・<抜粋終了>・・・
(注1)ACRT-154
ベトナムで実施された日本人1万6千人あまりを対象としたレプリコンの治験の名称です。
次は、レプリコンの安全性に関する考察です。
・・・<『私たちは売りたくない!』、p164~p171から抜粋開始>・・・
レプリコンワクチンは安全なのか?
--審査報告書による客観的な評価を見る
弊社の小林社長は、すでにご紹介したように業界紙で、「レプリコンワクチン『コスタイべ』は、既存のコロナワクチンよりも極めて安全性が高い」と明言していますが、もし我々が担当する医師に「根拠となるデータはあるのか?」と質問されても、現段階ではその答えを持ち合わせていません。
審査報告書に記載されている公開データで、ACRT-154-J01試験の安全性情報を見ていきましょう。
(参照:https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pressrelease/2024/detail/pdf/240205_01.pdf)
気になる点は、Meiji Seika ファルマの「コスタイベ」の発熱、悪寒、頭痛、倦怠感といった副反応の数値が、ファイザー社の「コミナティ」を上回っている点です。
発熱 :コスタイベ群 20.0% コミナティ群 18.6%
悪寒 :コスタイベ群 30.0% コミナティ群 25.2%
頭痛 :コスタイベ群 39.3% コミナティ群 30.6%
倦怠感:コスタイベ群 44.8% コミナティ群 43.1%
2章で述べた通り、「mRNAワクチンは基本的な副反応の割合が高い」ことは明白です。
従来型の「無毒化」「弱毒化」ワクチンは、これら基本的な副反応の割合が圧倒的に低いです。ベースが低いゆえ、重篤な副反応の割合も接種後死亡もほとんど生じないのです。
一方mRNAワクチンは、このベースとなる副反応の割合が高すぎて、それ自体が大きなリスクの温床となっています。コスタイベは、この表で示した基本的副反応項目で全てコミナティの数値を上回ってしまっているので、コミナティと同等以上の重篤な副反応、接種後死亡のリスクを内包していると捉えるべきです。
実際、審査報告書には、審査機構による、きわめて重要な文言が記載されています。
「本剤のRNA接種量は既承認ワクチンより少量であるが、提出された臨床試験成績は、既承認RNAワクチンに比し安全性が向上したことを示す成績ではないと考える。」
小林社長は「既存の物より極めで安全」と言っていますが、そのような根拠となる具体的なデータは現段階でどこにもありません。あるなら教えてほしいのです。
当初はイメージとして、「投与量が少なくて済むので、その分副反応が少ないだろう」という期待が先行していましたが、治験データからは「既存のコロナワクチンより安全とは言えない」もしくは「既存のコロナワクチンと安全性は同等である」までしか言えないのです。
「設計上、自己増幅を止めるブレーキがない」という不安にどう応えるか?
レプリコンワクチンの仕組みを説明すると、その後、医師たちからしばしば次のような質問を受けます。
「細胞内でmRNAを自己増幅させるというけど、永遠に増幅し続けることはないの?」
同じような不安を持たれている方は多いと思います。
それに対しては、次のようなデータがあります。
2つのグラフが示すデータは、「レプリコン=samRNA(自己増幅型mRNA)」と、「既存型=mRNA(通常のmRNA)」のワクチンを投与した際、投与量と経過時間によって、筋肉内のRNA濃度がどのように変化するか、また産生されるRNAの総量をそれぞれ比較したものです。
「10μg」と「50μg」という数値は投与量です。1マイクログラムは100万分の1グラムのことです。
上の折れ線グラフを見ると、レプリコンと既存型を同じ摂取量で比較すると、いずれもレプリコンのほうが筋肉内のRNA濃度が高いことがわかります。自己増幅されるのですから、当然の結果と言えます。
注目点は「15Days(15日経過後)」の箇所です。
この治験結果では、投与後15日後のRNAの量を見ると、mRNAもsamRNAもともに0になっています。これは「約2週間経過すれば、筋肉内にRNAは残っていない」という結果を意味しています。
「体内で一時的に増幅しでも約2週間経過するとRNAは残っていません。つまりずっと増幅し続けるわけではない」というデータになります。
これは設計上、レプリコンワクチンに自己増幅を止めるブレーキが組み込まれているわけではなく、繰り返しになりますが、免疫の仕組みとして、細胞にはもともと、細胞内で増幅するmRNAを異物と見なして排除しようとする働きがあります。
短期的には自己免疫がmRNAを壊す働きよりも自己増幅する量が多いから、一定期間mRNAが増幅するけれど、時間経過とともに今度はmRNAを壊そうとする働きのほうが上回り、しだいにmRNAの量が減っていくものと考えられています。
しかし、問題はこのデータはあくまでマウスを使った薬物動態試験にすぎないということです。齧歯目(げっしもく)ではこうしたデータが取れたけれども、実際に多くの人間に接種して大丈夫なのかが証明されているわけではなく、不安は拭えません。
なぜか? 全く同じことが、従来型のコロナワクチンでも言われてきたからです。
コロナワクチンが出てきた当初、「mRNAはすぐに分解され、スパイクタンパクも2週間以内でほとんどなくなる。だから心配ない」と言われていました。しかし、実際はどうでしょう? 現実に、スパイクタンパクが長期間体内に残っていること、2週間どころか接種後1年くらい経って皮疹の患部で発見されるなど、製造者からのアナウンスとはまるで適う異常な事例が次々報告されています。
こういった事態を避けるために、人での長期臨床試験というのが必ず必要になるのです。
「メカニズム的に安全だから」「マウスの体内動態データで問題ないから」という根拠だけで何百万、何千万という健康な人間に打っていいわけがありません。
繰り返しますが、ワクチン開発に最低10年かかるという、その慎重なスタンスこそがこれまでの医療常識、開発常識だったはずです。一体、その姿勢はどこにいってしまったのでしょうか。
自己増幅をストップする指示がない遺伝子情報をワクチンとして体内に入れて、無限に増幅するのではないかという不安に対して、しっかり払拭できる科学的証拠は、まだ存在しないということです。
つまり、基本的な副反応の発現率がファイザー製のmRNAワクチンと比較して改善されていない点、また、抗原量がますますコントロールできなくなるレプリコンワクチンの安全性にはやはり大きな疑問符が付いていると言わざるを得ないと思います。
・・・<抜粋終了>・・・
2021年から始まったコロナワクチンですが、結果として日本人の8割が接種しました。
接種した人の中で、どれだけの人がそれまでのワクチンと原理が全く異なる遺伝子治療であることを理解していたでしょうか。
遺伝子治療ですから、それまでのDNAと異なってしまうのです(そして一度改変されたDNAは、私達の科学では二度と元に戻せないのです)。
その影響が子供や孫に出てくるか、本来であればそこまで調べて安全性を確保すべきでした。
従来のワクチンですら開発期間に10年を要するのですから、遺伝子治療であれば、それ以上の開発期間が必要だったはずです。
つまり端的に言えば、mRNA型ワクチンの安全性は全く担保されていないということです。
チームKの人たちが、「私たちは売りたくない!」と訴えたのは、安全性が担保されていない商品を(会社の方針に逆うことになっても)売りたくないということです。
安全性が確保されていないのに、安全だと国民を騙した政治家がいました。
・・・<『私たちは売りたくない!』、p86~p89から抜粋開始>・・・
しかし、2021年6月、時の河野太郎(こうのたろう)コロナワクチン推進大臣は、ブログで以下のように「【長期的な安全性はわからない】という主張はデマだ」として情報発信をしています。
・mRNAは半日から数日で分解され、ワクチンにより作られるスパイク蛋白も約2週間以内でほとんどがなくなります。
・mRNAワクチンが遺伝子に組み込まれることはありません。
・mRNAワクチンでもアナフィラキシーが起きることがありますが、症状が出るのは接種してから2日以内に限られます。
・これまでのワクチンでも、ほとんどの副反応が6~8週間以内に起きることが知られています。
・以上のことから、コロナワクチンの長期的な安全性について特段の不安があるということはありません。
(参考ワクチンデマについて:衆議院議員 河野太郎公式サイト(taro.org))
このワクチン推進大臣の発信は、我々製薬企業の人間にとっては、信じられないほどの驚きでした。
・mRNAは半日から数日で分解される
・ワクチンにより作られるスパイクタンパクも、約2週間以内にほとんどなくなる
ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンは、このように設計されているから安全なのだ、と説明されてきました。しかし、それは理論的な設計思想であって、確実なエビデンスもなく、一度も人間で実証されたことはなかったのです。にもかかわらず、「長期的な安全性についで特段の不安があるということはありません」と結論を出し、全国民に伝えてしまっていたのです。
もし、このような考え方で医薬品やワクチンを市場に出していいということになれば、我々製薬企業は、安全性を何重にもわたって慎重に確認するために、わざわざ膨大な費用と長い年月をかけて実施する長期的な臨床試験の必要などないということになります。
「作用メカニズム的にこの医薬品は安全です」とわかるような資料を提出しさえすれば、それでいいということになります。
このように、今回のコロナワクチンは開発の経緯や世に出るまでの期間が、驚くほど常識外だったのです。
・・・<抜粋終了>・・・
先の自民党総裁選で河野太郎氏が選ばれていたらと考えると、寒気がするのは私だけではないと思います。
(2024年10月5日)
<転載終了>
複数あるレプリコン治験データの中で最重要視すべき試験とは?
レプリコンワクチンの臨床試験(人を対象とした試験)の結果を見ていきましょう。
このワクチンは、ベトナムで1万6000人あまりを対象に臨床試験を行っていますが、対象者は「初回免疫(それまでコロナワクチン接種歴のない人)」でしたので、国民の8割が2回接種しており、3回目も67%、人口にして約8670万人が接種しており、未接種の人は今後も接種しない可能性が極めて高い日本の実情とはかけ離れています。ACRT-154(注1)という日本人による臨床試験に注目していきましょう。
ACRT-154試験では、「すでに3回コロナワクチンを打った人」「日本人」を対象としており、4回目接種をファイザー社のコロナワクチンと Meiji Seika ファルマ社のレプリコンワクチンで比較した試験です。今後、日本で追加接種する実情に沿った試験なので、この試験が最も重要であると言えます。
レプリコンワクチン最大の「アピールポイント」は何?
「抗体価」に注目して、ACRT-154試験の結果を見ていきましょう。左のグラフが起源株(武漢株)で、右のグラフがオミクロン株で実施したものになります。
下の折れ線がファイザー社のコロナワクチンで抗体が下がっているのに対し、上の太い折れ線がレプリコンワクチンになります。抗体価がより長い期間、維持できていることが読み取れます。ファイザー社やモデルナ社のコロナワクチンは、抗体価がすぐに下がってしまう点が弱点と言われてきましたが、レプリコンワクチンは、その弱点を補えるというわけです。
つまり、抗体価が下がらない分、より長期間の有効性が期待できるというわけです。この点が、レプリコンワクチンの一番の売りになります。
(参照:https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pressrelease/2024/detail/pdf/240205_01.pdf)
すでに1章でも述べたとおり、2024年10月以降、コロナワクチンが65歳以上の高齢者、あるいは60歳以上の基礎疾患のある方に定期接種化されることが決定しました。
これは、「インフルエンザワクチンと同じようにコロナワクチンも年に1回打ちましょう」という流れが、国の戦略として確定していることを意味します。
その戦略を実現するため、既存の、数カ月で抗体価が下がってしまう既存のコロナワクチンよりも、抗体価が長く維持できるはずのレプリコンワクチンのほうが「年に1度のコロナワクチン接種」に適切なのではないか、というロジックなのです。
既存コロナワクチンの“効果”と“持続性”を再検証する
ところが、レプリコンワクチンの添付文書には以下のような記載があります。
効能または効果に関連する注意
本剤の予防効果の持続期間は確立していない。
実は、2021年に日本に登場したファイザー社のコロナワクチン「コミナティ」の添付文書にも、実は全く同じ記載がありました。
しかし、皆さんも覚えでおいででしょうが、発売当時からメディアや専門家から流れてくる情報は、
「発症予防効果は95%で、これまでのワクチンとは桁違いの効果が見込まれる」
「感染予防効果もあり、多くの国民が2回打つことで集団免疫ができ、コロナ前の生活に戻れる」
といった高い効果ばかりが謳われていました。ところが、実際はどうだったでしょう?
ワクチンを接種しても多くの国民が感染し、集団免疫どころか、「ブレークスルー感染」という言葉も普及し、ウィルスの変異が起きたので、という名目で、3回、4回、5回、気づけば「毎年接種しましょう」という流れになっているのが現実です。
一部のウィルス学者やワクチン専門家による、「コロナのようなRNAウィルスは、変異が大きいので、ワクチンで感染予防をしようという発想は間違い」という発言はメディアから意図的に無視され、どこかの自治体の首長のように、「打って打って、打ちまくれ」というキャンペーン一色に塗りつぶされたのです。
その結果、日本社会で何が起こったでしょう?
コロナの流行の波が収まり、コロナによる死者数が減り、国全体の死亡数も減ったのでしょうか。現実は莫逆であり、今なおコロナの流行は収まらず、コロナによる死亡者数も増え続け、国全体の死者数も2022年、2023年、そしで2024年の今なお激増し続けています。本来はこのような状況を避けるために、国民一丸となってワクチン接種をしてきたのではないでしょうか?
・・・<抜粋終了>・・・
(注1)ACRT-154
ベトナムで実施された日本人1万6千人あまりを対象としたレプリコンの治験の名称です。
次は、レプリコンの安全性に関する考察です。
・・・<『私たちは売りたくない!』、p164~p171から抜粋開始>・・・
レプリコンワクチンは安全なのか?
--審査報告書による客観的な評価を見る
弊社の小林社長は、すでにご紹介したように業界紙で、「レプリコンワクチン『コスタイべ』は、既存のコロナワクチンよりも極めて安全性が高い」と明言していますが、もし我々が担当する医師に「根拠となるデータはあるのか?」と質問されても、現段階ではその答えを持ち合わせていません。
審査報告書に記載されている公開データで、ACRT-154-J01試験の安全性情報を見ていきましょう。
(参照:https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pressrelease/2024/detail/pdf/240205_01.pdf)
気になる点は、Meiji Seika ファルマの「コスタイベ」の発熱、悪寒、頭痛、倦怠感といった副反応の数値が、ファイザー社の「コミナティ」を上回っている点です。
発熱 :コスタイベ群 20.0% コミナティ群 18.6%
悪寒 :コスタイベ群 30.0% コミナティ群 25.2%
頭痛 :コスタイベ群 39.3% コミナティ群 30.6%
倦怠感:コスタイベ群 44.8% コミナティ群 43.1%
2章で述べた通り、「mRNAワクチンは基本的な副反応の割合が高い」ことは明白です。
従来型の「無毒化」「弱毒化」ワクチンは、これら基本的な副反応の割合が圧倒的に低いです。ベースが低いゆえ、重篤な副反応の割合も接種後死亡もほとんど生じないのです。
一方mRNAワクチンは、このベースとなる副反応の割合が高すぎて、それ自体が大きなリスクの温床となっています。コスタイベは、この表で示した基本的副反応項目で全てコミナティの数値を上回ってしまっているので、コミナティと同等以上の重篤な副反応、接種後死亡のリスクを内包していると捉えるべきです。
実際、審査報告書には、審査機構による、きわめて重要な文言が記載されています。
「本剤のRNA接種量は既承認ワクチンより少量であるが、提出された臨床試験成績は、既承認RNAワクチンに比し安全性が向上したことを示す成績ではないと考える。」
小林社長は「既存の物より極めで安全」と言っていますが、そのような根拠となる具体的なデータは現段階でどこにもありません。あるなら教えてほしいのです。
当初はイメージとして、「投与量が少なくて済むので、その分副反応が少ないだろう」という期待が先行していましたが、治験データからは「既存のコロナワクチンより安全とは言えない」もしくは「既存のコロナワクチンと安全性は同等である」までしか言えないのです。
「設計上、自己増幅を止めるブレーキがない」という不安にどう応えるか?
レプリコンワクチンの仕組みを説明すると、その後、医師たちからしばしば次のような質問を受けます。
「細胞内でmRNAを自己増幅させるというけど、永遠に増幅し続けることはないの?」
同じような不安を持たれている方は多いと思います。
それに対しては、次のようなデータがあります。
2つのグラフが示すデータは、「レプリコン=samRNA(自己増幅型mRNA)」と、「既存型=mRNA(通常のmRNA)」のワクチンを投与した際、投与量と経過時間によって、筋肉内のRNA濃度がどのように変化するか、また産生されるRNAの総量をそれぞれ比較したものです。
「10μg」と「50μg」という数値は投与量です。1マイクログラムは100万分の1グラムのことです。
上の折れ線グラフを見ると、レプリコンと既存型を同じ摂取量で比較すると、いずれもレプリコンのほうが筋肉内のRNA濃度が高いことがわかります。自己増幅されるのですから、当然の結果と言えます。
注目点は「15Days(15日経過後)」の箇所です。
この治験結果では、投与後15日後のRNAの量を見ると、mRNAもsamRNAもともに0になっています。これは「約2週間経過すれば、筋肉内にRNAは残っていない」という結果を意味しています。
「体内で一時的に増幅しでも約2週間経過するとRNAは残っていません。つまりずっと増幅し続けるわけではない」というデータになります。
これは設計上、レプリコンワクチンに自己増幅を止めるブレーキが組み込まれているわけではなく、繰り返しになりますが、免疫の仕組みとして、細胞にはもともと、細胞内で増幅するmRNAを異物と見なして排除しようとする働きがあります。
短期的には自己免疫がmRNAを壊す働きよりも自己増幅する量が多いから、一定期間mRNAが増幅するけれど、時間経過とともに今度はmRNAを壊そうとする働きのほうが上回り、しだいにmRNAの量が減っていくものと考えられています。
しかし、問題はこのデータはあくまでマウスを使った薬物動態試験にすぎないということです。齧歯目(げっしもく)ではこうしたデータが取れたけれども、実際に多くの人間に接種して大丈夫なのかが証明されているわけではなく、不安は拭えません。
なぜか? 全く同じことが、従来型のコロナワクチンでも言われてきたからです。
コロナワクチンが出てきた当初、「mRNAはすぐに分解され、スパイクタンパクも2週間以内でほとんどなくなる。だから心配ない」と言われていました。しかし、実際はどうでしょう? 現実に、スパイクタンパクが長期間体内に残っていること、2週間どころか接種後1年くらい経って皮疹の患部で発見されるなど、製造者からのアナウンスとはまるで適う異常な事例が次々報告されています。
こういった事態を避けるために、人での長期臨床試験というのが必ず必要になるのです。
「メカニズム的に安全だから」「マウスの体内動態データで問題ないから」という根拠だけで何百万、何千万という健康な人間に打っていいわけがありません。
繰り返しますが、ワクチン開発に最低10年かかるという、その慎重なスタンスこそがこれまでの医療常識、開発常識だったはずです。一体、その姿勢はどこにいってしまったのでしょうか。
自己増幅をストップする指示がない遺伝子情報をワクチンとして体内に入れて、無限に増幅するのではないかという不安に対して、しっかり払拭できる科学的証拠は、まだ存在しないということです。
つまり、基本的な副反応の発現率がファイザー製のmRNAワクチンと比較して改善されていない点、また、抗原量がますますコントロールできなくなるレプリコンワクチンの安全性にはやはり大きな疑問符が付いていると言わざるを得ないと思います。
・・・<抜粋終了>・・・
2021年から始まったコロナワクチンですが、結果として日本人の8割が接種しました。
接種した人の中で、どれだけの人がそれまでのワクチンと原理が全く異なる遺伝子治療であることを理解していたでしょうか。
遺伝子治療ですから、それまでのDNAと異なってしまうのです(そして一度改変されたDNAは、私達の科学では二度と元に戻せないのです)。
その影響が子供や孫に出てくるか、本来であればそこまで調べて安全性を確保すべきでした。
従来のワクチンですら開発期間に10年を要するのですから、遺伝子治療であれば、それ以上の開発期間が必要だったはずです。
つまり端的に言えば、mRNA型ワクチンの安全性は全く担保されていないということです。
チームKの人たちが、「私たちは売りたくない!」と訴えたのは、安全性が担保されていない商品を(会社の方針に逆うことになっても)売りたくないということです。
安全性が確保されていないのに、安全だと国民を騙した政治家がいました。
・・・<『私たちは売りたくない!』、p86~p89から抜粋開始>・・・
しかし、2021年6月、時の河野太郎(こうのたろう)コロナワクチン推進大臣は、ブログで以下のように「【長期的な安全性はわからない】という主張はデマだ」として情報発信をしています。
・mRNAは半日から数日で分解され、ワクチンにより作られるスパイク蛋白も約2週間以内でほとんどがなくなります。
・mRNAワクチンが遺伝子に組み込まれることはありません。
・mRNAワクチンでもアナフィラキシーが起きることがありますが、症状が出るのは接種してから2日以内に限られます。
・これまでのワクチンでも、ほとんどの副反応が6~8週間以内に起きることが知られています。
・以上のことから、コロナワクチンの長期的な安全性について特段の不安があるということはありません。
(参考ワクチンデマについて:衆議院議員 河野太郎公式サイト(taro.org))
このワクチン推進大臣の発信は、我々製薬企業の人間にとっては、信じられないほどの驚きでした。
・mRNAは半日から数日で分解される
・ワクチンにより作られるスパイクタンパクも、約2週間以内にほとんどなくなる
ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンは、このように設計されているから安全なのだ、と説明されてきました。しかし、それは理論的な設計思想であって、確実なエビデンスもなく、一度も人間で実証されたことはなかったのです。にもかかわらず、「長期的な安全性についで特段の不安があるということはありません」と結論を出し、全国民に伝えてしまっていたのです。
もし、このような考え方で医薬品やワクチンを市場に出していいということになれば、我々製薬企業は、安全性を何重にもわたって慎重に確認するために、わざわざ膨大な費用と長い年月をかけて実施する長期的な臨床試験の必要などないということになります。
「作用メカニズム的にこの医薬品は安全です」とわかるような資料を提出しさえすれば、それでいいということになります。
このように、今回のコロナワクチンは開発の経緯や世に出るまでの期間が、驚くほど常識外だったのです。
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先の自民党総裁選で河野太郎氏が選ばれていたらと考えると、寒気がするのは私だけではないと思います。
(2024年10月5日)
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